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W杯カルガリー結果&アイコ目線のお話し
昨晩のW杯、男子の遠藤尚君が3位に入り、歴代男子モーグル日本選手初のイエロービブ保持者となりました(*^^*)

いまではもう、「さすが!」という気持ちになりますね。周りの期待と本人の仕上がりとジャッジからの評価が、イコールになってきている。

一番楽しい時だろうな!と思います001.gif

W杯はまだまだ続きますが、開幕2試合連続表彰台、予選は1位という事実はもちろん、何回も書くけれど、本人の技術とジャッジも安定しているのが素晴らしい001.gif001.gif001.gif

ワクワクさせてくれますね〜!

女子は星野純子ちゃんの12位が最高位。ただ、あの難コースで純子ちゃんただ一人、第二エア(難しい落ち込みの先にあるエアで恐怖感は倍増です)でコークをかけていて、エア点は全体のTOP4。着実に経験を積んでいると感じました。


成長している皆がカッコいいです!!!


さてさて、今回、新しい採点方法でレースが行われたわけですが。リザルトの点数の表記やパーセンテージが昨年と変更があって、なかなかわかりずらい感じがしますが…(100点満点表記。採点の内訳がターン60%スピード20%エア20%に変更)

単純に、思ったことを書いてみますね。

結局選手がやることは、点数をつけられる自分の技術を高めて行くことと、マイナスポイントを出来るだけ減らして行くこと。そこは全く変わりません。魔法はかかりませんので、あまり大きな変化はないです。

ただ、例えばTOP数人の高い技術レベルでのせめぎ合いになって、誰が誰よりターン点がいいとか、エアの難易度だとか、スピードの得点が…とか、得点をつける3つの項目において優劣が付いて、ほんの数点差で順位が決まるわけですので、良い悪い両面で自分自身と周りのライバル達との違いを理解するのは大切。

そして、あらためて、どんな技術が評価されているかですが。モーグルのW杯で予選を勝ち抜く選手たちは、コブを滑りおりるスキー操作においてそれぞれ各個人の技術の完成度は高いので、どこで差をつけているかという話になります。(フォールラインに身体を向けて滑り降りてくる事が基本。常に骨盤が回るような滑り方は評価が低い。)

そうなると、どれだけ上体が安定しているか、バランスが取れているか、暴れていないか、になるんだと思います。

上体を安定させたままハイスピードでコブを越えるには、どんなスキー操作をしたとしても弾かれたり走らされたりといった事が起こりますので、コブからのインパクトをスルリとかわせるような柔軟性と筋力、体力、スピードについて行ける感覚が必要です。それと、そのスキー操作や体の使い方の安定した表現力がないと、勝負になりません。(コースは約250mありますからね)

カービングの場合はインパクトがとても強いので、それだけでも柔軟性と筋力が相当量必要です。そして、道具も硬い方が技術を体感し易いので、より一層体の柔軟性が必要になります。(←ここは、技術よりも柔軟性を重視した方が良いのかも。)いまの主流の滑りはインパクトをいなし易く、道具も上と比べると扱い易いイメージがあります。上体の安定という部分ではかなり評価に繋がり易いのかもしれません。

が、どちらにしても、相当の練習量が必要なので、やはりW杯のトップレベルは凄いですね。

ちなみに、もし、カービング(=スピードアップ=ハイインパクト)でも上体の安定が保てる体があり、スピードについて行く技術があり、そのレベルで安定して250mのモーグルコースを滑り降りることができれば、ダントツでしょうね。Janneのように。(Janneはブーツのフレックスがかなり柔らかかった気がする。)

エアは完成度×難易度。種類は沢山あるけれど、ターンより完成度の部分は分かりやすいと思います。遠藤尚くんのエアが得点としても安定しているのは、バックフリップでも高難度のエアでも、エアの完成度はもちろんですがランディングの安定感も抜群なのです。そこが安定した評価に繋がっていると思います。

スピードは、もちろん分かりやすい。得点の上限がありますが、滑りもエアも安定していて、尚且つ速ければ、全体の高い評価に繋がりますし、+スピードの得点もつきます。


こうやって書くと、単純明快なんですよね。一番上手くて速くて、それを表現できる体を作ることの出来た人が一番。書いてみると、スッキリ001.gif(私だけですかね042.gifごめんなさい。)

引退するまでは、トップ選手でもこれからの選手でも、常に発展中になるわけなので、個々の良い部分を伸ばして、マイナスポイントを減らしていく。採点競技なので、そうしていくのが一番結果が見え易い。答えが見え易い分、体も心も柔軟に素直にいなければならないけれど。

そうそう例えばW杯では、良い滑りをジャッジに見せられればチャンスは広がる。きっとそれは、どんな大会でもおなじですよね。それが、1試合目で出来る人と何試合かチャレンジして出来る人と、もしくはなかなか上手く行かない人と…ゴールは人それぞれだけれど、その瞬間を掴めるように日々を前向きに進めていくのは幸せな時間だと私は思います001.gif

キラリと輝く才能のある人はTOP16には入り易いかもしれない、たまに、いきなり優勝する人もいる。でも、才能がある人でも、地道に上がってきた人でも、常にTOP5、TOP3となると、ある壁を越えなきゃいけない。

その壁は、努力をしないと越えられない壁。上手くなることに全力で望まないと越えられない壁。

道具、技術、体力(トレーニングと食事)、柔軟性、メンタル、経験、チームワーク(人間性が重要なのはここの部分かもしれないですね)周りの環境、全てが整って噛み合って、超えていく壁。大変だけど、一つずつクリアしていくと達成感もその数ぶんあるわけで。楽しいものですし、幸せなことです001.gif

モーグルのW杯で戦っているみんなは、小さい頃からスキーに愛着があって、モーグルという競技で才能が開花した人ばかり。そんなみんなの世界一を競う勝負が、今日も明日も日々続いていることに感動します。

モーグルW杯、ますます盛り上がって欲しい(^○^)

次回は、アメリカのディアバレー!コース設営、ナイターレース、花火、そして、お客さんも大勢入り、一番盛り上がる大会です(*^^*)

ここでの日本チームの活躍に期待しています001.gif001.gif001.gif


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(FISのFacebook頁より写真を引用させていただきました。)
by aiko-uemura129 | 2015-01-04 12:03 | Trackback
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プロフィール
上村 愛子 上村 愛子 aiko uemura

1979年12月9日兵庫県伊丹市生まれ。2007-2008シーズン、怒涛のW杯5連勝で 日本モーグル界初となる種目別年間優勝を達成。2008-2009世界選手権大会ではシングルレース、デュアルレースで二冠。2010年バンクーバーオリンピックで4位となる。1年間の休養を経て、2011-2012シーズンに競技復帰。5度目の出場となる2014年ソチオリンピックで悲願のメダル獲得を目指す。

公式ホームページ

上村愛子:excite SNAP!

上村愛子:FTWインタビュー

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