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薬膳のチカラ、料理家 柳田栄萬 blog

柳田栄萬のブログ。薬膳のことや食べ物のことあれこれ。リンクフリーです。
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ごままぐろ
2009年 12月 16日
【12月の薬膳教室から その2】

お正月といえば来客も多くなりますが、誰にも彼にも豪勢なおもてなしをしていたのでは、家計も大変です。
正直なところ、「そこそこのおもてなし」で済ませたい客人も中にはいるでしょう。
というわけで、安い材料を使っているのに、そうとは思わせない一品を考えてみました。

福岡には「ごまさば」という料理があります。
生のサバを胡麻和えにしたものですが、これをまぐろにアレンジしました。
安売りしている冷凍ものの「まぐろぶつ」で十分です。
変色していようが、ドリップが出ていようが構いませんので、とにかく安いのものを。


■材料(4人分)
まぐろぶつ切り…200g   長ねぎ小口切り…適量  すりごま…大さじ1 1/2  
もみのり…適量  わさび…適量

(調味料)
しょうゆ…小さじ2  みりん…小さじ2  砂糖…小さじ1/2  
生姜のすりおろし…1かけ分  コチュジャン…小さじ1/2

■作り方
①ボウルに調味料を入れて混ぜ合わせる。まぐろを加えて和え、すりごまをふり入れてまぶす。
②器に①を盛る。もみのり、水にさらした長ねぎをあしらい、わさびを添える。



生姜はきれいに洗い、皮ごとすりおろします。薬効が高い部分ですので、むくのはもったいないです。
ネギと生姜は「辛温解表薬」といって、風邪予防によいです。
ちなみに葛根湯の成分の「ショウキョウ」とは、生姜を乾燥させたもの。

ちょっと甘めの味付けなので、お好みで砂糖は省いてもよいと思います。
(ちなみに福岡の刺身醤油は、思いっきり甘いです)

余裕があれば、3%の塩水を含ませたキッチンぺーパーでマグロを包み、
冷蔵庫でしばらく置いてから使うと、より美味しくなります。


万が一、客人がこのブログを見ていた場合、その後の人間関係が気まずくなる恐れがあります。



【今日の器】
阿南維也 白磁片口


# by kuzenya | 2009-12-16 19:50
鶏粥
2009年 12月 14日
【12月の薬膳教室から その1】

今月のテーマは、「1月3日の薬膳」。
食べ過ぎ飲み過ぎが続いて、胃も肝臓も疲れてきた頃に嬉しい献立を考えてみました。

胃が弱ったら、まずはさておき、粥。
でも教室で作るには面白みのない料理なので、実は生徒さん達の反応が心配でした。
しかし、思いのほか好評でひと安心。
鶏の旨みをしっかり吸わせた粥は、滋味深い美味しさです。


■材料(4人分)
骨付き鶏もも肉…1本  米…1合  水…1.2ℓ  
サラダ油…小さじ2  塩…適量  セリ…適量  ザーサイ…適量

■作り方
①米は洗ってザルにあげ、30分おく。
②鍋に鶏肉と水を入れ、中火にかける。沸騰したらアクをとる。
③フライパンにサラダ油をひいて熱し、①を入れて中火で2分間炒める。
④②の鍋に③を入れ、中火で20分煮たら弱火にし、約30分煮る。鶏肉を取り出し、食べやすくほぐす。
⑤塩で味を調えて器に盛り、鶏肉、粗みじん切りにしたザーサイ、食べやすく切ったセリをトッピングする。

最初の20分は、勢いよく米が踊るくらいの火加減で。
むやみにかき混ぜると、ドロッとのり状になるので気をつけて下さい。
途中、水が少なくなったら遠慮なく足してください。


【今日の器】
増田勉 刷毛目取り鉢

# by kuzenya | 2009-12-14 16:42
焼き肉とイランのハーブのサラダ
2009年 12月 07日
=千鳥オンラインショップよりおしらせ=

ただいま、増渕さんの作品のご注文を、オンラインショップで受け付けております。
オーダー受付期間は、12/13(日)まで。
ぜひご利用ください。


さて。
先日、イランのフレッシュハーブをいただきました。
日本在住のイラン人の方が、家庭菜園で作っているものだそう。
バジルに似た甘い香りがしましたが、やっぱりどこか中東風。
これは牛肉に合いそうだ!と思い、こんなサラダを。

1.薄切りの牛肉を、市販の焼き肉のタレにからめ、フライパンでしっかり焼く。
2.白菜の芯は千切りにし、葉は食べやすくちぎる。ピーマンはごく薄くスライス。ハーブは葉を摘む。
3.ボウルに2を入れてオリーブオイル、酢、レモン汁、塩、コショウで和える。1を加えてさっと混ぜる。


シンプルな味付けですが、エキゾチックなハーブの香りのおかげで、どこか遠い国の味になりました。
個人的に、とても好きな香り。

そういえばまだ食べたことのないイラン料理、都内にはレストランもあるようなので、
今度出かけてみたいと思います。



【今日の器】
増渕篤宥 エンボス浅鉢

# by kuzenya | 2009-12-07 16:47
牡蠣とマッシュルームの陶板焼き 焦がし醤油風味
2009年 12月 05日
こちらのブログでもお知らせしておりました増渕篤宥展、無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

個展の宣伝がてら、耐熱の器を使った料理を紹介してきましたが、
最後にもうひとつ、とっておきのレシピを。

牡蠣とマッシュルームの陶板焼き 焦がし醤油風味

【材料】
牡蠣(加熱用・なるべく大きなもの)
マッシュルーム
にんにく
パン粉
パセリ
オリーブオイル
しょう油
黒コショウ

【作り方】
1.パン粉はフライパンできつね色になるまでから煎りする。パセリはみじん切りにする。
にんにくは薄くスライスする。牡蠣は水洗いして、水気をよく拭き取る。
2.耐火皿にオリーブオイル、にんにくを入れて弱火にかける。
3.にんにくのいい香りがしてきたら、マッシュルームを丸のまま加えて中火で焼く。
4.にんにくがきつね色になったら取り出し、強火にして牡蠣を加えて焼く。
水分が出てきても気にせず、そのまま煮詰めるようにガンガン焼き続ける。
5.水気が少なくなり、牡蠣にうっすら焼き色がつきはじめたら、にんにくを戻し入れ、
しょうゆ油を回しかけて全体にからめ、火を止める。
6.黒コショウを挽き、パン粉とパセリをふりかける。


■炒ったパン粉が、香ばしさと食感をプラスするので、ぜひ用意してください。
 焦げやすいので火加減に注意して、ときどきゆすりながら炒ります。
 牡蠣の隣で同時進行でも、十分に間に合います。

■牡蠣は、必ず加熱用のものを。
 味は、生食用よりも加熱用のほうが上です。

■焼いている途中、マッシュルームがオイルを吸うので、足しながら焼いて下さい。

■予想に反して、牡蠣よりもマッシュルームのほうが断然旨いです。
 ケンカにならないよう、たくさん用意してください。



さて、こちらの耐熱皿、個展会期中に完売してしまいましたが、
今回、「千鳥オンラインショップ」でもオーダーをお受けすることになりました。
数日中に商品ページをご用意しますので、今しばらくお待ちください。
ちなみにお値段、4930円となっております。

# by kuzenya | 2009-12-05 17:19
白菜と厚揚げのぐつぐつ煮
2009年 11月 15日
今回も増渕さんの耐熱皿を使った料理ですが、
オーブンものが続いたので、今日は直火で。

これからの季節、鍋をしたあとに残りがちなのが、白菜の固い部分と、ネギの頭。
今回はそれらを使って、残り物とは思わせない、ちょっと気の利いた小鍋料理を。


【材料】
白菜の固い部分
厚揚げ
豚こま肉
ねぎの青い部分
市販のめんつゆ(濃縮タイプ)

七味唐辛子

【作り方】
1.白菜は太めの千切りにする。厚揚げは5mm幅に切る。
2.増渕さんの耐熱皿にめんつゆと酒を入れて、白菜を並べる。その上に豚こま肉をのせて、
さらにその上に厚揚げをのせ、火にかける。
3.白菜がトロッとするまでぐつぐつ煮て、火を止めたら小口切りにしたネギをのせて食卓へ。
好みで七味唐辛子をふる。



この料理、普通に器に盛って出したら、たいした感動はないと思うのです。
でもグツグツいってる耐熱皿のままテーブルへ運んだら、お父さん、大喜びだと思うのです。
「おっ、今日は豪勢だねえ」なんつって、ご機嫌になること間違いなしです。残り物なのにね。
男って、視覚的に訴えられると惑わされやすいですから。。。


水を一滴も入れませんが、白菜から出る水気でまかなえると思います。
煮ている途中、足りないようなら水を加えればいいし、味が薄ければ、最後にめんつゆを足しても。
まあ、どうやっても失敗のしようがない料理です。
そうですねえ、コツらしいコツといえば、増渕印の耐熱皿を・・・・・・
以下自粛。


増渕篤宥展
11月21日(土)~29日(日) 
11:00~19:00 (会期中無休)


# by kuzenya | 2009-11-15 15:44
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