アイスランドの聖地、スナイフェルス氷河に迫る |
9月の天候のいい日に、アイスランドの聖地と言われるスナイフェルス氷河へ行ってきた。ここは小説『地底旅行』で、地下の世界の入り口として描写されている場所。レイキャビクから車で2時間半程度で近づける。 この「近づける」というのが少しばかり微妙な表現で、よく見える場所までは行けるけれど、実際に氷河へ到達するのは容易ではない。ある程度まで車で行って(それも夏の間しか行けないし)、数キロのハイキングとなる。 または、少しばかり危なっかしい道路を通り、そこまで行ければ数百メートル歩く程度で氷河にタッチすることはできる。頂上まではやはり数キロの氷上のハイキングが必要になるけれど。 F575という風光明媚な山岳道は何度も通っているけれど、一箇所まだ制覇していないジープ道があった。そこはいかにも人を寄せつけなさそうで、一見通行止めにも見える道なのです。 見ての通り、絶対に通っちゃダメ!ではなく、「進むなら自己責任でぜひお気をつけください」という感じ。そしてこの道を進んでみることにした。地図上で見ると、ここが一番氷河に近づけそうだからだ。 行き着いたのは駐車場にすぎなかった。目の前の小高い場所を登ってみると、通行止めになっていた道を歩ければ(たぶん数百メートル)、すぐに氷河にタッチすることはできることがわかった。 ゆっくりとハイキングをしている時間もなかったので、そのまま小高い山を降りて帰路についてしまったけれど、次回は氷河に触りに行こうと思った道でした。 F575号線自体はそれほど危険でも難しくもなく、山岳道にしてはそこそこ整備されているので、もしも夏の間にアイスランドに来る人がいければ、普通の観光客とは少し違う、ディープなアイスランド体験ができると思う。もちろんその時は必ず四駆のレンタカーを。(小倉悠加 / Yuka Ogura) アイスランドの日常をお届けする小倉悠加のSNS Twitter |
by ICELANDia
| 2024-09-18 05:53
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