2009年1月24日Mont Gabriel/Canada で開催されたワールドカップ第2戦目で上村選手は見事優勝を果たした。上村選手からのコメントを掲載しましたので、ご覧ください。
【上村選手コメント】
試合当日、気温-20度以下。女子の練習開始は朝の8時過ぎ。気温が低すぎるためスキーの滑走面に霜がつきやすく、昨日の公式練習よりもかなりスピード感の違いを感じました。
エアの進入スピードを上げることで、エアの大きさ、スピードの調整をして、ターンは練習通り滑ることに集中をしました。
結果、予選を一位で通過。
アメリカのハナ・カーニーが二番、カナダのジェニファー・ハイルは五番。
お昼の一時半から決勝開始。最後のスタートなので、いろいろと考えてしまう時間が沢山あったが、やはり自分の滑りをすることと、先に滑った皆のことは気にしないように心がけました。
決勝では、アナウンスの声も観客の歓声も大きくなり、選手も自然と気合いがはいります。
私はどちらかというと小心者。試合の雰囲気に飲み込まれないようにするタイプなので、必要以上に気持ちが高ぶるのを避けるため、ゆったりとした音楽をきき自分の身体と滑りの事を考えながら、平常心でスタートできるようにしました。
決勝では、予選で軸がすこし斜めになってしまった360と、第2エア手前の氷のむき出しになったアイスバーンの処理を気を付けて、あとは気持ち良く滑り降りることに集中。
その作戦がうまくいき、決勝でも、納得のいく滑りが出来ました。
そこに結果もついてきてくれて、すごく嬉しかったです。
この感覚の滑りをコンスタントに出し続けられるよう、身体のコントロールと気持ちのコントロールに気を付けて、今後も頑張ります(*^^*)
モーグルを続けてきて本当によかったと思う瞬間は、ゴールをきる時「やりきった!」とガッツポーズができるくらいに納得のいく滑りができた瞬間。最高の幸せを感じます^ー^)人(^ー^
食事の面でも、フィジカルの面でも、トレーニングの面でも応援してくださるスタッフの方々の支えが自分に平常心をもたらせてくれたのかもしれません。本当に感謝しています。
また、沢山のガッツポーズをだせるように頑張ります!
愛子