出来る事があるだけ、生きているだけ・・・
2011年 03月 14日
言葉が思いつきません。
うちの愛猫のきなこも、解るのでしょう、側にいたがるのはいつも通りなのですが、抱っこするか、何かの中にいたいと要求しているようなので、
とりあえず段ボールに小さな毛布を敷いたら、ずっとここにいて、一緒に速報を見てます。
母と報道を見て、「あぁ・・・」声がもれるたび、出てきては「にゃん・・・」と膝に乗ります。
そしてTVの前に座ります。
今日は、計画停電の影響もあり、都内は休校や営業停止、また出勤も出来ず、自宅待機の方が多かったようですね。
通勤できたとしても、会社に行くだけでもご苦労な方も多いでしょうし。
私はお家の事業のお手伝い・・・
出来る事があるだけいいのかな…と感じます。
車で荷物をお届けしたり。
(配送が大変混み合い、いつものようには機能していないとのことで)
微力でも出来る事があるだけ、何かの役に立つだけ、気が紛れます。
それに、何も出来ないもどかしさを感じられている、力のあるかたが大勢いらっしゃるだろうと・・・
夜、お買い物に行ったら、すでに締まってしまったスーパーが。
夕方5時で閉店だそうです。
困ってお店の前で『お父さんごめんね、スーパーしまっちゃったから、ちょっと他のお店探してみる、もうちょっと待ってて』という電話をする奥様がいました。
私も引き返し、八百屋さんへ。
野菜も少ないなぁ・・・と思いながら、なるべく長くもつものを選んでレジに並ぶと、さっきまで品出しや段ボールを片付けていた店長さんがもう1つレジを開けてくれ、誘導下さいました。
「ありがとうございます。ありがとうございます。」そういいながら、レジを打つ手が震えて・・・
お顔は真っ赤になり、半分泣きながら、レジを打っていました。
沢山、お客様がいるので、お声もあまりかけれないなとは思いましたが、
「ありがとうございます。頑張って下さい。」とだけ伝えました。
きっと、心配な事がおありなのでしょう。
都心はさほど影響がなかったとはいえ、こうして、不安や何かを抱えて、頑張っている人もすぐそばにいるんだと感じます。
薬局にいくと、お米を販売していました。
あ、買おう、と思ったら、目の前におじさん達が走ってきてすごい勢いでお米の袋を抱え持って行きました・・・全部無くなってちゃって。
きっと必要だったのだろう、と思っておく事にしました。
その後、皮膚科にいくと、いつもの先生の笑顔があり、お互いの家族や親族の無事を話、安堵。
節電をされながらも、変わらず、診療をしてくれる場所があるので心が温まります。
東北の大事な社長さんやお仕事関係の方達から連絡がきました。
被害は、報道の数倍なんだ・・・とおっしゃっていました。
ですが「出来る事がいっぱいあります!だから忙しい!!頑張るぞ!」
と力強いお声を届けて下さいました。
どうか、ご自身の身体もちゃんといたわって頂きたいです。
きっと、その方が前を向いているだけで、多くの命が救われるんだと、希望が生まれるんだと信じています。
明日は冷えるようです。
少しでも多くの命が救われますように。