生徒ちゃん達の卒業…私も教育現場を卒業 (+娘の教育委員会表彰と学校表彰、友人との時間)
2024年 04月 07日
うわぁ、またあっという間に日々が過ぎていく。。
過去最高に更新が遅れました。
娘は小学5年生を終え、もう6年生…いやぁー!



そして大事なタスクや、とっても重要な人生の大きな選択や変化が一気に押し寄せていたので、かなりぐったりな1ヶ月半でした。
こんなに重ならなくてもいいのに!💦
でも、娘の大きな選択、ウルトラ大事な取り組みも無事に終え、
こうした状況の中、よくやったなぁと家族でホッとして。


(扁桃腺を切除しているので風邪はひきにくい体質なのに)



そんな時に限って、ずっと大事にしたい思い出のツーショットなどでまた目が真っ赤で、それもショック









そんな訳で、
もう全く自分がPCを使えない日々でした(笑)


そんなお話も後で。。
今、家族全員、この不思議な愛の導きに胸がいっぱいです。
それはまた改めてご報告できると思います(*ˊ ˘ ˋ*)
さらにもう1つ、家族にとって大変重大かつ、希望ある選択のご報告ができるのも近いのかなと思っています。
あ、1つだけ!
最近は強風・暴風がすごいですよね…


主人の会社のエリア・渋谷では鉄柱(街灯)が風でもげたそうで。。怖い!怪我人がいなくて本当に幸いでしたね。
私も、新宿のビル群を一人で歩いていたら、なんと、強風で私の体が浮き上がってしまいました!!
浮いた瞬間の恐怖たるや、本当に死を感じました。
さらに変な角度で着地し、股関節を痛めてしまいました



私がミニサイズだから?
…いえ、少し離れたところにいらした恰幅の良いおじさまは、階段で浮かび上がり、そのまま腰から落下してしまわれたのです。
本当にお可哀想で、でもどうして良いか…
広いビルの広場のようなところだったために、掴まるところもなく、ただただ風に押されて恐怖を味わい進みました。こんなに自然の恐怖を体感したのは、3.11の震災以来です。。
記録は風速26とありましたから、ビル風も合わせると場所によっては30近くだったのではないかと言う方もいらっしゃいました。本当にそんな感じだったと思います。。
地震といい、強風といい、やはり、今年は何かが起きているのでしょうか。。
………………………………………………
愛おしい教育現場の生徒ちゃんたちのこと…
書道のお師匠様はもちろん、
小学校の先生方を通して、教育庁の厳正な審査を経て頂戴する光栄な賞ですので、改めて多くの方のお優しさを肌で感じられる機会です。
今年で4回目の受賞となりますが、娘も心から嬉しそうで、身が締まる想いのようです。。
また背が伸びてしまい、昨年度のワンピースは入らないだろうなと思って、慌ててまた似たようなTOCCAのワンピースを購入したのに…そういえば昨年度のワンピースはちょっと大きめだった!と思い出し、試しに着たら、入った。。。



うう。。
そしてちょうど、娘の髪の毛のメンテナンスのタイミングも重なって、式典の数日前に美容院を予約。
今回は色々考えて新しいヘアサロンへ。。
でも担当さん(店長)の気配りもよく、店内の全個室タイプのプライベート空間も落ち着けて、我ながらいいお店をチョイス出来た!
すると、担当さんが「あの、もしよろしければ、お式の当日の朝においで頂くことは出来ませんか?今日はシャンプーだけにして、当日にスペシャルトリートメントををして、サラサラでお式に行かれては。。」と

予定を見ると、行ける!行けちゃう!!
が、お兄さんが青ざめて「うわぁ、自分で提案しておいて、僕の予約が埋まっている!で、でも、僕の友人なので速攻で変更をお願いしちゃいますね!!!!」と娘に時間を譲ってくださいました。。

当日、お兄さんには、ささやかですが娘からお礼のカードとPenangのおやつをお渡ししました💦
という訳で、この日はりんご幹細胞+高濃度水素ULTOWA+あと何かのトリートメント(覚えられなかった笑)をしていただくスペシャルトリートメントを施していただいて。。

しかも時間がなくてヘアアレンジのスペシャリストなお姉さまが登場し、チョチョイと可愛くしてくださって。
女性スタッフさん曰く、「お嬢さんが、私が使うヘアゴムをサッと取りやすい位置に置いてくださってたんです!ナイスアシスト!」と笑ってらっしゃいました(笑)
娘、密かにヘアアーティスト気分を味わっていたのだねw
そんな間に、おまけで私の髪にもダッシュでアイロンまでかけてくれちゃうお兄さん

式典が終わって、夕方に自宅で撮影したら、フィルターなどかけていないのにノスタルジックな雰囲気になってしまいましたが、こんな感じに髪の毛は夕方でもツヤツヤサラリン✨

外はあのとんでもない暴風の日に近しい風で怖かったので、タクシーに乗り込んで、式典にも受付開始時間ぴったりに到着できました!💦
(後に美容院のお兄さんにご報告をすると、ずっと心配くださっていたそうです

式典会場の役所の方々はいつもご親切で、気持ちがいいです。
仕事で別行動だった主人も無事に会場入り。スクリーンに映し出される受賞者の皆さんのお写真などを眺めていたら、娘が観覧席までやってきて
カメラマンさんからも説明を受け、ちょっと悩みましたが丁寧な方だったのでお受けすることに。
式典が始まって…
お会いするたびにお優しさを感じる教育長様から笑顔で賞状をいただき、区長をはじめとする来賓の方々もとても温かく見守ってくださって、娘もとても嬉しかったそうです。きっと皆様も同じ気持ちだったのではないかしら。。


*娘はこの時、スタッフの方に促されるままに座りましたが、小さい子を前にと言われているのに、自分が前の列にいていいのかしら、どこかに移動した方がいいかしらとソワソワ、申し訳ない気持ちでいたようです。私もずっと同じ気持ちで、観覧者が撮影を許されている時の撮影もダッシュで少ししか撮れず💦なんとか撮れてよかった!

思いがけず昨年と同じ服を着ているので、余計に成長がわかります(笑)
*新しいワンピースは母が買ってくれたので、母としてはやや遠い目かしら?

お顔が引き締まったというか、キュッてなった気がします。私は結構フニャッとした感じが好きだけども。
って、タイツの色、今年も薄いグレーを履かせるつもりだったのに、上の写真と比べたら全然違う!間違えたー(笑)




思いやりのある良いカメラマンさんでしたので、より楽しいひとときでした。

会場には、なんと小学校の副校長先生も駆けつけてくださって娘も大喜び!感激でした🌸
インタビューの様子もとっても笑顔で見守ってくださって

日頃より大変にお世話になっておりますし、この日はまた改めて日頃の感謝をお伝えでき、またお話もできまして、家族みんなとても嬉しかったです…ありがとうございました



インタビューに応えている間に、授与のシーンも採用してくださっていて、観覧席からは観られない、受け取る娘の表情や様子まで知れて、とっても嬉しかったです♡素敵でお優しい編集に感謝…



書道で特に仲良くしてくれ、娘も逢える日をいつも心待ちにしている大好きな中学3年生のお兄ちゃん。
しかも書道ではなく、、、
誠実で大らかでユニーク、大人との会話もまぁスマートでクセもなく、とにかく爽やかで可愛い!すでに大人顔負けかつスマート対応もできてしまうのに、いつだって愛嬌があって。
繊細でとっても美しい書を生み出す素敵な子ですが、砲丸投げに打ち込んでいると聞いて「すごく似合ってる!」と思っていましたが、本当に見事な成績を残されていたのですね!!立派!!
いやはや、彼の表彰状授与の時は、娘の時より口角が上がっていたかもしれない私です(笑)
見てくださいこの中学3年生とは思えぬ立派な肉体!!
(中国とのハーフ君です)
いやぁカッコいい。。
お母様とお婆さまにもご挨拶ができ、優しい彼のルーツをちょっとだけ垣間見れて、ほっこり。
お母様からツーショットを撮りましょう!とお誘いを受け、嬉しかったです〜♡
書道のお師匠様にもしっかりご報告いたしました


将来が楽しみすぎますね。。
主人も「あの子は大物になる!ええ子やなぁ〜」と♡
書道と砲丸の二刀流?
きっと何にだってなれちゃう魅力的な彼の、輝く未来を応援しています!!

そうそう、、

何やら検定課題の1文字に対して細かな採点があるようで、それを全て集計してくださっているとのこと。それもまた大きな愛ですよね。。
ですから、精神を整え、己と向き合うだけでも十分な学びでありますが、それをまた受け止めてくださるお師匠様や、検定委員の方がいらっしゃると思うとまた心が清らかに、精を込められますね。。
↓会場のスクリーンで映していただいた写真。
年度末最後の全校朝会で、改めて表彰してくださるのです。
数年前の担任の先生のご提案で「せっかくだから、受賞した賞状や作品を全部持っておいで♪」と言っていただいた流れで、今年もまた持参させていただきました。
他にもありましたが、貼っていただくのもお手間なので厳選して💦
今年は教育委員会表彰にも参列くださった副校長先生から頂くことに。娘の取り組みの姿勢や心にも触れながら、丁寧にご紹介くださって、娘もまたとても嬉しそうにしていました。副校長先生が「何か紹介してもらおうかな、一加さんはいつもどんな気持ちで取り組んでいるの?」と優しく質問をくださって、娘は咄嗟に

展示をのサポートをしてくださる先生方も毎年同じ方で、このタイミングでお会いできるのが私も嬉しかったりして。
(流石に一人で持っていけなくて、私も助っ人に行きます

「毎年扱うのが怖いけど、今回のもすごいですね!うわぁ…」と先生方が冷や汗をかきながら慎重に扱ってくださって…申し訳ないと恐縮しつつ、楽しくて…

実は、個人的にも大変お世話になった大好きな保健(養護)の先生も今年度でついにお別れ。
それほどに、大好きで、大切な先生でした。
娘は、たまらず、次の日に保健室に立ち寄って「ぎゅってしてもらってもいい?」とお願いをして抱きしめていただいたそうです。
*近年では先生方が生徒を抱きしめる、撫でるなども含めて、接触をしませんという宣言をなさっておられますので、娘の要求は困らせてしまったかもしれないと頭によぎりました。でも、こうした特別な時、そして家族も十分に理解をしていますので、お許しいただきたいなと思います。
心美しく、愛らしく、またいつも勇敢で、お若くとも度胸と判断力に長けた素晴らしい方で、私も心から信頼しておりました。自分のできることを精一杯活用して、どうにか子供達を正しく導けないかと工夫される姿に、何度も感動し、勇気をもらいました。大袈裟ではありません。学校、そして生徒一人一人をしっかり見つめ、どれほどの心と肉体を癒し、導かれたことでしょう。
お話も楽しくって。。私も、学校へ立ち寄るたびにお顔を見に行きたくなってしまって。5年間とても良い関係を頂きました。
春休みに入った後、お時間を頂戴し改めてお手紙をお渡ししたく、ご挨拶に伺いました。
お別れは寂しいですが、これからも沢山のお子さんや保護者さん達と出逢われ、救われる心が多くあるのだろうと思うと、希望が広がります。。でも、寂しい…本当にありがとうございました。
すごい情報量で、写真の枚数も昨年度とは桁違い。
娘のあとがきにも「どうしてこんなに時間がかかって、終わらないのだろう」と書いてあり吹き出しました(笑)
でも、心の成長に伴って、伝えたいことが増えている証拠です。そしてちょこっとだけスキルも上がったが故に、欲も出てくるものですよね。そして、彼女は時間がかかるのです。サラッと書けません。とても時間がかかります。なのに、伝えたいことが溢れてしまう。

先日もかかりつけ医の院長先生に「レポートはまだ?すごく面白いから、ずっと楽しみにしているんだよ。いちかちゃんのね、独特な世界が面白いの。雑誌みたい!」と言っていただけて。娘の喜びようったら。
早くお届けに行かなくちゃ!
昨年度は主人の会社の社長さんにまで読んでいただいて(笑)
クラスメイトだけでなく、私たち家族の大切な方々に読んでいただける機会があると思うとなおのこと、夢が膨らんで、終わらなかったのでしょう。
一度全部消えかけて、娘は泣きそうになるし、私も事態を知って叫んじゃうし(爆)でも、なんとか復元…なんてことも。昨年の恐怖が蘇る




そして、今年も担任の先生の温かい計らいもあり、今年も学校で発表の時間も頂けました💦
なんと1時間まるっと頂戴してしまったそうです💦
担任の先生は「5年生の社会の単元では世界に目を向けるというテーマもありますし、実際のクラスメイトが見た世界にこうして触れることができて、滅多にない良い機会になりますから!むしろ有難いです!」と仰いましたが、終業式も近く、クラスではきっと他にも楽しいイベントや、卒業式に参列するための準備も沢山ある中で、とても恐縮でした…

膨大なレポートのどこをピックアップするかは、流石に私も一緒に考えて…💧スピーチ練習もタイムを測って何度も行い、いざ!
クラスのお友達は、常に「綺麗!」「うわぁ!」「可愛い!」「美味しそう!」「すごい!」「何あれ!」と声を上げながらワイワイ聞いてくれたそうで

あとがきは読み上げませんでしたが、チラリと見えたそうで、ある仲良しの男の子が「あとがきキター!!すご!本格的じゃん!」と十分な反応してくれて、書いた甲斐があったようです(笑)

大袈裟ではなく、世界平和って、こういった小さな時間から産まれ、育まれていくのだと思います。世界のどこかで誰かから頂いた学び、優しくしていただいた幸せな時間を共有し、温もりが連鎖していくことで、未来を描く子供たちの心の色は少しずつ彩られていくはずです。
小学校は1クラス30人ほど、でもそこにも、多種多様なお子様が一緒に1年生活をしているのですから、マレーシアのように協力し、認め合って歩んできたのですよね。
学年末に大切なお友達との素敵な時間…そして、3ヶ月留学の締めくくりとして、最高に幸せな思い出を頂けました。

親友であるお能一家の娘さん(トモヨ)とも、やっとゆっくりご飯に行けました。
*ちなみに、ソウルメイトのシズも、まさに同じタイミングで人生の岐路が訪れて、力強く選択した道を歩んでいます。
実は、ソウルメイト・シズと娘が、初めて二人だけでデートの約束をしていて、それがなんと蜷川実花さんの写真展だったのです!
シズも「うわぁ!すごい!よかったねぇ。。」と。
彼女をはじめ、私の周囲は本当に、そういう愛のリンク力があるのです



それから、幼稚園が一緒で、大人になってから再会し、すっかり大切な心のお友達になってくれているERIちゃんとも、ゆっくりランチができました。
これまたしょっちゅう行く京王プラザホテルの中国料理・南園にて。
落ち着いたピンクで、周囲を気にすることなく、ゆったりと過ごせ、本当にお気に入り。
ERIちゃんも「どのお料理も上品で本当にお味がいいわぁ〜♡」と喜んでくれてよかった!
いつも私はパクチーを抜いて頂くのですが、この日はあえて、そのことをお伝えしていませんでした。
すると、私の方に出てきたのは、いつものシンプルタイプ!
「余計なことでしたかも知れませんが、お客さまはパクチーが苦手でいらっしゃったと記憶にあり、こちらに変更いたしました」とのこと!
そして、長年利用させていただいている大切なお店ですが、ちゃんと個人の細かなことまで覚えていてくださっていてとても嬉しかったです。。
でも、今日は緑の点心が食べたかったの





お店の方も、エリちゃんも、優しさに溢れています。。

もちろん、素晴らしいお父様お母様から沢山の愛を受けたからこそ上品な女性に育ったのだと思いますし、ビジネスの世界でも誠実に取り組んで得た日々の信頼が、彼女のオーラに出ているのでしょう。
「一加ちゃんがまた素晴らしい賞を受賞したようだから…」と娘の好きそうな可愛い猫ちゃんグッズなど…盛りだくさん!もう完全に親戚のお姉さんです〜(笑)

アイメック農法の濃厚Vトマト(フルーツトマト)
最高に甘い!もうデザートです。
こんなに美味しいトマト、本当にお目にかかれません。(超トマト好き)
母にもお裾分けして、大事に大事にいただきました。
さらには、主人がトマトが食べられない(好き嫌いでw)ことも知っていて、わざわざ主人へのフォローのクッキーまで!そのクッキーも、私が以前ブログに「好き!」と載せていたお店のものを覚えていてくれて、わざわざ買いに行ってくれたのだそうです。。。



このニャンコのマカロンは何度も色んな方から頂いているし、プレゼントに選ぶことも多く、娘も好きなので自分でも買います。
でも、この子がジョセフィーニャという綺麗なお名前だったとは、ポーチを見て初めて知りました〜♡
…我が家のカタツムリ、セレスティーヌとアーネストにも近しいお名前で親近感が🐌🐌
ポーチには小さなジョセフィーニャちゃんがいて、また可愛い。
このシリーズはボックスのあちこちに描かれているイラストも凝っていて、本当に可愛い。今治タオルの箱ももちろん保管です♪しっぽがおフランス柄なのも素敵ですよね。

親子でお揃いでシュシュとして使ってもいいし、水仕事の時に袖捲りに使ってもよし。



ダヤン達がお話ししている言語はスペイン語!Pazとは「平和」という意味なんですって!

Penang留学のお供をしてくれ、きなこへの想い・娘の心を支えてくれた『ニャンティ』の新しいお仲間まで!!
*背筋サポートぬいぐるみ『ふんばるず』です♪
なんとドラゴン!!
娘が辰年で、さらに私が龍とも大変に縁があることもあって、思わず買ってくれちゃったそうです。。そして現在はSOLDOUT!
なんてふにゃっとしたドラゴンちゃんでしょう(笑)

キナティとニャンティ、可愛かったなぁ。。
(やっと、ちょこっとキナちゃんのお写真も載せられるくらいの気持ちになった私です)
*娘がリュウティと名付けました🐲
リュウティは、今現在私が使用してブログを書いています

教育現場のお話をします。。。
この春、私はついに、21年間勤めてまいりました、都立高校の特別芸術講師のお役目を離れることを決めました。
理由は、もう少し先にご報告致しますが、校長先生、顧問の先生方、そして生徒ちゃん達には正直にお伝えしてあります。
とても前向きな理由ですし、様々な節目でもあるということです。
今回のブログでは、胸がいっぱいになり過ぎてしまいますし、少しざっくりと記しておこうと思います。思い出も、振り返れば21年分ですもの…出逢った可愛い生徒ちゃん達、素晴らしい歴代顧問の先生方、そして果てしなく拡がる愛の数は、簡単には整理などできるはずもないのです。。
私にとって、教育現場は、まばゆい星々(生徒ちゃん)があちこちで輝く、宇宙のようなものです。
夏頃には決めていたことでしたので、余計に悩ましい時間も長く、何よりも、生徒ちゃん達の邪魔にならないようにということが一番でした。
仲良しで大好きな、顧問のY先生とも随分一緒に考えました。
大会の前では変なプレッシャーになるかもしれません。
でも、共に手を取り合って、幾度の山を越え、支え合い、沢山泣いて笑った愛する3年生や現役ちゃんに何も言わずに去るのは、やはり違うなと。。
Y先生も「いや、やっぱりちゃんと直接、しっかり時間とって伝えてあげて下さい。彼女達も、先生の言葉で聞きたいはずですから。大事なことですよ…」
と背中を押してくださいました。
そんな想いを抱えながら、卒業ライブのお稽古。
受験が終わっていた子達も多い代でしたので、準備も相当丁寧にできていたのではないでしょうか。もちろんミスや抜けていた部分はあっても、落ち着いて対応ができていて立派でした。

久しぶりに観た、彼女達に贈った作品「Glitters!」も、とってもいい状態。この作品を創った心が、蘇り、胸が一杯になりました。。
*ダメ出しをメモする助っ人の2年生とも「やっぱり、めちゃくちゃカッコいいです!」と先輩の姿に惚れ惚れしていました。

可愛くて可愛くて、この日も車の中で一人泣きながら帰りました。

今年から卒業式もようやく通常通りの行程で行えることになり、先生方も数年ぶりのことなので、とにかくバタバタ。
この日は卒業式の予行練習もあり、3年生は開場ギリギリに会場入り(汗)
それまでは1、2年生がバッチリ準備をしてくれていましたから、慌てつつも安心して用意ができていました。
今回も、娘も参加させて頂きました。
何かお仕事はないかしらと、いつもの定位置でワクワクお客様をお迎えする娘。
娘の目線の先には、大好きなY先生♡(男前だけど2時の母♡)

お洋服に合わないポカポカ靴(UGG)を履いてきてしまったことにこのタイミングで気が付く…

受付の2年生ちゃんも娘の横に並んでくれたりして嬉しそうです。
本番前の恒例の一人一人を抱きしめに行くと、やっぱりみんなで泣いてしまって。
可愛いお顔にポロポロ綺麗な涙がつたって。。
娘もだんだん寂しくなって、でも、泣くのを堪えていたそうです。私は全く堪えられず。生徒ちゃんと一緒に泣いてしまいました。

幕開けは私の作品から。
でも、必死に食いしばって集中している様子が感じ取れ、私もいっそう胸がギュッとなりました。。
何度もいろんな子と目が合って。
視界が滲みます。
ターンの最中には、誰かの涙がキラリと飛んで。
と。。
これまで幾度とBOXの頂点という特等席から、仲間達のエネルギーを全身で感じ、多くのお客様、そして美しい世界を見てきたであろう彼女。
毎回堂々と、怖気付かずに…こちらの期待以上の勇気を持って思いっきり登っていく姿は本当に逞しく、頼もしかったです。
それぞれの鼓動や息吹を仲間全員で伝導し合う感覚は、格別です。
この日も互いの輝きをsparkさせながら1つの大きな星となって、最高に輝いていました。

前列の端っこから見ていたので、下の写真は昨年の春公演のもの。。

様々なプレッシャーと、忘れもしない出来事も山ほど乗り越え、その悔しさや葛藤は、大人からすれば経験しなくても十分に学びになると思うほどに酷なこともありましたが、心清らかにひたむきに向き合う彼女たちに、舞台の神様は確かに微笑み、本物の芸術の在り方を知り、大きな愛に触れました。彼女たちはきっと、全てを強い心に換えて、社会を、世界を、力強く歩む糧に換えるだろうと信じています。

式典で素晴らしいスピーチを成し遂げた部長ちゃんの立派な姿、心のこもった声…そして横にずらっと綺麗に並んだ全員の瞳の輝きは、映像を通してしか見ていないとは思えないほど、この胸に刻まれています。
こちらからのダメ出しも瞬時に対応し、大変冷静で、よくやっていました。。
娘は、自宅でそのサンプルムービーを見て、大好きなお姉ちゃん達の仲間として大切な思い出VTRに混ぜてもらえ、嬉しい気持ちと寂しさが混ざり沢山泣いておりました。


娘は大好きな部長ちゃんのそばに行って「とても素敵だったよ」と涙が止まらない彼女の手を握っていました。
お姉ちゃん達がお片付けに入った瞬間、ついに、涙がこぼれ落ちます。
この時は、まだここを辞めることを発表しておりませんでしたから、娘も必死に堪えていましたが、止まりません。
静かに、「寂しいよ、大好きなのよ」と。。。

平日で保護者の皆様がいらっしゃることは叶わず、また全てのお母様とお話ができる状況ではありませんでしたので…尚更、その言葉が心に沁みて、大切に頂戴しました。
これまでも保護者の方とお会いできる機会は、実際とても少なかったのですが、それでも生徒ちゃん達がちゃんとお話をしてくれているお陰で、こうした時間にも恵まれ、お声をかけてくださる方や、恐縮してしまう温かいお言葉をいただき、卒業後もお付き合いを頂いているお母様もいらっしゃいます。それもとても贅沢なことでした。
そして、ご家族様のお顔を見ると、可愛い生徒ちゃん達の笑顔の源・愛のルーツに触れたような気がして、いつも幸せな気持ちになりました。
本当に、ありがとうございました。。
お片付けも素早く、予定通りに済んで、最後の全員での集合。
すると、顧問の先生方と私に、素敵な贈り物がありました。
綺麗なお花に、色紙。。
部長ちゃんが後に、「ブーケの色、最初は情熱的な赤にしようとみんなで話していました。でも、先生の愛の色は、優しくて、柔らかくて、包み込むような温かいイメージ。…急遽私のわがままで、淡いピンクや紫にしたいとお願いしたんです。。」と教えてくれました。
なんて可愛らしいブーケ。。。
心から、嬉しかったです。。。
色紙も、中を開くとお花が咲いていて。
心のこもった言葉がたくさん詰まっていました。

みんなで元気に笑顔で、顧問の男性の先生も可愛く手をあげていらして、とっても癒されました♡

この日の終わりに、みんなに打ち明けることとなり、私も初めて式後の三送会に参加することになりました。
待ち時間の間、みんなで楽しく黒板にメッセージを書いたりして

私個人は思いがけず可愛い1、2年生みんなに混ざってお教室で楽しく過ごしていられて、学生に戻ったような、貴重な嬉しい時間をもらえたのですが💦彼女達は朝から卒業式準備で集まったままお昼も食べずに相当な時間を待機することとなってしまって、とても可哀想で…私もいてもたってもいられず。許されるならば軽食の差し入れをしたいくらいでした

ようやく無事に全員が揃い、後輩からお礼の言葉とお花を贈呈。集合写真も撮影しました。
「いやいや、チャンスはここしかないですよ、お願いします。」と。
可愛い瞳を思い出すと、また気持ちが込み上げます。
生徒ちゃん達の卒業だけを大切にしたいのが一番で、自分の旅立ちのことは綴ることも今は控えよう決めていたのですが、1ヶ月も時が空いてしまったこと、そして、やはりその時に生徒ちゃん達からもらった心もまた彼女達の美しい在り方そのものであると思い、以降、織り交ぜて綴ることにしました。この葛藤も、私の中ではとても重要な感情なのです。)
でも反面、こんなに清々しい気持ちで、最後まで全力を尽くせたと感じさせてもらえる形で終えられること。
…教員資格があるわけでもない私が、こうして教育の現場で21年もの間同じ学校で指導をさせていただけたことは、大変稀なことですし、特別な、生涯の宝物です。
大勢の可愛い生徒ちゃん達と出逢わせてもらえ、共に精神性を磨くことの美しさ、本物の芸術とは何かを探求し、命そのものを学ぶ日々は…私に、生きる勇気と強さを与えてくれました。
こんなに幸せな芸術家は、そうそういない。
だって本当に、ここでの日々は、奇跡のような贈り物だったのですから。
寂しいけれど、21年もの間ずっと愛してきた美しい場所から旅立つことで、今後きっと、その素晴らしい日々に見合う新しい出逢いが訪れるであろうと確信し、希望を持っています。
誰しも、肩書きがあればその立場になれる訳ではありません。
『先に生まれ、先に生きる』者という言葉を背負って、未来を描く若者と共に時代を読み取り、そっと道を照らす存在になるためには、果てしない精神力と覚悟が必要です。そして、誰よりも学ぶ勇気が問われるのだと思います。
私は、教員の先生方と同じ『先生』ではもちろんありませんが、そうした魂を教えていただきました。
悔し涙を流した「若き日の私」は、時を経て、この場所の生徒ちゃん達を通して最高かつ沢山の青春を体験させてもらえたのです。
芸術を通して社会や世界を知り、愛すること、愛されることを学ぶことで、大切な人や場所、そして自己とも向き合うヒントが見つかっていくことを伝えられる、スパイスのような存在になれたなら…という想いで続けてきましたが、私の得たものの方が、とてつもなく多いと思います。。
ですから、私は、これまで出逢った大勢の愛おしい生徒ちゃん達、学校の方々に恩返しをするつもりで、新しい道を笑顔で歩もうと思っています。
一番前に座っていた子が、そっとティッシュを渡してくれました。
彼女は、進路が早くに決まり、早くから保育園でバイトをしていて。将来は小さな子達を護り導く保育士になること。
いつだったか、充実した社会体験を通して、改めてここで学んだ時間が活かされる喜びがわかったと…可愛い瞳を輝かせながら語ってくれた子です。
キャプテンの子は、会がお開きになった後「私は、先生のことが、先生の作品が本当に大好きでした。私たちの『先生』になってくれてありがとうございました。私はまだまだだけど、これからも、絶対に強く、頑張っていきます。」綺麗な瞳から沢山の涙を溢れさせながら伝えてくれました。
21年、大勢の生徒ちゃん一人一人が伝えてくれた言葉は、私の魂にしっかり刻まれ、この生涯を終えたとしても、ずっと消えることはないでしょう。
ありがとう。。

でも、いつかの自分の選択が、いつかの自分の輝きが、必ず背中を押してくれ、自分にあった道を照らしてくれるはずです。
先生や後輩や仲間にも、彼女らしく誠実に、とてもしっかりと心行き届いた言葉で伝えている姿も、鮮明に心に残っています。
そんな部長ちゃんのお母様からも美しいお花を頂いてしまいました。
有難い言葉が詰まったお手紙も添えてくださいました。。
明くる日、お礼をお伝えすべく、お母様を交えて部長ちゃんとゆっくりをお話をしました。そんな時間も、特別な思い出でした。

この代と一緒に卒業できたことが、本当に嬉しかったです。
(私はおまけなのに、想いが溢れていけませんね。)

(初代顧問、2代目顧問、そして3代目顧問のY先生にもお伝えしたら、みなさん「いい子達だね…そういうの、本当に嬉しいよねぇ」と同じように喜んでくださいました。)
この1、2年生への想いは、またとてつもなく想いが溢れますので、また春公演が終わった後に綴りたいと思います。
正確には、任期は3月いっぱい。
そうした私の希望を、顧問の先生、そして校長先生のお優しさゆえに叶えてくださいますこと、心から感謝しております。
卒業生の部長ちゃんが自分達の卒業をご報告する際、私のこともOG達に伝えてくれたそうです。
残りわずか。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
もう1つ。。
長らく闘病なさっていたのですが、どんな時も笑顔を絶やさず安心を与えてくださいました。
1つ上の子達の卒業式には酸素吸入器をつけてご参列なさり、限られた愛のお言葉を先生の言葉で伝えてくださって、あとは副校長先生にお手紙を読み上げていただいたそうです。
春休みに入ってすぐ、副校長先生に頭を下げ校長先生へのお手紙や娘の留学レポートなどをお渡ししました。「ちょうどすぐお会いする機会があるの、きっと喜ばれるわ!」と副校長先生は笑顔で受け取ってくださいました。
その数日後の訃報でした。
娘はポロポロと泣き出して
そして、終業式のことをもう一度教えてくれて。「校長先生はね、『お別れは寂しいけど、君達が卒業しても、次の学年に上がっても、私はどんな時も嬉しい気持ちです。いつまでもみんなのことを見守っていますからね。』って、一生懸命お話ししてくださったのよ。あの言葉が、最後にいただいた言葉になっちゃった。。」
「きっと、先生はあなたの手紙を読んでくださって、ちゃんと気持ちを受け取ってくださったはず。」と一緒に泣きました。
どうか間に合っているといいなと思いながらも、そうでなくとも、きっと安らかにお過ごしになられる中で、目を通してくださるでしょう。。
先生の大きな懐で、娘が健やかに豊かに学べましたこと、本当に幸せでした。