execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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13人のサンタ、お墓も電飾
13人のクリスマス・ピープル

サンタクロースなのか、妖精なのか?
 アイスランドは独自の宗教を持っていましたが、外国からの圧力により国をあげて福音ルーテル派というキリスト教に改宗しています。それでも土着の宗教を排除することはなく、元々アイスランドで信仰されてきた宗教は異教として扱われるようになり、その異教を唱える人が異教徒(=pagen)として扱われるようになりました。と、ここまで書けば、ビョーク・ファンはお分かりですね。彼女が書いてヒットさせた「ペイガンポエトリー Pagen Poetry」のPagenとは、このことなのです。
 ある日を境に国の宗教が一変してしまうという世界的にも珍しいことが起こったせいか、またはアイスランドに古くから伝わる(居住している?)”隠れてる人々(Hidden people)”の言い伝えの影響もあるのか、アイスランドにはクリスマス・ピープル(Christmas People/ The Yuletide Lads)が13人います。この隠れてる人々が妖精なのか単に隠れている人なのかよく私にはわかりませんし、クリスマス・ピープルが果たしてサンタなのか隠れている人々系なのかもわかりませんが(詳しい方、ぜひ教えてください!)、とにかくアイスランドには13人のクリスマス・ピープルが存在します。
 
13日間、毎日もらえるプレゼント

 それで、このクリスマス・ピープルなる人々は一日にひとりずつ山から降りてきて、子供達にプレゼントをくれます。プレゼントをくれる、というところはサンタですね。プレゼントといっても毎日プレステが貰えるわけではなく、例えばキャンディ一箱、みかん一個、小さなオモチャ1個、という程度のものだそうです。で、必ず窓から戸外に靴をつるしておかなければいけません。クリスマス・ピープルは靴の中にプレゼントを入れてくれます。
 山から降り始めるのが12月12日からで、最後のひとりが降りてくるのがクリスマス・イブ。25日のクリスマス・デイから再びひとりずつ山に戻り始め、最後のひとりが街から居なくなるのが1月6日。新年も開けて数日経ち、街が落ち着いた頃にあちこちから花火がパンパンと打ち上げられたので何かと思ったら、最後のクリスマス・ピープルが山へ帰った日だったということでした。

鍋もなめる個性豊かな13人 
 13人にはひとりひとり名前があり、そのどれもが個性的。ドアを叩く人、つえを持つ人、ろうそくの人などはまだいいのですが、臭いをかぐ人、肉を盗む人、ソーセージを盗む人、のぞき見する人、鍋をなめる人など、本当にそんな人がきちゃったら困るよね、というような名前が付いている人も多く、どーなんでしょーか。


街もお墓もクリスマスは26日間13人のサンタ、お墓も電飾_c0003620_1412460.jpg
 13人が山と街を往復する26日間がアイスランドのクリスマス。ということは、(日本人の感覚で言う)元旦もまだクリスマス中なわけで、当然街にはクリスマスの電飾がをのまま残っています。アイスランドへ行ってびっくりしたのは、なんと墓地まで電飾がされていたこと!!マジです。墓地の慰霊碑の周囲にピカピカと輝くクリスマスの光。おいおい、そこまでやるか?と突っ込みたくもなりますが、クリスマス・イブの昼間に墓地を訪れ、花を手向けたり、周囲にろうそくを置いたりするのが慣わしだそうです。好奇心で墓地を写真に納めるのは不謹慎かと写真を撮ってきませんでしたが、今思えば撮っておけばよかったぁ。墓地がすべて電飾されているわけではありませんが、ろうそくや花は理解しても、電飾に関しては最後まで違和感を感じずにいられませんでした。って、墓地に電気のソケットがあるってことですよね?!

24日の夜に開けちゃうプレゼント!
 それでもって、クリスマス・プレゼントはどうやらクリスマス・イブの夜中に配達されるのではないらしく、アイスランドでは夕方6時の教会の鐘を合図に各家庭一斉にクリスマス・ディナーを楽しみ、その後にみんなでプレゼントを開けます。
 そしたら「赤鼻のトナカイ」はどうアイスランドでは変わるのでしょうね。少なくとも英語の歌詞は”Then one foggy Christmas Eve, Santa came to say. Rudolf, with your nose so bright. Won't you guide my sleigh tonight?(そしてある霧がかったクリスマス・イブに、サンタは言いました。ルドルフ、お前の明るいその鼻で、今宵私のソリを先導してくれないかい?)”となっています。日本では”クリスマスの日”と歌われています。所変われば・・・・ということですね。

 他の欧米諸国とは少し違うアイスランドのクリスマス。こんな雑学で盛り上がる時のBGMにはぜひギターイスランシオをどうぞ。ここでたっぷりと試聴してください!

13人のサンタ、お墓も電飾_c0003620_13213440.gif
by ICELANDia | 2004-12-21 01:48 | アイスランドってどんな国? | Trackback | Comments(8)
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Commented by tabayashi at 2004-12-21 06:51 x
 試聴してみました、もう、素晴らしいの一言です。しか〜し、ダウンロードはMacでの動作の保証がないらしい。
 
Commented by ICELANDia at 2004-12-21 18:28
tabayashiさん、コメントをありがとうございます。実は私もハードコアなMacな人でして、ダウンロードの件は苦慮しています。Excite側にはうるさく毎回お願いしていますので、ぜひMac所有者の声をあつめようではありませんか!って選挙演説みたい。
Commented by anchorsong at 2004-12-22 16:20 x
おぉ、アイスランドですね! ダンサーインザダーク観て衝撃を受けていい年をして英語をやり直そうと決意した私にとっては、とても貴重な情報源が出来てとても嬉しいです。アイスランド語もいつか勉強してみたいと思っています。更新楽しみにしています!!
Commented by kawahara at 2004-12-23 21:06 x
拙ブログにコメントどうもありがとうございました。
アイスランドはブラーの「ブラー」というアルバムのジャケットの裏写真(アイスランドで撮影)を見て以来行きたいところです。なかなか行けそうにないのですが・・・。
ここ、素晴らしいので拙ブログにてブックマークさせてくださいm(_ _)m。また来ます。
Commented by 3libras_peac at 2004-12-24 00:12 x
こんばんは。blogにコメントありがとうございました。
去年SIGUR ROSのライブに行って物凄く感動してから、アイスランドという国自身にも興味を持っていたので、更新楽しみにさせて頂いてます!
Commented by ICELANDia at 2004-12-24 22:04
このブログにお寄りいただき、コメントを残してくださったみなさん、再度ありがとうございます。ブラーのデーモンは確かレイキャヴィク市内のカフェの経営者でもあったと思います。シガーロスは頭の先から足先までアイスランドが満載されているグループですよね。どうぞまたお立ち寄りくださいね!
Commented by foggykaoru at 2005-02-13 08:21
こんにちは。はじめまして。
13人のクリスマス・ピープル、もともとはトロールという、北欧伝説に出てくる妖怪だそうです。昨年、カルチャーセンターで北欧神話の講座を受けて知りました。本来はかなりおどろおどろしいものだそうです。日本でいえば「なまはげ」的なものかな?というのが私の想像。今はアメリカナイズされて、すっかりサンタクロース的なデザインになっていて、もともとの雰囲気を伝える絵やフィギュアは非常に手に入れにくいのだ、と先生がおっしゃっていました。
Commented by icelandia at 2005-02-13 13:39
情報を有り難う御座居ます。トロールって子供を食べてしまったり、陽の光を浴びると石になるやつですよね。私が持っているクリスマス・ピープルの本は、かなり恐ろしげな挿絵です。フリーマーケットで見た置物も、可愛くなかったです。でも、元々はもっと恐ろしいのかしら?どうぞまたお寄りくださいね!
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