速攻のライブ・レビュー:音楽ライター佐藤英輔氏 |
いつもICELANDiaブログをお読みいただき、有り難う御座います。 愛知万博でアーティストが大挙して来日したため、いろいろと書きたいことが多く、なかなかライブ報告まで到達していない状態です。すると・・・速報級で早々にライブ・レビューが! もちろんリアルタイムのごとく素早いのは、ウエッブ上です。 音楽ライターの佐藤英輔さんが早速、ブログで書いてくださったので、トラックバックしたつもりですが、キチンとそうなっているかな?(トラックバック初心者なもので・・・) http://diarynote.jp/d/43142/20050717.html 上記URLで佐藤氏のレビュー・ページにアクセスできます。 で、佐藤さんもお書きになっていますがシグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテットとクリスチャーナがライブをやったのは加藤登起子さんのお店で、ライブ2日目には、噂を聞き付けて、加藤さんご自身もやってきてくださいました。その時の写真は後日のブログで出す予定です。 このレビューを読んで、少し私から付け加えさせてください。「」内は氏のブログからの引用です。 「感心させられたのは楽曲の良さ。どの曲もちゃんと流儀に則りつつ、自分なりの創意工夫が出されたもの(サックスが書いているのかな?)で、ぼくは感心した。」 そうなんです。あの日にカルテットが演奏したのは全部サックス奏者/リーダーのシグルズール・フロサソンの自作曲です。全曲、最新アルバム『ヘディング・ホーム/シグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテット』ISLJ-1001に収録されています。 「アルバムだと時々スキャットをかましていたが、アンコールの曲(スンダードの「バイ・バイ・ブラックバード」だったっけ?)のみ彼女はそれをやっていた。」 曲目をメモっていないため、2日間ライブをやったので私の記憶違いかもしれませんが、「サムタイム・アイム・ハッピー」でもスキャットはやっていた気がします。 「こちらのときは、彼女に合わせて演奏陣(先の4人)もいたって常識的なジャズ伴奏に徹する。落差ありすぎ。でも、それは手抜きということではありません。」 そこらへんが彼らのプロたる側面でもあります。おっしゃる通り手抜きではなく、バックアップとしての役割に徹したんですね。 少し裏事情を披露すれば、クリスチャーナを同行させてほしいとグループ側に頼んだ際、ひとつだけ条件をつけてきて、それは”カルテットとクリスチャーナを別セットとして扱う”ということでした。歌のバック演奏と、カルテットの演奏は別物なので、それを理解して欲しいという希望を出してきました。 また、日本では両者ともまだ新人ですが、本国ではアーティストの”格”はカルテットの方が上になります。なので、通常はクリスチャーナがオープニングを務め、カルテットがトリをとるべきですが、”音楽は足し算でもある。ヴォーカル入り→カルテットの順にすると、最後にヴォーカル分が引き算になってしまうから、よくない。音楽に上下関係はないから、第2部はカルテットにヴォーカルを加える形をとった方がいい”と提案してきたのもグループ側でした。 『佐藤英輔のライヴ三昧』という日記のようなブログは、ライブを見た感想がツボを得て素直に書き記されていて、好感度大です。大量にいろいろなライブを見ているライターさんに、「感心した」と書いていただいて、発売元としては嬉しい限りです。本当にお世辞抜きに感激してくださった方が多く、次回はもーっともっと多くの音楽ファンに来ていただければと思います。(小倉悠加) ![]() ![]() |
by icelandia
| 2005-07-28 21:43
| Jazz
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