2016年アイスランド・エアウエイブス(2):仰天の長蛇の列にもめげずツアー続行。元シガーロスのキャルタンに会うラッキーも! |
残席僅か!アイスランド・エアウエイブスやアイスランドの音楽シーンの最新情報をお届けする恒例のスペシャル・イベント!↓ 前回のブログは2週間前だというのに既にアイスランド・エアウエイブスっぽいノリの盛り上がりになっていたKEX会場でのライブレポートでした。そしてここからが本番のアイスランド・エアウエイブス初日!前夜にツアー参加者のみなさんが無事レイキャヴィクに到着。フェス中、会場がどこかわからなぁ〜い!というのを避けるため、生活に必用なショップや便利情報などのご紹介も兼ねて、フェス初日の午前中は実際に街を歩いてのご案内です。これはその年によって内容が若干異なり、ラッキーだと立ち寄ったショップからお土産を貰えたり、スペシャルな場所を見学させてくれたりに入れてたりということが過去に何度もありました。 ![]() こちらは音楽の名店12 Tonarを訪れた時の記念ショット。ツアーのリピーターさんは街歩きに参加していないので、全員じゃないのが少し残念かな。 ![]() その後はフェスで一番基本であり大切なリストバンドの取得。フェスのセンターの開始前に行き、少しでも早くリストバンドを入手して、時間のロスを少なくしてランチ、オプショナル・ツアーに出たいところ。なのに、なのに、センターのあるハルパに到着すると、既に長蛇の列で、リストバンド交換の最後尾は会場の外まで届く勢い。ギャ〜。 ![]() いやはや、時間配分には気を使って計画を立て、余裕は見ているものの、1時間-1時間半の余裕はあるはずもなく・・・・長蛇の列を見た時には、正直真っ青になりました。頭の中白紙状態。とはいえ、白紙状態のままだと前に進めないので、さてどう対処するのが一番いいのかを超高速で考えます。 対処といっても待つしかない、と思わないのが私のいいところ(?)。運営のトップ陣営は全員知っているし、自分のパスを取りに来た時にボランティアのお手伝いの人達とも少し顔見知りになってる。ここはその何とか、オバチャンパワーか何かで押せないものかと走ってセンター内へ行ってみたところーー思いがけない光景が! 具体的に私がどうしたかは言及しませんが、待ち時間10-15分程度で物事が済み、結果的に時間は予定通り。ホ〜〜〜。無神論者の私も、この時ばかりは神がいると思ったりして。そしてやっぱり私といっしょにいる人はラッキー♬ 無事にリストバンドをゲットした後はバスに乗り込みスペシャル・スタジオ・ツアーへ。最初に訪れたのはレイキャヴィク内では歴史のあるスタジオ。数年前、アミーナがリハーサル・スタジオとして使っていた場所で、私はてっきりあそこがメイン・ルームかと思っていたら、その他にもレコーディングできる小ぶりのスタジオが3-4部屋あってびっくり。かつてはビョークやシガーロスがレコーディングに使ったこともあり、今での彼らのエンジニアが部屋を独占していることもあるそうです。私が知っていた以上に、歴史も由緒もあるスタジオだということが分かりました(案内してくださったスタジオ・マネージャーに感謝)。 あるスタジオではアイスランド・エアウエイブスの音源に関しての最終調整をしていたUlfur Ulfur(ウルヴル・ウルヴル)と出くわしたりして。 ![]() ![]() そこではHeida ヘイダ(ヘイザ)という女性シンガーソングライターにライブをお願いしていました。あいにくマイクやアンプのセッティングが間に合わず、「大丈夫、地声とギターでも出来るから」ということで、全くのアンプラグドのセット。ヘイダは第二のシュガーキューブスと言われたUnun(ウンウン)というグループのメイン・ヴォーカリストとして活躍し、数年前まではHellvarのヴォーカルを務め、最近はソロで活動しているベテラン・アーティスト。アイスランドの国営ラジオの音楽番組の司会も。今年間もなくソロの新譜がリリースされる予定。出たらぜひ応援したい! ![]() 彼女の本当の魅力は、ポップで歯切れのいい曲だと私は思うので、最新作はそのから曲調が離れているので、反応はどうかなぁと少し心配していたけれど、みなさんとっても満足してくれたようでよかった。 ![]() パンプキン・スープはクリーミーで家庭的な素直な味。大好き! ![]() オープンサンドもパン自体がおいしく具もたっぷりで野菜も多く、これまた好きな味。このカフェ、大正解!レイキャヴィクの街中は観光客でいっぱいだし、忙しないので、ここら辺まで遠出してもこのカフェは確かに正解。 ![]() おししかったね〜、を連発しながら向かったのは、かつてコミュニティ・プールをシガーロスが改造してスタジオにした通称プール・スタジオ。モスフェルバエルという郊外にあります。 ずっとシガーロスと仕事をしていたビッギが今年も私達を迎えてくれました。というか、このスタジオは現在、ビッギと元シガーロスのキャルタンがオーナー。スタジオにはシガーロスゆかりの楽器も多く、みなさん思い思いにあちこちを見て楽しみます。たまにはビッギと私の写真があってもいいかもね、とというのがこれ。 ![]() 壁に煌々敷く飾られているのは、このスタジオで録音されたシガーロスの初期の名作『Ágætis byrjun』のアートワークの数々。ゴッチ・ベルンホルトの作品で、<font color="#0099FF">ICELAND</font><font color="#009933">i</font><font color=red>a</font> ショップでもまだご販売しています。こそ〜っと値段を聞いたところーー日本のファンは本当に恵まれてる!とだけ言っておきましょうか。 ![]() そしてもうソロソロお暇しないとという時間になった時、ふとそこに現れたアイスランド人が・・・。うわlマジで?!元シガーロスのキャルタン・スヴェインソンその人でした。なので、御本人に承諾を頂いてキャルタンを囲む記念ショット。 ![]() みなさん異口同音に、「かっこいい」。確かに。昔からスッキリした体型だったけど、今もそうだし、ダンディな身なりでかっこいい。あれはもう5-6年前になるのか、キャルタンとアミーナのマリアの自宅の隣にミカエル・リンドと芸術家で『Kveikur』のアートワークを担当したシッガが住んでいて、なぜかバーベキューをご馳走になったことがあり(それがこのブログ)たぶん彼に会ったのはそれ以来。 最後に思いがけずキャルタンに会えて感動しちゃった人続出のスペシャル・スタジオ・ツアー。毎年じスタジオへ行きたくても、諸般の事情でそうはいかず、その度に場所探しやブッキングに四苦八苦するものの、いつも素敵なサプライズやおもてなしをいただき、本当に私のツアーは恵まれていると毎年感じます。関係者のご協力にひたすら感謝。 という訳で、本番のアイスランド・エアウエイブスはこれからですが、ここまでだけでも写真の数も結構あるので、この後のライブは次回のブログをお楽しみに! (小倉悠加/ Yuka Ogura) ![]() アイスランドからの音楽とグッズ満載ショップ!↓ ![]() |
by ICELANDia
| 2017-01-28 00:45
| 現地滞在レポート
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