execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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レイキャビクの街中に、クリスマスキャット登場(怖いよ〜〜)
 レイキャビクにクリスマス・キャットが登場。といっても全然可愛くない猫で、可愛くないどころか恐ろしい。
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 いい子(仕事の手伝いをするという意味)にしていないと、クリスマスに新しい衣服をもらえない悪い子(仕事をさぼった子)は食べてしまうという恐ろしい存在。もっとも、飼い主のグリーラという女性は夫を喰ったという話もあるので、飼い主に似たというだけのこと?
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 という訳で、人通りの多い交差点に650個の電球を使用したクリスマス・キャットが出現。なんでもレイキャビク市が特注したそうで、料金は毎年ン百万円かかるそう。それでも、観光客がここで写真を撮り、インスタだのあちこちに投稿してくれれば広告宣伝費としてはすぐにペイするのか、とか。
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 とにかく、可愛くもないけれど、話題にはなりそうな猫の電飾が出現したという話でした。 (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-12-11 07:28 | 現地滞在レポート | Comments(0)
ヨハン・ヨハンソン『Last and first men』上映。ロンドンのバービカン・センター、レポート
 故ヨハン・ヨハンソンが音楽を担当した『Last and First Men 』を体験するため、2018年12月1日ロンドンはバービカン・センターまで出向いた。映画なのか何なのかよくわからなかったけれど、とにかくヨハンの音楽を聴くことで彼への追悼をしたく、個人的に思い入れを持って足を運んだ。

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 映画でも何でも、先入観なく体験した方が楽しめる場合も多いとはいえ、私は最初から予備知識を持っておくのも嫌いではない。なので事前に調べたけれど、これに関してはそれでもよくわからなかった。とりあえずハリウッド映画ではなさそうという程度は判明したけれど。

 音楽はロンドンシンフォニー・オーケストラで指揮はダニエル・ビャルンソン。ダニエルとヨハンがどれほど親しかったかは今度ダニエルに会った際にでも尋ねてみたいと思ってる。もちろん知り合いだったろうし、互いに尊敬しあっていた仲なのではと想像しながらダニエルの指揮する姿を見守った。

c0003620_08501594.jpg  さて映画と思いきや、実際はそうではなかった。あれはイメージ映像であり映画ではない。なので何度も同じ映像が出て来るし、ストーリー性も無い。あえて言うなら、『2001年宇宙の旅』のモノリス的な感じだろうか。視覚的なイメージが、シンボリックに現れる。そしてモノクロ。この物語(というのだろうか?)はSF小説『最後にして最初の人類』(オラフ・ステープルドン著)をベースにしているという。

 音楽と共に流れてくるのは、女優のティルダ・スゥイントンのナレーションによる『最後にして最初の人類』からの抜粋。私は小説の内容を知らなかったため、異様なディストピア感に戸惑い、驚き、そして否応なしに陰鬱で未来が見えない世界へと引き込まれていった。

 音楽は抑えに抑え、重苦しい。憂鬱な黒い曇り空がひたすら続くような、グレーの陰影しかない世界が延々と続く。鳥の声ともわからない、キーっと甲高い音が時々出てくるが、明るい兆しは見えない。むしろ女性による不協和音のコーラスが、不吉で不気味な予感を増長させた。

c0003620_08501546.jpg 『Last and first men』はインスタレーションという解釈が妥当ではないかと思う。当初は映画と音楽かと思っていたが、全く違う。映像と音楽のコラボレーションではあるが、既成概念にはない類のものだった。体験した直後に、素直に「素晴らしかった」と喜べるような派手さには欠けるが、その後、私の中でじわじわと何かがきている。数日経った今でも、その余韻は続いていて、いかにインパクトが地味に大きかったかを引き続き体験している状態だ。

 本当に不思議な感覚だった。ナレーションがディストピアの現実味・具体性を言葉でくっきりと提示し、そのトーンを増長するかのように音楽が不安感を扇ぐ。映像は耳から得られる情報(ナレーションと音響)の補助として、各人の想像を妨げない程度に、ごくミニマルに、シンボリックな造形を映し出す。

 その造形は旧ユーゴスラビア諸国に点在するスポメニックという巨大な像で、戦争記念碑ということだが、なんとも不思議な形状で、宇宙人が作って置いて行ったと言われても疑わないかもしれない。これに関しては、以下のような記事を見つけた。

 私はこのライブに参加する10日間ほど前、アイスランドのギャラリーでヨハンが音楽を担当した無声ドキュメンタリー映画『Miner's hymns』と、やはりヨハンが音楽をつけた無声フィルム『End of Summer』を見た。前者は記録無声映画に彼が音楽をつけたもので、音楽が当時の雰囲気や空気感を見事に伝えていた。映画よりも音楽の方がゴージャスすぎて、音楽を聴かせるための映画かと思ったほど。

 『End of Summer』はひたすらペンギンや自然を映していくだけなので、前者よりも更に音楽の素晴らしさが際立つ。通常、映像がある時はそれを引き立てるのが音楽なのだが、この二本は音楽が主役?と思うほどスコアが素晴らしく、音楽のクオリティに映像の単純さや荒さがミスマッチで、それが何とも心に残っている。

c0003620_08475042.jpg この3本を見て思ったのは、ヨハンは作曲家ではあるけれど、音楽インスタレーション・フィルム監督のような感覚だったのではないかということ。そのような存在を目ざしたかったのではと。調べてみれば、『Last and first men』も『End of summer』も、ヨハン自身が映像にも深く関わっているという。自ら撮影したものもあるという。

 で、本当のところは?と思い調べてみると、このような英語記事「Johann Johannsson moves from composing to directing」が出てきた。そしてこれに目を通した後、一連の体験に合点がいった。彼は心に残る映像にいかに音楽でストーリー性を持たせるか、音楽でどこまで物語を語れるかを実験し(End of summer)、次はナレーションで具体的な物語をセッティングした上で、映像と音楽でどこまでその雰囲気を深めるか(Last and first men)を実験していたのではと思えてきた。

 それから少し告白すれば、『First and last men』のナレーションは日本語で聞きたかった。私は英語は普通に理解できるけれど、SFは得意ではなく、「え?え?それってどういう意味??」という場面が多々あり、これが日本語であればもっとスンナリと言葉が頭と感情に直結したのにと自分の能力のなさを嘆いた。

 できればこれから小説を読み、その上で再度『Last and first men』を体験したい。なのでアイスランドでこれが上演されることを心から願っている。(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-12-04 08:36 | Comments(0)
アイスランド、陽は昇るけど登り切らない冬の日の荒涼
 アイスランド・エアウエイブスも無事に終了し(写真が届き次第レポート予定)、フェス中はお天気がもって本当によかった。終了後間もなく雨続きになり、やっとそれが収まったかと思ったら、今度は気温がガクンと落ちて、昨日、今日は道路が凍ってツルツル状態に。草には霜がおり、歩くとサクサクとした感触が。

 日照には恵まれたので、郊外に写真を撮りに行ってきました。とはいえ、冬のこの季節は太陽が頭上まで昇らず、朝焼けが続いているかと思いきや、今度は夕焼けになっていくという状態。とても美しいのですが、夏のさわやかで華やかな雰囲気は全くなく、ひたすら寒々しくて荒涼としているのが特徴。でもそれが好きだったりして(笑)。

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 私の写真はどれもiPad miniで撮影しています。もう少しいいクオリティで撮れる機材を仕入れなくちゃですよね。景色が素晴らしいだけに、腕がなくてもきれいに撮れるガジェット、何があるだろう・・・。 (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-11-26 05:03 | 現地滞在レポート | Comments(0)
ヨフリヅルことJRDRの新たな試み。抹茶味チョコで新作EPダウンロード!
 2018年アイスランド・エアウエイブスのフェスティバル中にスペシャルなイベントが幾つかあり、私はそのひとつであるJFDRのチョコイベントに参加。それはJFDRことヨフリヅルの最新EPを、彼女が大好きな抹茶味のチョコレートにダウンロードコードを入れてリリースするという試みで、担当したのはアイスランド唯一のビーン・トゥ・バー(カカオ豆からチョコレートのバーを生産する)会社のomNom(オムノム)。
 オムノムのチョコレートは、チョコ自体の味がとてもよく、パッケージもポップで芸術的。私も大好きだけど、少々お高いのが玉に瑕。それでも、発売当初よりもお値段がかなり下がってきてるのでありがたい。

 ヨフリヅルのことイベント、参加希望者の中から20名招待の激戦ではあったものの、抽選での一般参加に加えて、家族と友達という枠でも行われ、ヨフリヅルの計らいで私は入れてもらいました。
 このイベント、とても試みが面白く、「最初はティー・セレモニーから始めます」というので、てっきり抹茶が出て来るのかと思ったら、なんと中国茶の利き茶。なんで日本の緑茶じゃないの〜?!という突っ込みは無しです。たぶん。第一、海外では(ましてアイスランドでは)おいしい緑茶を入手するのが困難。抹茶は入手できるものの、たぶん20人前のお茶を点てるのは大変だし、それ以前に点てられる人も道具もないと思う。

 そして、「最初は30-40秒で出します」等、結構な蘊蓄を語るんだけど、私の経験では、アイスランドの水は軟水過ぎて、純粋すぎて、お茶の本来の旨みがなかなか出ない。時間をかけても出ない、というのが日本茶好きの私の正直な感想。なので、本来のお茶の美味しさを再現するためには、硬水とまではいかくても、アイスランドの超軟水ではない程度の軟水を使うべき。案の定、思いの他香りの薄いお茶で、あ〜やっぱりという感じ。もっとも緑茶やウーロン茶になれてない外人には違いが全然分からなかっただろうけど。

c0003620_07114943.jpg それでも、お茶といっしょにいただく利きチョコはとてもよく、チョコ自体の味の違いもよくわかり、私的にはとってもいい試みでした。私、チョコ好きだし、甘いのは苦手でカカオ60-70%以上のが好物なので、とびきりおいしいオムノムのチョコは大歓迎。
 数種類のお茶を各3煎じまでいただき、チョコもいただき、次は工場内に入ってコンサート鑑賞。食品の工場であるため、全身を清潔にカバーする必用があり、靴カバー、オーバーオール、そして頭のキャップと、ハタ目にはとっても奇妙な格好でのライブ参加。さすがに演奏者は普通の格好だったけど(笑)。



 演奏はJFDRことヨフリヅル、ムームのギーザ、パーカッションにシャザド、そしてアレンジ全般を担当してるアルバート(グリサラッパリサ)。新しいEPのリリースであり、抹茶味チョコのお披露目とはいえ、新曲は演奏せず、抹茶味もお茶会の時には現れずでした。

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 演奏の感じや現場の雰囲気はビデオでどうぞ。現場からツイートした動画がこれ。

 お土産に抹茶味のチョコをもらってホクホク。うふっ。帰宅して、早速抹茶味を開封。チョコにはダウンロードコード・カードが封入され、パッケージの裏には歌詞があった。で、抹茶味はといえば、正確には抹茶&ライムだそうで、なんか酸っぱいと思ったらライムだったのね。うーん、日本人的には素直に抹茶だけにしてほしかった。ライムの酸っぱさがあると、抹茶の香りが立たないと思うんだけど・・・。
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 どちらにしてもとても素敵な試みで、その後ハルパ会場で見たJFDRもすごくよかった(レポートは後日)。彼女、絶対的に才能あるし、もっともっと活躍してほしいと願っています。
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 ちなみにこの抹茶チョコ、市内の音楽ショップで販売されていて(定価1500isk)、現在はJFDRのサイトでも限定数販売中。日本で扱えるかは交渉中。来春来日の噂アリなので、抹茶の香りと共にJFDRが日本に来ますように!  (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-11-19 07:10 | News | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアー、12年間有り難う御座いました!
 長い間、本当に有り難う御座いました。無我夢中でやってきたので、周囲から「ご苦労さま、有り難う」と言われて数日経ち、やっと何となく、あ〜終わったんだなぁ、と。

 何のことかと言えば、12年間(12回)行ったアイスランド・エアウエイブスのツアーを、数日前に終了した。今年が最後です。長い間、本当に有り難う御座いました。

 アイスランド最大の音楽フェス、アイスランド・エアウエイブスの参加ツアーを作ったのは2006年のこと。チャーター直行便のアイスランドへの復路(日本人から見ると往路)のみを使うことができた唯一の機会であり、それをキャッチするために九州まで飛んだ不思議な経路だった。参加者は確か6-7名。普通ならツアーにできない人数ではあるけれど、とにかくやりましょう!ということで開始。アイスランド音楽シーンが爆発的に面白くなっていく時期で、素晴らしいインディーズ・アーティストが次々と登場していたこともあり、ツアーはあれよあれよという間に音楽ファンの間で人気が出た。 

 第一回目の思い出は知り合いが無料でホエール・ウォッチング船に乗せてくれたのはいいけど、私も含めてみなさん船酔いをして吐きそうになっただけで、楽しくなかったという酸っぱい思い出(笑)。半分船酔いした足で希望者で『グランマLo-fi』の主人公となったシグリズル・ニルスドッティルお婆ちゃんの自宅にお邪魔し、彼女がみなさんに一枚ずつCDをプレゼントしてくれた時のみんなの笑顔が、彼女の楽しそうな様子が、今でも脳裏に浮かぶ。
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 最初のツアーでは、私が最初にアイスランドに来た時から、音楽のことをいろいろと教えてくれた故ヨハン・ヨハンソンが私たちを楽屋に招き入れ、アパラットのメンバーと面白楽しく写真を撮ったことも。
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2007年のシーベア。若い頃のSin FangことシンドリとSoleyがここに。
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 その後お客様のリクエストを具体化したり、私の思いつきで独自の企画をツアー内で実施。必ず毎年やったのは、シガーロスがコミュニティプールを改造したレコーディング・スタジオの訪問で、そこでは今年最後のツアーを記念して、シガーロスの音源を聴かせてもらった。1999年、シガーロスが初めて国営放送でライブを流した音源で(なので未発表ではない)、ヨンシーの若々しい声と、初めてシガーロスと演奏したというアミーナの初々しい演奏で、なんだか私は感極まってしまった。2003年、東京で見たシガーロスのライブ。ポップス好きだった私には衝撃で、別世界の音楽の世界が広がった瞬間だった気がする。90年代は子育てに忙しく、ほとんど新しい音楽を吸収していなかったこともあり、彼らの音とその頃仕事として調べていたまだ見ぬアイスランドへの重いが重なり、あれがたぶん、今の私を作る基礎の基礎になったと思うと、重ねて感無量だった。
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上の写真はスタジオ見学に行った際、たまたま居合わせた元シガーロスのキャルタン・スヴェインソンと。


 「スペシャル・スタジオ・ツアー」と銘打ったデイ・ツアーは、ほとんど必ずこのプール・スタジオと、もう一か所スタジオ訪問していて、それが年によってはベッドルーム・コミュニティ・スタジオだったり、別のスタジオだったり。ベッドルームではミニ・ライブが用意されていて、それがとても素敵だったのでその後は行く先々でライブを用意するようにしていった。廃虚だった発電所を改造したリハーサル・スタジオではアルスティディルがやってくれたし、アミーナのリハスタではアミーナが演奏。スタジオがひしめくグランディにもみなさんを引率した覚えがあるし、2018年にして最後になる今回は、アイスランド在住でアカデミー賞音楽賞受賞者のマルケタ・イルグロヴァのプライヴェート・スタジオを特別に解放してもらった。マルケタは生歌を披露してくれた上、それを録音してお土産に持たせてくれうという超スペシャル待遇。
 そういえば、アウスゲイルがレコーディングしているスタジオにもお邪魔したことがあり、その時はDJ flugvel og geimskipがライブだったし、アウスゲイルともいっしょに記念写真も撮り、それがアイスランドの新聞に報道されたことも。
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2016年1月にアイスランド現地Morgunbladid紙に掲載された写真。

 
 アイスランド・エアウエイブスのフェス後の一日を使ってバスツアーを作った時期もあり、印象深いのはムームのオルヴァルとグンニをガイド仕立てにしたバス・ツアー。夕食も共にして、最後はリハスタを見せてくれたことに、感涙していたファンも少なくなかった。お散歩ツアーでは、ウ人気の高いステレオ・ヒップノシスのスタジオでコーヒーとお菓子を用意してくれていたのもうれしかったし、アレックス・ソマーズ(ヨンシー&アレックス)のスタジオで、そのスタジオで録音したミカエル・リンドの音源を聴かせてもらったことも。今年は人気シンガーソングライターのスヴァヴァル・クヌントゥルと一日ツアーを共にしたし、そういえばシガーロスのPVで印象的だった断崖絶壁に行った年も。
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ハルパ会場が本格的に使われていた2015年ツアーのハルパでの記念写真。


 10周年の時もアーティストと食事をしたけれど(ムーム、シンファン)、今年はツアー最後を記念して、日本公演がほぼ決まってる新人のSpecial-K、14歳のアイスランド・エアウエイブス・デビューから見守り続けているJFDR、たまたま今年はJFDRと演奏していたムームのギーザの3人を交えての夕食会。その後は彼女達から直接CDを購入して、写真を撮ったりしてみなさん楽しそうだった。

 10年以上もやっていると、私自身の中でも気持ちに浮き沈みがあり、正直言ってやめようかと思った時期もある。当初はアイスランド・エアウエイブスに自分が行きたいから参加者と同じ目線でうれしかったし、自分自身がアイスランド・エアウエイブスに慣れて、あちこち見て回るのも楽しかった。そういう私の熱のようなものがみなさんに伝わり、そうして人が集まって来たツアーであったと思う。
 ツアーを実施しつつ、自分も体験を重ねるにつれ、関係者やアーティストとも多く知り合うことになり、それが独自企画を出せる人脈作りにもなった。内容の濃い企画を実施できるのは嬉しくもあり、毎回お客様に濃厚なサプライズをと思うと独自企画はプレッシャーだった。毎年の悩みの種となっていった。そうするうちにフェスは以前私が大好きだったローカルな雰囲気が消え、国際的に知名度を上げ大規模になっていった。とりあえず10年は続けたいと思ってはいたけれど、実はその数年前から、ツアーはもうやめようかとシバノさんあたりには少し気持ちを打ち明けていた。ツアー自体は軌道に乗っていたけれど、私の熱意でもっていたツアーでもあるので、これでいいのか・・・と。自分の気持ちの熱さの欠如に悩んだ時期だった。

 今年最後にしたのは、アイスランドの観光ブームに伴い、旅行代理店のリスクがあまりにも大きくなってしまったことが発端。どのようなツアーを作るにしても基本的な部分なので、結果オーライとはいえ、今年は非常に辛い思いをした。ごく一部の業者だと思いたいけれど、無理難題を押しつけてくるので、そんな情況ではとてもまともな企画はできないと判断した次第です。アイスランドの観光ブームが収まれば情況も緩和されるとは思けれど、どちらにしても、区切りはつけたいと思っていたので、今年をもって最後にしようと。

 12年目にして最後の今年は、私の気持ちもリフレッシュしたし、何よりもお客様に楽しんでもらいたい、私のツアーしかできない体験をしてほしいと細部に気持ちを込めて作った企画だった。もちろん以前も気持ちは充分込めていたし、出来上がったものを外から眺めれば何の変哲もない企画かもしれないけれど、実はすごく手間も時間も思考も時には試行錯誤も費やしたものだった。実施するのは数時間、長くて半日だけど、これが本当に結構な精神的プレッシャーで、周囲に相談しても、結局は私がどう思うかにかかってくる。参加者に唯一無二の体験をしてもらい、一生の思い出を作るには?という結構壮大な課題で、要は私自身も一生身にまとえる思い出であればきっと参加者もそうではないか、ということが基準となる。その落とし穴は、企画者である私は全てを実際に体験するため、体験を積めば積むほど自分自身のハードルが高くなる。初参加者であればいい思い出になるけれど、さて5回10回と体験している自分は、それが惰性にはならないか。毎回喜びと驚きをもって自分のツアーを楽しむことができるか。それは自分のツアーを語る上で実はとても大切なことだ。

 そんなこんなに疲れてしまった時期はあったけれど、それでもやっぱり音楽大好き、アイスランド好きの私は自分のツアーを楽しんだし、ご参加者と直接話をしたり知り合ったりするのが楽しかった。そしてこのツアーは参加年度を越え、自然発生的にアイスランド音楽好きのコミュニティのようなものに発展していき、どうやらアイスランドのアーティストが来日する度にみんなで集まったり、新年会をやったりと、趣味を通した楽しい仲間ができているようだ。それも全国津々浦々に。

 『アイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアー』は2018年で終了です。今まで参加してくださったみなさん、本当に有り難う御座いました。一人一人の心の中に、楽しい思い出が沢山詰まっていますように。12年間本当にありがとうございました!

 アイスランド・エアウエイブスのレポートは後日別口に書きますね! (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-11-16 00:55 | News | Comments(0)
小野ヨーコさんのメッセージと願いの木
 イマジン・ピースタワーは毎年ジョン・レノンの誕生日の10月9日になると、アイスランドに小野ヨーコさんがやってきて点灯式が行われる。誰でも参加出来る式典ではあるけれど、寒かったり雨が降ったりだとどうしても足が向かず、2007年の除幕式以来、点灯の瞬間を見たことがない私です。

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 ヨーコさんは毎年レイキャビク市に手書きメッセージを残し、ウィッシュ・ツリー(願いの木)の近くに貼り出しています。それを今年は港に面した美術館のHafnarhusで見かけた!このウィッシュ・ツリー、どう考えても七夕なんですよねぇ(笑)。


 文面は「あなたの願を書いて、木につるしてねください」というもの。このツリーのそばには必ず小さな机と鉛筆、短冊代わりになる紙、そしてイマジンピースというフレーズが各国語で書いてあるバッジが置いてある。




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 レイキャビクを訪れ、このツリーを見かけたら、願いを掛けるのもいいかも。(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-11-06 01:33 | News | Comments(0)
ビョークを支えるアイスランド交響楽団メンバーで緊急ライブ!11月5日神楽音はアイスランド
 11月5日アイスランド交響楽団を代表する4名がストリング・カルテットとして神楽音で演奏。ライブの後はアシュケナージ氏も参加するかものシークレット・パーティ(ブログに書いてシークレットも何もないんだけど)。
 そして告知期間が4日間という、こんなクレイジーな企画を受けてくれた神楽音に心底感謝。

 あれは確か2週間ほど前、以前から日本のアーティストがレコーディングでアイスランドに来る度に、ストリングスの演奏をお願いしていたウナから、「アイスランド交響楽団として日本へ行く時、滞在中何とか弦楽四重奏団として演奏できるチャンスを作ってもらえないか?」という相談を受けた。

 「え〜、もう一ヶ月切ってるのに無理っしょ」と心の中で思ったものの、そのほんの数日前にパズル・ミュートソンの来日の関係で連絡をしていた神楽音にこの話をすると、なんかやれそうな雰囲気に。その後、あちこちに支障やらご迷惑がかからないよう(至極日本人的な気遣い)確認をした上で出来上がったのがこの企画!イベント!!

 アイスランド交響楽団のメンバーなので、技術が確かなのは保証済み。そしてヴァイオリンのウナは長年ビョークのバイオリンを担当してきた人で、近年のツアーも彼女が一番の要でした(『残響のテロル』の時のオーケストラも彼女に随分と引っ張ってもらった)。クラシックも、現代音楽も、ポピュラーでもこなせる才能の持ち主で、あちこちからひっぱりだこ。今や指揮者まで輩出しているベッドルーム・コミュニティ・レーベルからの信頼も厚く、今回の来日では、ベッドルームの親玉でありビョークとのコラボレーション(特にトム・ヨークとの『I've seen it all』)で名をあげたヴァルゲイルの新曲も披露。先週末、レイキャビクで行われたヨハン・ヨハンソンの追悼ライブ時も、様々なアーティストが入れ替わり立ち替わりの状態であるにも関わらず、彼女はほぼ出ずっぱり。

 そういう経歴の持ち主なので、どうしてもウナの活躍が目立ってしまうとはいえ、バイオリン1本ではできない演奏も多々あり、そういった時に頼りになる相棒としてこの四重奏団があり、また個々のメンバーも多方面で活躍している。
 さて、今回の超緊急ライブ!その後にはシークレット・パーティが企画され、交響楽団の指揮者であるアシュケナージ氏も、在日のアイスランド大使にも声をかけてあるので、ライブ後のアフターパーティでは、そういう滅多に会えない人とも気軽に話ができる感じにしたいと企画している。もちろんそれも、彼らが日本の音楽ファン、アイスランドのファンと直接会いたいという希望もあってのこと。

 あまりにも急な話なので、どの程度みなさん時間が空いてるかわからないけれど、もしも時間があれば、ぜひご参加ください。ものすごく、酷く滅多にないチャンスで、このブログはアイスランドへ行きたい人とか、アイスランドに興味ある人とか、アイスランドのポピュラー音楽に興味がある人が見ていて、そんな企画があるなら会社を休んでも行きたかったというようなクラシック・ファンには届きにくいことでしょう(でも届いてほしい!)。ホント、こんな機会、滅多にというか絶対にないです。

 そして、来年からSoundscape Icelandというライブ・シリーズを開始する予定。ずっと暖めてきた企画で、やっと来年から始動できると思っていたけれど、せっかくなので、今回の怒濤の緊急ライブをその企画のフライングということに(笑)。ゼロ・ヴァージョンとします!ということで、今後のライブ・シリーズもお楽しみに!! (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  




        


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# by ICELANDia | 2018-11-01 08:43 | News | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2018年メイン会場地図!
 アイスランド・エアウエイブス2018年のメイン会場が発表されたので、地図に落とし込んでみました。ホテルは私のツアーが使っているとこなので、関係ない人はごめんなさい。
 アイスランド・エアウエイブスの事務局からAppが出てくるとは思いますが、この地図もあれば便利かと思うので、活用できる方はぜひどうぞ。 
 以下のリンク先にあります。
 https://tinyurl.com/icelndairwaves1018

 レイキャビクの現地でお目にかかりましょう!!(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-10-26 01:05 | News | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2018 会場巡りがそのまま市内観光、ローカル感満載に!
 あと一ヶ月足らずで今年もアイスランド最大の音楽フェス、アイスランド・エアウエイブスの開催となる。
 毎年変化し続けるこのフェス。近年は規模が大きくなりすぎて、私が好きだったローカル感を恋しく思っていたところ、そんな声が他からも聞こえてきたのか、今年はローカル感が帰ってきそうでうれしい。
 
 今年のアイスランド・エアウエイブス会場リスト


 コンサート&コンベンション・センターであるハルパは居心地がよく、風雨が厳しい日にはここ一か所でそこそこフェスが楽しめたのはよかったけれど、以前からフェスを知る我々は、「街中に出向かなくなったのが寂しいよね。あの雰囲気がフェスっぽくてよかったのに」と感想を漏らしたものだった。

 今年はハルパを多用しないことが決定していて、スケール・ダウンをせず、以前のようなローカル色を出すことに腐心をしたそう。なるほど、会場のリストを見ると、会場をひとつひとつまわれば、それそのものがレイキャビクの市内見学にもなる場所が多い。ハルパもよかったけれど、やっぱりせっかくレイキャビクに来たんだから、こういう方がいいよね、と思うのは私だけだろうか。

 また正式オフ会場の数も絞られていて、あれもこれも見たいけれど、実際はその100分の一程度しか見られない!というフラストレーションからも解放されそうだ。ライブの数自体が減るので、賛否両論もあろうとは思う。でも、自分の身は一つしかないので、いくらギグ数が増えても、物理的に見られるライブ数は変わらない。それを思うと、やはりこれが正解ではないか、と。

 私は幸いなことに、アイスランド・エアウエイブスが国際的なフェスへと成長する楽しい過程を見てきた。そして思うのは、やはりこのフェスはレイキャビクだからこその特性を生かして、街全体が楽しめる空間でありたいと思う。ハルパだけにライブが集中するのは、便利だったけれど、レイキャビクの街を探索する面白味が消えてしまった印象だった。

 なので今年のアイスランド・エアウエイブスは、大いに街歩きを、そして新しいアーティストとの出逢いを楽しみたいとワクワクしている。あとは天候次第だけど、天候の変化もまたレイキャビクに滞在する醍醐味。少々の悪天候を進むのもまた、フェスの面白さだと思えば、どこをどう切り取っても思い出深い体験になるに違いない。 (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-10-15 00:55 | News | Comments(0)
「アイスランドの大自然と私」っぽい写真集(その1)
  アイスランドに拠点を移して一年強。レイキャビクに居ると便利なのは、大自然がとても近いので、天気がいい日に気軽に郊外へ出られること。そして、私のパートナー氏は私の写真を撮るのが大好きなので、毎回いろいろな場面での写真が溜まってきました。
 なので少しお裾分けをしますね。

 これはICELANDiaブログ開設当初、Exciteから配られていたブログカバーにもなっていた滝のスヴァルティフォス。氷河の近くにある滝で、やっとたどり着けたので、ブログカバーといっしょに掲載したいと思っていたら、カバーが氷河湖に変更されていてちょっとがっかり。このブログ、なぜか芸能人の方々に混ぜていただいているExcite公式ブログなので、自分ではカバーが変更できないんです・・・・。
 ま、とにかく、やっと出会えたブログカバーと私。
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 レイキャビクから車で30分ほどでたどり着け、ほとんど車が通らない場所で、フカフカの苔がたくさんあり、背後に山もあってきれいな場所。「きれいな服を着たユーカが撮りたい」というパートナー氏の希望で、自然に映えそうな色のワンピを見つけて撮影したのがこれ。
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 60歳間近の50代という年齢もあり、顔アップは気がひけるので、こういう「自然の中にちっちゃくポツン」という絵が好き。ボルガルネスの海岸。
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 フォトセッション(!)のために郊外に出るようになったきっかけが、たぶんここだったと思う。それまでは、たまたま行った先で記念撮影的にしていたのが、ここの撮影での写真がとても気に入り、それ以降は自然を楽しむ外出というより、自然の中で写真を撮ることが目的に。どちらにしても、自然の変化がみたくて出向くんですけどね。
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 ちなみに上も下も、スナイフェルスネス半島。
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 撮影しながら、「アイスランドの自然の中でお洋服を撮影したいブランドがあれば、私が着用できる限りするのにね〜」という話も。熟年の私がモデルじゃ申し訳ないけど・・・。半ばマジです。希望があればぜひご連絡を!(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif  



        


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# by ICELANDia | 2018-10-12 09:21 | 現地滞在レポート | Comments(0)
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