アイスランドへ行く前の、行き当たりばったりオスロ散歩 |
いつもICELANDiaブログにお立ち寄りいただき本当に有り難う御座います。 ご無沙汰してしまい、どうしてるのかなぁ?と思ってくださっていたでしょうか。そんな時はぜひ、Twitterを見てみてくださいね。ほとんど毎日何かをつぶやいています。 さて、10月半ばからまた海外に出ています。アイスランド滞在も20回を超え、毎回同じルートだと慣れすぎて大丈夫だろうか?という根拠の無い不安もあるのに加え、せっかく北欧まで出るので別の場所も見たいと思い、今回はサクっと2日間オスロに寄りました。 ![]() 噂通り物価が高いとはいえ、それはフェロー諸島と同等程度であり、むしろフェローよりも選択種が多いので楽でした。当初の目当てはムンクを見たいというだけで、他にな〜〜んにもありませんでしが、フタを開けてみると、アイスランドがらみの知人が数人いて、結局そんな人達と会ってゴハンを食べることができました。初めてかつ無計画の割には、知り合いがいて不思議な感覚だった。 なのでオスロをサクっとお裾分け。到着した翌朝、外に出てまず気づいたのは、裏道を埋め尽くしていたメープルの落ち葉。うぉ、懐かしい「カナダみたい!」。私はかつてカナダで冬を過ごした事があり、あの時のメープルの落ち葉の色や質感、足で踏みしめるサクサクという音が大好きでした。公園が多いのもカナダそっくり。 ![]() のっけからオスロではなく心はカナダにひとっ飛び(笑)。そしてここがムンク美術館。やっていたのは彫刻家ヴィーゲランとの共同展示会。ムンクとヴィーゲランは同年代ではあったけれど、二人が友人だったのかはわからなくて、それでも似たような題材を取りあげているのは、時代感覚だったのか、完成の相似だったのか。なかなか興味深かった。 ![]() そして中央駅の方へ歩いて行くと世界に名だたる日本の「Sushi」がここにも!(海外のSushiはいいんだけど、お箸の置き方をどうにかして!ちゃんと揃えて真っ直ぐ置いてくれないとイヤ!)「Caught raw(生で捕獲)」って、塩焼きになった魚は釣れないだろうが!と突っ込みを入れたくなった。 ![]() 川のところにこんな飛び込みたくなるような彫刻もありぃの、 ![]() 現地在住の知り合いから「面白い現代建築があるから見てくれば?」と勧められて見てきたオペラハウス。モノリスチックで確かにとても興味深かった。 ![]() そしてノルウェー国籍をとった元日本人(という言い方が正しいよね?)の芸術家が私のかつての知り合いで、「アパートの近くだからついでに寄っていこう」と言われて連れられたのが、先ほどムンク美術館で見たヴィーゲランの彫刻公園。これ、素晴らしかった。教えて貰わなかったら素通りしてたところだった。公園の規模感といい、濃厚な彫刻の数々といい圧巻! ![]() ムンクの展示会で見たミニチュアの大きなやつがたっくさんあり、ここで先ほどの展示会の意味が鮮明になり、感謝。そしてこの日は、帰化した彼とガールフレンドといっしょに夕食。思いがけずゆっくり話ができてうれしかった。オスロのアート・シーンの特徴もちょっと分かって得した気分。ありがと〜! ![]() 翌日は、2003年に日本に呼んだアイスランドの、現地ではもはや伝説的な存在になっているトラバントのメンバーだった彼が案内を買って出てくれました(それも前夜に連絡が入った)。街中の川沿いがノルウェーの森を思わせていいんじゃないかというので、川沿いの散歩。 ![]() 途中こんなグラフィティも。 ![]() ここは、オスロで一番いいライブが行われるという会場らしい。私はライブには行かなかったので、その辺の事情が全く掴めないんだけど。 ![]() そして、昨日「絶対にここでコーヒーを飲むべき」と教えてもらったTim Wendelboeで一服。本当はコーヒーを味わうべきであったろうとは思うのですが、私は普段全くコーヒーを飲まず、レイキャヴィクで飲むのもカプチーノばかりなので、ここは少しでも慣れているものをとカプチーノをオーダー。 ![]() 何だかわからないけど、やたら美味かった。未だにあの味は思い出せるほど強烈に別格でした。まず口当たりが柔らかい。ミルクのキメが細かくて少し甘い。コーヒーというよりココアなのかと思うような濃い香りとコクが、舌の上でミルクの甘さと引き立てあっているような感じで、ウッヒャーと驚きました。あれ、また飲みたいなぁ。 ![]() ランチはお勧めの小さなオーガニック・カフェ。ここのラップもサラダもすごく美味しくて感心。特にサラダの上にあった小さな芽だか穀物だかが要で(クスクスじゃないです)、あれもまた食べたい。別格だった。お値段そこそこ。 その後ノルウェーの国立美術家で「叫び」を見てきました。 ![]() みんな絵の前でこの格好の写真を撮っていたので、私も記念に。撮影禁止ではないけれど鑑賞の邪魔はしたくないので、シャッター音を消し、当たり前ですがフラッシュも焚いていません。 ![]() 外を歩くと、市場っぽいところではハロウィンが近いことを思わせる、こんな秋の色が。 ![]() 夜は宿の近くのビストロでノンビリ一人で食べました。チリ味のムール貝が非常によかった。暗すぎて写真が撮れなかった。 そんな感じで、なーんの計画もなく行った割りには、あれこれ見られて満足。現地在住の知人に感謝。で、翌日、アイスランドへ飛びました。オスロから3時間弱。いつもはアイスランド航空でアイスランドに入るので、空港のゲートに到着したトタン、アイスランド語が耳に入って「あぁ、アイスランドだぁ」と思うのですが、今回はスカンジナビア航空であり、どうもアイスランド・セーターを着てるのも私しか存在しなかったようで、なんか寂しい感じでした。 ![]() で、8月にも来たので、3ヶ月足らずで舞い戻りました!(小倉悠加/ Yuka Ogura) ![]() アイスランドからの音楽とグッズ満載ショップ!↓ ![]() |
by ICELANDia
| 2015-10-17 08:29
| News
|
Trackback
|
Comments(0)
|