execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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12:アイスランドの聖地で絶景責め後、パンク&宿キャンセルのアクシデント!
 いつも ICELANDiaブログにお立ち寄りいただき有り難う御座います。

 10月の私のアイスランド旅行(出張ですが)も、今回のブログを入れてもあと残すところ2日間。いつも長ったらしい文章なので、よくぞ毎日これだけ多くのみなさまにお立ち寄りいただいていると、半ば驚いています。アイスランドが経済危機で話題になっていますが、アイスランドのいいところも知っていただきたいと切に願っています。

10月21日(火)スナイフェルスネス半島
これでもかの絶景責め
アイスランドでの運転はくれぐれもご注意を!


 この日は晴天で、さわやかな一日でした。前日はほとんど雪だったので、それほど景色も見えませんでしたが、この日は違いました。

<本日のルート>
 以下の通りですが、線引きが下手で失礼。
 スナイフェルスネス半島の先っぽに宿泊し、基本的には左丸のところから右方向へと進みました。
 天気がいいのでスナイフェルス氷河へ近づいてみることにしたので、それが左の灰色ぽい線です。その部分は基本的に同じ道を往復しています。
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12:アイスランドの聖地で絶景責め後、パンク&宿キャンセルのアクシデント!_c0003620_962284.jpg  さて、出発です。まずはジュール・ヴェルヌが書いた『地底探検』では、地底世界への入り口と言われる神秘の氷河、スナイフェルスヨークトルへ。

 おぉ、昨日振ってた雪って、こんなツブツブで丸っちい形だったのね。踏むと粉雪よりもサクサク感満載。これだけ照り返しがキツイと、サングラスがほしくなる。それほどいい天気。

 ホテルを出た近所に、こんな民族博物館がありましたが、営業は夏のみ。
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 氷河への道に入っていいのか悪いのか、アイスランド語の表示で判断がつかないまま、自己責任で氷河へと進みます。道は雪!雪!雪!あぁ、四駆でよかった。
 
 ゆっくりと慎重に、慎重に進みますが、路肩から落ちないようにと気にする余り山側に寄りすぎて、逆に雪にハマッタのがこの地点。うわ、影が異常に長い!
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 ん?誰だ、こんなところにハートマークを描いたのは?どうやって描いたのか不思議で、思わず写真をパチリ。昨日の夜だったら雪で消されてしまっているので、これって今朝描いたに違いない。
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 雪が柔らかくて、ズボっといくならまだしも、足を入れると周囲10センチほどのところから雪の表面に亀裂が入る。ちょっと不思議な感覚。
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 あぁ、この景色がいかに気持ちよかったかなんて、こんな小さな写真では全然切り取りきれませんね。天気はいいし、かなり高いところまで来ているし、空気が澄んでいるのですこぶる見晴らしがいい。
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 車も人もだ〜〜れも来ないので、ちょっと寂しいけれど、少なくとも天気はいいし日照時間はたっぷり残っているから大丈夫。
 
 結構雪深くなってきたため、これ以上進むのは危険と判断して引き返す。でも気持ちよかったぁ。見晴らしよかったぁ。
 引き返す途中、白い雪山と苔か草かの土色のコントラストが面白くて写した写真。
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 逆光なので見えにくいのですが、道を上がった真ん中に教会があり、そのもっと向こう側に墓地があります。
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 またまたこの写真ではわかりませんが、360度パノラマの絶景。この墓地最高!スナイフェルス氷河も見えます。ウフ、気に入った!ということで、ここを私の墓地に(勝手に)決定!墓参りは10-15年計画で家族旅行にするよう。
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 当たり前のように車内から見える絶景。
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 ドデカイ絶景ばかりなので、こうして馬や羊を見ると、やたらうれしい(感覚が狂ってきてる〜)。
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 写真とは罪なもので、私のデジカメでは本当に一部しか景色を切り取ることができません。こういうのが、 目の前にバーンと大自然が広がっています。
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 そうそう、昨日もチラっと出しましたが、凍った滝。ここにもまた、氷の背後に、生き物のように見える水がしたたり落ちていました。
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 車が角を曲がる度に、こういう風景がひらけてきて、そりゃ美しいのなんのって。たらふくの絶景。
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 陸地と、茶色と、岩の色と、緑と、家の屋根の赤と、空の色のコントラストがすごーくきれい!
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 本当はスティッキスホルムルという港町の名物シーフード屋でランチをしたかったけれど、絶景続きで写真ストップが多すぎて、そこまでたどり着けず、途中ちょい大きめの街グヅンダルフョルヅルでランチ。といっても、街に一件カフェが開いていたら万々歳と思わないと。ということで、サーモンをいただく。ブルーチーズソースはいいけど、サーモンにブルーチーズは合わない!が、ポテトにはやたら合った。
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 そしてまたまたこんな風景を見ながら
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  水面に映る雲が素敵、とか思いながら、
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溶岩ゴツゴツのところも抜けていき
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 午後も三時頃到着したのが、スティッキスホルムル。ここがそのシーフード屋。せめて暖かいお茶でもと思ったけれど、夕方しか開かないそうorz. また、リベンジカ所が増えた。
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 少し日が暮れてきましたが、羊は元気。
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 そして舗装道とはお別れで、このような未舗装道路に突入。でもまだ雪が降ってないだけいい。地元の自動車は、恐ろしいスピードを出していますが、我々はノロノロ気味。
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 でも、景色は相変わらず素敵。
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 これは3枚の写真を合わせました。4枚接ぎ合わせるとブログにアップした際に小さくなりすぎるので、ここまでにしました。山を少し越えて、カーブを曲がると見えてきたのがこの景色。思わず車を止めて、外に出ると「キャ〜〜、なんじゃこりゃぁ〜」というのを、本日何度やったことか。
 写真で見ると、はぁそれが?としか見えないかもしれませんが、これねぇ、もうなんだかブチ抜けて大きいわけです。景色が。
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 橋があるということは川がある。橋は通常一台しか車が通れないので、事前に標識があります。橋のところは絶景が多く、橋の標識を見るとカメラを構える私でした。
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<パンク騒動 >
 あまりの絶景責めに、絶景を見る度に感激することに疲れてきたその瞬間・・・。車が操縦不能に!そして、昨日と同じようにくるくると車が動き、同じ方向の路肩へ突進。正直、何が起こったかはわかりませんが、昨日に引き続きなので、どこか落ち着いていたかも。

 パンクしました。見事に、車輪2本も。昨日、素人の私の目にも、なんだか左後輪が少しへっこんでるような気がしたけれど、四駆なので、タイヤのグリップを高めるために、少し空気を抜き気味にしているのか??とも。
 昨日と同じ状態になったので、たぶん車両整備が足りなかったのではと思われます。で、今回は右前のタイヤがパンクすることによって車が止まった感じ。たぶんその前に右後輪はパンクしていたのでは?
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 昨日、同じようなことがあったため、スピードは制限時速よりも15-20キロほど遅く走り、非常に慎重な運転でした。おまけにここは、見た通りごくフラットな場所。ここがスリップした現場。
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 どう考えてもこれは運転のせいではなく整備不良で、 車が傾いた方向も、滑り方も昨日と同じなので、タイヤに問題があったと考えるのが順当のようです。でも、原因を考える前に善後策をとらなければ。さーどうしよう!

 幸運にも、この後すぐに車が通りかかり、その紳士が警察に通報してくれました。警察が来るまでいっしょに居てほしいけれど、彼とて我々に付き合ってはいられません。「Good luck」という言葉を残して立ち去りました。連絡してくれて有り難う。でもちょっと心細い。

 朝からの絶景責めで風光明媚には食傷気味になっていたとはいえ、前にはドドーンとフィヨルドが広がっていて、対岸の家の灯りなどもチラチラ遠くに見えるし、眺めのいい場所でパンクになったもんです(なんて呑気に言ってられないけど)。
 雨や雪でもないし、まだ日照も少し残っているけれど、日照は持ってもあと1時間か1時間半。何かあるといけないのでエンジンは切ったままだから、暖房なし。
 下の写真、車が止まっているのは、観光目的ではなく、パンクです!!
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 場所はどこかといえば、上の地図で、青い線で弾いた道路のところにバッテンがありますよね。あそこ。交通量はといえばパンク直後に1-2台車が通ったけれど、その後はゼロ。

 助けに来るといっても、近い街まで30分はあるだろうし、まぁ30-40分は待つ覚悟だよなぁと思っていたけれど、結構暗くなって寒くなってきた。日照が無くなると電話をかけるのもままならないので、電話をチェック。

 私はアイスランドの携帯電話を持っているので、ローミングではなくごくローカルな携帯。ディスプレイに出ている字は「Emergency Only(緊急時専用)」。はい、ここからは緊急の電話しかかけられません(トホホ)。でも、これって緊急事態なんだよねぇ。

 40分以上待っているけど、あぁ、まだ誰も来ない。底冷えがしてきた。頭の中で、荷物の中に入っているセーターや下着の数を思い出し、日照のあるうちに着増しておくべきかを考える。お菓子があるので飢えはしのげるけど、これじゃ夜を越すのは無理。本当に寒い!!!

 日照と冷えを考えてもかなり心細くなってきたので、おじさんは電話をかけてくれていると思うけど、自分でもかけて警察につないでもらう。「そちらの場所を調べてかけ直す」ということだったけど、5分たっても10分経ってもコールバックの気配なし。何か覚悟を決めなくてはならないかと思ったその時、
 キタァ〜〜警察!!ありがたや、ありがたや!

 まずはケガ等々がないかを確認され、それは大丈夫。「寒かったら中に入りなさい」と言われたので、お言葉に甘えてパトカーの中へ。あったかぁ〜〜。その時、私の身体がいかに冷え切っていたかを知った。
 そして不謹慎にも、パトカーの内部がかっこいいと思ってしまうミーハーな私。だって、たくさん計器とかついてるんだもん。

 「運転してたのは?免許証は?」
 「君の身分証明書は?」

 やせ型の年配の警察官が手際よく質問していく。警察官は我々を車内に残したまま一旦外に出て(あの〜、パトカーに鍵をつけたまま我々を中に残していいんでしょうか?)、現場検証などをして、写真を撮り、車内へ戻ってくる。
 そしてレンタカー会社に連絡を入れ、状況を説明し(ここらへん全部アイスランド語で意味不明)、「レスキュー代はレンタカー会社が支払うそうだから、君たちは何も支払わなくていい」とのこと。どちらにしても保険はかけてきたので、それでカバーされると思う。

 それから待つこと、そうだなぁ15分程度か。レッカー車が来てくれた。もう周囲は真っ暗だ。パトカーが探し出してくれた時は、うっすらと日照が残っていて本当によかった。

 レッカーが来たのはいいけど、あの車をず〜っとあちらの街まで引きずっていくのかとか、レンタカーがなくなったらどうやってホテルに辿りつき、まあそこまでは誰かが面倒見てくれるとしても、明日どーやってレイキャヴィクに戻ればいいのぉ?と、頭の中でグルグルと事後策が駆け巡る。

 それでも、私などはまだラッキーだと思わなくてはいけない。さすがにこれほど郊外まで来ると知り合いは少ないとはいえ、レイキャヴィクなら知り合いはワンサカいるし、外務省関係者も多いので、泣きつけば誰かがまぁ何とかしてくれるとは思えるフシがある。甘いとは思いつつ、でも、仕方ない時は助けを求めるほかあるまい。誰も知らないよりも、心強い。でも、車なくて明日どーしよー。マジに、観光バスをヒッチハイクすることも考えた。

 そんなことを考えているうちに、レッカーがズリズリっと車を本来の道路のところまで引っ張り上げた。おぉ、さすが。専用車は違う。それでそれを街まで持ち帰るのかと思ったら、警察官がまた外へ行き、何やら見ている(っぽい)。はぁ、何をしらべてるんだろう。そう思ってずーっと、ずーっと待っていると(パトカーの中は暖かいからいいけど)。
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 「車は問題なく動くようだから、慎重に走ればレイキャヴィクまで帰れると思う。」

 え?それってどーゆこと??と一瞬分からなかったが、結局タイヤを2本交換してくれた。電気系統等々、自動車の機能には問題なさそうなので、このまま乗って進め、と。うわぁ〜、嬉しかったけど、大丈夫かぁ?という心配も。

 でも考えてみれば、パンク如きなら、パンクを直せばいいだけで、車の機能が大丈夫であれば、安全運転でいけるところまで行け、というのは当然。有り難いです!!

 それから、この警察官氏、やたら運転が上手!「それじゃ、行こうか」というのでパトカーを逆方向にUターンさせた時など、路肩も見ず、片手に無線か何かで連絡を入れて前を見たまま、チョイチョイと見事に車体を180度変えてしまった。いいですか、周囲はま〜っくら!!街灯も無いんだから。

 「さぁ、乗って帰りなさい」と言われたけれど、我々の車も180度向きを変えないと
いけない。それに、路肩に落ちそうで怖くて、こんな道路の真ん中ではUターンできない。
 「申し訳ありません。車の向きを変えていただけますか?」とお願いすると、お安いご用とばかり、一発でクルリと向きを変えてしまった。おぉ、運転の達人!以来、この警察官は我々の間でスーパーポリスとして君臨しています・・・って、ふざけてる場合じゃないけど。ひたすら、地元警察に感謝です!!

 それで恐る恐る自分達で進み始めました。でも、まさかこの車で再び帰路に付けるとは考えず、はぁーよかった。これで、友人や外務省に連絡を入れる必用もなく、自分達でどうにかなるはず。

 パトカーは我々の3-4倍のスピードですぐに先を行き、レッカーは次の橋を渡るところまでは我々の背後にいてくれたけど、道路が広くなったトタン、「おいおい、レッカー車そんなに飛ばすかい」というスピードで離れて行った。ま、専門職の方々なので、問題ないのでしょう。それから我々がいかに慎重に進んだかは言うまでもありません。

 はぁ〜、この話、書くだけで疲れるわ(笑)。真面目な話、アイスランドでのドライブはぜひご注意ください。スピード出し過ぎで曲がり切れず、事故、最悪の場合は死亡ということもあります。また、レンタカーの整備不良についてはいろいろなことを聞くため、借りる際は、ドアがキチンと閉まるか、窓の開閉は大丈夫か等々、全般をよく見ることをお勧めします。・・・とはいえ、今回のように走らないと分からないこともあるようですが。

<宿ドタキャン騒動>
 そして、その後初めて街の灯りらしい灯りを見たのが、ビフロストの手前の街。そこまでやっと辿り着いたのが夜の10時頃。ゴハンが食べたい。願わくば暖かいものが。

 そして電話もやっとそこで繋がった。携帯に「Full Service」と書いてある。フル・サービスって、ガソリン・スタンドみたい。遅まきながらこの日宿泊予定の宿に連絡を入れると、
 「え?連絡がなかったのでキャンセルかと思ってレイキャヴィクまで来てしまったから、宿泊することは出来ないわ」と。
 ブログ冒頭の地図の右の内陸部分にポツンと青のバッテンがありますが、そこがキャンセルされた宿の場所です。
 え〜〜。もっと早く連絡を入れるべきだったけど、スティッキスホルムルの時点ではまだ到着時間がよめなかったし、その後は電話が「Emergency Only」。やっとこの時点でつながったので・・・。

 そのドタキャン宿主も申し訳なく思ったのか、別の場所の宿を紹介してくれたけれど、とにかくあまりもう車で走りたくない。闇だし、雪もちらついているし。

 この街に宿があればそこで泊まってしまいたい。とりあえずガソリン・スタンドの横にあったレストラン/カフェに入る。何を食べたか記憶になし(たぶんラムスープだったか)。疲れすぎ。

 それで我々の事情を話し、近辺に宿がないかをレストランの女性に尋ねると、「ここから3キロ登ったところにゲストハウスがある」とのこと。お願いをしてそこに連絡を入れてもらい、オッケーをとる。
 夜遅いこともあり、飛び込みでもあり、宿の側もどんな人物なのか?ということが気になったのだろう。電話口でウエイトレスの女性が「日本人よ」と言った程度のアイスランド語はわかる。なるほど、このご時世、イギリス人だったらご法度だった?

 それで辿り着いたのが、すごーく可愛いプチ・ホテル風のゲストハウス。男性は茶色中心のお部屋で、私はかわいい赤い部屋。それもバスローブ、シャワーカーテン、ベッドのシーツ等々がお花!おまけに、部屋にはたくさんキャンドルが置いてあって、おぉ、最高!夜遅く対応してくださったオーナーだと思われるおばさま、有り難う御座います!!
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 せっかく外にスパがあるので、ブログ(このブログ)を書いた後、私はスパに入る。ろうそくを持って、免税で買ったモエ・エ・シャンドンの小瓶を持って。

 足元は人感センサー付きでパっと明るくなるけど、スパの中に入ると暗いので、ろうそくの灯りがお友達。うーん雰囲気あるわぁ。ふ〜、大変な一日だったけど、終わりヨシということでヨシとしましょう。でも、私よりも運転をしてくださった方の方がもっと大変。

 空はちょっと曇ってるけど、オーロラ出てないかなぁ・・・。おぉ、うっすらとだし、小さいけど、あっちの方に見えるあれは・・・間違いなくあの動きはオーロラだぁ。というところで、シャンパンを開ける。
 ウマッ!少しシュパシュパし過ぎるけど、濃厚な味わいはさすがシャンパン。安物スパークリング・ワインとは違うわぁ。グラスも持ってくるべきだったけど、ま、いいや。

 ということで、私は近くを流れる水の音を聴きながら、かすかなるオーロラを見ながら、貸し切りで露天スパに入って(言うまでもなく天然温泉)、シャンパン飲んでいたのでした。

 こんな可愛くて居心地のいいホテルなら、半日くらいゆっくりと過ごしたいけれど、そうもいかない。また朝は早起きで、なるべくヤコブとの食事の約束時間までにはレイキャヴィクに戻らなくちゃ。 (小倉悠加 / Yuka Ogura)12:アイスランドの聖地で絶景責め後、パンク&宿キャンセルのアクシデント!_c0003620_13213440.gif




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11月28日駐日アイスランド大使館展示即売会 詳細はここ

 








  アイスランドの音楽がいっぱい!↓








It was such a beautiful day for a sightseeing in Sneafellsnes on Oct 22, 2008. I have found this perfect cemetery for my resting place. There is this cute little church on top of the hill close to a glacier and there is also a cemetery there. Since I am not a Christian, if I can not belong there, I wonder if I may occupy a bit of land right beside it. I would not do any harm to my neighbors as I would be dead by the time I would be resting there :D Seriously, next time I will visit, I will try and meet a paster and see about it.

Our drive was really fantastic until we got two flat tires. Something similar happened a day before, so we were driving extra carefully. The road where our car got out of control was just very flat and we were far from speeding. I have to conclude that the car we had rented was not inspected well enough.

Local police in or near Snaefellsnes found us before it go too cold and too dark. They have done a superb job getting us our car back on track and changed two tires. I would like to express my utmost gratitude to those two hardworking experts who rescued us, and also other people who helped getting us out of such mess.   

A guesthouse I have booked got cancelled as I was not able to contact them any sooner. My mobile was not available for a long time. I got stuck in "emergency only" call area and by the time I had my "full service" back to my mobile, it was 10pm. Well, we ended up staying at an extremely nice and cozy guesthouse. I was really happy about it. I even had a toast with Champaign in an outside spa watching a small northern lights. How better could it get? Yuka
by icelandia | 2008-11-18 09:40 | アイスランドってどんな国? | Trackback | Comments(0)
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