友人で俳優の『仁科 貴』くん。(以下「貴」)
今、とでも過酷なロケ

に出ている。
来年初夏公開の映画『劔岳 点の記』の撮影。
撮影場所 剱岳(つるぎだけ)は、富山県・飛騨山脈(北アルプス)の立山連峰にある標高2999mの山。
豪華な俳優人の中、貴も頑張っているようです。
時々、山荘から40分以上離れた電波の届く所まで脱出しては、「過酷な撮影の合間のささやかな楽しみ」と友人達とメールをしている様子。
私にも山岳の厳しさを感じさせない、とてもとても美しい写真を毎回送ってくれます。↓

自然の色です

目の前に広がるは、美しい雲海ばかり
『劔岳 点の記』 原作:新田次郎
明治時代、唯一地図に記されていなかった前人未踏の山に挑む男達のお話。
当時、日本地図作成の全責任を負っていたのは、日本陸軍でした。(現在は国交省)
ある日【山岳会】なるグループの小島烏水(うすい)と名乗る人物が現れ「あなた達が登らなければ、私達が先に登るかも知れません」と、挑戦的な言葉を残して行きます。
日露戦争の直後、云わば負け知らずで“勝ち負け”に非情に敏感だった日本軍は、
外国から伝わったお金持ちの道楽=一般の登山家に先を越されては困ると云うことで、柴崎芳太郎(よしたろう)と云う測量官に、白羽の矢を立てます。
これは、芳太郎が、地元の案内人、宇治長次郎(ちょうじろう)と共に、測量夫の信(のぶ)、竹吉(たけきち)、そして、3人の山男を引き連れ、現在でも日本で最も難関とされる山、劔岳に挑む物語。

写真=測量隊、一時の休息。
中央にそびえるのが劔岳、岩肌が随所に見えるのは、斜面が急過ぎて、雪が積もらないからだそう。

いつも先頭の長次郎(照之さん)芳太郎(浅野さん)とは、別行動を取るシーン。真ん中が松田龍平くん。

先頭から、長次郎=香川照之さん、芳太郎=浅野忠信さん、信=松田龍平さん、竹吉=モロ師岡さん、金作=螢雪次朗さん、鶴次郎=仁科貴さん、久右衛門=蟹江一平さん。とても美しい写真ですね
『日本で最も危険な山』と言われている『剣岳』でのロケ。
本当に過酷なロケだそうです。
それでも、今だ嘗て経験した事のない現場なので、俳優は皆、手応えを感じているそう。

撮影の合間に撮った、測量隊の集合写真。

右が監督・撮影の木村大作さん
名誉や利の為ではなく 仕事に誇りを持ち、日本地図完成するというためだけに命をかけた 男たちの記録。
『2009年 初夏 全国ロードショー』
この自然の美しさ・厳しさ・雄大さは、絶対に映画館に行って見たい。
本当に楽しみです。
(※尚、写真使用については、『劔岳 点の記』撮影スタッフのスチールカメラマンさん及びプロデューサーさんやその他 関係者の方に許可を頂いております)
『劔岳 点の記』
http://www.tsurugidake.jp/