execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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ピースボート、7月にアイスランドに初寄港!というトークの場を有り難う御座いました
 いつも ICELANDiaのブログにお寄りいただき有り難う御座います。。

 昨日はピースボートのテラコヤでアイスランドの話をさせていただきました。
 テラコヤは満員御礼状態。多くの皆様にお越ししただき、本当に有り難う御座いました。また、そこでいろいろなお手伝いをしてくださったボランティアの方々、中心となって仕切ってくださったFさんとNさん、それから、上記プロデューサー氏との約束のため、その場で頂けなかったオニギリをお土産に持たせてくださったりと、いろいろと有り難う御座いました。オニギリ、すごく美味しかったです!あれ、全部玄米ですか?上手に炊けてましたね。感激しました。毎食食べたいくらい(笑)。
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 これをきっかけに、ひとりでも多くの方々にアイスランドを知っていただければと希望しています。機会があれば、ぜひまたお呼びくださいね!簡単ですが一言お礼まで。(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  2008年も音楽をアイスランドから↓







  
  自然をアイスランドのデザイナー作品で↓
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by icelandia | 2008-02-03 16:17 | News | Comments(0)
爽やかでした!日本アイスランド国交樹立50周年パーティ
ICELANDiaのブログをいつもお読みいただき、有り難う御座います。ICELANDiaは音楽レーベルであり、アイスランドの音楽全般を扱うショップなのですが、このブログはどうやら「何でもアイスランド」化しています。ショップには200種類以上のアルバムを取りそろえていますので、ぜひお立ち寄り下さい!こちらです。

   日本・アイスランド国交樹立50周年記念パーティ華やかに開催!
            Dec. 7, 2006 @ hotel Okura

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外交筋の参加が際だつ中、普段からの大使館とのお付き合いが多いということで、招待していただきました。このような正式な機会にお声がかかり、光栄です。
 
 まずは、両国間の歴史のおさらいから。1956年12月8日、日本とアイスランドは正式に外交関係を結びました。ちょうど50年前のことで、日本は第二次世界大戦後、国連への加盟が認められるちょうど1年前のことでもありました。アイスランドとの関係も、国際社会への復帰とほぼ同時期に遂げられたと言えるのでしょう。
 大使館は5年前まで両国に存在しなかったため、国交樹立といっても、その実はほとんどが民間主導で、特に漁業の分野においての関係が強く、また民間だからこそ友好的に、ビジネスとして互いに旨くやってきました。関係者の方々、ご尽力に感謝いたします。
 
 そして1999年6月に小渕首相がアイスランドを訪問し、その時に両国の大使館設立が決定。この時ばかりは政府の対応は素早く2001年2月には駐日アイスランド大使館が開設。以来、大使館の協力もあり、2003年からはアイスランドへのチャーター直行便も毎年運行されるようになり、日本人の多くがアイスランドに興味を持つようになってきたと思います。
c0003620_21541330.jpg 私自身がアイスランドとつながるようになったのも、やはり大使館開設後のことで、親日家でもあった初代の大使の暖かい支援のおかげで、アイスランドに対して非常に親しみを持つことができました。また大使館は親しみやすいオープンな親日路線を崩してはおらず、アイスランド・ファンは増殖の一途を辿っています。
 
 1億人以上の国民がひしめく日本に住んでいても、正直、政治や大使館は別世界です。私自身、未だ自国の首相や皇室の方々に直接お会いしたことはありません。縁のない庶民的な生活をしている、ということでしょう。
 
 でも、総人口30万人の国では、政治はとても身近なものであり、政治の透明度も世界ナンバーワンだし、真剣に国家を運営しているという印象があります。それは本当にうらやましい。外人に対しても政府はオープンで、アイスランドに住んでいない私でさえ、既にアイスランドの首相2名に、お目にかかっています。加えて大臣級も数名。
 昨日のパーティは、仕事や階級に分け隔て無く、平等に物事を取り仕切るアイスランドの、そんな姿がよく出ていたたいへんにさわやかで喜ばしいものでした。
 
 それで、昨日のパーティです。会場に集まったのは、外国の外交筋(大使等)と日本人が半々程度。若干日本人が多いかな。外交とはよく言ったもので、海外の方々と、交わって知り合うということなんですね。アイスランドからは外務大臣が来日し、入り口の金屏風の前で、バルゲルズル外相、外相のご主人、駐日アイスランド大使、大使夫人の4人で、一人一人のお客さまを大切に迎えていました。

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 会場にはFLISのメンバーがジャケットを着用し、小綺麗な格好で演奏しています。先週の土曜日にO-Westで披露した前衛的な実験音楽ではなく、グ〜〜っとスタンダードになった音楽でしたが、そのような中でもタダでは済まさないグループなので、ところどころ、粋なベースラインや、少々かっ飛んだピアノ・フレーズを入れつつ、穏やかに進行していました。さすがに、ドラムスの変拍子はありませんでした(残念!)。
 
c0003620_22124239.jpg 夕刻7時過ぎにはバルゲルズル外務大臣のスピーチから始まり、日本の副外務大臣が安倍総理からのメッセージを届けてくれました。バルゲルズル外相も、阿部総理のメッセージも非常に心温まるもので、かつ的確に二国間の関係を具体的事例を盛り込みながら描写し、これからの展望なども言及していて、私はとても感激しました。さすが、両国を代表する人物です。
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 もちろん安倍総理本人が、頭を捻りながら書いているとは思ってはいませんが、それでも、この場を真摯にとらえ、心から互いに祝おうではないかという心意気が出ていて、非常に好感が持てました。実際、数多くの議員が来ていたそうです(私は全然わかりませんでしたが)。参議院議長の扇千景さんも居たとか・・・。ま、そのようなお偉い方は、チラリと顔をお出しになり、すぐに去られるようです。日本はまがりなりにも世界の大国なので、皮肉でも何でもなく、さぞお忙しいことと思います。アイスランドのためにお時間を割いていただいたことに、感謝します。
 
 しかし、情けない国会議員もいました。直接お会いしたことがある方であり、また、とても喜ばしい話題の中にこういうことを書くのは不本意ですが、やはりこれはアイスランドを愛する者として、また、納税者として苦言を申し上げます。
c0003620_21583659.jpg 乾杯の音頭を取った日本アイスランド友好議員連盟の議長、乾杯の音頭に”国交正常化”ですか?お集まりの方々も苦笑していましたが、日本とアイスランドの国交は正常ではなかったのですか?自分がどのような席に招待され、何を期待されているのか、そんな基本的なことさえ頭に入っていない状態で壇上に上がることは、失礼も甚だしいことです。何となく口を滑らせることでもありません。
 通訳が機転を利かせてサラリと流したのでまだ助かりましたが、一瞬私はヒヤリとしました。喜ばしい席に水を差すとはこのことです。
 
 正式な外交の場ですから、順当な方に乾杯の音頭を取っていただいたとは思っています。しかし、下準備をしないにも程があり、お粗末で情けない。これもパワーゲームの一部なのでしょう。例えば、私がいくら熱心に心を砕いて何かをしても、たいした働きにはなりません。片や国会議員が数人でも集まれば、それは本当のパワーとなり、国を動かすことも可能になります。個人的にそのような権力が好きか嫌いかは別として、アイスランドが日本という国家と対等に、また有利に渡り合うためには、必ず必用な重要な方々であり、大切なお付き合いであることは充分理解します。国会議員のみなさん、特に日本アイスランド友好議員連盟に所属する議員の方々、議連に名を連ねるだけではなく、ぜひ実のある活動を積極的に御願いします。
 
 ということで、気を取り直して
    乾杯!国交樹立50周年おめでと〜!!(拍手)
 
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 日本は大戦後、飛躍的に復興し、アイスランドも植民地で貧しい国だったのが、世界で最も富める国の仲間入りをしました。この50年間、互いに長い道のりだったことでしょう。互いの健闘を讃えましょう。
 
 それで、あとはもう、食べるだけです(笑)。アイスランドのコミュニティは日本でも狭く、知っている顔も多く、知り合いとは既に「どーも、どーも」とあいさつをし、その知り合いの知り合いともあいさつをし、あとは自分が納税者であることだけでしか関係のない国会議員と、各国大使なので、食べるだけです。はい。
 
c0003620_220583.jpg 最近仲良くしてただいている出版社の方といっしょに皿を持ち、お行儀が悪いのは承知でオードブルを皿に高々と盛り上げ、彼女たちと共にテーブルとイスを確保。こういう場に慣れていらっしゃる方は、スマートにつまみを盛り、いろいろな人とお話をしていましたが、このような場には縁のない庶民な我々は、食い気満開です。
 
 いろいろと美味しかったです!特においしかったのが、アイスランドのラム肉を使用したスープ。あぁ、なつかし〜。この味と香りはアイスランドのラム肉しかあり得ない。ラム肉は薄切り肉を積み上げて焼く式の、中東で見られる料理もありましたが、あの肉は臭みを香辛料で上手に消したもので、アイスランドのラムちゃんとは大違い。それから、真ん中がトロリとしていたチーズ。ウォッシュですね。たまんなくおいしかったです。ワインも進みます。このチーズのせいで、帰宅時にモンドールを買ってしまった私。時期だもんねぇ。
c0003620_2212887.jpg それから、スーパーのパック寿司と回っていない寿司以外の、本当に職人さんが目の前で握ってくれる寿司も、久々に食べました。中トロ狙いでしたが、赤身も食べればよかったかも。ご飯がソコハカとなく暖かく、ネタも分厚く、下準備を丁寧にした非常によろしい寿司で、日本の寿司って本当はこうだよね!と満足。
 フタがしてあったので、みなさんあまり手を出さなかったのか、残っているのをいいことに2度もいただいてしまったのが、フォアグラのムース。塊のフォアグラよりも濃厚度は落ちたものの、それなりに香りは残されたよろしいお味でフォンドボーのソースやちょこっと入っていたブルーベリーとの相性もよく、社交性の無い私は、会話は気にせずおいしいものをおいしく味わえて幸せ。我々女性3人のテーブルは見事に宴会状態。
 
 残すはデザートだけで、デザートを取りに走ったところ、アイスランド外相があまり人に囲まれていないことを発見。一応キチンとご挨拶をと思い、話しかけることにしました。
 
 「私は小倉悠加で、アイスランドの音楽を日本のみなさまに紹介しています」と。
 「あなた、私の省に来たことあるでしょう」と外相。確かにレイキャヴィークの外務省へは行ったことがありますが・・・。
 「確か絶対に来たことがあるわよね。そうそう、ヤコブ(JFM)といっしょに」
 
 な〜るほど。あの時にいらっしゃった方ですね。どーりで何となく見覚えがあるような感じがしていたけれど、もう記憶の彼方のことで、何処の何で知っているのかが分からず・・・。失礼しました!確かに一昨年の秋頃にお伺いしています。覚えていてくださり有り難う御座います。すごく光栄です、恐縮です。 

 ということで、なんと、外相が私を覚えていて、私が外相を覚えていなかった・・・と。失態です。でも、私ひとりの失態で済みました。音楽を輸出品としてもっとプロモートしてくださいということを御願いすると外相は、向こう3年間政府予算でアイスランドの音楽をもっと世界に広めていく活動をすることが、2週間ほど前に決定したことを教えてくださいました。そーか、やっぱりね。Airwavesのあの盛り上がり方と、英米のマスコミの参戦を見ていると、そういう積極的な働きかけが、世界のアイスランドを主張するにも役立つのは明白で、自然観光以外の興味も掘り起こせるわけだし、まさに私が主張したいところがそこなのです。やはり私の感じたことは正しかった。
 
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 それにしても、愛知万博でお会いした文部科学省の大臣も女性だったし、外務大臣も女性。アイスランドは世界初の女性大統領を輩出しているし、アイスランドではそれが普通のこと。北欧の諸国はどこもそうですね。日常的に女性差別を感じながら日本で生活をしている者にはうらやましい限りであり、ひたすら尊敬します。外相、激務だと思います。特に最近はアメリカ軍のアイスランド撤退後の安保問題等、頭が痛いことでしょう。国民の顔が全部見えているといって過言ではない国なので、責任対象が具体的に見える分、その役割も重いことでしょう。そういう女性を支えていらっしゃるご主人もお見事!
 
 アリヨスのチラシをお渡しし、名刺も再度持っていってもらっていただきました。で、帰宅して名刺帳をチェックしたところ、外務大臣の名刺もそこにキチンと正座していました。が、あぁ、分かった!私がお会いしたのは外務大臣ではなく、通産大臣としての彼女だったのですね。どーりで。外務大臣にはお会いした覚えが本当になく、別の省庁はある、という印象は間違ってなかったわけで、その印象自体は間違っていなかった、と。なーるほど。
 
c0003620_2225810.jpg その後、FLISのメンバーと話し、ベースのヴァルディは去年スーパー・ジャズの一員として来ていたので会っていたけれど、他の2人は始めてだったので、一通り声をかけ、ドラマーのヘルギから、今週末O-WestのASA-CHANGを見に行くということを聞く。なので、FLISに会いたい人は、今週末再度渋谷のO-Westへどうぞ。帰国はその翌日だそうです。
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 ピアニストのダヴィドとも話し、ムームのオルヴァルとは血縁関係はないけど(でもアイスランドは全員が親戚だよね〜という話も)、彼とはスピリチュアル・ブラザーだ、という意味で、ライブの時に「マイ・ブラザー」と言ったのだそう。それから、やはり現在リリースされているアルバムでは、彼のソロ名義(FLISのメンバー全員で演奏)のアルバム『Rask』が先週末のO-Westでの演奏に最も近いということを明言してくれました。というか、そのものだった部分もあるそうです。

c0003620_2243969.jpg 既にボチボチとご注文いただいていますが、アルバムとしても非常にクオリティが高く、新鮮な感覚のフリー・ジャズ・アルバムで、一部でものすごく高い評価を得ているアルバムでもあります。「一部で」というか、広く世界中で聞かれているわけではないためそんな書き方ですが、聴いた人は絶賛します。特に土曜日のO-Westの演奏に感心した人であれば、必ず気に入ることでしょう。私も、O-westでの演奏を聴いてからその後このアルバムを聴き直したところ、ものすごくピンとくるものがあります。かなりお勧めです。

 夕刻も9時をまわると、ほとんど知り合いの日本人やアイスランドの関係者しか残っていない状態で、何となくノンビリ・ムード。おっと、デザートを食べるのを忘れてた!個別の器に入っていた何かは既になく、ほとんどのケーキも、私の中で本命だったチョコレートケーキも姿を消し(うー、残念!)、かろうじてイチゴショートが残ってた!お〜、良い味だけど、もっと濃厚なクリームでもよかったなぁ。最近はみなさんダイエット指向なのか、フォアグラのムースにしてもそうだけど、軽いのが多い。太りたい人種は稀なようで、約1名では”声”にならない。
 
c0003620_2262217.jpg 今回のパーティには、政治や外交筋の他にも、私のように民間で、いろいろな関係で接点のあった方々の顔が見られ、互いに知ってはいても、せーので揃うことは無いため、とても貴重で楽しい一時でした。それから、日本アイスランド協会の渡辺淳一会長をお見かけしたものの、結局ご挨拶できず失礼しました(当方、日ア協会広報担当です)。
 
 全般的にとても華やかで友好的なパーティでした。政治色も強くなく、アイスランドらしいさわやかな外交で、大拍手です。100年記念までは生きていられませんが、75周年までは少しでも民間交流と相互理解のために、私もがんばりたいと思います。単に音楽が好きなんでしょ、っていう突っ込みは無しね(笑)。
 
 FLISのみんな、演奏してくれて有り難う。P-VineのYさん、楽器レンタルの手伝いをしてくださったそうで、有り難う御座いました。アイスランドからの外相夫妻、外遊続きでお疲れかと思います。よきクリスマスをお過ごしください。大使館職員&お手伝いの方々、本当にお疲れ様です。きっと大使も参事官もホ〜っとしていることでしょう。国会議員や各国大使、その他の関係者のみなさま、お時間を有り難う御座いました。お仕事とはいえ、目立たずともキチンとしたサービスを提供してくだったホテルの方々、有り難う御座いました。
 
 今後も、アイスランドと日本の友好的な関係が続き、益々民間の交流が活発化し、相互理解が深まることを心より願います。拍手!拍手!拍手!(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-08 22:38 | News | Comments(0)
心のオアシスの作り方:音楽に見るファンの気質
 少し前の2005年11月5日に「ロハス、音楽、マクロビ、心の糧、パニック障害・・・」というタイトルでブログを書いたところ、私を個人的に知る数人の方からとても心に染みる個人メールをいただきました。
 内容はどれも、バリバリのキャリア・ウーマンのように見える私が、パニック障害や摂食障害を持っていたことに驚いたということ。そして実は自分も少なからず同じように悩んでいる、と。
 
 やっぱりねぇ・・・。「類は友を呼ぶ」なんだよなぁ・・・。
 
 趣味が同じだから気質が似ているのか、気質が似ているから趣味も似るのか、ニワトリとタマゴのようなものですが、これはカーペンターズに長年関わってきて、痛感してきたことです。
 カーペンターズのファンはとにかく繊細で心優しい人が多い。日本はごく普通に真面目な人達の集団になりますが、社会自体が非常にアグレッシヴなアメリカでは、心優しいからこそ社会について行けないというか、アウトロー的になりがちな人が多い。間違っても会社でブイブイやっている凄腕ビジネスマンは存在しません。
 もっと分かりやすく言えば、カーペンターズの大ファンのアメリカ人男性で、ゲイではない人物を私はほとんど知りません。ファンの集いに必ず来るコアなファンになればなるほどその傾向は顕著で、ゲイの比率は異常に高い。
 ゲイ友を持つ日本人女性はまだ少ないかもしれないので少し付け加えますが、彼らはとても繊細で心優しく、男性らしからず(?)気が利きます。女性の心を分かってくれるし、それでいて男性として真面目な意見も出してくれる。性的には女性に興味がないので、二人で夜遅くに食事をしてもボディガードにはなっても送り狼にはならないので、と〜っても安心。
 そしてカーペンターズの女性ファンはといえば、精神的にどこか弱くて、明るく健康そうに見えても私と同じようにパニック障害や摂食障害を持っている人がそれは多いこと。ただ、女性の方がストレート(ごく普通の男女関係を望む人)で健康な人の比率が多いようです。
 それは結局、カーペンターズの音楽が持つ繊細さに惹かれたということなのでしょう。カレンのヴォーカルのエネルギーや、繊細なアレンジに共鳴するのでしょうね。
 
 アイスランドの音楽を好む人はどのような人物なのか?
  
 まだ結論を出せるほどよく分かりませんが、とても繊細で真面目な人が多いようですね。アーティストではなく、アイスランドという国家で区切っているため、カーペンターズほど顕著に傾向は出てこないことでしょうけれど、それでもビョークやシガーロスの音楽でアイスランドに興味を持つ人が多いことを考えると、ちょっと浮世離れしたような、どちらかというと芸術家肌で、やはり繊細で敏感な人が多いのではと思います。自分の心のどこかにしっかりと響く音楽を独自で捜している、探求心の強い人でもあることでしょう。

 アイスランドは時間がゆったりと流れる国でもあり、音楽もどことなくゆとりがあり、息をつく空白もたくさんあります。そんなところに身を置けば人口密度の高い日本で狂いがちな感覚や心も、自然な流れに戻っていくのかもしれません。
 アイスランドへ行ってもず〜っと住めるわけじゃないし、言葉もできないので、せめて音楽をかけて自室だけでも別空間にしたいですよね。音を聞いて楽しむのが音楽の王道ですが、最近私は、音楽で部屋の雰囲気を変えて、その中に自分を置くというコンセプトが気に入っています。必ずしも一生懸命に音楽に耳を傾けるのではなく、いわゆるBGMとしてかけておく。でも、耳障りがいいだけの音楽は面白くなく、しっかりとした鑑賞に耐える音楽だからこそBGMにすることができます。その効用は、アロマやお香にも似ているかも知れません。
  
 それをアイスランド的な雰囲気という言葉で括っていいかは分かりませんが、どのアーティストもどことな〜〜く共通した雰囲気があり、アイスランドの音楽をかけていると、何となくあの水も空気も澄んでいるレイキャヴィークに帰ったような気になります(私、入りすぎでしょうか?)。
 
 アイスランドの音楽に流れる共通した雰囲気が好きであれば、アイスランドという国、特にレイキャヴィークという街も気に入ることでしょう。心のオアシスを自室に作る必需品として、ぜひいかがでしょうか。
 
c0003620_19423345.jpg 懲りずに話題にしているバングギャングですが(だって個人的に好きなんだもん)、やーっと試聴できるようになりましたので、是非お聴きください。音質は落としていますが、それでもまぁまぁ良い音にしてあります。ぜひこちらからご試聴くださいね。 (小倉悠加) c0003620_22263649.jpgc0003620_13213440.gif
by icelandia | 2005-11-19 22:34 | アイスランドってどんな国? | Comments(6)
制作者と流通者の顔が見える音楽 : 業界裏話?
 このブログではアイスランド関連なら何でも取りあげていますが、基本的にICELANDiaは音楽レーベルであるということをお忘れ無く(笑)。ヨーエル・パルソンの特集をする予定で、第一回を書いたきり、横道に逸れ続けています。ヨーエル、ごめんね・・・。

 前回のブログに少し関連しますが、なぜアイスランドなの?というところで、「制作者の顔が見える」ということがあります。なんだか有機栽培野菜みたいですが、まさにそんな感じです。
 
 私は大学を出てレコード会社に就職してからフリーランスになった後、日本国内のほとんどのメジャー・レコード会社とお付き合いをしてきました。そこで学んだ、いわゆる”洋楽の業界の掟”は、下手に直接アーティストに直接関わるな、ということ。誰かが来日して、担当者や通訳であれば仕事ですから問題はありませんが、時々微妙な立場で関わるアーティストが出てきます。
 アーティスト本人と知り合いで、「手伝ってくれない?」と何かを頼まれたとしても、正規のルート(つまりはレコード会社やプロモーター)を通さないと、異常に怒られます。怒られるというか、ほとんど脅しに近いこともあります(芸能界って・・・)。もっとも、私のこういった体験は一昔も二昔も前のことで、もうそのような時代ではないことを祈りますが。
 また、正規のルートからアプローチしたとしても、マネージャーと称する人が複数いて、誰に何を言えば何が通じるかわからない。アーティスト本人と会う前に壁が何重にも重なっているようで、まぁホントに。
 
 そんなことが重なった時期、単純な私は「音楽って、アーティストって、もっと自由なものじゃなかったの?」と思ったものでした。
 
 しかし慣れとは恐ろしく、そのような業界にどっぷりと浸かっていたため、アイスランド音楽に関わり始めた時は、素敵な音楽を見つけると、”マネージャはどこ?レコード会社はどこ?”とまずは捜したものです。どうしても調べがつかず、アーティスト本人へ「本来はそちらのレコード会社かマネージメントを通して御連絡すべきかと思いますので、担当者の連絡先を教えてください」と連絡を入れると、「アーティストである僕に直接言ってくれればいいよ」となります。
 「え?!」 
 アーティストに直接関わり、苦い経験を持つ私は戦々恐々。だって、アーティストに直接連絡を入れたことを後からレコード会社やマネージメントがそれを知ると、怒られるんだもん。余計な摩擦は避けたい。
 だから、ここからヘンテコな押し問答が始まります。「それでもレコード会社の担当教えて」「僕でいいよ」「じゃ、マネージャーは?」「だから直接何でも僕に言ってよ」・・・・
 
 インターネットのこの時代だからということではなく、アイスランドは風通しのいい所なんです。例えマネージャーがいたとしても、アーティストに直接話して怒り出す輩はいないし、中には「アーティストと話し合って結果だけ知らせて」というレコード会社もあります。日本や欧米諸国のメジャー・レーベルと正反対。
 
 でも、本来はそうあるべきだと思いませんか?
 
 音楽制作者と直接つながることができるので、とてもさわやかです。お互いの信頼で物事を進められるし、顔が見えるだけに、その性格を知るだけに、どうすればいいかを探り出すのも簡単です。直接連絡を取り合うことのデメリットが無いとは言わないし、各アーティストそれぞれに連絡を入れることは手間もかかりますが、風通しの悪い空気のよどんだところよりも、今の方が好きです。
 
 メジャーのやり方が悪いと言っているわけではなく、大々的に広告を打って、戦略的に商品として音楽を売るのもひとつの方法です。私が選んだアイスランドのアーティストは、必ず広く注目される音楽性の高さと個性を持っていると確固として信じるだけに、メジャーのような宣伝ができたら出来たらいいなぁとも思います。アーティストの顔と考えがしっかりと見えているところで、本人の意志に沿うかたちで、多くのみなさんにそのアーティストを知っていただくきかっけを作ることが出来れば、それが本当に一番ですから。
 
 音楽は音楽なので、その他のことは別にどうでもいい、という考えもあることでしょう。でも、音楽も制作者や、販売者の顔がしっかりと見えているものって、何となく楽しくありませんか? (小倉悠加)
 *どうぞICELANDiaの母体、アリヨス・エンタテイメントのサイトにもお立ち寄りください。c0003620_22263649.jpgc0003620_13213440.gif
 
 
by icelandia | 2005-11-09 20:30 | アイスランドってどんな国? | Comments(1)
ロハス、音楽、マクロビ、心の糧、パニック障害・・・
 単語を散りばめたタイトルで、何のこと?と思われるかもしれませんが、私の現在を集約しているようなものです。いつもとは毛色の違ったブログの内容で、少し長くなりますが、お付き合いください。
 
 これを書こうと思ったきっかけは、2005年11月3日の文化の日の朝日新聞でロハス(LOHAS)の特集を見たことです。そこになーんと私の知るマクロビオティックの店ママンテラスが紹介されていました。
 本店は関西なので行ったことがありませんが、品川のQueensの中にリトルママン(イートイン)があり、アイスランド大使館が品川なので時間があれば必ず寄ります。丸の内にもテイクアウト専門店があるようです。マクロビにしては、というのは失礼な言い方かもしれませんが、とてもナチュラルな味付けで私は好きです。特に揚げ物は油臭さが全くなく、小学生の息子はここのコロッケが好物になってしまいました。クリーム(乳製品や卵)は使っていないので、なぜあのようにクリーミーにできるのか不思議!
 ごく最近、ママンクラブという通販専門ネットも見つけたので、興味ある方はサイトを見てはいかがでしょうか。私自身はマクロビアンではありませんが、マクロビを知って玄米だけ取り入れたおかげで10代の頃から苦痛だった症状が無くなり、マクロビの考えを知るに従い、生き方そのも考えるようになりました。
 私は太れない体質なのでダイエットは無関係ですが、健康的ダイエットにもとてもいいそうなので、お勧めです。
 
 そう、それで「生き方」です。
 
 首都圏に生きる者は、どうしても都会のハイペースに巻き込まれがちで、正直なところ私はそのペースについていけません。それを知ったのは大学を卒業してレコード会社に就職した新卒の頃で、会社に入って半年後に、今で言うパニック障害になってしまいました。
 電車に乗ると動悸がして気持ち悪くなり、また食事もノドを通らないのです、油の臭いを嗅いだだけで吐き気がしたり、会食をしていても戻しそうになったり、仕舞いには食べ物の味がまったくしなくなり、何を食べても砂を噛んでいるようになっていきました。それでは自分がダメになると思い、会社を辞め、翌日にはカナダへ向かいました。20年以上前のことです。
 
 現在であれば、きっと心療内科へでも行けばいいのでしょうけれど、当時の精神科の薬はひどく、そんなところへ行くと益々悪化することは目に見えていたので、「とにかく環境を変えてリラックスできる場所」ということで、カナダを選びました。カナダは未知でしたが、アメリカの田舎は好きだったし、アメリカよりもカナダの方がゆったりしているだろうという推測でした。
 
 道中、飛行機の中では神経性の下痢を繰り返しましたが、カナダに到着した翌日には、食欲旺盛、何を食べても美味しい・・・いったい東京でのあの症状は何だったの?という感じ。「環境を変えてリラックスすれば大丈夫」という判断は正しく、結局それ以来、私は会社勤めをしたことがありません。
 
 北米で半年を過ごし(主にはカナダの大学で聴講していました)、すっかり健康になって帰国したものの、仕事を始めるともとのもくあみで症状が戻り、結局会社勤めは諦めて現在のようにフリーで仕事をするようになりました。フリーで仕事をするのが唯一、社会との接点が持てる道だったのです。家での仕事に慣れてきたら、時々都会へ出るようにして、「毎日決まった時間に働きに行かなくちゃ」という強制観念が消えたのがよかったのか、そのうちに全く症状は出なくなりました。それでも全部克服するまでには、5-6年間かかったでしょうか。
 
 私は間違ってもバリバリのキャリアウーマンではなく、その対極に近いかなりレイジーな人間です。ロハスという言葉がない時代から、自分のペースでしか動くことができませんでした。家庭を持ち、若い頃よりも随分とマシにはなりましたが、それでも時々鬱に近いところまで気分が落ち込むこともあり、そんな時はいつも「あー、海外へ脱出したい」となります。最近気づいたのは、特に海外でなくても、環境が変わって、ごみごみしていない場所であればいいみたい。
 
 それで、とても心が萎えていた時代が数年間あり、その時に出会ったのがアイスランドとアイスランドの音楽でした。「癒し」という言葉を軽々しく使うのは好きではなく、世の中が「癒し」と呼んでいる音楽の半数は「騙し」ではないかと私は感じています(あくまでも私の主観で、絶対に騙しだと言っているわけではありません)。長期的に落ち込んでいた時代、「癒し」効果アリと書かれたアルバムを数多く購入しました。サブリミナルも買いました。それを聞きながら、「これで私は大丈夫、私は癒される」と心に言い聞かせましたが、もう全然ダメ。癒されるどころか、余計にいらだつ始末に。サブリミナルものは特にひどく、未だにあの手の電子音を聞くとイライラします。
 そんな中で、確実に心が落ち着いたのは、おだやかな響きのインストゥルメンタル音楽。そういうものは特に「癒し」とは書いていなく、ごく一般の音楽アルバムとして売られていました。クラシックも善し悪しで、本当に心が萎えている時は音数の多い音楽はとにかくダメです。聴くだけで疲れる。一番ひどかった時期は、それがどんな音楽であれ、音楽を聴くこと自体が辛くて疲れて出来ませんでした。音楽を聴くのは、どうやらエネルギーを使う作業のようで、とにかく息をしているのがやっと、という時は、音楽を聴くだけでエネルギーを取られて疲れます。もっともそれほどひどい精神状態の場合は、病院に駆け込むべきだったことでしょう。
 
 アイスランドの音楽には、本当に助けられました。今も私の心の糧です。もともと私はチャート・マニアで、アメリカのポップス大好き人間で、超メジャー指向。最初にアイスランドの音楽を聴いた時は、あまりにも地味で、どう感じていいかさえわかりませんでした。メジャーなコマーシャル音楽傾倒していたので、その他の音楽がよくわからなかった。・・・でも、何だか聴いていると、地味な、音数が少ない音楽の方がずっと心にしっくりとくるし、聴いていて気持ちいい。
 自分の心のにスーっと入ってくる音楽。これが一番です。あとは趣味や、その時の気分の問題でしょう。
 
 なので私にとってのアイスランド音楽は非常に人間的でナチュラルでロハス的なものです。音楽は音楽として評価していただきたいので、あまり「癒し」という言葉は使いませんが、商業ベースに乗ってどれだけ売れるか?というメジャー的な考えに基づく音楽ではなく、自分の自己表現として音楽を作り、それに賛同してくれる人のところから出すということなんですね。
 元を正せばそれがインディーズ(メジャーに対抗する独立した存在という意味)ですが、J-popの世界ではインディーズの台頭に目を付けて、メジャー・レーベルがわざとインディーズを作って出すので、結局成功するのはそういうものが大半。インディーズといっても、見かけだけで、実はメジャーの資本に踊らされている=大量生産、大量販売の世界から逃げられない・・・。
 
 ロハス的な音楽を捜すのは、簡単ではありませんが、捜せばあります。私がやっているアイスランドの音楽もそうです。音数の少なく、とにかくリラックスできるものがいい方は、現在出している中ではヨーエル・パルソンの『鏡の中のアイスランド』が一番お勧めですが、実はもーっとお勧めなものもあります。ただ、まだプレスしていないんですが・・・・。少し気分を明るくということであれば、ギター・イスランシオが北欧トラッドを料理し直した『スカンジナビア・ソングス』でしょうか。この2枚はどちらもExciteで試聴(ヨーエル / ギター・イスランシオ)できます。
 輸入盤として私がショップで扱っているものの中では、シガーロスのバック演奏をしている女性のストリング・グループ、アニマの『AnimaniA』、時々可愛らしい感じのさわやかなヴォーカルが入るムームの『LOKSINS ERUM VID ENGIN』、ムームのこのアルバムはアイスランド語なので、英語ヴァージョンがいい場合は、アマゾン等のショップをご利用ください。最近には珍しく分かりやすいストレートなジャズとして評判の高いシグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテットの『ヘディング・ホーム』は、楽しいパーティにもってこいです。音楽としてはちょっとわかりにくくはなりますが実験的環境音楽の一種としてヒルマールとスクリの『Kjar』も評価できると思います。個人的にはどれもすごく好きです。
 
 生活にアクセントを出し、簡単に場の雰囲気を変えたり作ったりすることの出来る音楽が、思いがけないものをもたらしてくれることもあります。どうぞ音楽も、宣伝の大きさに踊らされず、納得のいくものを生活に活用してほしいなぁと、新聞の特集を見ながら思いました。(小倉悠加)c0003620_22263649.jpgc0003620_13213440.gif
by icelandia | 2005-11-05 17:10 | Comments(14)
ひとりレコード会社=インディーズは大忙し
 いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。
 
 今日はほとんど意味のないブログかもしれません。とにかく忙しい・・・。
 
c0003620_192373.jpg 7月8日発売『カミング・ホーム/シグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテット』 これ、マジに評判いいです。最近に珍しい(?)、正統派モダン・ジャズということで。メロディは聴きやすいし、ポップス・ファンの私が心からはまるので、かなりお勧めです。
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 最近の若い子は(あーー、この表現でオバサンだということが露呈しますねぇ)、インディーズ・レーベルをちゃちゃ〜〜っと作って、自分たちのバンド活動を全国にしっかりと発信したりして、本当にスゴイ!かくいう私もインディーズの極み。社員ひとりの会社です。
 なりすましインディーズというか、表向きにはインディーズを装っていても、実は裏にはメジャー・レコード会社がついていたりして、そういうところが社員も複数いるからいいなぁ、いいなぁ、って、ひたすら思う今日このごろ。私も周囲の関係者に支えられて何とかやっていますが、でも最終的には本当にひとりなので「自己責任」状態。スリルがあるといえばそうだし、面白いというのもあるし、何でこんなに大変なこと始めちゃったんだろうとも思うし、でも音楽好きだし、アイスランド好きだからいいっかぁ・・・・。外見は立派な大人ですが、心の中は何だかいつまでも大人になれないでいるようです。
 でも、世の中、こういう少々頭が回らない人間もいないといけないのかもしれません。アイスランドの音楽など真剣に紹介しよう!というビジネスマンなど、存在するわけがないでしょうから。
 
 今までは配信でお楽しみいただいてきたICELANDiaの音楽が、7月からCDのアルバムとなって全国発売になります。私ひとりで全国のショップへは行けないため(本当は一軒一軒お訪ねして、ご挨拶したい気持ちですが)、流通はユニバーサル・ミュージックが引き受けてくださいました。配信はコロムビア経由だし、流通はユニバーサルで、日本のレコード会社の老舗と、巨大レコード会社が、私ひとりのインディーズを応援してくださっているというのが、ちょっと不思議だし、誇りでもあります。アシスタントが居ると、いろいろと助かるだろうなぁ・・・。最近は子供にゴハン作ってあげる時間もないし・・・。  (小倉悠加)c0003620_19234418.jpgc0003620_22263649.jpg



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7月8日発売 『クリスチャーナ・デビュー!/クリスチャーナ』Excite Music Storeでダウンロード購入も可能)

来日公演もどうぞよろしく!!!!
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by icelandia | 2005-06-18 19:37 | Comments(2)
カーペンターズ研究家がなぜ?
 いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。
 
 表題の「カーペンターズ研究家が〜」というのは私自身のことです。なぜ私がカーペンターズ研究家という肩書きをいただいたのかという理由はよく分からず、苦し紛れだったことでしょう。音楽評論家でもないし(人が心をこめて作ったものに対して”批評”なんて出来ない・・・という気持ちの持ち主なのでダメなんです)、なぜかカーペンターズのアルバム解説だけは私が担当しているため、カーペンターズのムックを監修した際に、出版社からいただいたのがそのような肩書きでした。
 
 カーペンターズはもちろん大好きで、この音楽業界に足を踏み入れたのも、ひたすら彼らに直接会いたい!という他愛のないミーハー精神からでした。十代の頃には「夢だけじゃ生活できないよ」と(両親を除く)周囲から嘲笑を買いつつ、それでもひたすら「大好き!」という気持ちが抜けなかったせいか、気が付けばカーペンターズのアルバムの解説を全部書き、ファンの親玉のようになっていました。現在では数タイトル私の解説ではないものもありますが、リード・ヴォーカルをとっていたカレン・カーペンターが亡くなってから20年以上が過ぎた今、同じ人物が書く解説は結局同じことのくり返しになるため、ファンのためには新しい人物が新たな息吹を吹き込んで解説を書いてくださればとも思っています。

 そーんな私がなぜ突如としてアイスランドなのか?うーん、元来、浮き草のような性格なので、その時々の思いに流される傾向はありますが、なにせ20年以上も前に消滅したグループをとことん追うようなヤツなので、そう簡単に何かになびくということでもありません。
 
 あるきっかけからアイスランドに関わるようになり、アイスランドという国を知れば知るほど、日本との類似点もあり、また中途半端じゃなくて日本と極端に正反対なところもあり、最初はそれが面白くて仕方ありませんでした。
 
 正反対ということでは、カーペンターズと対極を成すのがアイスランドの音楽でもあります。音楽性ではなく状況的なことですが。
 カレン・カーペンターが亡くなったのは私が学生時代で、現在のようなインターネットは全く無く、ましてカレンと直接会って話したこともなく、墓参りがようやく実現したのも90年代半ばのことでした。カーペンターズ音楽の要であった兄貴のリチャードとは家族ぐるみで会った時期もあり、ファンとしてはこの上なく幸せな境遇ではありましたが、カレンのことに関してリチャードの口は固く、彼とて同じことを語り尽くしているので、一度全部話をぶつけてしまうと、それ以上には進めません。
 これがビートルズやエルビスであればまだ、り下げようもあり、いろいろな角度からの考察もできますが、カーペンターズはあまりにも素直で、それでいて掘れば掘るほど壁が多く・・・結局は、ただひたすら彼らの音楽を愛し続けることだけで、それはまるで完全に失恋したのにその恋人をいつまでも思い続けるような切なさばかりで、「生きた」何かに関わりたいと激しく思っていた時に、ちょうどアイスランドと出会ったような感じがします。
 
 20年以上も死の影を追い続けていたような者にとって、アイスランドは生そのもので、それまで音楽業界で体験してきた常識が覆されるほど、"ナマ"そのものなのです。インターネット時代の今は音楽業界自体の構造が変化してきたとはいえ、それでも大きなレコード会社だと、洋楽の場合は来日でもしない限り直接アーティストと接触することはまずありません。それどころか、直接アーティストに連絡を取るのはタブーで、まず相手のレコード会社、次にマネージャー、それからアーティストという手順を踏まないとダメな場合が多いのです(カーペンターズも同じことです)。
 
 アイスランドで活動をして最初に驚いたのがそのことでした。メジャー・レーベルでの仕事経験しかなかったため、ルールを犯さないようにと「担当者は?レーベルは?マネージャーは?」をアイスランドで連発してぶつかったのが、「それ、いったい何のこと?」というキョトンとしたリアクションでした。間もなく分かったのは、アイドルを除くアーティストは独立して活動していることが多く、レコード会社に所属していること自体が稀で、何よりもまず最初にアーティストに話をして、もしもレコード会社等に連絡する必要があればそうする、ということでした(それでもビョークだけは例外で、ビョークは大統領よりも会うのが難しい人物とされています・・・もっともレイキャヴィークであれば街中で見かけたりしますが)。
 
 死の影を追いかけてン十年の私にとって、それはとても新鮮な体験であり、文字通り生き返ったような感覚が今でもします。生きた人間を扱うのはそれなりに苦労も多いのですが、やりがいも大きく感じています。人口30万人弱の孤島という地理が災いして、実力は国際レベルなのに埋もれているミュージシャンがいかに多いことか。私がやっていることが、ビジネスとして本当に成り立つのかは、正直なところよく分かりません。それよりも、現在の私が一番うれしいのは、生きた人々と現在進行形でいろいろなプロジェクトを行えることです。カーペンターズは日本では不動の大スターで、巨大レコード会社が取り扱い、誰が何をやってもやらなくても、ある程度は確実に売れていくグループです。私が現在扱っているのは、とにかく無名で、レコード会社といっても私自身が存在するだけなので、超マイナーな存在。私が動けばもしかしたら少しでも現地のミュージシャン、ひいてはアート・コミュニティの助けになるかもしれないし・・・・と思うと、なんだか動かずにいられなくなります。
 
 そんなわけで、ICELANDiaは良くも悪くもほとんど心意気の世界です。十代の頃、「夢だけじゃ生活できない」と言われた私ですが、結局、その夢の親玉のような存在になりました。このアイスランド・プロジェクトもどういった経路で動いていくのか分かりませんが、少なくともアイスランドという孤島に住むミュージシャンにとっては希望の光なので、自己満足のボランティアに終わらず、キチンと彼らの生活基盤の一部を担えるようになるものを日本に築いて、その光を絶やさないよう力を尽くしていきたいと思うのです。
 
 それで、これからはブログ更新の度に以下をアップしますが、ひとりでも多くの方にこのグループの存在を知って頂きたく、また生の演奏にも触れていただきたいので、ご容赦を!
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 シグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテット
  with a special vocalist クリスチャーナ 

  
 7月16日(土) テアトロ・スンガリー青山 (地下鉄表参道駅徒歩1分)
  特別ディナーショー:ビュッフェ・ディナー、ワンドリンク付
  17:00開場 18:00開演 前売&当日:8000円
 7月17日(日) テアトロ・スンガリー青山 
  17:00開場 17:30開演 前売り4800円 当日5300円 ワン・ドリンク付
     *16・17日とも、予約順に良いお席を取らせていただきます。

*ご予約・お問い合わせ先:
  テアトロ・スンガリー青山   tel 03-3475-6648
  アリヨス・エンタテイメント email: info@alljos.com 
                 fax 045-900-3239

出演者の詳しいことはこちらをご覧ください。
 
 (小倉悠加)
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by icelandia | 2005-06-08 22:26 | カーペンターズ | Comments(0)
アイスランドの音楽業界事情
いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。

 さてさて、このブログの開設当時からずーっと一度は書きたいと思っていたことがありました。それはアイスランドの音楽ギョーカイについてです。私はアイスランドに長々と住んだことはないし、ましてそのギョーカイをそれほどよく知る訳ではありませんが、全くの部外者である日本人にしては、それでもまぁまぁ大枠は把握していると思われます。
 
 日本の音楽ファンに「アイスランド出身のアーティストは?」と尋ねれば、まず最初の答えはビョークであり、少しコアなファンになるとシガーロスとかカラシ、もっとコアコアになるとムームといったアーティスト名が出てくるかと思います。で、そういったアーティストはもちろん本国アイスランドでも有名ですが、私の印象では・・・・彼らは国際的に有名なので、それに伴い国内でも有名になった、というような雰囲気があり、アイスランド国内で大スターだったから、国際的に飛び出したのね、という感じではないんです。
 
 それじゃアイスランド国内では誰が有名なのか?ズバリ、アイドルです。十代の可愛い女性や、二十代のかっこいい男性の集まりとか、まぁそいった人たちです。音楽的に良いとか悪いとかではなく、日本で爆発的に人気があっても、国際的には売り出されたことがない歌手と同じですね。そして、そのようなアイドルや国内向けのみのアーティストは、あるレコード会社に全員が所属しています。そのレコード会社がアイスランドの音楽需要の70%を占めて、残りの30%のところだけが、アイスランド国内よりも、国際的な視野で活動をするアーティストを支援しています。
 なので、ICELANDiaが扱うアーティストはその30%の部分であり、アイスランド国内で爆発的人気!という人は実は・・・・いやいや、これが居るんですねぇ。
 
 国内の大半の音楽流通を扱うこの会社は、”世界的な視野”などという考えはおよそ持たないようで、我々のような外人が所属アーティストについての問い合わせをしても、数カ月後に「海外担当部署はありません」というつれない返事が返ってくるだけで、ある意味商売気がなく、信念を貫いているといえばそうなのですが、そのような訳でICELANDiaでは扱っていません。
 
 そんな会社とは対照的なのが残りの30%で、こちらはもう極小レーベルとも言えなくて、アーティスト個人がやっている場合も多いのですが、アイスランド国内も見据えつつ、狙っているのは国際的なマーケットです。それに、70%のアイドルの音楽はどこの国でもかなり似たり寄ったりですが、30%の音楽は自分を国際的なアーティストとして確立したいと願っている人ばかりなので、音楽的にも個性があり、単なるアイドル・ミュージックよりもずっと魅力的です。その代表として国際的に高い評価を得たのがビョークであり、シガーロスでありましょう。もっとごく最近ではICELANDiaで扱うことになったバング・ギャングもそういったアーティストの仲間です。
 
 それで、まぁ打ち明け話に近くなりますが、ICELANDiaが扱うアーティストは、どこかひとつのレコード会社やレーベルに所属し、その会社との交渉のみで済むようなものではなく、15組のアーティストがいれば、少なくとも13カ所と契約を交わさなければならない感じで、ほとんどがアーティストとの直接契約になります。・・・というのがどのような意味かといえば、とーっても面倒!なんです。だって、ひとつのレコード会社と契約してしまえば、その会社に所属しているアーティストが自動的に入ってくるということではなく、全部自分で探し当てて、個別にいろいろなことをお話し納得していただき、それでやっと契約できるからです。
 
 やってみて初めて分かったのは、なぜ今までどのレコード会社もアイスランドの音楽を取り上げることがなかったのか、ということです。だって国内大手の音楽会社は外国の市場に興味がないし、残りの30%はバラバラなので、まとめるのに異常なほどの労力と時間がかかるので、効率を重んじるのであれば、手を出さないのが得策です。うーん、私はなーんと効率が悪く難しいことに手を出してしまったのだろうと思うこともありますが、でも、アイスランドという同じ島国の人々に何らかの貢献が出来るのであれば、それが一番の心の栄養です。
 
 そんなわけで、アイスランド国内を除いて、世界中のどこへ行ってもこれだけ多くのアイスランド・アーティストと契約しているレーベルはICELANDia以外にありません!ExciteのDownload Storeにはまだあまりアップされていませんが、既に20枚ほどリリースできるアルバムがあります。その半数が非常に質の高いアイスランドのジャズで、その他がポップス、エレクトロニカ等になります。
 
 隠し持っている訳ではありませんが、まだ表に出していないアルバムやアーティストには、結構驚くようなものがあり(最も驚くのは日本人ではなくアイスランド人だとは思いますが)、例えばビョークよりも前に出現して、25年以上もアイスランドのポップス・グループの頂点に君臨し続けるスツーズメンというグループもそのひとつです。スツーズメンも前述の70%の部類に入るのですが、海外に目を向けない所属レコード会社の方針に嫌気がさし、このグループは自分達のヒット曲を独自で再録音して、海外に売り出せるような環境を整えました。で、ちょうどこのグループのメンバーと知り合いだった私に、「日本で出してくれない?」。
 ICELANDiaのように駆け出しで実態がまだ無いようなレコード会社よりも、本来であれば大手の会社が扱うべきアーティストのステータスです。このグループのメンバーは、ソロとしても北欧では既に有名で、アイスランドでは全員が名士で、芸術の様々な分野で歴史に残る活躍をしているメンバーばかりです。で、そんなグループに、フュージョン・グループ、メゾフォルテのメンバーが入っているというのも面白いことです。また、AORファンならよく知るアルバム『ジャック・マグネット』のヤコブ"フリーマン"マグヌソンもいて、ヤコブの最新アルバムも今年の秋にはリリースできると思います(音源は既に私の手元にあります)。
 それから、スツーズメンの女性ヴォーカルはラッガという個性的な女性で、既に何度か来日しツトム・ヤマシタと共演していいます。その共演は愛知万博でも見られる予定です。
 
 で、愛知万博といえば・・・・と、私の頭の中ではこういった話が延々と続きますが、万博の内容はまた後日にでもしますね。万博でも来日するクリスチャーナの歌をとりあえずはどうぞ!こちらから試聴、ダウンロードできます。 (小倉悠加)
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by icelandia | 2005-05-10 13:09 | アイスランドってどんな国? | Comments(1)
男女がペッタンするアイスランドの満月
 いつもICELANDiaのブログにおいでいただき、有り難う御座います。
 
 今日はICELANDiaレーベルを持つ会社、アリヨス・エンタテイメントのロゴ・マークについての説明です。
 
 アリヨス・エンタテイメントは、アイスランドと日本の文化交流の中心となるよう設立された会社です。アリヨスとは北欧物語として有名なサガ(Saga)の一文にも出てくるalljosというアイスランド古語に由来します。あえて英語にすればall light (全部、光)というところでしょうか。サガの時代に”すっかり明るい、きっぱりと澄みわたる”という意味で使われたこの言葉は、現代では環境用語として生き残り、英語でいえばアンビエント・ライト、日本語では環境光を意味します。
 アンビエント・ライト、微光、環境光----アリヨスの発信するエンタテイメントが、生活をやわらかに照らす心地よい光となるよう命名されました。
 
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 ちょっと変わったアリヨスのこのロゴは、アイスランド在住のロゴ・アーチストに作ってもらいました。人間と、自然と、宇宙をつなぐシンボルで、アイスランドの名産である羊の皮の上に、満月の上で戯れる男女が四角い窓から見える様子が描かれています。地上のバランスは、ひいては宇宙と人間のバランスであり、陰陽の男女のバランスでもあるという、大きなエコ・バランス意識を表しています。日本では満月といえばウサギの餅つきですが、アイスランドでは男女がペッタンしちゃうんですねぇ。
 パッと見ると、このロゴってなーんだろう?と思いますが、こうして説明されると、”なるほど”と思われませんか?(小倉悠加)
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by icelandia | 2005-04-02 15:12 | プロフィール・連絡先 | Comments(2)
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