クリスマス最終日&やわらかな光 |
Gleðileg nýár 新年おめでとうございます。 今年は愛知万博で大勢のアイスランド人パフォーマーが日本にやってきます。我がICELANDiaアーティストも数組含まれる予定なので、どうぞお楽しみに! アイスランドのお正月は元旦こそ休日ですが、2日が平日であればごーくフツーの日に戻ります。新年のお祝いは大晦日で終わりですから、元旦は前夜の夜更かしの余波で朝寝坊をして、ゆったりと自宅で過ごす人が多いようです。 最後のサンタが帰る日 アイスランドではおせち料理があるわけでも、芸能人が羽織袴で「明けましておめでとうございます」とやるわけでも、隠し芸大会の放送があるわけでもありません。日本人として物足りないものがありますが、外国なのですからまぁ仕方ありません。それでも唯一あれ?っと思ったのは、1月6日。なにやら朝っぱらからパンパンと花火や爆竹の音。うーん、今日は何の日なんだろう?単に大晦日の花火の残りを消化してるだけ?そんな事を思いながらハっと気づいたこと・・・・1月6日の今日は13人目のサンタが山へ戻っていく日です。 ![]() やわらかな光に包まれて 確かに日照時間は短いのですが、私はそんな冬のアイスランドの陽が大好きです。太陽は真上に昇らず、ふぅーっと顔を出したかなぁと思うと、頭上どころか目線の目の前までしか上がらず、そのまままたふぅーっと沈んでいきます。そこにできる影も日本ではまず見られない長さです。太陽の光といっても、昼間の白い光線よりも、オレンジ色に染まる朝焼けと夕焼けがやけの方が長いように感じられます。一年を通して昼間の時間帯に日照があることが当たり前の日本人の私には、少し奇妙であり、とても心地よいことでもあります。朝目覚めて、うっすらと眠気を引きずって、完全に目がさめることのないまま、あらら?と思う間もなく夕刻に突入するような、そんなリラーックスした心地になれたのは、旅先という特殊事情からでしょうか。 アイスランドの窓辺から見えてくるのは、あちこちに散りばめられた小さく、暖かく、穏やかな豆電球です。それは太白熱灯でピッカピカにする”明るきゃいい”ではなく、静かに、穏やかに、自然に逆らわず、ゆっくりと日常を楽しめる心やすらぐ日常の光。太陽からも、電球からも、そんな光を浴びれば自ずと気持ちが穏やかになっていきます。 成田空港で飛行機から外に出ると、まぶしくてまともに目が開けられない自分と出会います。冬の日本の日差しもそれほど強いわけではありませんが、それでもアイスランドのやわらかな日差しとはケタ違いに明るく感じられて、「もっと光を抑えてほしい」と、 日本の街中の照明はもとより太陽の光にさえも、そう言いたくなるのです。 ![]() 本当のリゾート 心の安らぎを求めて飛ぶのは南国の島ですか、それとも北極近くの孤島?その土地それぞれに良さはありますし、個人の好みの問題ですが、私は断然冬のアイスランドを選びます。穏やかな暖炉のぬくもり、新鮮な海の幸、神秘のオーロラ、蛇口をひねれば出てくる天然温泉。ピリリと冷たい空気に自然の厳しさを感じ、やわらかな太陽の光に恵みと希望を垣間見れば、大きく深呼吸をしていつもとは違うことを感じたり考えたりする余裕が出てきます。心のリゾートですね。 北欧の照明器具が有名なのも、このような自然環境あってのことなのでしょう。 ICELANDiaレーベル本格始動間近! ![]() ![]() ![]() |
by ICELANDia
| 2005-01-06 19:19
| アイスランドってどんな国?
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Trackback
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Comments(4)
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僕のブログにコメントいただきありがとうございます。ICELANDiaさんのブログは、この冬のアイスランド旅行前にチェックしていました(2004年12月17日カキコの「ま@ロンドン」です)。旅行でアイスランドにますます親近感を持ちました。そうそう訪れることもできないと思いますので、これからもアイスランドの文化、料理、四季などの情報を、こちらのブログにいっぱいアップしてください。楽しみにしています。「ま」こと「UK2004」より。
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ま@ロンドンさんとは気づかず失礼しました。アイスランドって本当に魅力的な国ですよね。何でもかんでもスゴイものがドッカーンとある観光地に飽きた後、マイブームを求めて渡ると最高だと思います。で、私がそれにハマッた張本人ですが。アイスランドがみなさんにも身近な国に感じられるようになるよう、いろいろなお話をしていきますね。これからもどうぞよろしく!
アイスランドは英語OKですか。
まあ、ある程度は大丈夫だろうとは思ってましたが、
LAより「まとも」とは・・・(笑
仏教が専門でインドにしか行ったことないですが、
実はヨーロッパの文化と歴史が大好きなもので。
アイスランドは高校生のときから憧れでした。
北欧神話、サガ、エッダ。
東海大学の北欧文学科を受験しようと思ったことも・・・。
今でも、ちょっとだけ未練ありますね。
まあ、ある程度は大丈夫だろうとは思ってましたが、
LAより「まとも」とは・・・(笑
仏教が専門でインドにしか行ったことないですが、
実はヨーロッパの文化と歴史が大好きなもので。
アイスランドは高校生のときから憧れでした。
北欧神話、サガ、エッダ。
東海大学の北欧文学科を受験しようと思ったことも・・・。
今でも、ちょっとだけ未練ありますね。
こちらにお越しいただきありがとうございます。好き勝手にコメントしまして失礼しました。現在までに5度アイスランドへ行きましたが、レイキャヴィークで唯一英語が通じなかったのは、フリーマーケットで魚を売っていたおばちゃんのみです。若い子、特に高校生、大学生あたりは、ほぼ完璧だと思います。アメリカから輸入される日本のアニメの影響も大きいことでしょう(言語:英語、字幕:アイスランド語、原作アニメ:日本製!)