これは大阪の南海本線『
住吉大社』駅の近くで見つけたもの。

一見して、すぐにはどこがおかしいのか、わからないかもしれない。しかしよく見ると……。あ、
まさか! 仕入れは2階で……。いやいや、そんなはずはないのだが、できすぎたカップリング。さまざまな想像がひろがり、じわじわと味わいが骨身に沁みてくる光景である。
それにしてもラーメンが好きな人は多い。そしてラーメンについて「語る」のが好きな人もまた多い。やれ醤油だ、やれ塩でないと許せないだ、あそこのダシはどうだ、あそこは代替わりして
メンマの味が落ちたなど、夜を徹して激論しあっている。おれはラーメンにはなんのこだわりもなく(
焼きそばにはうるさい)、それゆえ逆に塩でも醤油でも味噌でも、なんでもおいしくいただいている。
ただ調べてみると、豚骨ラーメンというのはなかなか奥深い歴史があって、根強い人気を博しているのも唸づける。豚骨ラーメンの発祥は九州の久留米とされているが、源流を辿れば横浜中華街の広東系であり、そもそもは現在のように白濁したスープではなかったという。ゆえに久留米では濃厚な白濁スープと澄んだスープの二派に分かれ、九州のなかでも独特な分布を見せている。
ではなぜ白濁した、いわゆる豚骨スープが誕生したか。これは火加減を他の者に任せていたところ、
うっかり強く煮過ぎてしまい、白く濁ってしまった。ところがこれを飲んでみたら、あまりに美味しかったので鹿児島を除く九州全土、さらに日本各地に広まっていったのだとか。まさに失敗は成功のもと。なんだか間違えて炭酸で割ってしまい、
コカコーラが誕生したことに比肩しうる感動があるではないか。
こうして大阪にも豚骨スープの波がやってきたわけだが、それが「大阪の味ニンニクラーメン」と、どうつながるのか、果たしてニンニクラーメンは大阪の味なのか、結局「九州ラーメン」と「大阪ラーメン」のどっちなのか(看板がふたつある)。まだまだ研究せねばならないところだ。それにこの店、
なんていう名前なの? 教えて白鶴!(ラーメンと日本酒ってのも凄い) 謎の四重奏。謎カルテット。謎が謎を呼び、さらに風景の味わいに深みが増してくる。案の定、
めちゃめちゃおいしかったです!
▲ by yoshimuratomoki | 2004-11-14 01:22 | Trackback | Comments(7)