S-Project レポート

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2012年 02月 28日

スロープの建築

建物の具体的なデザインがほぼ確定したのは2010年の初夏。この段階では構造的な整合性はまだ完全ではなく、この後に細かな修正・変更を繰り返して最終的な基本設計案に到達した。

桜の樹を囲むスラブが傾きながら連続的に積層し、スラブはスロープや階段で結ばれる。そしてスラブの間に挟まるようにさまざまなかたちのスペースが設置され、それらがギャラリーや多目的室、住居などになる。

この案を最初に提示されたとき、まず驚いたのはスロープの大胆な使い方だった。ある意味、これはル・コルビュジエから始まる「スロープの建築」の21世紀版なのではないか。そんな想いが脳裏をよぎった(鈴木布美子)

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基本設計の最終案に近い模型。各スペースの配置や構造、設備などの全体の計画を検討している。©Office of Ryue Nishizawa

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真横から見ると、スラブが水平でないことがよくわかる。©Office of Ryue Nishizawa

by S_Project | 2012-02-28 00:14 | プロジェクトについて | Comments(0)


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