マレーシア長期留学⑤ 〜ばぁばぁ、神様の元へ・子供達のお祝い(パパ、表彰式典に代理出席!)・20周年パーティー・人の年輪〜
2025年 03月 10日

2月ももう終わり。

断食のことはサウムと呼ぶそうです。
街は、温かい空気が流れていて、まるで妖精の粉が風に乗ってキラキラしているように私は感じます。
断食中にはマクドナルドも含め、飲食店などが日没までカーテンで店内を見えなくしたりすることもあるそうです(私もチラホラ見かけたことがあります)。
断食明けにはお祝いのご挨拶として「Selamat hari raya!(スラマッ ハリ ラヤ!)」と互いに声を掛け合います。
街には早くもその言葉が描かれた包装紙や飾り付けが売り出されており、私たちが日本に帰国するときにちょうど断食明けなので、お土産はSelamat hari raya!と書かれたグッズにしようかなと

街はあちこちに美しいグリーンの装飾が施されます(グリーンは幸運や富の象徴)、少し落ち着いたモスグリーンなどが基調になっていたり、本当に綺麗なのですよ。次回、ちょこっとご紹介しますね。
ラマダンの期間は、飲食以外にも、喫煙や性的な営み、そして喧嘩や悪口や噂話も禁止されているとのこと。
娘が、「お友達のイスラム教徒の男の子達は日頃から喧嘩もしないし、優しくて楽しい子達なのよ」と

色々な国の子達から多くを学び、心の交流ができて、娘は毎日とても充実している様です。
さて、先月もたくさんの素敵なこと、それとは全く反対のこと、恐ろしいほどに陰陽のバランスが取れた色濃い、重要な1ヶ月でした。
いつも以上にまとめられる気がしません。
きっと長くなりますので、枕話は全力で控えます(そこに全力を使わないとまたすぐ色々書いちゃう。)
こちらペナンで日本食専門のお店で人生で初めて冷凍コロッケ20個入りを購入し、ただでさえ揚げもの調理が苦手(油が飛ぶたびにコンロを拭きたくなる)な私は、冷凍コロッケの水分が油で激しくハネる恐怖に慄き、もう2度と揚げる勇気を持てる気がせず、20個を次々に揚げて、冷凍しまくる作戦にしたというくだらない話や、しんどいことがあった日に脳内が混雑していて、気づけば茅乃舎の野菜出汁を2倍入れてスープを作り、泣く泣く半分タッパーに入れて冷凍し、スープを薄める作戦にしたどうでもいい話は書きません。・・・



International women's day(国際女性デー) 当日に行きつけのマッサージに行ったら、なんと半額にしてもらえて、ヒャッホー!だった話も、書きません!
教育現場の生徒ちゃん達(20期生)の卒業ライブ

愛おしくてしょうがなかったです…
そんな大切な時間は、次回絶対に記せるつもりでおります。


娘が、今年も教育委員会からの表彰受賞が決定いたしました!
(表彰状は、『顕著な功労があり、広く顕彰するに価するもの』とされ、娘は書道の1年間の功績においての受賞です。)
娘のインター校はあと少しでterm2(二学期)の期末テストがあるため、帰国はテスト後になってしまう為、この表彰式も、小学校の卒業式も、私の生徒ちゃん達の卒業ライブにも参加ができません。
表彰式には、主人が代理で出席させて頂くこととなりました。
主人は式典中は観覧席に座り、賞状と記念品を頂いて、いつもお優しく娘に話しかけてくださいます教育長様や、職員の皆様にご挨拶だけさせて頂くつもりでいたのですが、会場で『代理出席』と書かれた娘の席(主人の席)をご用意くださっており、最初はかなり恐縮して遠慮したそうですが、主人から速攻で電話があり

実はこの日、娘の大切な書道のお友達(同学年の男の子)も表彰に選ばれており、お席も娘と隣り合わせ!
私も大至急ママさんに連絡すると「私も今、ご連絡しようと思ってたの!」と会場の様子やパパの様子を教えてくれました〜!さすがすぎます。本当に助かりました。
(ママさんのことも、母娘で大好きで、本当に上品で素敵な方なのです。)
で、そんなママさんが撮ってくださったうちのパパの様子(+娘のお友達)
今年度から新しい教育長様になり、主人も娘が長年受賞させて頂いている感謝や、どれほど励みになっているか、留学先のマレーシアでも書を続けていることをお伝えでき、また教育長様も大変お優しくお話くださったそうで、主人も有り難かったと。。。
教育長様は、背丈の低い小さな受賞者さんには、前に来て、屈んで賞状をお渡しされていたとのこと。愛情たっぷりの授賞式になったのだなぁと想像し、私たち母娘もにっこり。
名前が呼ばれる際には、事前に運営サイドにお渡ししている写真がスクリーンに映し出されます。
パパは、スクリーンの娘と自分の顔を見比べていらっしゃる方の視線を感じたのだそうです。あはは




なんだか不思議な写真ですが、貴重で特別な最高の思い出です。
ママさん、ありがとうございます!!
*ちなみに、娘のお友達くんは、今年度は特に昇り龍のごとく素晴らしい成績を残されました。どこまでも心優しく、見た目も優しく(笑)、そして書は生き様ですから、同じく優しくて、力強いのです。娘はこの日も「私、〇〇ちゃん(彼の愛称)と出逢えて本当によかった。小さい頃からずっとお友達でいてくれたし、優しくて大好きなの♡」と微笑んでいました。
主人も「ママさんのお人柄がとても素敵で、パパさんも絶対に仲良くなれそうなエエ人やったぁ…」なんて嬉しそうに話していました。
また帰国したら絶対にお会いしたい、大切なご家族様です。
今年度は大会出場も夏の中盤までしか参加せずに留学準備をし、後半には本格的に留学もしていたので…受賞数も例年の半分以下。
教育委員会から頂く賞は「1年の集大成を認めて頂けたようで、お師匠様や学校の先生方にもご恩返しになる」と、娘も特別な想いがあるのです。
娘が5歳だった頃、「美しい字は、誰かを幸せにし、誰かを救うこともできるから、私も挑戦したい。」と強い希望で始めたこの書道。
(娘は、その時の母の試し書き?をもらって、自分の引き出しに宝物のようにしまっていました。)
「全国3位?…それは3位が何十人かいるのかな?」などと、よくわからない解釈をしていた程(笑)
だって、書道を習っている人の数は400万人もいるとか!割合でもお子様の数は相当なものですから、そんな変な解釈になったわけです💧
海外移住中は、大会への挑戦は控えることに、娘と一緒に決めました。
娘の夢の1つは「世界の方々に、日本の美しい文化を伝え、幸せを届けられる書家さん(書道の先生)になりたい」
(あとは、歯医者さん


書の道は・・・
*間違い探しみたい(笑)違いは何個あるかな?
さて、もう1つ、大きなお祝い事!
それは、娘の幼稚園時代からの大切なお友達Rくんが、第一志望の中高一貫校(難関校)へと合格したこと!
なんて嬉しい、我が子のことの様に嬉しい、本当に嬉しい…
彼は3年生の頃に、自分の強い意向と意志で心を決めて、自らとても厳しい環境(シビアな指導で有名な塾)へ飛び込みました。




色々伺ってはいても、実際のお受験の道のりはきっと私の知らない凄まじい努力と苦悩と覚悟の連続であったことでしょう。
ママさんも相当なサポートが必要で「私、今一番、頭イイ!」と笑っていました(笑)
(元々優秀な子でしたが)ついに最高ランクの難関校の名前までチラリと見えてくるほどの実力を身につけていくのです。
⬇︎幼稚園の頃のRくんと娘









「ハッ 人様のお子様に…」といつも反省するのですよ。

Rくんは、神懸かっているかのようなセンスの持ち主で、これまで何度となく娘や私を救ってくれています。
(パパさんも最高に素敵な方です。誠実でユニークで、うちの主人も、いつも会える機会を楽しみにしています。海外出張も多く、パパさんは悩んだ末あえて彼の第一志望校お受験の日はアメリカ出張へ行って、集中させてあげるんだと仰っていたそうです。パパさんの愛のエールもバッチリ効いたのですね。)
そんなご家族の挑戦を、母娘で、それはもう全力で応援していました。
ペナンの強力な神々様に、静かにたくさんたくさんお祈りしました。
世界で3番目に大きな寝釈迦様にも、何度も手を合わせに行きました。
受験当日は、私たちがクリスマスにお送りした寝釈迦様のお守りと、それを入れていた封筒(アンパオ)も願をかけ受験票と一緒にし、当日持っていってくれたそうです。
そして見事に希望した学校へ合格。
私は彼に電話で
「本当におめでとう!言葉にできないほど私も嬉しい。素晴らしいね!
でも、何よりあなたを誇らしく思うのは、この3年間、どんなに辛いことや思いがけない苦しいことに直面しても、自分を見失わず、ご両親から頂いた教えを貫き、自分の信じた土俵から降りなかったこと。苦しくなると、人は知らぬ間にとんでもない土俵に上がって暴れてしまい、いろんなものを壊してしまうこともある。周囲にいざなわれ、その方が楽に思えて足を踏み入れることもある。それは子供の時期だけじゃない。大人もそう。でも、様々な強い衝撃に負けず、耐えて、振り切って、自分の土俵を守り抜いた。そして勉学に集中した。あなたは本当にかっこいい!今、その学びを手に入れたのだから、これから先も大丈夫。人を大切にし、自分を信じられる人は、強い人だよ。」


『う、いい話の後半にまたいっちゃんママ(私)のクセ強が出た…』と遠い目をするかな?と逆に期待していたのに、彼は「はい!!」と大きく澄んだ声でお返事をしてくれました。
偏差値の数字が、心や魂の数字と比例するわけではないことも、彼はよくわかっています。
実際の受験の合格以上に、彼は人として最も重要な誠の強い心を手に入れました。
それが、ご両親様の1番の祈りであったと思います。
彼は、パパさんママさんの人間性をきちんと受け継ぎ、勉学と共に、魂を磨くことをおざなりにしないかっこいい少年に成長しています。
そうした時に我を失い、目の前の人を置き去りにしてトンネルの中や暗闇に入り、闇雲に誰かの尊厳を傷つけ、「今は大変なんだからしょうがない(なかった)」と開き直り、最終的に己の言動を都合よく忘れてしまう…そんな大人は案外たくさんいます。

先の世界は誰にもわからないし、待ち受ける受難だってあって当たり前。
でも、神様に試された時に、信念を見失わなかった彼は、堂々と胸を張って歩めます。親孝行とは、そういうものですね…。
ずっと仲良しで、移住してからも月に1度は何時間も話してしまう関係のRくんママさん。
でもやっぱり早く会いたい!
そして、次のお話は
静岡の、私の97歳の祖母(ばぁばぁ)が、神様の元へと旅立ったお話。
心の整理がついているようで、そんなことは全くなく、
寂しくてしょうがなくて、1ヶ月経った今も、すぐ泣いてしまう…
葬儀の日、母娘で静岡に駆けつけたかったのですが、その頃日本は10年ぶりの強力な寒波が予報されていて…「来なくても逢えるよ」と言われた様に感じました。
私の代わりに主人がしっかりと私の両親(長男の父が喪主)を支えてくれていたことが、何よりの救いでした。
私に何かできることはないかと、ばぁばぁの遺影を作成しました。
(主人が急いで写真屋さんに私が作ったデータを持って行ってくれました)
でも、気持ちは募るばかり。
大阪のかぁか(義母)も「本当は直接伺いたいけど、香典と弔電をお送りさせてもらうね。」と言ってくれました。
そこでふと、『私も、弔辞を送ろう。』と思いました。
孫代表として、私にしかできないこと。
思いついたのは葬儀の前日の夜でしたから、とにかく急いで、でもどうか通じるようにと、明け方まで考えて録音しました。春節とも重なって花火や爆竹の音も鳴り止まない中で苦戦しましたが、それは効果音だと思うことにしました。
弔辞が流れた後、お寺の和尚さまが、「全て、お孫様がおっしゃった通りです。私から申しますことがなくなってしまいました。神様のお勉強もきちんとなさっている方だとわかります。おばあさまも大変喜ばれているでしょう。」と微笑んで仰ったそうです。
色々な人が、涙の中でも、心が整い、笑顔で過ごせたことは、総じて良い葬儀であったのだと思いました。
(冠婚葬祭って、体力気力、色んな想いが交差する場所ですものね…)
少しでも私らしい弔いができたかしらと。。
以下が私の弔辞です。
………………………………………………
弔辞

ばぁばぁが天に上る前後のPenangは、毎日凄まじい爆竹と花火の連続でした。
まるでばぁばぁの強烈でファンキーな人生を祝福しているような気がしました。
愛しているよ ばぁばぁ。
胸がまだギュッとなりますが、次のお話です。
こちらでお世話になっている、そして大切なお友達でもいてくださっている由紀子さんが店長を務める会社・ココナッツクラブさんが、なんとこの度20周年を迎えられました


それに向けて、必死に準備していることを時々伺っていましたが…
ある日、由紀子さんが「プロの方に失礼かとは存じております。ご無理は言いません。でももし、もし可能であるならば、当日、何かパフォーマンスをお願いできないでしょうか?お歌やダンスなど、千紘さんらしい芸術を披露していただけましたら、とても嬉しいのですが…」と、仰いました。
心では二つ返事でお引き受けしたい気持ちでしたが、一度、持ち帰らせていただきました。
ですが、やはり由紀子さんにお世話になった時間や、短い期間であっても、濃密に、楽しく過ごさせていただいた時間への感謝とご恩返しの気持ちを込めて、私なんぞができることはやはりステージングであろうと、お引き受けすることとしました。
何をお届けしよう。
20年間の由紀子さんとスタッフの皆さんの想いや祈り、大勢の会員の方々と紡いでこられた心や、楽しい思い出達を描けるような楽曲…と巡らせていた時に、以前由紀子さんがこのお歌がココナッツクラブへの想いと重なると伺っていたことを思い出しました。
中島みゆきさんの『糸』です。
私のレパートリーには全くない楽曲です。
勿論存じ上げてはおりますが、実は歌ったことさえありませんでした。
改めて歌詞を丁寧に読み込むと、なんて素晴らしいのでしょう。
まさに名曲なのですね…
知っていても、知らないこと、まだまだいっぱいあります。
(私は特に自国の歌に疎いので、学びが足りませんね…)
日頃はジャズの世界にメインでおりますから、こうした席でもミュージカルナンバーやジャズナンバーを使用するが多いですし、私にとっても挑戦です。
善は急げとお電話して。
「お話、お引き受けします。『糸』にしようかと。最後に少し踊りを入れられる、とても綺麗でちょうどいい具合のアウトロもありましたので、歌と踊りのステージングにしますね。」とお伝えしたら、その時、旦那様とお車に乗車中だったという由紀子さんは「どうしよう!鳥肌が立っています。涙が出ちゃう…。」と仰いました。良かった…
そして、その時、我が家の前を偶然にも通過しており、長い腕が窓からニュッと飛び出て、必死に手を振っていかれました。(日々あちこちに飛び回っている由紀子さんとは、お仕事ちゅうも含め、こういうチャンスが何度かあって楽しいのですよ)
私も、窓から笑顔で手を振りました。吉兆を表したような優しいひとときでした。
その打ち合わせもありますし、そして何もかもお一人でなさっていたので、今回は急遽、会場選びや音響などもお手伝いすることになりました。

中国料理店だったのですが、そこでステージやマイクのチェックをしていた私をみて、スタッフの中国のおじさまが「これ歌ってよ」的な感じでテレサ・テンさんをかけるのです。
私はテレサ・テンさんのお歌も1つほどしか存じ上げず、それすら歌ったこともないし、おじさまの選曲もまた私の知らない名曲ばかり。
でも私は、知ったかぶりをして歌ってるふりをしながら、踊っておきました(笑)
⬇︎むしろただ楽しんでる人

が、しばらくするとソワソワし出して、すぃ~っとスタッフさんの方へ向かいます。
どうしたんだろうと思ったら「Do you know the song "蛇年新年歌"?」とおじさまに伺っていて、なんと、娘は自分が踊れる曲をリクエストしていたのです



実は娘が通うインター校のダンス部で教わり、春節のイベントで披露をした曲なのですね。
中国語の曲で、2025年の蛇年の春節に向けて作成された最新曲🐍だそうです

リクエストを受けたおじさまは、「よっしゃ、探そう!」というノリで、すぐに見つけ出し、スクリーンにも映し出してくださって。
気づけば私はステージをおり、娘が乗っかっているではないか。
そして得意げに踊り出し、スタッフの中国のおじさま、おばさま達はまるで孫を撮影するかのようにスマホを片手に、応援し、由紀子さんも我が子のように撮影されていました(笑)
*実は娘の強い使命というか、考えがあったようで、ちょっと由紀子さんも私も驚きました。ここには書けないのですがね。。。

「ドヒェー!」
(Rくんママたちの受験の時と同じ感じ)

「ドヒェー!」

遠い目の私でしたが、よく考えたら光栄な機会でありますし、娘にとっても私と同じく感謝をお伝えする一番の方法だろうと、改めてお引き受けしました。
その日の晩に、すぐに必要な小道具を予備も含めて3つ、Shopee(マレーシアの楽天のようなお買い物サイト)でポチッとしました(笑)
さぁ、練習だ。
もともと大勢で踊る為の楽しい構成です。
ソロナンバーとして見栄えするように、振り付けは出だしから、全体的にだいぶアレンジと変更を加えました。
でももともと、謎に癖になるよく出来たナンバーですから、基盤は変わらないよう、特に最大の魅力の可愛くて不思議なヘビさんダンス🐍はもちろんキープ。
扇子のシーンは大きく見えるように全て変更です。
ありがたいことに?「こうでもしないと、ママからダンスを教えてもらえるチャンスはないもの!」と、指導を受けるチャンスをずっと狙っていたと話してくれてました。
私が恐ろしい顔をしてケチョンケチョンに言っても、めちゃくちゃイキイキしていて


師匠の名倉加代子先生もいつも仰っていましたが、即興でフリーで踊ることや、他者に振り付けるのはパッとその場で出来ても、自身への制限がある中での振り付けって、あまり納得いくものに辿り着けないのですよね。名倉先生も「実は全然気に入らないのよ」と

そして、パーティーが迫ってきた1週間前ほど。
まさかの出来事が。
インター校で12月に行われる予定だったAward Nightという夜に行う授賞式が、なんとなんと、パーティーと同じ日(しかも同時刻)に開催されることになったとメッセージが!
その発表があまりに直前。
これがマレーシアです。

どうやら過去にもそうしたマレーシアらしい変更に泣いた留学生も多くいたそう。(我が子が受賞する予定なのに、日にち変更で参加できなくなったなど)
マレーシアは「明日は祝日です」と突然国の祝日が変更になったりして、その日に企業や学校で大事なイベントがあろうが、サクッと中止や延期になるのだよと、色んな方から伺っていました。
しかし、
どどどどどどどうしよう。

そうか、前回も少し触れたように、マレーシアでは相手を称える文化が薄く、自分が受賞しない式典には参加しないのが基本なのよね。(まだちょっと感覚がついていけない)
なので、クラスメイトの子達も結構不参加の様子。
がしかし、娘はダンス部として、さらにはラテンダンスチームにも所属しており、2つのエキシビジョンに参加予定。無責任なことはさせたくありません。娘も同じです。
さらにはクラスメイトの男の子が「Ichika, will you be dancing at Award Night? 」と尋ねてくれ「Sorry...No...」と伝えると、「OMG!! I like your dancing! I was looking forward to it,OMG!! Nooooo!!



そういうことを日本の学校で言ったら、とんでもない冷やかしを受けて、大変残念な事態に発展するのが目に浮かぶと、日本の大人達(私のお友達)は口を揃えて言いました。だからこそ「そういう言葉の贈り物1つとっても、やっぱり、いっちゃんは留学した価値が本当にあるよね。」と周囲はみんな笑顔です。
(本当は12月の為のものだから、娘はお衣装を10月に購入。が12月の時点で娘と他一人しか持っていなかったとのこと。これもまたお国柄?)

(でも色んな国籍のお母様が動揺して質問メッセージがわちゃわちゃしてました。そりゃそうだ。もしかしたら先生方も同じタイミングで実施の連絡をもらったのかもしれません。)
プロフェッショナルな姿勢を学ぶことに関して「子どもの世界だからいいじゃん」とするのは本当に勿体無いと私は強く思います。(できなきゃダメ!ということではなく、丁寧に取り組む過程で1つでも発見があることは素晴らしいと思うのです。)
幼い頃に触れた『本物』は生涯の指針となり、永遠と刺激を与えてくれるものなのです。幼子ほど、本物を見抜きます。
ですが私は、文句をつけてその場にいることも人として残念だと思います。
それもまた、問われるべき資質だと。
素敵な部分を探せるのも幸せの法則で、マナーでもあるでしょう。
おっと、話を戻して…
担任の先生は「もともと昨年度の子達の受賞だから、イチカはまだ入学していない頃の話。あまり関わっていない内容だし、心配しないでそちらに出演してね!」と仰いましたが、ダンス部の先生は「イチカがいないと困る!どうにかならないかな。」と言ってくださいました。
が直後に「でも、私たちのようなアーティストは、いつも選択の連続で、必ず何かを諦めて生きている。イチカがいないのは悲しいけど、私なら、やはりそのパーティーへ出演させるでしょう。まずはイチカがどのような選択をするか見届け、何よりも心を守ってあげたいと思います。だからあなたも気に病まず、イチカのサポートに徹してね」と丁寧な連絡がありました。本当に心の美しい先生なのです。いつも愛と、自身の想いを添えてくださいます。
そして、娘に聞くと「みんなと踊りたい気持ちはもちろんあるけど、ココナッツさんの記念パーティーで踊らせていただくのは、とても大切な意味があるのよ。だから記念パーティーに行かせてちょうだい。」と即答しました。
それもまたダンス部の先生へ伝えると
『 "It's no problem, I completely understand! Your event is very important and you made the right choice🙏🏻 Also, I'm glad that ICHIKA handled this situation very professionally. Please tell her that the school has many events and performances, and there will be many more opportunities for ICHIKA to shine in the future🥳 And please share the video of the day with me!"』と、娘がプロフェッショナルな選択をしたことが嬉しいとまで添えて、背中を押してくださいました。
マレーシアあるあるに翻弄され心配することに直面しても、こうしていつも、先生方の愛情を感じて着地できており、感謝ばかりなのです。
ちなみに、Eさんのお子様も受賞♡

授賞式で放映された中で、先生が作成したPVのような春節の特別ダンス動画があり、娘もダンス部の代表で可愛いプライマリーちゃん達とコラボして参加していたらしくてその貴重な映像も送ってくださいました…プライマリーのかわい子ちゃん達や先生方が楽しそうに踊る様子なんかも全て撮ってくれていて、その場にいたような気持ちにさせてもらえました。
(この撮影日のお知らせとお衣装の詳細も前日でパニクりました💦用意できなかった子やお知らせが届かない子もいて、娘は悲しんでいました。)
神様のイタズラにより、日が重なってしまったことは、今でも残念でならないですが、
担任の先生とダンス部の先生にも、Eさんから動画を頂いたことも添えた上で、きちんとご報告やこの度のご配慮のお礼もお伝えすることができました。

今回の会場はAscott Gurney Penangという5つ星ホテル。
由紀子さんと一緒にギリギリまで、とにかくお客様のことを最優先に考えてのチョイスでした。
でも、このホテルを決められたことは本当にバッチリで、皆様からもご好評いただいていたそうです。何より嬉しいことですよね。
立地や設備だけでなく、ホスピタリティも一流でしたし、なんと言ってもビュッフェが期待以上、いや、こんなに美味しいビュッフェは珍しい!と大絶賛を頂くほどに美味しさとラインナップの充実でした。おでん✖️お蕎麦といった一風変わった日式のお料理も違和感なく美味しいし、マレーシア料理も癖などもなく、どれも舌が肥えたお客様にも喜んでいただける味付けです。
(由紀子さんが考え抜いて注文されたそうですが、ここまで美味しいとは、ご本人も驚かれていました。)
デザートも見た目だけではなく、お味も◎

ビュッフェのいい香りがだんだんと漂う中、ホテルのスタッフさんと和気あいあいと機材のチェックをして、私のお歌専用のマイクもきちんと用意してくださり、一緒にセッティングなどもして楽しく過ごしました。
そして、昨年度、ココナッツさんで開催した私の自己プロデュースセミナーにもご参加くださった、手話の先生もパフォーマンスを控えていらして早く来られて、嬉しい再会が叶いました。
娘が先に気がついて、私の知らぬ間に、ご挨拶へ伺ったようです。
それを手話の先生は「実はね、私は早くに気づいていて、ご挨拶をしようか迷っちゃったの。でもこの子が笑顔でこうしてお久しぶりですって来てくれたのよ。ママのいない間に自然と。私、恥ずかしくなっちゃった。こうして行動できるって、人としてとても大事よね。立派!」とその時の様子を教えてくださいました。
心の着眼点に加え、そのような言葉を紡いでくださったことが、その方の品性なのだなと、感動しました。
手話の世界を深く存じ上げているわけではありませんが、形ではなく、いかに細やかな心を表現できるか、寄り添えるか…なのだと思います。だからこそ、相手の心の動きをよく見ていらっしゃるのですよね。
⬇︎リハをしたり、床のゴミを宝塚歌劇団方式でペタペタ綺麗に整える娘。

母娘からスタンド花も出させていただきました。
実は、由紀子さんと一緒に選んだのです(笑)たはは
会場やテーマに合うよう、本当に喜んでいただけるようにと。。
ネット注文だったのでちょっと不安だったのもあり、一緒に我が家でポチッとしました。そんな時間も特別な思い出です。
考えて改行したはずなのに、マレーシアあるあるで、実際は変なところで改行されて、ココナッツク『ラブ』さんになってしまっていたのも、ご愛嬌♡



そして、もう1つ、スタンドが登場!
2年前の留学で、ある事件で悲しみに暮れていた我が家を丸っと救い出し、由紀子さんへと導いてくださった(株)MRC JAPANの滝井社長から!由紀子さんが大喜び&驚いていらっしゃいました

可愛いバルーンは終演後、由紀子さんが娘にくださって、我が家で今でも飾っています♡うふふ。

*素敵なお写真がたくさん共有されておりましたが、今回は集合写真も含め、なるべく母娘の様子だけのご紹介にいたします。
娘はココナッツさんから「小さなカメラマン」のお役目を頂いて、ビデオを担当しておりました(笑)
私は結局ずっと音響ブースにおりましたので、娘だけがテーブルに着席。
今回の出席者では、子供は娘だけです。
ですが、娘は元々大人の世界がとても好き(というかどこでも幸せを見つけちゃう)ですが、その時のテーブルの皆様が、またとてもお優しくお相手くださるので、娘はずっと、本当に幸せそうにしておりました。すっかり馴染んで色んなお話をさせていただいたのだそうです。
これがまた、ココナッツさんの魅力というか…人に優しく、心のゆとりのある素敵な方々が自然と集まる場所なのだなぁと改めて感じました。
お隣の方も、私のセミナーに参加くださった上品なご夫婦様の旦那様で、娘と大笑いしたりしながら「ペナンの孫みたい!」なんて仰って、娘をいっぱい笑顔にしてくださいました。

出だしからだいぶ時間が押していて(笑)
早速娘の出番です。
最初は、お祝いのスピーチから。
温かい声援や、相槌を頂いて、嬉しそうにスピーチしていました。

こちらが娘が書いた原稿です。
終わった後に、由紀子さんへお贈りしました。
ここ1年くらい、なるべく行書で書くようにしている娘。フニャッとした20&蛇さんがしっかり子供らしさをプラスしています


途中、中国語の面白い台詞があったりするので、合わせて表情をコロコロ変えて


絶対そんなこと起きないはずなのに、中盤に差し掛かるあたりで、音楽が勝手に最初に戻ってしまったのです。

みなさん、いっそう手拍子が大きくなり、有り難いことでした。
前回ブログに登場していただいた、素敵なNさん♡は、後ろの方のテーブルにいらっしゃったのですが、前まで来て我が子のように撮ってくださっていて(泣)


ココナッツガイドの方が撮っていらした動画に、そんなNさんの様子が映っていて、またほっこり。



私はナマモノの世界で生きるものですから…というより、舞台人は映像は確認と記録の為に保管をするのみで、あまり残った映像を好まない傾向が多いのです。それだけ一瞬の表現に命懸けであります。
その時の空気感や香りは、映像にはどうしても残しきれないですし、お客様の視点も360度ですから…どんなに映像技術が向上しても瞬間的な総合空間芸術を記録するのはほぼ不可能だろうと、多くのクリエイターが語ります。(だからこそ、映像関係者は日々弛まぬ努力をされているのですよね)
それでも、映像から伝わるものがあるとすれば、それはとても貴重で、撮った人の想いや、見る人の心と想像力の豊かさゆえだと私は思います。
先ほどちょろっと話題に登場していただいた、娘のクラスメイトのEさんには、私のステージングを観て頂きたくて、ランチデートのついでに我が家に寄っていただき、ビデオ鑑賞してもらっちゃったのです💦
なんでこんなに、急激に関係深まるのだろうと互いに驚くほどですが、実は2月後半に起きた衝撃的なことがあり、この心の動きに間に合わせたかったのかという運命を今、お互いに感じています。
身近にいつも同じ想いで過ごしている娘や主人や母やかぁか(義母)だけでなく、やはり電波のチャンネルが一緒なのか、私が辛いことを自動的にキャッチし、守らんと登場してくれる人達(日本にいるソウルメイトや友人や大事な生徒ちゃん)も、Eさんの存在に驚き、共に喜んでくれています。
Eさんも、こんな風に心を表現したり、言葉を紡いだりすることは人生でなかったのに、きっとちひろさんの祈りの力で、こんな時間を過ごせているのだと思うと言っていました。
そんな訳で、普段は自分の映像を見てもらうのはあまりしないタイプですが…Eさんには今、見ていただきたたかったのです。
すると後に、Eさんの類稀な品性や心の美しさが優しく織り込まれていて、勿体無いほどのご感想をいただいてしまいましたので、ここに、許可を頂いた上で残させていただきます。
恐縮ですし…光栄です。
表現と向き合う際に、必ず私の血や細胞を引き締めてくださる、恩師・名倉先生も、微笑んでくださっているのを感じます。
生涯魂に保存し、いつか天に還る時にも、大切に持っていこうと思います。
そうお伝えしたら『ちひろさんは不死身だから天に還るのが想像できない』と笑っていました。確かに私の生命線は、手の甲にもはみ出ておりますしね…。実はばぁばぁも同じでした(笑)
他に、手話の先生が特別に、愛を込めて構成なさった手話を用いた朗読劇と「ハナミズキ」、そして、長年このPenangにご滞在されており、こうしたパーティーにいつも華を添えられてきたという、素晴らしいフラダンスの先生のフラステージ、また、フラと手話のセッションステージが上演されました。
人生の大大先輩であられるご年配のフラの先生の、奥ゆかしい愛の表現に思わず涙が込み上げました。歩んでこられた日々が投影され、お人柄が滲み出ていて本当に素晴らしかったです。
Nさんも涙を流され鑑賞なさっていました。
こうしたパーティーで、内面に語りかける美しい演目が揃うところも、このココナッツクラブさんの素敵なところなのですね。

私もマイクを担当し、あちこち動いて皆様と歌いました。
その様子を娘がビデオ撮影の担当していたのですが、カメラアングルに高低差をつけながら、全体を引きで撮ってみたり、全方位を巡って、全てのお客様のもとへ伺っていました。
そしてあるタイミングでは娘がフラの先生に「先ほどはお上手でしたね♡」とお声をかけていている声が入っていました。
わわわわわーー!!『お上手でしたね』じゃなくて、『素敵でした、素晴らしかったです』の間違いでしょう!





娘が「ありがとう(*ˊ ˘ ˋ*)」と嬉しそうに撮影を続ける音声が『君がいるだけで』の後ろでバッチリ録音されちょりました…
その後も、フラの先生が娘を可愛がるようなお言葉や仕草が映っており、お心の広さに救われます。
でも、それを由紀子さんが「会場の優しさや温かさがグッと伝わる、最高のVTR!いい記念です!こんな完璧な撮り方ができるなんで、誰の子でしょう?」と大笑い&大喜びしてくださいました💦
娘がカメラを向けると皆様が笑顔になって声をかけてくださったりして、確かに、温もりは十分に伝わります。
色んな意味で、娘らしい動画でございました💦

由紀子さんと私は、そういえば、ちょこっと飲み物を口にしただけで、あの美味しいビュッフェをまだ口にしておりませんでした。
もともと、終了後にスタッフと一緒に少しきちんと食事ができるようにホテルサイドにも時間をとってもらっていますので、そのときに落ち着いて召し上がってくださいねとお気遣いを頂いていました。
バッとビュッフェを見ると、大人気でどんどん無くなっていたお料理がほぼ全て復活している!ホテルの方々が、再度セッティングしてくださっていたのです。
なんと素晴らしい!


でも、こっそり楽しみにしていた、チョコレートタワーが止まっている!チョコは流れておらず、固まっています。。。

この会場の全体を担当をしてくれていた、デキる男・ダニエル氏に、私は半泣きで訴えました。
するとすぐに「おぉ、泣かないで!シェフに相談してみるよ!待ってて!」と走ってくれて、なんとペストリーさんが特別にチョコを溶かしたものを持ってきて、カップに注いでくださいました。
娘や由紀子さんの分も♡
チョコが無いことで泣きだすしょうもない40過ぎの私は、大変に満たされ、癒され、感動しました。

お蕎麦、すごく美味しい。
お肉もお魚も海老ちゃんもフルーツも、なんて美味しいのだ!
普通のお店でも、早く片付けたくて急かしたり、強引にお皿を奪う店員さんが多いマレーシア(笑)
でも、さすがの5つ星ホテル、というか、やはり人なのかな…そういう圧は一切かけずに、「美味しい?よかった!」と笑顔で見守ってくれるスタッフさん達でした。

他にもちょっと不可解な事件が起きたのですが、ダニエル氏は、終始素晴らしい働きとフレンドリーで誠実な対応をしてくださってとても嬉しかった。今後は大切な人にAscott Gurney Penangをご紹介しようと心に決めました。
彼が「君と娘さんが踊っているとき、僕は他の仕事があったけど、観に行ったんだよ!」と。心もイケメンです。
記念写真を撮らせて頂くと、僕にもちょうだい!と掲載許可もいただきました♡

でも、気づいたら、3人で撮った写真が1枚もない。
そんな余裕が全くなかったのです。
由紀子さんも「大きな心残りです…残念…」と仰っていましたが、なんとフラの先生が1枚だけ私たちを撮ってくださっていて奇跡!
なんだかきちんとした記念撮影よりも、あの日の思い出がよく伝わる優しい1枚になりました。ありがとうございました。わずかにセピア調?なのもお気に入りです。

別の日に、改めてお礼をと仰って、そこはたっぷり甘えさせていただくことに致しました(笑)
「どこにお食事に行きましょうか?」と何度もお伺いをくださって、由紀子さんご自身も打ち上げを楽しみにしいてくださっていて、嬉しかったものです。
色々考え、お昼からフルコースの打ち上げデーになりました。
まずは、まさかの贈り物から。
海外に行ったことがある方達は結構ハマる方が多く、私も、どこかで食べて探しても見つからず、このペナンでも私はあまり出会えていなかったので、由紀子さんが以前何気なく私にくださって、忘れられず、ヌテラがいい!とおねだりをしたのです(笑)
(実はその後近くのモールでヌテラ祭りのように山盛りで特設コーナーが出ていたのを目撃し、ダイブしたい気持ちでしたw)
もう1つ、ヌテラではなく、Hanuta(ハヌタ)というドイツのウェハースチョコも。ビックリマンチョコみたいな感じだとか。…ビックリマンチョコを食べたことが多分2回くらいしか無いけども(笑)こんなに美味しいのね、ビックリマンチョコが大流行した背景はシールだけでは無いのだろうとモグモグしながら独り言をいながら美味しくいただいています(笑)
どちらも、日本ではなかなかお見かけしないチョコちゃんです。
しかも、日本から持参した最後の1枚だったそうです。
そのような大切なものを…
「代わりがないので、緊張して書いたらいっぱい修正テープを使ってしまって」と仰っていました。
大切に、飾り棚に飾らせていただいています。
そして、Nutella達の入っていた紙袋は、マレー語で「terima kasih」=「ありがとう」と。
とてもとても嬉しかったです。

なんと、まさに求めていた、バッチリなドレスを贈ってくださいました!
ありがとうございます!!!
少し広がるスカート、そして、丈も上品。
色も真っ赤ではなく、ルビーレッドやワインレッドが織り混ざって、光の加減で3種類ほどの優しいピンクがかった赤が浮かび上がる布で、とても素敵。

さぁ、どこへ出かけたかというと。。。
この日、20周年記念パーティーにも参加なさっていた画家さんが個展を開かれており、オープニングセレモニーが行われていたのです。
佐藤勝秦 水彩畫個展 From Japan to Penang A tale of Two Cultures in Art & Architecture

総領事の町田さんは大変気さくな方で、私に夜遅くまで芸術についてメッセージのやり取りをしてくださいました。
また、佐藤さんご夫妻は、パーティーの時も大変お優しくお話をしてくださいましたが、この日もとても温かく出迎えてくださりとても嬉しかったです。
幼少期から美術館をこよなく愛する娘(そして私も幼少から同じ)は、このペナンは街全体がアートではありますが、小さなアートブースやイベントがちらほら…美術館のような場所はありません。
あの独特な美術館の空気が恋しかった母娘は、この個展をとても楽しみにしておりました。
素敵な作品をゆっくりと楽しんで…
私が総領事とお話が弾んでいる間に、気づいたらまた娘が佐藤さんご夫妻や、いらしていた上品な奥様(ココナッツクラブ会員様)ととても楽しそうにお話ししていて…
「このお年頃ってあまりお話ししない子が多いように思うけど、楽しくお話が続いて、もうペナンの孫だわ♪」とまた可愛がっていただいていました。
「ママ、私のお小遣いで、作品を買ってもいい?」
おやまぁ。(念のために主人にも電話で確認)
でも、その為の母や義母(あーちゃん&かぁか)からのお小遣いです

使い時、とてもバッチリです!
母も義母も、とても喜んでくれました。
悩みに悩んで、でも最後はやっぱり直感で、「こちらにする!」と選びました。
作品については、また後半に記載しますね。

由紀子さんがケバブビーフとチキンタウークの串焼きセット(トルコやレバノン、シリアの代表料理)のセットを買ってくださいました。
グァバテイストのノンアルカクテルと共に美味しく頂きました。串焼き、写真では伝わりにくいけどすごく美味しかった!

お支払いの時「これもお礼に入っているのですよ〜」と、さらりとお支払いしてくださって、えー!
至れり尽くせり、すみません。。。


スッキリしたその後は、悩んだ末、こちらのホテルへ。
Hompton by the Beach Penang
公式サイトから見つけた夕焼けに染まる外観と、ホテル入り口の春節のブースが同じような色合い(笑)

テラスでアラカルトをいただく事に。

ペナンではあまりこういう海の色に恵まれないことが多いのですよね。
Hawaiiの海岸沿いのホテルにいるような気分。
祝福しているかのように美しいブルーにみんなで大喜びでした。

由紀子さんからの贈り物ですね。。。
陽が落ちて、藍色の空も降り注ぎ、美味しいお料理も堪能。
とにかくお肉が食べたくて、ビーフとラムを注文。どれも美味しかった。
しかも、由紀子さんからのお礼とのことで、ご馳走になってしまいました。本当に本当にありがとうございます💦

私は…私は…尊いと分かっている虫さん達がどんなに小さくても、無理なのです。
困っていたら、私のすぐ横の柵に、突如クモさんが現れ、凄まじい速さで1から巣を作成。初めて作る全ての過程を目撃し、感動してしまいました。
「千紘さんを救うために、クモさんが必死に対処してくれたんですね!」と。
そう、こういう感じでですね、私は窮地になった瞬間に、不思議なほどに救いの手を差し伸べていただける事が本当に多いのですよ。。
このクモさんはそんな人生を象徴していたようにすら感じます。(実は全く違って、私を捕食しようとしてたりして!?

………………………………………………
さて。
お次も素敵なお話。
先ほどから何度も登場している素敵なEさんと、ランチのお約束をする際、偶然もありながらバレンタインにお会いすることとなりました。
ペナンの…というか、海外のバレンタインはカップルや夫婦が愛を確かめ合う日という認識が強いので男性が女性へ大切な人へ愛を表現するケースが一般的ですよね。
贈り物も花束や特別なディナーのひとときなど。まぁ、男性、女性という区別ももはやない時代ですが、女性が男性に贈って、来月に男性がお返しをするといった謎の風潮は日本だけでしょう。ましてや義理チョコなどという変な響きの存在や感覚も、世界では考えられないのだろうと思います。
差し上げるのですから、ただ素直に気持ちを添えればいいだけなのに。日本って名目の方が重要視されがちです。
でも、そのお陰で開催されるチョコレートの特集イベント自体は私は好きです(笑)
今年のバレンタインは平日だったので、ペナンは会社勤めやショップ店員さんのパートナーのランチに合わせて、お相手から花束が届いたり、仕事の休憩時間に花束を持ってランチデートをしていたり、ホテルやレストランはバレンタインコースや、この日はカップル限定!などがあったり、街は特設のお花屋さんに溢れ、道もかなりの渋滞で、かなり盛り上がっている印象でした。
話を戻して。。。
Eさんと、そんなバレンタイン当日にランチ♡をご一緒したお話。
先ほども書きましたが、急激に絆が生まれ…Eさんの『こちらが10%伝えたら100%感じ取れちゃう』ただものでは無い感受性、そして品性と知性溢れる文章力も相まって、常に感動を受けていて。私も思わず「な、何者なのですか?」と言ってしまったくらい(笑)
でもEさんは

大人のおしゃれな恋だー!(笑)
*これがね、(精神的に)子供の恋だと危ないですよね(爆)
2人で大笑いし、それならば、バレンタインランチはバッチリだと決定しました!
お店選びも楽しかったのですが、最終的には、なんとTarina先生のオススメのレストランを予約することになりました♡
Nona Baliという、インドネシア料理のお店。
そういえば、以前別のローカルさんからもおすすめされていたお店です。

この日は数時間、他のお客様がおらず、私たちだけの時間に。
なんだかより特別な気持ちに。
そして、私たちのゆっくりなペースに合わせて、丁寧にお料理を提供くださいました。
バレンタインの特別なコースを注文しました。
すべてのお料理を2人でシェアしていくスタイルです♡
インドネシア料理だと、私が食べられないスパイスも多いかなとちょこっと心配していたのですが、全てが、本当に全てが美味しくて満たされていきました。

Eさんは、無性の愛、見返りを求めない愛、さまざまな愛の形を丁寧に学び、紡いでこられた方であることが、どの瞬間をとっても感じられます。
誰かに手を差し伸べる際も、けっして自己満足や押し付けではなく、自分の枝を折って、杖として差し出すことのできる、心の美しい人なのです。
ある日主人が、「俺や、一加や、ママ(私の母)や、ちぃを愛しているたくさんの人が、今ちぃに伝えたいことを完璧に伝えてくださる、稀にみる心の清らかな方だから、みんなが感謝だね…」と話していました。本当にそうです。
Eさんと、そして可愛いお嬢様(5人兄弟姉妹の一番末っ子ちゃん!)から、なんと手作りのバレンタインを頂きました!!
Eさんとのおデートは、基本、娘達が学校に行っている時間帯です。
でも、娘は自分も一緒に行くような気持ちで楽しみにし、行ったかのように思い出しています

そして、このチョコをくれたEさんの娘さんも、同じように思ってくれているのが伝わります。なんて嬉しいことでしょう。
Eさんとお電話している時も、彼女はいつも横で一緒に聞いて楽しんでくれていて、うちの娘もいつもそんな感じです。うふふ。

お嬢さんのお手製のチョコと、くまちゃんの形に折り畳まれたタオル、そして可愛いイラスト付きメッセージ。
くまちゃんは私も最初お目目を探したほどでしたが、タオルと気付き、解いてしまうのが勿体無くて。前に私も同じクマさんタオル作ろうとしてあまり上手にできなかったのを思い出しましたw器用なのですね〜!
娘は「くまちゃん!今日はこの子と寝よう♡」と(笑)💦
多分一緒に寝たら、朝にはくまさんは、タオルさんに変貌してしまうよ…

最高。もう最高です。今、一番お気に入りです。
預言者のムハンマド様が断食明けに水と、デーツを召し上がったという説があり、そして栄養価と消化の良さで、ラマダン中は街中のマーケットにデーツが並びます。贈呈用の綺麗な個包装のものなども多く、積み上がった様々なブランドのデーツがとても印象的。
娘もデーツ大好きです。
実は、相当辛いことがあって、その時も泣きながら頬張りました。Eさんの愛と栄養が心に沁みました。
大事に大事に食べて、ついに今、あと1個になってしまいました

でも、実は次のEさんとのデートでこちらのナッツちゃん🥜のお店に寄ろうとお約束しています♡ふふふ
品質の良いデーツは、まるで上等な干し柿の如く、ねっとりと甘く、頬がとろけ落ちます♡
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そしてお次は、ココナッツクラブさんのパーティー記事でもちょろんと登場していただきました、大切なお友達でもいてくださっているラタンアートのNさん!!
今回のランチのテーマは「(私が)どのマレー料理がイケるのか挑戦しよう!」です。
母娘だけだと、新境地を切り開くのになかなか勇気がいるのですよね。
娘は見た目からは意外?にもかなり食が太いタイプで、結構な量を食べられる子(笑)
でも、マレーシア独特な未知のメニュー(すごく辛かったり、癖があったり)で、食べられないものに当たってしまった時に主人がいないと逃げ場がない。残してしまうのも失礼だし、ゆっくりお勉強しながらと思っていました。
するとNさんが「私、かなりなんでも美味しく頂けちゃうから、私と一緒にトライしましょうよ!一つは挑戦系、もう1つは無難系を注文して、苦手だったら私が全部いただいちゃいますから、千紘さんが心配なさることないです!」と素敵なご提案をくださったのです

「まだまだ、千紘さんにお伝えしたいマレーシアの魅力がたくさんあります♡色々お連れしちゃいますね!」と言ってくださって…とっても嬉しい!!
その第一弾として選んだのは…🦀?
…の前に!

お目当てのお店が12時オープンだったので、今大人気のカフェ『Kenny Hills Bakers』でちょこっとティータイム。
この日も、10時に行って、ほんのちょこっとだけ待ちました。

プレゼントにも最適な焼き菓子も揃っているし、お食事メニューも惹かれまくり!
朝からバースデーが2テーブルあって、それほど人気なのですね〜
ただ、店員さん達が数名でバースデーソングを歌ってくれるのですが、その時使っていた楽器がですね。。。
レジコーナーにあるようなチンッていう呼び鈴(シルバーで真ん中にポチッとした突起があるやつ、わかります?)をチィン!チィン!チィ〜ン!とまるで正式な楽器だと言わんばかりに堂々と激しく鳴らしていたのです。

しかし、本当に美味しそうなメニューばかり。
Nさんと一緒に「う、、、ここで食べちゃう?いや、今日は目的があるんだ!次回、次回にここで!!」と耐え凌ぎながらも、お隣さんのお食事に心奪われっぱなしでした(笑)
でもそれを遥かに超える心奪われる大事な会議も、このカフェで行われたのです!
【ラタンちくびウサギ会議】です!

可愛い。。立ってる。。。
その自立できない感じも全部ちくびウサギなんですよ。
しかも、なんとNさんの下のお嬢様がちくびウサギのパーツを作成しまくってくれたのだとか!
おぉぉ…ちくびやお口がいっぱいあるではないか。。。

おっと、君は誰だ。
謎のお目目くんが参加しているぞ。
お嬢さんが試しにちょっとリアルなお目目も作成してくれたんですって(笑)さすがです

芸術センスは完全に遺伝です。
Nさんはブログからのちくびウサギをダウンロードしてくれて、さらにはLINEスタンプまでゲットしてくださって(涙)研究を重ね…
この日は、「ちくびの大きさ」「立たせるべきか否か」「立つver.とお座りver.を作成するなら、どんな形態か…」など、超真剣に会議。

…お、おぉん。




実は、先日、すでに完成したちくびウサギちゃんを頂いているのです!!
ちゃんとNさんは制作過程のお写真も記録してくださっているので、そのご様子も併せて、
お楽しみにっっっっっ♡
受け渡しの日の時間も、最高に楽しくて、幸せでした。
もう、Nさんとは、学園祭みたいな気分で、無心でずっと遊んでいられちゃう。すごくすごく貴重なことだねと噛み締め合いました。
ずーっとずーっと話していられちゃう(笑)

第一弾の挑戦!
お店は、32Mansion / Beach Blanket Babylon

内装もプラナカンを味わえる、なんとも優美な空間。
Nさんのご紹介だからこそ、なんだか余計に嬉しい♡

この日はちょっとわずかに曇り空だったので青い海は望めませんでしたが、十分に素敵なリラックス空間。

Crab Laksa 🦀
カニちゃん🦀のラクサです。
ラクサも日本にだいぶ浸透しつつありますが、複数のスパイスを掛け合わせたスープ麺料理ですね。
ラクサ自体、地域によってかなりの違いがあり、ラクサとはコレ!みたいな紹介ができない、相当奥の深い麺料理だそうです。
日本でいう、お鍋とか、お雑煮の味わいが関東と関西で違うとか、おでんなどの汁物の濃い甘い、何で出汁をとるかの違いなどに似ている感覚かもしれません。
そしてラクサではないカリーミーなども出てきちゃうので、定義がどんどんわからなくなります(笑)
(シンガポールラクサのココナッツ風味も、まぁまぁ好きです。)
「あのお店のカリーミーがいけるなら、このCrab Laksaは絶対いけます!」とのこと。
濃厚なカニちゃんの風味がプラスされた感じ!だそう。
コース料理の中にかなりの数の選択肢があり、その中からカニちゃんラクサもチョイスできます(お値段も3段階くらいで、カニちゃんは2番目)
ただ、すごいボリュームだから、シェアした方が良いとのこと。
じゃんじゃーん、Crab Laksaです!

すごい好き!!!!!!
カニちゃんラクサ、すっごく美味しい!!!!
が!
上に載っているハーブは、ミントリーフ。
Nさんボウルにお引越しです💦
そして、綺麗なピンク色で美しい見た目を演出してくれている、刻まれたトーチジンジャーフラワーちゃんも必死にお引越しです。
トーチジンジャーハーブとは、生姜やミョウガに似ているけど違う、マレーシア料理には欠かせない美しいハーブなのだそう。
スーパーでもよく目立つ場所にありますし、料理研究家のTarinaも、よく使用しているのをお見かけします。




これじゃ、元々のおいしさを台無しにしているのかなぁ。申し訳ないなぁ。。。でも、カニちゃんラクサ、また食べたいなぁ。。。
近所のスーパーにはこんな感じで売っています。

他のお料理ももちろん最高でした。
パーティーの思い出話や、教育のこと、また色んなお話に花咲かせながら、心地よく楽しく、お口も成長できる時間をいただきました!素敵な時間をありがとうございました!!次回も楽しみです〜



正確には「か、可愛い〜♡」と感動している私に「じゃあ、あげる!」とくださったのです

小さなラタンのピンクッション!

ピンクッションとして使用するのはあまりにもったいなくて、またまた、飾り棚へ。
*ラタンは湿気に大変弱いそう。この飾り棚は、中に入れているサンローランのキャンドルの香りがお部屋中に拡がっているので、完全密閉でという感じではないようですが、やはり時々風に当ててあげて大切にしたいと思います。
ラタンも、呼吸しているのですね

買い手が決まった作品も、開催期間は契約済みの印をつけて展示を継続されるとのことで、最終日に伺うことに。
ただ、どうしても娘自身が受け取りたく、佐藤さんご夫婦は娘がインター校からの帰宅時間を考慮して待っていてくださることになりました。
娘も猛ダッシュでドライバーさんの車を降り(送迎のドライバーさんはここで契約なので送迎バスなどではありません)、我が家に駆け込み、私も待ち構えて出かける準備を手伝い、凄まじい速さで着替え、会場に向かいました!💦💦💦
すでに会場がのメインゲートが閉まっていて、しばらく迷子になり、絶対ここじゃないという民家の隙間をすり抜けて無事に到着しました(汗)
それでもずっと待っていてくださり、本当に恐縮でした。。。
娘は用意していたお代にお礼状を添えてお渡ししました。

すると、驚きのサプライズプレゼントがあり、娘も私も声を上げてしまいました。
佐藤様ご夫妻の二人が、娘のことを想って特別に用意してくださった大変大変貴重な贈り物です。
この作品を購入させて頂けただけでも感謝ですのに、お二人のお優しさも、ずっと娘の宝物になることでしょう。
そうそう、奥様のお名前に『道』の字が使われているとのこと、娘がお渡ししたお礼状のカードは娘の『道』の書のデザインです。
*この記事の一番最初に載せているエピソードにも登場している大きな掛け軸です。
「私の字のカードよ!嬉しい!」と喜んでくださいました。
まさかのことに、娘も幸せな気持ちでいっぱい。
しかも、お二人のお孫さんのお名前は、娘の名にとてもよく似ていて、ご縁を感じずにはいられません


貴重な出逢いに感謝ばかりです。

作品の裏側には、娘の名と、優しいメッセージ(エール)が添えられていました。
「世界の方々に、日本の美しい文化を伝え、幸せを届けられる書家さん(書道の先生)になりたい」という娘の夢をご存知で、こうした言葉を添えてくださったのです。

「一加ちゃんが、大切なお小遣いを使って、絵を買ってくれたこと。本当に嬉しかったよ。ありがとうね。」とお二人が笑顔でおっしゃいました。
いただいたお優しさと共に、家族で末長く大切にいたします。
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「いつまでも若く見える」というのと、「いつまでも心がお若い」は、全く違うと私は思います。
ずっしりと経験を重ね、また新しい年輪を得るがごとく、進化を恐れず、イキイキと輝いているから、生き方が「お若い」のであって、様々な刺激を吸収し、魂に刻み、常に新鮮な出逢いや愛を受け止め成長をし続ける姿が、美しく歳を重ねるということなのかな思います。
(中身が成長していなくて若く見えちゃうのと、所作や仕草が愛らしくてお若く見えるのもそれまた違うのですよね。そしてもちろん、見た目がお若く見えるのも素敵です。アンチエイジングは外見だけでなく心身の健康や生活の質向上にもとても重要なキーワードです。)
また、人間の本質というか、生き様や魂のステージについて…
ここ最近で起きた、大変衝撃的な出来事、そして、そのとても辛いタイミングで、Eさんという美しい杖にも支えられたことなども通して、私は「人の年輪」について改めて深く考えました。
樹木は、大きければ年輪がたくさん刻まれているという訳ではなく、美しい年輪は、季節変動の多い場所で生きてきた樹木に現れるものなのだそうです。
逆に、1年を通して気候が変わらない地域の樹木は、変化や刺激を受けず、年輪を作らず、いつまでも無垢に立っているのだそうです。
要は、年輪とは様々な影響を経験した証拠で、その樹の「成長記録」なのですね。
そして木目は木がどんな環境で育ったかを表しているわけです。
(ちなみに、光合成をせずに、他の生物から養分を盗みとり、ちゃっかり依存して生きる植物もいるようです。しかも奪うのみで相手には何も与えず、挙句に与えているかのように欺く術を持っているのだそうです。いやはや、それもまた所以や事情があるのでしょうが…そしてその姿がまた、美しいのですから驚きです。)
私はまさに、人も樹木と同じであるなと思っています。
(写真は、2年前に短期留学したニュージーランドにある樹齢2500年といわれる巨木・森の神 Tāne Mahuta)

人間も最期のその時に、その者の年輪(生き様)が現れるのでしょう。
だからこそ、寄り添う、想像するのだと私は学んできました。
年齢問わず、トラブルや緊急時、そして困っている誰かと向き合う時に、本来ならば見えない年輪が垣間見えるケースも多々ありますが、お相手がどのような年輪を刻んでこられたか、ある程度その人の"いでたち"や品性からうかがい知れることはできても、本当のことは本人のみぞ知るところです。
同じ空間にいても、皆が同じ気持ちであることはあり得ませんから、「どうせ誰も思ってないからいいや」「そんなこと誰も気にしていない」などといった身勝手な思い込みや決めつけが、実は様々なトラブルを引き起こす思考であり(そしてその場合、実態に気がつくチャンスをも失っているケース多し)、いかに危険であるかを理解している人こそ、気遣いのできる人…それが仕事の鉄則であると。またプライベートでも、旧知の仲であっても、そうした配慮が人として最低限の思いやりであると、人生の中で教わってきました。
私は20数年間に渡り、一度に何十人もの大切な心と命を預かる教育の場で、移り変わる時代の中、芸術という定義のない世界を通して、真実の愛や誠の心の強さ、人間力、モラルやマナーについて、未来を担う生徒ちゃん達と共に学んできました。そして、様々な芸術・芸能の現場で素晴らしい人生の先輩方からも教わってきました。だからこそ、胸を張って言えるところであり、そしてまだまだ学び途中であると、己を過信しないよう戒めています。
「そこに心が在ることを忘れない」
色々巡らせる中で…
先ほどご紹介したEさんのような、『自分の枝を折って、相手に杖として差し出すことのできる、見返りを求めない本当の愛を知る人』との愛に溢れた癒しの時間も、
また、Nさんとの時間ように、相手の心に寄り添ってくださり信頼と安心の中で、力を抜いて無邪気な大人のお遊びができる時間も、どれほど恵まれた出逢いで、貴重な喜びであるか。
そうした方々の命の年輪が、いかに美しい濃淡であるかを想像するだけで、心を強く持てます。
(ここで謎の新キャラ、ちくびポメの登場です。)

この世はそうした人の方が多いように感じます。
娘が私をじっと見つめていたので「今何を考えてるの?」と問いかけると
「ママはいいな。どんな時も、スッと助けてくれて、全てを理解してくれて、守ってくれる人がたくさんいるもの。羨ましいの。」と言いました。
私は、「そうだね…。もちろんずっと前からの大切な人もいるけど、長い年月をかけて、今、ようやく出逢えた人も多いのよ。
その後。
娘に『双方一目惚れし、ソウルで繋がるお友達』が現れたようなのです。
様々な祈りの先に、こんなに素晴らしい贈り物が待っていたのかと、本当に、言葉になりません。
そんな物語は、またいつの日か。
おっと、なんのこっちゃですね。
お話がごちゃごちゃしていますが、全部が繋がっていて、全部大事なのです。
そしてこれでも、ごっそりカットした話題もございますのよ。おほほのほ〜
(⬇︎結構レアな、ちくびばぁば)

今回も、そうした人からたくさんのパワーを頂きました。