アイスランド18世紀の聖歌集にポピュラー音楽アーティストも注目! |
アイスランドからリリースされるトラッド系のアルバム内容はすこぶる高く、去年ICELANDiaショップのお客さま(及びアイリッシュ・トラッド・ファン)から熱い支持を受けたのが、Bara Grimsdottirのアルバムでした。 Bara grimsdottir 『Funi』 http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=34056062 この作品はアイスランドの民族音楽を伝統的な演奏方法に近い形で作られた作品で、女性フォーク・シンガーが、ごくシンプルなアコースティック・ギター等の演奏で歌っています。 それで、お客さまから教えていただいたことですが、アイリッシュで言うところの「シャーンノス」無伴奏の曲も素晴らしく、イギリスのカーク・パトリック、ギターがクリス・フォスターという有名どころでのバックがついていています。これはうれしい驚き! なので、アイスランド音楽ファンのみならず、アイリッシュ・トラッド・ファンにも楽しんでいただける内容となっています。 で、今回ご紹介したいのは、別の意味で伝統的・トラッドなアルバムで、数年前に販売し、非常に評価の高かった『Melodia』の続編です。 『Hymnodia Sacra』 http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=47422305 『Melodia』は17世紀のアイスランド音楽、それも聖歌集でしたが、今回の『Hymnodia Sacra』は18世紀のもの。 18世紀の楽譜としては最大とされている『Hymnodia sacra』から抜粋された曲がフィーチュアされ、Melodiaもそうでしたが、アイスランドのポピュラー音楽関係者・アーティストにもこのアルバムの支持者がとても多く、絶賛しています。 このアルバムには50ページにも及ぶ解説の冊子がついているので(アイスランド語・英語)、こういった音楽を探求したい方には最適かと思います。 少しでもアイスランド音楽の奥行きを知りたいということであれば、ポピュラー音楽ファンにもお勧めできるアルバムです。 暑苦しい日が続きますが、爽やかで涼しげな響きのアルバムでもあり、貴重な音楽資料でもあるため、興味ある方には強くお勧めします。 こういったアルバムは公共機関の補助金によって制作されており、売り切れると絶盤になるので、「あのアルバムもうないんですか?」という問い合わせをされると、とっても申し訳ない気持ちでお断りしなくちゃならないだけになります。なので、なるべく早めにゲットしておいてくださいね。 *** 2002年9月1日、午後5時半からアイスランド音楽ドキュメンタリー映画『Where's the Snow?』(日本語字幕付)を上映! 2009年のアイスランド・エアウエイブスの模様を納めた作品です。上映会後、午後7時からアイスランド・エアウエイブスの旅行説明会を行います。 詳しくは以前のブログ、またはツアーサイトをご覧ください。(小倉悠加/ Yuka Ogura) サイトの内容更新中、説明会も実施中↓ アイスランドの旬な音楽、そして土産物もどうぞ!↓ |
by icelandia
| 2012-08-30 23:39
| アイスランド音楽名盤紹介
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