カテゴリ:食べ歩き( 2 )

【食い倒れないぞエッセイ】だから凪、きっと凪

【凪】

独特な筆づかいで描かれたのれんの下をくぐると、カウンターと座席が数席。
決して広くはないけれど、おいしそうな雰囲気がぷんぷんする。

カウンターの後ろには大きな生簀があり、網に入った穴子とニョキっと顔を立てた穴子が…

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ふと思い出すのが、昨年行った水族館のチンアナゴ。

ああ、兄弟よ。。。

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大きなサザエのつぼ焼きのお通しにもびっくりしたけれど、次に出てきた「穴子の刺身」にさらにびっくり。

お皿選びも、「まさに穴子!」。

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淡泊な白身なのに強い弾力があり、甘みを噛みしめると最後にフッと鼻に抜ける獣肉のような香り。

どれだけ強い筋肉を持っているのだろう。

大将に聞くと、

穴子は、非常に生命力の強い生き物で、穴があるととにかく頭を突っ込んで入り込んでしまうので、生簀の排水溝に頭が入りそうな穴子は、網に入れて置かないと大変なことになる…

ということ。なるほど、それで↑の写真のようになるのか。

刺身を味わっている前では、大将が次々穴子を捌く。

そして出てきたのが、このカリカリの骨せんべい。

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太くて噛みごたえのある骨、細くてサクサク感がたっぷりの骨。塩だけのシンプルな味なのに、手が止まらない。
というか、山盛り~~。食べ過ぎてヤバいでしょう。

他にも海の幸から山の幸まで、次々出される手の入った一品。

いや、もうお腹いっぱいだし…と、ここで土鍋の「サザエ飯」が登場。

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ほろ苦くうまみが閉じ込められたごはん。

あああ、米ってすばらしい。


外に出て、おいしかった料理の余韻に浸りながら見上げると、くぐったのれんと同じ筆文字の看板。

【旬魚季菜 凪】

なぎ…の文字が、まるで穴子がのたくるように跳ね回っている。

「妹が描いたものです」と、見送るために出てきてくれた大将。

なるほど、表面は穏やかに凪いでいるけれど、躍動感たっぷりな料理はまさにこの文字そのものだなぁと、看板に後ろ髪を引かれながらお店を後にした。

食い倒れないぞツアー2011(北海道編・第1日目)

台湾から帰って1週間。今度は、仕事で北海道に行ってきました。

ちょっとうっかりしていて荷物を事前に送るのを忘れましたので、もちろん荷物は…
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危険物。仕事用の「包丁」が入ってますからね~。

でも、ここまで書かれるとさすがにこう聞く人も…

「もしかして、この荷物、全部包丁ですか?」


んなわきゃないって!

で、札幌の会場について、明日の準備。気が付いたらお昼ごはんを食べ損ねてました。

明日のイベントでご一緒するマルハニチロ食品の方に晩ごはんに連れて行っていただきました。

「地元の人でも知らない人が多い、隠れたおいしいお店ですよ」

ということで、期待大です!

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飲み物はもちろん札幌生ビール。風味が軽くておいしい~。
お通しの鮭とば、たぶん手作りなのでしょう。お土産屋さんで売っているものとは、味も香りも全く違う。味わい深いわ。

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次は、いきなり焼き海苔を手渡されて、その上に焼きたて熱々の大きなホタテのしょうゆ焼きをポンッ。

はふっ、はふっ! 

すごく単純だし、手は熱いけど、こんな食べ方があったなんてー!びっくりの「ホタテの磯辺巻」でした。

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一見何の変哲もない茶わん蒸しにゴマのかかったもの?

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スプーンを入れると、何と、「梅干しの茶わん蒸し」。
やわらかい梅とシソの香り、ふんわりした酸っぱさと卵の甘さがううううまいっ!

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お造りは、やっぱり北海道。イカ刺しがおいしかったねぇ。

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カニ肉とエビがたっぷりでふわふわのしんじょうに、アスパラガスやコーンの入ったみぞれ餡のかかったもの。いやぁ、野菜と海鮮の組み合わせに、参った~~!

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一転、洋風の牛タンシチューのグラタンに。タンは良く煮込まれていて、口に入れるとホロホロ。。。

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ごはんは、「鶏手羽のピラフ詰め」。外側はパリパリ、こんがり。中はしっとり。
みんな、「おなかいっぱい!」と言いつつ、鶏を掴んで食べる、食べる。

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そしてデザートは、フランスパンにアイスクリームを詰めて焼いたもの。
パンにはメープルシロップがたっぷりしみこんでいて、こちらもボリュームたっぷり。でも
食べずにはいられない~~。

うう、おなかいっぱい、うう、でもおいしいよぉ。

「この人は、料理研究家なんですよ」

って言われて、お店のご主人が、

「早く言ってくださいよ~~」と。

はい、きっとまた行きますからねー。

と後ろ髪を引かれつつ、札幌1日目すすきのの夜は更けていくのでした。

あ、これは別にすすきので夜中まで遊んだってことじゃなくて、すすきのにあるホテルに泊まったってことですよ~。
次の日仕事ですから、ちゃんとマッサージしてもらってぐっすり寝ましたよ。ホント!