幸せと感謝の刻印、紡いだ12年。(生徒chanの本番☆)
2015年 03月 17日
最近、お仕事もプライベートも、、細かくて大きな嬉しい出来事が沢山重なって、、ブログ(=心のメモ)が追いつきません(笑)
でも、毎度の事ながらタイムラグありまくり&長くなっても出来事をリンクさせて記しておきたいなと思っています。。が、読んで下さる方はごっちゃになっちゃいますよね(涙)
今回は話をあちこち飛ばさず(;^ω^)
週末にあった、教育現場の生徒chanが出演した舞台のお話です。
前回、卒業LIVEのお話をしたのに、春前はこうして気持ちが溢れる出来事が重なり、身体が足りません〜(;´∀`)
さて。
今年は大トリを務めることとなり、気合いもMAX、凄まじい集中力の彼女達☆
本番前日の照明合わせも、長時間とっても頑張っておりました。
毎年うちの高校には沢山時間をかけて頂いておりますが(申し訳ないです)、今年はリハの前後に休憩&時間調整を設けて下さって、予定の3倍近くをかけてじっくり照明を作って下さいました。。
それだけで、頭が上がらないほど感謝ですし、作品の想いを(そして勿論私のワガママも)丁寧に組んで光を当てて下さっている事は大変有り難いですね。。
※私のマヌケな顔はおいておいて(汗)
生徒chan達は、今年で8年目の出演。
ですがメンバーは同じではありませんので、これまで出演した先輩達から受継がれたこの現場への感謝を胸に、今年も挑みました。
大切にして頂けることが当たり前ではないことも、常に伝え続け、彼女達も理解していますが、こうして実際に温かさを感じ、尚更パワーになったようです。
(そして本番は、他の出演者さん達につけられた照明や演出の愛情も沢山感じられ、やはりプロのお仕事はこういうものなんだと感動していたそう。)
スタッフやベテラン出演者さんからの信頼も厚い舞台監督さんには、今回も大変よくして頂き、、
ゲネの後は、「彼女達の圧巻の演技はいかがでしたか?」と皆様に振って下さって…舞台袖で生徒達が高揚を押さえた感動の顔が浮かんでいました。。
休憩中や終演後、他の出演者さんやスタッフさんに「やっぱりプロとしか言いようの無い世界!どうしたらそのようになるのですか?」と尋ねられる機会が多くありました。
皆、誇らしげに顧問や私に笑顔をみせながら、テレながらも日頃の事を話しておりました( ´ω`)
まずは、この子達の9割近くがダンス未経験者であることに驚かれます。
それに毎週コーチ(私)付きのLessonをしている訳でもありません…
最初に個人面談をし、ご家族や生活の話をしてから、彼女達に合った音楽、振りを作り、1年後を見据えて、ひたすら身体と心に語りかける1年。 Lesson自体を数えれば回数は少ないですが、離れている時間に、見えない共有をしている感覚を育んだりと、、
踊り込みもしっかり行い、それ以上に対話を大切にしています。
日々の何気ない行動が、芸術にどれほど影響するのか、、それを少し意識して生活すると、何でも無い出来事がユニークに見えたり、愛おしく感じたり、もの凄く苦しいことが、ちっぽけに思え、乗り越えられたりする。
その発見の連続が、芸を磨いていることに面白みを感じて欲しいなという願いです。
舞台上や楽屋でのマナーが日常の行動にも生かされることを、自然と気を付けられるようになり、健やかに楽しめることが1番だと思います。
勿論、厳しく指導をしますが、嘘をつかずに向き合う勇気は、いつも奮い立たせている部分もあって。。それほどに、純粋な瞬間を一緒に過ごしているのですよね。。
今回の作品【impressing!】とは、『刻印する』という言葉です。
魂そのものを表現しなければ、誰かに深く印象づけるのは難しい。
ちゃんと自分から目を背けず、受け止めて、素直に届けなくては伝わらない。
一人ひとりがそう理解し、相手を信じて、全員の心と身体が1つになって大きな塊になる。
それぞれの目標や課題は異なれど、その願いが一緒なら、しっかり刻印することが出来る感覚を皆で手探りで見つけていってくれたらといった想いでした。
では何を刻印したのか━━━━━
個々様々の美しい色形でありましたが、
きっと共通するのは『幸せ』や『感謝』という点なのかなと、、観ていて感じました。
大切な人やスタッフさんに囲まれ、見守って頂いた幸せ、
無事に本番を迎えられた幸せ、
自分、仲間、家族、社会と向き合えた幸せ、、、
踊る事の出来る幸せ。。
終演後の打ち上げの場でも、代表で部長が想いの丈をお話をさせて頂きましたが、ちょっと長めにたっぷり語ってしまったのに、皆様が頷きながら聞いて下さったことがとても嬉しかったようです。。( ´ω`)-3
その後、舞台監督さんが最後の締めにこうおっしゃいました。
「先ほど○○高校(※私達)さんが言ったように、踊れる事は当たり前じゃないのですよね。この国が、この場所が平和だから、踊る幸せを得る事が出来るのです。こんな平和な時代、日本でもここ数十年のこと。今ここに生きていること、それも奇跡。だから、踊れる世の中を望むことも、平和への願いに繋がると思います。」と。。。
(私の記憶なので少し言葉が違う部分もあるやもしれず、すみません。)
本当に、その通りですね。。
温かい監督さん、そしていつも細やかな気遣いで仲良くして下さるスタッフさんに、いつも感動しております。
今年も旦那くんと娘を覚えていてササッと入れてくださって、ゲネを観させて頂きました(;´Д`A ```
娘も、皆様、そして大好きな生徒chanに可愛がってもらい、大喜び。
案の定、ゲネ前のアップ&呼吸法の時は私の横で先生気分でしたがε-(ーдー)ハァ
それからもう一つ、大きな幸せがありました。
それは、この環境の土台となった1期生含め、沢山の卒業生が駆けつけてくれたこと。
終演後は「自分の卒業式でも泣かなかったのに、こんなに涙が〜」「私達の後輩がこんなに素晴らしいなんて、言葉で言い表わせない〜」と抱きついてきて、、
来れたのはごくごくわずかな人数なのですが、どの顔をみても思い出が沸き上がります!!
…いや、かなり現役の子達にもしょっちゅう話しているんです(笑)なので、「強烈キャラが多く何かとトラブルを起こすけど最高に憎めない代」「卒業後にバイクで駆けつけ、私を勇気づけた子」「雪が頭に積もる程怒られた代」などなど(笑)
紹介する度に『この人が先生が話していた先輩?!』と歓声が湧く程に喜んでおりました〜(T▽T)アハハ!
思わず涙が出てしまいましたが、笑いの耐えない濃厚な再会の時間となりました。。
そんな愛しい卒業生が「数年、観に来れなかった間に、プロどころじゃないレベルになってる!一人一人がスペシャルですね。。しかも上演直前の客席で、他のお客様達が「この高校すごいんだよね、楽しみ!」と言っていて、後輩達が認知されていることにも、とんでもなく感動!」と(笑)
今でも、変わらずに心豊かな、優しい子達で、安心。。。
今回皆に声をかけてくれたこと、改めて数人に電話でお礼を伝えると、
「先生がいてくれて良かった。先生がちゃんと私達を繋げてくれていたから、今日後輩達の輝く姿を知れました。」と言ってくれて。。言葉もありません。
そして、私が名倉のカンパニー時代に青山劇場に来てくれた子達が「先生の舞台をみて衝撃と涙した感動と同じものを、自分の後輩達から得られたことに驚きと喜びだった。。先生の舞台を観てなかったら、踊りの世界は拡がらなかったから」と話してくれる子もいて、私個人としては何より最高の言葉ですし、恐れ多くとも今度師匠にもお伝えしたいと思いました。。
実はこの現場、、5年程前に顧問が変わり、私は恩師であった前顧問の赴任先にいくものと思っておりました。
ですが「千紘はここに残って欲しい。皆の帰ってくる場所を守って、想いを繋いであげて欲しい。」と言って頂き…改めて気持ちを整理し、残る決意をしました。
こんなに素敵な巣を途絶えさせたくない、そして、皆が大好きだった前顧問の愛情を刻み、育んで、、発展させたい。 そう願いました。
そして、今の顧問との出逢い。 それは前顧問からの大きな贈物となりました。
生徒達への愛の大きさは同じですが、そのアプローチ方法が見事に異なる事も尚更、全てを自然に受け入れることが出来ました。
生徒達同様、いえ、私こそ、人生とリンクさせて学ばさせて頂いていて、この大きな変化が、現在の家庭・子育てと芸術との両立に必要なヒントを山程与えてもらっています。
ですので、こうして「絶対に皆に見せてあげたいから、声をかけたんです。」と動いてくれ、現役の子達に1期からの子を紹介出来た事は、本当に深い感謝だったのです。
顧問が異なる代の子達でも、根っこは同じ・・・彼女達から貰った想いを紡ぐ時間が、私の希望でもあり、学びで、幸せで。
今日はそれが繋がった瞬間でした。
震災もあり、活動の中でも色々な事を乗り越え、あらゆる想いが背景にありますが、1期生からの子達が駆け寄って抱き合えることが、最高の宝物です。
可愛い一期生からもう12年。。
私も33歳(笑)
当時の子達からは年齢不詳で、まさか20歳そこそこの先生だとは思わなかったそう(笑)
私にまで差し入れを!!
ベビーカステラ専門店【青いレンガ】もかなり美味!!可愛い【WITTAMER】のバック入りお菓子。。さらには【手作りクッキー&シュークリーム】も♡
一加、美味しいおやつに夢中(笑)
解散後、部長、副部長、会計の子と、少しだけお話したとき、
「貴女達はちゃんと“幸せの刻印”を押せましたね。。」と言いましたが。。
輝く生徒chan達と一緒に、私も刻印させてもらえたのだと感謝しています。
どんな苦境でも、己が何を視て、どう感じるのかが全て。
「私はこんなに恵まれ、幸せだ!」と、言い放っていれば、幸せであることに気がつける…ハズ。
本当にそう感じるもの!
私は、ずっとそうやって(勘違いもしながらも)、出逢いに恵まれ、幼い頃からなんだかんだと女優業をしながら、教育現場で12年も務めることとなった訳ですから。
そうそう、もう来期のことも同時に描いているのですが、、、
そんな私に2期前の代が、泣きながら「先生、今まで有り難うございました、今年で辞めちゃうんですよね…」と綺麗な花束を貰いました。
・・・へ? 私、辞めんの?(°д°;;)
「はい?何の事?」というと、この代の元部長が私に本番だとゆっくり逢えないからと別の日に1人で来てくれた際、私から聞いたと。。
寝ぼけて聞き間違えたのか?、、、私が寝ぼけていたのか(爆)
私どころか顧問も現役生も寝耳に水で、ポカンとして、その後ブンブン首を振ってました(;´∀`)
ともあれ、そんなトンデモ誤報に全員がヘナヘナと崩れ落ち、間違えた生徒chanは皆に責められ、テンパっておりました〜(T▽T)なんだこれ。
自分の妹を受験させようと思っていた子もいて、家族で進路変更までも考えた程だったと。何だか色々申し訳ない(;^ω^)
まぁ、私は綺麗なお花をありがたーーーく頂いて♡(笑)
全てにホクホク帰りました☆
やっぱり、どの代もちゃんと笑いを忘れないってことかしら(笑)
ともあれ1つの大きな目標を超えましたが、ここからの新たな展開に楽しみで一杯です。
卒業生と私も、面白い程に縁があるようで(笑)
また機会を作って逢いたいと思っています(*´∇`*)
今回も、生徒chanのご家族様ともお話出来、感謝でした。。
そして卒業しても親御さんと一緒に会いに来てくれたり…それぞれ彼氏くんも連れてきてくれました(^ー^* )フフ♪
「先生を知って欲しくて、連れてきました」なんて可愛い事を言ってくれる子も。
ありがとう♡
さて、私はこれから“過剰歯”を抜きに行ってきます☆
親知らず以来の抜歯に、とっても『楽しみ』な私(´∀`)
自分の血は怖いけど、抜歯は全然平気〜
ちょっと変なトコにある歯なので、また報告します♪
では!
※2回連続で長過ぎるブログでしたね(;´∀`)