execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話
 1月17日の東京公演前のムームのメンバーにインタビューしてきました!なので今回はお約束の ICELANDia 特別インタビューをお届けします。それから、おかげさまでパソコンの調子は快適に戻りました(たぶん)。

 それで、最初にお断りしておきたいのは、インタビューというよりも雑談に近いものがあります。ニュー・アルバムの中身、ツアーのこと、ニューメンバーのバックグラウンド等々は、音楽専門誌で尋ねていることでしょうから、 ICELANDiaは、ムームのメンバーとアイスランドのあれこれを雑談。このブログの熱心な読者じゃないと、あんまり分からないかもしれませんが、雑談の雰囲気を楽しんでくださいね。

 撮影はレイキャヴィクでもムームを撮った写真家のシバノ・ジョシアさんにお願いしました。
***
ICELANDia特別インタビュー with Mum @ Duo Music Exchange


前夜からパソコンの調子がおかしくて気もそぞろだったけれど、せっかくのムームなので気分を建て直して家を出る。東京のライブ会場であるDuoに入ると、すぐにHildurが楽屋から出てきた。

「あぁ、久しぶり〜〜」と言って、ホッペにご挨拶のチュウをしてくれる。「いつまで日本にいるの?食事でもする?」と尋ねると、この東京公演の翌日からボーイフレンドと九州旅行へ出るという。
「ごめんなさい。あなたのインタビューだと知らなくて、用事があって今から外出するの」と。そうか、残念だけど、去年の7月に彼女にはミニ・インタビューをしているので、楽屋に詰め込まれるよりも日本を楽しんでくれた方が私もうれしい。
ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_15153839.jpg

楽屋へ入ると、狭い場所にメンバーがゴシャ〜っといて、雑談をしていた。写真家のシバノさんが去年10月にアイスランドで撮影したムームの写真を彼らに渡すと、みんなで群がり喜んで見ていました。ムーム本人に渡したのは当ブログでやった写真展プラスアルファの内容で、私もほし〜〜〜!って感じの素敵なアルバムです。


ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_15175792.jpgQ(小倉):日本へようこそ。で、今バンドは何名なの?
O(Orvar):今回は8人かな。出産直後のメンバーがいるから、彼女は来ていない。
Q:それって誰?
Oオルロフだ。1月2日に子供が生まれたからね。
Q:それはおめでとう。だから最近彼女の姿が見えなかったんだ。10月のAirwavesの時もムームの演奏に加わってなかったでしょう。ソロでは演奏したのに。何が起こったのかと思ってた。
O:オルロフ抜きで演奏したのは、あの時が初めてだった。
Q:ということは、オルロフはメンバーだけど一時的に抜けているってこと?
O:・・・どうなんだろう。
G(Gunnar):よくわかんないよ。そういうのって。
Q:(笑)了解です。レイキャヴィクは物事がゆるいから、ツアーは行ける人が行くって感じだものね。物事は流動的というか柔軟で、キッチリと誰がメインで誰がサブで、誰がメンバーで誰がメンバー外かなんて、誰も考えてない、と。それは理解します。Sillaは日本が初めてよね。気に入ってる?
S(Silla):大好き!最高!エキサイティングで、何を見てもすごいと思っちゃう。昨日はカラオケ三昧で、4-5時間歌ってた(笑)。
Q:Sillaはソロ活動もしているのよね。
S:正確にはデュオだけどね。マングースというアーティストとアルバム『Foxbite』を去年の暮れに発表した
Q:レイキャヴィクでそのデュオのライブを見た時のあなたの歌は、ブルージーでしたよね。でもムームはとてもポップだけれど、どちらも好き?
 (「すごくポップかぁ」という囁きがあちこちから聞こえる。これについて突っ込んで聞けばよかったかと反省)
S:ポップなのはすごく楽しいわ。
Q:ですよね。アルバムもステージも、すごく楽しいものね。本当はここで、各人のバックグラウンド等を質問すべきなんだけど、それは専門誌に任せます(笑)。それよりも、専門誌があまり聞かないだろうことを。


ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_15184157.jpgQ:アイスランドというと、ビョーク、シガーロスに続いてムームが語られますよね。でも国際的な評価とアイスランド国内での評価は必ずしも一致しない。ビョークなんてシュガキューブス時代も、オリンピックの開会式で歌うほどの大アーティストとなった今でも、「なんか奇妙」ということに尽きてるようだけど、その評価の違いについて思うことは?
全員:(苦笑+沈黙)
Q::アイスランドの人々に尋ねると、どうやら国内での評価は必ずしも高くないというか、そういう印象を受けるんだけど。
全員:確かに・・・
G:それでも、シガーロスもビョークも人気はあるよ。
O:ビョークよりもシガーロスの方が人気ある。それは言えている。でも、両者ともポピュラーだよ。楽曲はビョークの方が知られてるけど。人気の点ではシガーロスかな。
G:それに、海外からの評価が高まると、「え?そんなによかったっけ。どれどれ」って感じで、国内の評価や人気も高まることがあるね。
Q:それは日本でも同じですね。海外で認められると、見直すっていうのはあるかも。ムームの国内での人気は?
S:お客さんは集まるわ。でも、国内ではあまりライブをしないから、どうなんだろう。


ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_1519412.jpgQ:それから、ムームはアイスランド国内では「キュート族(かわいい族)」っていうレッテルを貼られているでしょう。それに関しては?
全員:(苦笑x10 +沈 黙)
Q:第一、いったいなぜそういうレッテルが貼られたの?
(なんか答えにくい質問ばかりで申し訳ない気がしてくる。でもアイスランド国内と国際的な評判とは、愕然とするほど差があることは事実。それにキュート族の話は、ぜひ本人にぶつけてみたかった)
O:それはかなり複雑な事なんだ。パーソナルでポリティカルなルーツを含んだことだから、何かひとつのきっかけがあって、そう呼ばれるようになったわけじゃないし・・・。
Q: シガーロスやアミーナも音楽性は異なっても、同じことを言われているけど、何を読んでもどこを見ても、なぜという理由が見えてこないのよね。
O:うーん、うーん、何と言えばいいのか、長い話でね。説明し始めない方がいいような気がする。
E(Eirikur):その方がいいな。っていうのも、いい意味で始まったことが、何か今じゃ否定的な意味合いで語られるようになっているから。
S:世代的なことよね。 (日本で以前言われた「新人類」みたいなもの?)
G:アイスランドだけのことで、それ以外での場所はそうじゃないんだけど、あるアーティストをグループ分けして、それに関してやいのということなんだよね。
Q:シガーロス、アミーナ、ムームにしても、全員若くて国際的に活躍しているグループでしょう。ってことは、嫉妬心も含まれてる?
G:かもね・・・。
全員:結構沈黙。
Q:どうやらあまり踏み込まない方がよさそうなので、この話はここら辺で止めましょう。
全員:(ちょっと苦笑い)

Q:で、キュート族といえば、Sirkusに出没することで有名だったけど、そのSirkusも取り壊しになる。それについては?
G:来週の週末(1月26日)にものすごく大きなイベントがあるんだ。フェスティバルみたいな。アイスランド全土のバンドが出場するくらい沢山のアーティストが出る予定。壊すな!っていうプロテストでね。Sirkusだけじゃなく、街の中心部一帯が取り壊される計画なんで、そりゃないだろうって、みんな思ってる。
Q:オーガニック・カフェのHljomalindも取り壊されるとか。
O:いや、Hljomalindは大丈夫。Sirkusはあそこの周囲を取り巻いている感じだろう。その取り巻きのところだけだそうだ。
Q:それから丁度今、Lugavegur4と6の建造物に対しても保存か移動か壊すかっていうのが議論されてますよね。
O:そうそう、文科省の大臣が認めればそのまま保存って話だよね。

Q:みんなとしては、取り壊して新しいものにした方がいいと思う?
全員:絶対に今のままがいい。
O:全く理解できないよ。アイスランドなんて小さな国なんだし、ショッピング・センターなんて郊外に作ればいいじゃないか。 (←かなり熱弁)
S:今はすごい勢いで発展していて、市街地が広がっているから、そういう場所に新しく建てればいいのよ。
G:政治がらみだよ。
G:これは大問題だ。大きな建設会社がやりたいと言いだしたから、市民から意見も聞かずにやることにした。それが5年前のこと。今更動いたところで何も変わらないらしい。

Q:Sirkusのオーナーのインタビューを読むと、20年前から取り壊しの話はあって、ここまで保ったのが奇跡だと話していましたけど、Sirkusに集まることができなくなったら、次はどこに集まることになるの?お気に入りのバーやクラブは?
O:どこへ行ってもSirkusとは同じじゃないからね。悲しいことだ。
G:Sirkusのオーナーはもう一件バーを経営してるけど、あそこもSirkusには成り得ないし・・・。
S:あえて言うなら、Organかな。新しく出来たところね。
O:ライブができるところがいいよね。ちょうどいいサイズだし。
Q:なるほどね。Airwavesでも会場に使われていて、いい感じだと思った場所のひとつでした。
個人的には、古い建造物を取り壊して、ピカピカのガラス張りの建物にしてしまうと、レイキャヴィクの個性というか魅力が半減してしまうと私は感じていて、そんなビルなら東京にもロサンゼルスにも、どこの大都市でも見られるからつまんない。
O:まったくだね。レイキャヴィクがオスローみたいになるだろうな(笑)。
G:アイスランド人がレイキャヴィクの中心街の個性を理解しないっていうのが僕にも解せない。小さな家が並んでいるのがいいところなのに、そこに大きなビルを建てるなんてまったく・・・。
全員:ホント、バカだ。 (「=so stupid」のユニゾン)
S:レイキャヴィクを訪れたことのある人と話すと、みんな口を揃えてそう言ってる。あの小さな家並みがすごくいいんだって。観光資源の魅力として半減するのも、意味がないわよね。


ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_15202496.jpgQ:そういう意見を聞けてすごくうれしい。だって、レイキャヴィクの住人の意見を調査したところ、過半数が建造物の取り壊しに賛成という結果が出たそうだから。
O:郊外の住民だよ、そういうことを言うのは。実態を知らないからそんな無責任なことが言える。それから、最近のニュースはいやにレイキャヴィクの中心部が危険になっているかというニュース報道が多く、あれはプロパガンダだ。
全員:酔っぱらいはいるけど、危険じゃないわ。全然。
Ge(George):ここ2年くらいだけど、メインストリートのロイガヴェーグルは人気がなくて、ショップにも人が入らず、多くが経営困難に陥っているというような話も聞こえてくるけど、あれも実態じゃない。
G:特にSirkus周辺は危険だから子供に良くない、とか。
Ge:みんな郊外に住んでいるからそんなことが言えるんで、中心街に住んでいれば全然意見も違っていたはずだと思う。
G:そうだよ。どうせ郊外に住んでいるんだから、郊外のショッピング・センターへ行けばいいだけで、中心部にまで口を出してほしくないよ。
Q:ぜひ建造物保存の方向で声を出してくださいね。私も独自で周囲の人々に尋ねたところ、90%以上が保存を希望していました。

ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_15215146.jpgQ:ニュー・アルバムについてをここ尋ねようと思うんだけど・・・。たぶん誰からも聞かれるでしょうから、内容は飛ばして、
全員:(笑)その方がいい。
Q:アートワークについてを少し。この絵は(シガーロスの)ヨンシーの妹(妹)の作品よね。12Tonarで展示販売していた時に見たけど、結構凝っている感じ。どのようなリクエストでこのアートワークに至ったの?
Gud(Gudbjorg) :シーベアも彼女の作品よ。
Q:なるほど。テーストが似ていると思ったら、そういうことか。
G:ところで、これってポテトで出来ているから食べられるんだよ。いや、僕は食べたことはないし、食べるためのものではないけど、飢餓に陥ったら、食べれば食べられないことはない。
Q:ケチャップがあれば食べられるかも・・・
(Samuli):食べろってことじゃないよ(笑)。
Q:誰のアイデアで?
O:僕らのアイデアじゃなくて、レーベルからこういうパッケージがあることを知らされたんだ。捨てても自然に返るし、いいんじゃないかと思ってね。
Sm:バンドがダメになってひもじい思いをしたら、食べようかって(笑)。
O:これは、自分の写真を入れればフレームとしても使えるから、それもいいなぁと思った。 (といって、実演してくれる)

Q:次はIceland Airwavesについてを。私は4度Airwavesを見ていて、大好きなんだけど、ムームのライブをアイスランドで見たのは去年が初めてで、一昨年は確かDJだけをやったのよね。
G:一昨年は非公式だったし、非公式というより、Sequencesというアート・フェスの枠代でやったはず。
Q:Airwavesは年々規模が大きくなっているけど、あのフェスは好き?
全員:すごく好き。
Q:友達のライブを見に行く?
O:見に行くっていうよりも、僕らはコンスタントにプレイしてるから、見てる時間がないのが現実。
Q:そうよね。オルヴァルがBorkoとやっていたのを私も見たし、サムリもいたっけ?
Sm:いや、僕はKiraKiraだった。
Q:そうでした。それからEirikurもいたよね。
Ge:Eirikurが一番出てるよな。最多出場のMr.Airwavesだ。
Q:確か2006年12月のベンニの東京公演でもやってましたよね。
O:あの時、僕はDJだった。
Q:そうそう、その時FlisのDavid(ダヴィッズ)が「僕の兄弟です!」とアナウンスしたから、
O:君が真に受けたんだってね。
全員:爆笑。
Q:誰が誰の兄弟でという情報はすぐに入ってくるのに、ムームとフリスが兄弟だと知らなかったから、あの後Davidに会った時に、「マジ知らなかった」と言ったら、「あれは冗談」って言われた・・・。
全員:(笑)彼の話を信じちゃいけない。
ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_1521487.jpgO:でもこれだけは本当だよ。レイキャヴィクのグループでトランペットを吹いているヤツがいたら、Eirikurだと思って絶対に間違いない。
Q:Eirikurは今年のAirwavesのベンニのライブにも出ていたよね?
:いたよ。あのステージで最も酔ってなかったのが僕だった(笑)。
Q:ということは、シラフではないが、ひどく酔っていなかった、と。なるほど。
Q:Gudbrjogはムームの一員なの?
Gud:うーん、ムームよりもシーベアかな。でも、ムームの最新アルバムでもプレイしているのよ。
Q:ということは、アイスランドで発行されたDVDマガジンの記念パーティでのシーベアの演奏の時に居たってこと?
Gud:いいえ、あの時はいなかった。でもIdnoのライブはやったわ。
(そう、ここがレイキャヴィクの音楽シーンの面白いところで、一カ所でバンドの演奏を見ても、次の会場で同じメンバーでやっているとは限らない。16日の東京公演では、Borkoとマイス・パレードが飛び入りしていたらしいし)

Q:レイキャヴィクって本当に面白い。人員が入り乱れて、Aのバンドにいた人が、もうBのバンドでも演奏しているっていう。だから知れば知るほど、その相関図みたいなのが見えてきて、より面白くなっていく。・・・というドツボにはまったのが私です。
S:そこがシーンの特徴よね。長所だし。
Q:そうそう、SillaはNasa会場で自分のユニットで演奏して、その2-3時間後には博物館会場でムームとしてステージに立っていた。
Ge:え、そうだったの?知らなかった。ごめんよ、見に行かなくて。
全員:(笑)
S:冗談なのよ。最後の数曲は彼がステージに加わってくれたの。
Q:みんな仲良しで、それがシーンの雰囲気になっているのが好き。私はIceland Airwavesを見に行く旅行ツアーを企画していて、今年はかなりの大所帯になる予定なので、日本からレイキャヴィクへやってくる音楽ファンのために、何かできることがないかなと考えてるんだけど。
O:ってどういう意味?
Q:せっかく遙々レイキャヴィクまで行くので、何か彼らが喜ぶ特別なことをしてあげたい。何ができるのか私自身具体的に案があまりないので、何か教えてもらえたらいいなぁと思って。例えば、パーティか何かをやったら、日本のファンに会いに来てくれる?
全員:行くよ。
Q:有り難う。ただ、パーティといっても、日本人はそれほど英語が得意ではないので、会えるのはうれしいけれど、あまりお話しできないのがネックでしょう。スタジオは持ってましたっけ?
G:いや。
Q:ということは、こちらからムームに会いに押しかけることは出来ない、と。
Ge:リハーサル・ルームみたいな場所はあるけどね。
Q:ホント?!大勢で押しかけてもいいかな?ある程度の人数を収容できる場所?
:実はそこはかなり大きくて、ミニ・フェスくらいできるかも。40-50名だったらちょうどいいかもしれない。やったことがないから分からないけど。
O:そうだな、自分達でフェスやれるよな。

Q:場所は?
O:______のちょっと横。 (場所は伏せ字でゴメン。企業秘密ということで(笑))
Q:え?あそこにリハスタなんてあったっけ?
O:XXXXは引っ越したから。
Q:お〜、それならよくわかるわ。手頃な広さですよね。そこをリハーサルできるスタジオに改築したの?
G:いや、単なる空き家。なので、いろんなグループが機材置き場にしてる。Borko, Skakamanage, Reykjavik!, FM Belfast, 僕ら、それから、その周辺のバンド全部(笑)。


ということで、今年 ICELANDiaが企画するIceland Airwavesツアーでは、ちょっと特別なことができるかもしれません。

ムームのライブは思い切り楽しく、音楽的にもレイキャヴィクで見た時よりもバラエティに富んでいて、とびきり楽しいものでした。数曲、以前のムーム・ナンバーも演奏してくれて、それがよかったし、私は2階から眺めていたことも手伝ってか、今回は特にSamuliのドラミングがものすごく気に入り、Eirikurはトランペットを吹きながらキーボードを同時に演奏するという離れ業を何度も披露していて、口八丁手八丁とはこのこと!と他愛なく楽しみました。私が行った前日の16日は、前座がSkakkamanageだったのに加え、マイス・パレードの飛び入りまであったそうで、見に行かなかったことを少々悔やみましたが、弾けた楽しさを今回もたっぷりと味あわせてくれました。

新生ムームのライブを見るのは2度目で、すごく微妙だけど、会場の雰囲気はやっぱり去年のレイキャヴィクがいいかなぁ。演奏は東京の方がよかった気がします。・・・というようなライブ・レポートも、音楽専門誌あたりに出るでしょうから、そちらをどうぞ。

正月に出したムームの福袋が大好評でしたが、それが売り切れてしまい同じものは作れないため、ミニ・セットをショップに出しています。とてもお買い得(=私にとっては赤字ギリギリ)なので、この機会をご利用ください。(小倉悠加)ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_13213440.gif




  2008年も音楽をアイスランドから↓







  
  自然をアイスランドのデザイナー作品で↓
ムーム来日特別インタビュー!レイキャヴィクよもやま話_c0003620_2575895.jpg
 
by icelandia | 2008-01-24 15:26 | Pops | Comments(16)
Commented by tailnose wood at 2008-01-24 23:08 x
アイスランドの音楽に興味があり、ちょくちょく拝見させていただいてます。
先日ムームの大阪公演に行ったのですが、音楽の理想型とも言えるライブで、拍手をするのを躊躇うくらい感動しました。
オープニングから何とも言えないオーラを放っていたGudbrjogについてもっと色々知りたいです。
初めてムームのライブを観たのですが、あの子がいるのといないのとではまた違った感じになっていた様な気がします。
Commented by icelandia at 2008-01-25 00:49
Tailnose woodさん、コメントを有り難う御座います。Gudbjorg可愛かったですよね。それで、上記インタビューにはHildurが加わっていないのですが、もしやHildurとの人違いではないですよね?というのも、ヴォーカルをとって前に出ていたのは、SillaとHildurの2人で、Gudbjorgはバックに控えていた感じだったからです。
Commented by tailnose wood at 2008-01-25 19:55 x
お返事ありがとうございます!人違いじゃないですよ♪
フロントの二人も、もちろん他のメンバーも素晴らしかったのですが、Gudbjorgの存在が特に素晴らしかったんです。オープニングのWinter (What We Never Were After All)を合唱している時は何かスゴい事が始まる予感がして、まるで未知の世界へ航海に出るような感じがしました。その時はもう異質なオーラを放っていたGudbjorgに釘付けで。
名前すらなんと読めばいいのか分からないんですが…。
歳はおいくつくらいなんですか?
本当に今後が楽しみなアーティストです。控えめなポジションですがね。(笑)
Commented by 山路純平 at 2008-01-26 05:06 x
みなさん、独特の雰囲気があり、
オシャレですよね。

ぜひ、聞いてみたいですね。

P.S.
HP、見ました。
素敵なジュエリーですね。

Commented by Doc.K at 2008-01-26 21:50 x
インタビューにアイスランドにそしてそこに住む人々に対しての愛情があふれてますね。弾けた喜びと愛を持って公演を聴いている悠加さんの姿が目に浮かびます。色々研鑽を積んだ達人の域に達した生き方だと尊敬します。
Commented by icelandia at 2008-01-28 16:51
Tailnose woodさん:グズビヨルグと読みます。通常はグッガが愛称ですが、彼女の場合はグッギーみたいです。話していても、とても明るく聡明な女性でした。経歴等が分かったら、ブログでお知らせしますね。
山純平さん:いろいろとご覧いただき有り難う御座います。現在福袋を出していますので、ぜひ一度何か試しに聴いていただければと思います。
Doc.Kさん:余りあるお言葉を有り難う御座います。達人と言えるまでにはまだまだ道のりが前にありますが、楽しみながら、みなさんに楽しんでもらいながら進めればいいなぁと思っています。
Commented by Doc.K at 2008-01-28 20:23 x
1986年にレーガンとゴルバチェフがレイキャビックで米ソ首脳会談を開いたときも、私にとっては地の果て位遠いい所と思っていたアイスランドなので、素朴になぜ其処なの? なぜなの? と感じたのを覚えています。それから世界が変わりました、悠加さんも過去ログからご想像いたしますと、若き青春の日々から徐々に変身しながら進歩し続けておられる。人と人とのふれ合いを大切にし、一期一会の精神も決して忘れない。立派な人生の達人ですよ。
 
Commented by icelandia at 2008-01-28 22:27
国土の一部は極地圏内なので、実際に地の果てに限りなく近い場所と言えましょう。歴史に残るレイキャヴィク会談が行われたのは、拍子抜けするほど小さな家です。周囲には何もないし、さぞ警備がしやすかったことでしょう。
観光リピート率70%と言われる国ですから、一度行くと私のように病みつきになるかもしれません。
Commented by Doc.K at 2008-01-30 14:29 x
Carpenters The 10th anniversary Edition 着きましたので、まずこちらから聞きます。1967年のGreyhound Bus 2か月の旅を思い出しながら!
Commented by icelandia at 2008-01-31 01:44
ヒッピー文化真っ盛りの頃ですね。雰囲気だけはおぼろげに覚えています。カーペンターズのデビュー前ですが、音を聴きながらだと、忘れていたようなことが蘇るかもしれませんね。そのどれもが素敵な思い出でありますように。
Commented by kyuuuu at 2008-01-31 12:56
東京の17日のmum公演に行ってきました。mumを見るのは3回目なのですが、今回もライブ楽しんできました。毎回違ったメンバーで来日するのに少し心配していたんですが、フレキシブルなつながりなんですね。インタビュー、興味深く読ませていただきました。
Commented by icelandia at 2008-01-31 19:44
以前はTBさせていただき有り難う御座います。インタビューは、音楽誌がしそうな質問は故意に避けて内輪話みたいな内容にしたため、果たしてどのように受け止められるかと少し心配でしたが、だからこそ面白かったという感想をいただきホッとしています。
個人的にメッセージをくださったみなさんも、有り難う御座います。この場を借りてお礼を。
Commented by ミズタマリ at 2008-02-09 19:28 x
小倉さんこんばんは!興味深いインタビューありがとうございます!私はライブに行けなかったのでいろいろイメージしながら読ませていただきました。あと、今日J-WAVEでmumのインタビューとライブ音源聴けました!楽しそうだった~
Commented by icelandia at 2008-02-10 16:36
ミズタマリさん、いつもコメントを有り難う御座います。実際のライブは超楽しかったですよ〜〜。次回はぜひどうぞ!
Commented by mariko at 2008-03-14 01:46 x
こんにちは。
現在シンガポール在住のものです。MUMは双子ちゃん時代に大好きだったのですが、その後いろいろメンバーチェンジがあったようで、もう何年もチェックを怠っていたところ、シンガポールでライブをやるとのことで早速観て来ました。
シンガポールでMUMに興味ある人っているのかな、と思っていたら会場はほぼ満席。
ライブですが、いやーーーあまりに幸福感溢れるステージで途中で思わず涙がこぼれそうになりました。こういう音楽を作る人たち、そしてその音楽に拍手をする人たちが地球上に存在するのであれば、世界はまだ生きる価値のある場所だ、とか大げさなことを考えてしまいました。ライブ終了後はサイン会を予定していたようです。私はすぐに帰ってしまいましたが。
ガールズ二人組みのあまりの愛らしさに、見に来ていた女の子たちは全員「あんな風になりたい。」と思っているに違いない、とライブ中思っていました。私もその一人ですが。。。本当に幸せな一時でした。
Commented by icelandia at 2008-03-14 12:35
marikoさん、心から楽しめて感動できてよかったですね!アイスランドには他にも、心に迫ってくる真摯でオリジナルな音楽がたくさんあります。フロント2名はソロ・アルバムも出しているので、機会があればぜひどうぞ。それぞれに、全く違った個性があり、ムームとも異なるので驚かれるかもしれません。
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