こんにちは。
3月3日、桃の節句…
この日は、以前舞台で共演させて頂いた際、大変お世話になり、その後もプライベートでも私達家族みんなを可愛がって下さいました、宝塚歌劇団ご出身の女優・上月左知子さんのお別れの会に、母娘で参列させて頂きました。
娘さん(元宝塚の女優でいらっしゃる嘉月絵理さん)が、綺麗な蛍光ピンクのお召し物で登場され、会の冒頭に
「母は、125歳まで生きる!と言いながらも、自分の身に何かあった時はこうして欲しい!と口頭や手紙でかなり細かな指定をしていました(笑)
ですので今日は、明るい服装で、明るい音楽と共に、思いっきり泣いて、思いっきり笑って、母を送り出してくれたら幸いです!」
とおっしゃいました。
絵理さんが逢った最後の上月さんの笑顔は、まるで天使のように可憐だったそうです。
「きっと今も、天使のような笑顔で、皆さんと共に楽しんでいるに違いないね」と話しながら、会は和やかに行われました。
私達母娘も、お世話になった劇団の方や業界の方々と共に、上月さんの思い出を共有しながら、笑顔で過ごさせて頂きました。
2年前に上月さんから頂いた宝物。
上月さんが1番お世話になったという宝塚の先輩のブローチも、胸に付けて行きました。
「そのお月様、本当に素敵ね…」と娘もお気に入り。
お月様、お魚や鳥さん、山々や波にも見える、綺麗で不思議なブローチです。
愛とお優しさを沢山下さった上月さんを想うと、また涙が止まりませんが…
訃報を知ったその日の娘の言葉を思い出しながら、改めて上月さんのお写真をみると、改めて納得しました。
周囲の方にそのことをお伝えすると「その通りだね、きっと、いっちゃんが感じた通りなんだよ」とお優しく受け止めて下さいました。
(上月さんとの大切な思い出や、娘の感じたことなど、少し前のブログで載せさせて頂きました。)
「どうぞ、懐かしい写真を、沢山みて、記念に撮ってあげてください」とのこと…
美し過ぎる上月さんの思い出の写真を、私も何枚か撮らせて頂きました。
そういえば、私が主役幼少期(大原麗子さん演じる春日局(おふく)役の子供時代を第五回まで)を演じさせて頂いた大河ドラマ『春日局』にもご出演されていて、ずっとずっと前から、何かの繋がりがあったのだなぁ…とお話したことも思い出しました…

展示されていた上月さんの宝塚時代のパンフレットやお写真を、母娘で眺めていると、
「私は上月さんの後輩にあたるのよ…この写真はね…」と、宝塚出身の女優さんが私達に丁寧にご説明して下さって贅沢なひとときだったり…
鳳 八千代さん、眞帆 志ぶきさん…宝塚ご出身の皆様が大勢で『すみれの花咲く頃』を合唱されたり…
とても感動しました。
(産まれたての子が1名参加されていましたが)小さな子は娘しか参加しておらず。
娘の様子に嬉しいお声がけを頂いたりと、とても良くして頂きました。
「あなたも、上月さんのお友達なの?」と聞かれ「はい♡」なんて、嬉しそうに応えて…(o´ω`o)
「こんな小さなお友達も来てくれて、彼女も喜んでいるでしょうね…」と、やはり上月さんのご友人さまはとっても品がよく、お優しい方々ばかりですね…
スライド上映は、美しくてうっとり…笑いあり涙あり…素敵でした。
「祭壇の母とも、記念撮影も沢山してやってください。もしかしたらイタズラ好きの母が映ってしまうかもしれませんが…」なんて上月さんの息子さんがおっしゃって、会場で大笑いが起きながら…(o´ω`o)
娘も1枚撮らせて頂きました。
上月さんにピッタリな…ピンクの献花。
朝、ふと娘に用意していたお洋服をやめて、ピンクのワンピースに着替えさせたのも、何かのご縁かもしれません(o´ω`o)
それから、お食事に出ていたシチューを頂いた際、
何故か思わず「このシチュー、なんだか上月さんが作ったみたい…」とつぶやいた自分がいて。
その後にスクリーン上映が始まり
テロップに息子さんのメッセージで「もし叶うなら、お母さんのシチューがもう一度食べたい」とあって…
(少々うろ覚えで、正確な言葉ではないですが…)
もしかしたら、実はこっそり、上月さんが作ってらしたりして!!
…なんて1人で微笑んでしまいました( ´ω`)
きっと、あちこち飛び回り、キュートでユニークなサプライズをしてらっしゃることでしょう…
やっぱり涙も沢山こぼれてしまいましたが…
本当に、愛と笑顔が溢れる、
上月さんらしい温かいお別れの会でした。。
その前日は、母娘でお世話になった先生の前夜式に参列しました。
(上月さんのお別れ会出席の為、お葬式には行かれなかったので…)
娘は、2日間に渡って【命のお別れ】を経験したことになります。。
その帰りの事。
氏神様である神社の前を通って、鳥居で頭を下げたとき…
「ママ、今、神様に“お別れを言ってきましたよ”ってお話をしたの。そしたら、神様が2人“そうでしたか…”って。ニコニコお話したんだよ。」
というので、心の中でお話したのかなと思い
「どんな風にお話するの?」と聞くと
「頭の…光がキラキラ〜って出て、お話できるんだよ。」とのこと!
さらに、
「神様は、ちょっと身体が薄くって…2人いたの。ニッコリしてるんだよ。」だそうです。
少し前には「ただいまって言ったら、緑のお着物を着た、お帽子を被った神様が大きな石の上に座ってて“お帰りなさい、いい子ですね”って言ってくれたのよ♪」と話してくれたことがありました。
(その神様はよくいらっしゃるそうです。)
今回の2人の神様は、色はよく見えなかったみたい(笑)
髪の短い小さめの可愛い女の子の神様と、細くて背の高い、お着物の神様だったそう…
全ては彼女の想像かもしれませんが…
優しく温かい存在と笑顔でお話をして、お別れのことも娘なりにご報告したり、受け止めているのだから…
尊い命は、大切な心を教えて下さったのだと、感謝しています。。。
娘の描いた、3月3日の日記。
「雲のベッドで気持ち良さそうにして、皆があげたピンクのお花を嬉しいなって思ってる、可愛いこーづきさん」だそうです。
ワンピースもお花ですね(o´ω`o)
表の文章には、「ママと、さよならまたねのおわかれかいにいきました。」と書いてあり…「ずっとこーづきさんが大好きよ」とありました。
きっとまた何処かでお逢いできることも、知っているのかもしれません。
訃報を知ったその日に、娘が教えてくれた、上月さんのこと。
(以前にも記しましたが…)
「こーづきさんは、雲の中にいるんだよ。雲さんが降りてきて『こっちよ、ここに乗りなさい』って言って、
乗ったら、お空の雲の中に連れて行ってくれたんだよ。
だから寂しくないの。よかったな、あったかいな、キレイだなって思ってるの。
会いたいなって思ったら、雲さんが隙間から見せてくれるんだよ。
さわれないけど、見えるんだよ。