
友人の食通、小山薫堂さんの本業は放送作家である。「電波少年」や「料理の鉄人」から「世界遺産」まで、その分野はとても幅広い。そのかたわら、雑誌のコーナーをいくつもこなし、ラジオのパーソナリティーを何本もやる、とても忙しい先生である。(小生以外の人は先生と呼ぶ。) その中で年に5,6回、食事をさせていただいている。
ある日、彼とこんな会話を交わした。
「山村さん、ちょっと今度、僕のドラマに出てくれませんか?」
「え。。。。ダメですよ。ありえないでしょ。」
「実物の人が出る、というのが売りのドラマなんです。」
「でも拙者は。。。。。。苦手でやんす。」
「山村さん、以前こんな話がありましたよねえ。」
「なんざんしょ?」
「以前、私の知り合いのプロデユーサーが山村さんに出演して欲しいと頼んだとき、断りましたよねえ。」
「はい。基本、お断りしておりやす。生意気ですが。」
「でもその時に、私が作る番組で、私が頼めばでるといいましたよねえ。」
「う。。。。。」
「でしたよね。」
「御意に。」
「出演料は、飯おごります。」
「いいねえ。」
という事で、小山薫堂先生が指揮するTVに、ドラマ初出演(といっても多分、5秒ぐらいであろうが。)となりました。はずかしい。主演は、白石美帆さん、そして小泉孝太郎さん。白石さんは、画面で見る通りの、とてもキュートな女性。本当にかわいいです。そして小泉さんは、まさに誰からも愛される好青年。小山さんが、「彼は本当にいいやつなんですよ。」と太鼓判つきである。
このドラマ、12月24日のクリスマスイブの24:50分から一時間、日本TVで放送です。台本を読ませていただきましたがクリスマスイヴにぴったりの愉しい中身となっております。皆様、是非、ご覧頂いて、小生の迷演技を笑ってください。
笑うかどに福きたるかな。
P.S. 本年も小生、このオッサンの戯言にお付き合いを下さいまして、誠にありがとうございました。皆様の励ましで一年、続ける事ができました。来年もよろしくお願いいたします。すべてのエキサイトユーザーにとってすばらしい年が来ることをお祈りいたしております。本当にありがとうございました。次回の更新は年明けとさせて頂きます。
山村幸広
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日帰りで、福岡、大阪へ。朝一の飛行機で福岡へ。降り立った福岡空港はメチャメチャ寒いっす。パートナー様へお伺いして空港へとんぼ帰り。2時間の滞在であった。空港で博多ラーメンをかきこみ、再び飛行機へ。大阪伊丹空港へは50分ほどのフライトで到着。リッツカールトンホテルのケーキ屋さんでクリームデニッシュを買い込む。一個250円でとても美味しい。しかも丁寧に箱詰めされてリッツの袋に入れられると高級感も漂う。「このデニュッシュを全部ください。」というと店の女性が目を丸くした。一人で持ちきれないデニッシュをかかえてパートナー様へ伺う。その後、一時間ほどあいたので他のパートナー様へ向かう。今度は「堂島プリン」。一個、150円をこれまた全部買って違うパートナー様へ。しかし大阪は安いよなあ。東京だったらこのプリンは300円だろう。
そして他のパートナー様と、今回の出張の一番の愉しみである、鳥鍋屋さんの、かこい山へ向かう。昨年のブログの記事を是非、ご覧頂きたいのであるが、小生の2004年度、ベストレストランである。早くから予約をしておいてよかった。いつも満員御礼である。2回目にかかわらず店主が覚えていてくださった。
こちらの自慢の、朝から大切につくられたスープを真っ先に頂く。「旨い!!!!!!!!!。」旨すぎる。なんでこんなに美味しいスープが作れるのであろう。たっぷりの野菜を煮込んでいけば更に、さらに美味しくなっていく。コースについている、手羽の煮たものや、てんぷらなど一品一品に手抜きがない。
あいかわらず店主は一人で店をやっている。客は4組を越え、20名以上いるであろうが、女性のウエイトレスも雇わずに一人で店を駆け回る。しかも客に待たすようなことはしない。とりあえず、段取りがよくて手際がよい。そしてこの努力が値段にあらわれている。こんなに美味しいのに、そして新地の最高の場所で非常にリーズナブルな料金である。大阪のマスコミ関係に大人気なのがうなずける。決して期待を裏切らないお店なのである。
最後の楽しみでこの絶品スープでつくるラーメンと雑炊。これを食べずしてとおもっていたら、もう19時30分だ! 20時20分の羽田行きに乗らねばならぬ。でも食いたい。食わねばならぬ。でも飛行機に乗らねばならぬ。チキショーーーー。と大声をだして席をたつ。店主が残念そうに言ってくれた。「食べていってほしかったなあ。」「いや、僕も絶対に食べたかったですよ。本当に残念。でやんす。」店主はさらに、「去年と、味がかわってませんでしたか?」とたずねる。」「なにもかわりはありません。絶品の鳥鍋です。」
このお店も貴重ですよねえ。大阪では食べたいものが山積みである。浅井きがわさんのあわびアスパラ焼き、重亭のハンバーグ、南風のぎょうざ、味穂のたこやき、新勝太郎のきつねうどん、大黒屋のかやくごはん等々。
胃が一つしかないのが悔しい。
山村幸広
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そして他のパートナー様と、今回の出張の一番の愉しみである、鳥鍋屋さんの、かこい山へ向かう。昨年のブログの記事を是非、ご覧頂きたいのであるが、小生の2004年度、ベストレストランである。早くから予約をしておいてよかった。いつも満員御礼である。2回目にかかわらず店主が覚えていてくださった。
こちらの自慢の、朝から大切につくられたスープを真っ先に頂く。「旨い!!!!!!!!!。」旨すぎる。なんでこんなに美味しいスープが作れるのであろう。たっぷりの野菜を煮込んでいけば更に、さらに美味しくなっていく。コースについている、手羽の煮たものや、てんぷらなど一品一品に手抜きがない。
あいかわらず店主は一人で店をやっている。客は4組を越え、20名以上いるであろうが、女性のウエイトレスも雇わずに一人で店を駆け回る。しかも客に待たすようなことはしない。とりあえず、段取りがよくて手際がよい。そしてこの努力が値段にあらわれている。こんなに美味しいのに、そして新地の最高の場所で非常にリーズナブルな料金である。大阪のマスコミ関係に大人気なのがうなずける。決して期待を裏切らないお店なのである。
最後の楽しみでこの絶品スープでつくるラーメンと雑炊。これを食べずしてとおもっていたら、もう19時30分だ! 20時20分の羽田行きに乗らねばならぬ。でも食いたい。食わねばならぬ。でも飛行機に乗らねばならぬ。チキショーーーー。と大声をだして席をたつ。店主が残念そうに言ってくれた。「食べていってほしかったなあ。」「いや、僕も絶対に食べたかったですよ。本当に残念。でやんす。」店主はさらに、「去年と、味がかわってませんでしたか?」とたずねる。」「なにもかわりはありません。絶品の鳥鍋です。」
このお店も貴重ですよねえ。大阪では食べたいものが山積みである。浅井きがわさんのあわびアスパラ焼き、重亭のハンバーグ、南風のぎょうざ、味穂のたこやき、新勝太郎のきつねうどん、大黒屋のかやくごはん等々。
胃が一つしかないのが悔しい。
山村幸広
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こういうお店がいかに貴重であろうか。もし京味を知らなければと思うと恐ろしい。この店の美味しさをどう表現すればよいのだろうか? 小生の出身地である京都は京料理が看板であるが、では京都に京味さんほど美味しいお店があるであろうか? ほとんどないのではないか? 東京にありながら京都を越えた京料理、それが京味である。料理は奇をてらったものは一つもない。すべてにシンプルであるが、考えつくされた調理方法、そして味である。すべてが手のこんだ、京都風にいえば、「きちっとした」仕事。完璧である。料理のでてくるタイミングも完璧である。皆がすべて計算の上で次の料理の準備をする。「和食の最高峰は?」と聞かれれば間違いなく京味と答える。和食は「京味」、鮨は「神泉 小笹」、肉は「かわむら」、河豚は「味満ん」といった具合に王道の店には共通したものがある。それはなにか? 一番の素材を手に入れて、その素材を大切に確実に細かい仕事をほどこす。それを毎年、毎日、当たり前のように繰り返し提供する。京味でまずいものが絶対に、一品でも出てこない、という安心感が客を包む。客を包む包容力が店の強さである。京味にお連れした客が満足をしないはずがない。これも店の強さである。
この日も、このわたの乗った小さなご飯から始まる。空腹感が落ち着く。そして八寸。あわびが旨い。そして城崎は津居山の山本の蟹。香箱蟹の内子と外子と綺麗にそがれた足が小さな頭の中に入っている。まるで蟹の宝石箱。そしてずわいの足が2本そえられたパーフェクトな演出。足の甘み。ジューシィな味わい。みずみずしさ。脱帽である。これ以上の蟹があるであろうか? そして河豚の白子を焼いて頂く。続いてえび芋。揚げ方がなんとも言えない。これはなかなかできません。刺身は鯛と伊勢海老と中トロ。鯛はカワハギの肝あえで頂く。そして伊勢海老はのりで巻いて頂く。これは東京人向けの大切な演出。多分、東京の人は白身や海老が淡白すぎるのだ。それをこの工夫で最高の刺身に仕上げる。そしてかぶの煮たもの。ご主人いわく、「外も中も、同じ味で同じ柔らかさに仕上がっているはずです」。そしてすっぽん小鍋を頂き、最後にはお待ちかねの「鮭のはらすごはん」。ますのすけ(鮭の最高峰)のはらすをたっぷりのせたごはん。皮が別に焼かれて、それを刻んで混ぜる。このアクセントがたまらない。鮭は、魚の中で一番皮が旨い魚である。これを食べなければならない。このご飯はどの料亭のシメより旨い。そして甘いものは有名な「葛きり」。大将自ら、目の前で作られるこの「葛きり」は芸術的。説明によると、少し固めと柔らか目を混ぜて出すそうである。そしてみつが甘過ぎず最高。これも長年の経験で極めた甘さ。大将いわく、「40年前に東京に出てきた時に、銀座の千挽屋に行った。すると見たことのないおいしそうなフルーツが一杯ならんでいた。フルーツでは勝てない。なにか違うデザートが必要だ」。そこで苦心されて出来上がったのが、この「葛きり」である。最後のはらすご飯、そして葛きり。どんなにお腹が一杯でもこの最後の、黄金のシメの二品を食べずして帰れないのである。旨すぎでやんす。
大将の言葉が印象的であった。「料理人に好かれないと美味しいものが食べられない、とか言う人がいるが大間違い。料理人であれば、いつ時も誰にでも最高の美味しいものを出そうとするのが料理人。客で差別するなんてありえまへん。美味しいものを食べて、また来てもらう。これが何よりの喜び。もしそうでなかったら、それは料理人とは言えない」。
このお店、この料理人はまさに人間国宝ではないだろうか? 料理人の人間国宝がいて何も不思議ではない。
これほどの口福を人に与えているのだから。
山村幸広
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この日も、このわたの乗った小さなご飯から始まる。空腹感が落ち着く。そして八寸。あわびが旨い。そして城崎は津居山の山本の蟹。香箱蟹の内子と外子と綺麗にそがれた足が小さな頭の中に入っている。まるで蟹の宝石箱。そしてずわいの足が2本そえられたパーフェクトな演出。足の甘み。ジューシィな味わい。みずみずしさ。脱帽である。これ以上の蟹があるであろうか? そして河豚の白子を焼いて頂く。続いてえび芋。揚げ方がなんとも言えない。これはなかなかできません。刺身は鯛と伊勢海老と中トロ。鯛はカワハギの肝あえで頂く。そして伊勢海老はのりで巻いて頂く。これは東京人向けの大切な演出。多分、東京の人は白身や海老が淡白すぎるのだ。それをこの工夫で最高の刺身に仕上げる。そしてかぶの煮たもの。ご主人いわく、「外も中も、同じ味で同じ柔らかさに仕上がっているはずです」。そしてすっぽん小鍋を頂き、最後にはお待ちかねの「鮭のはらすごはん」。ますのすけ(鮭の最高峰)のはらすをたっぷりのせたごはん。皮が別に焼かれて、それを刻んで混ぜる。このアクセントがたまらない。鮭は、魚の中で一番皮が旨い魚である。これを食べなければならない。このご飯はどの料亭のシメより旨い。そして甘いものは有名な「葛きり」。大将自ら、目の前で作られるこの「葛きり」は芸術的。説明によると、少し固めと柔らか目を混ぜて出すそうである。そしてみつが甘過ぎず最高。これも長年の経験で極めた甘さ。大将いわく、「40年前に東京に出てきた時に、銀座の千挽屋に行った。すると見たことのないおいしそうなフルーツが一杯ならんでいた。フルーツでは勝てない。なにか違うデザートが必要だ」。そこで苦心されて出来上がったのが、この「葛きり」である。最後のはらすご飯、そして葛きり。どんなにお腹が一杯でもこの最後の、黄金のシメの二品を食べずして帰れないのである。旨すぎでやんす。
大将の言葉が印象的であった。「料理人に好かれないと美味しいものが食べられない、とか言う人がいるが大間違い。料理人であれば、いつ時も誰にでも最高の美味しいものを出そうとするのが料理人。客で差別するなんてありえまへん。美味しいものを食べて、また来てもらう。これが何よりの喜び。もしそうでなかったら、それは料理人とは言えない」。
このお店、この料理人はまさに人間国宝ではないだろうか? 料理人の人間国宝がいて何も不思議ではない。
これほどの口福を人に与えているのだから。
山村幸広
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急遽、香港へ出張する。今回チェックインするホテルは香港島サイドのリッツカールトンホテル。香港島サイドでは最高水準のサービスを提供するホテルであろう。九龍サイドはもちろんインターコンチネンタル(旧:リージェント)である。チェックインして部屋へ入る。写真の、苺をチョコレートで纏ったかわいいストリベリーチョコが置いてある。いいサービスである。小生の人生最高のリゾートホテルであるバハマのオーシャンクラブを思い出す。オーシャンクラブではサンセットの時間にシャンパンとストロベリーを各部屋に届ける。これがなかなか心地よい。リッツカールトン香港は部屋の中のアミニティすべてにおいて質がよい。ガウンの素材や今まで経験した中で一番大きいバスタオルのクオリティ。そしてシーツやスリッパに至るまで質がよく、安心して過ごせる。外出から帰ってくると完璧なターンダウンが終わっていた。鏡の前に置かれていたシャンプーはバスタブに移動されている。ベットのそばには明日の天気が書かれたレター。そして枕元にはミネラルウオーターとグラス。そしてチョコレートとフルーツが運ばれていた。そして2件のテレフォンメッセージ。一つはマネージャーからで何か御用はないかというTEL。そしてもう一件はコンシェルジェから。明日のアクティビティで手配することはないかというTELだった。ファシリティだけではなくこのような細かいホスピタリティがホテルにとって最大の差別化になる。やはり本当の安心感を与えるのは人のぬくもりである。
もう一つのこのホテルのサービスは広東料理。レストランの名前はLAI KAR HEENという。このホテルは2つの中華料理店があるので注意して頂きたい。このレストランの料理は一言で言えば、シンプルでかつ洗練されている。最上の上湯スープをベースに作り出される料理はとても美味しい。まず最初に注文した、しいたけと白菜のスープ(写真)これが絶品である。干し椎茸、白菜そして烏賊の味がシンプルなんだけど複雑に絡み合う。味わいの深さにため息が出る。干し椎茸の歯ごたえはまるであわびのよう。ヘタしたらこの椎茸はあわびより旨い。このスープを頂いただけで、香港にくる価値があった。本当に旨い。そして品のよい飲茶を頂く。野菜の美味しさも半端じゃない。最後のシメは福建チャーハン。これで決まり。ここはビールではなく美味しい鉄観音茶を頂こう。もし他のホテルに泊まっていても、このレストランには来るべきだろう。その価値がある。そして値段もホテルに入っている割にはとてもリーズナブルである。
窓から見えるのは九龍サイド。先月泊まったインターコンチネンタルやペニュイシェラのタワーが見える。そして絶え間なく水面を走るスターフェリー。まさにザ・香港である。
最後の写真は、香港の100年ほど前の写真をとったものであるが、当時の湾のほとんどは現在、埋め立てられているそうである。世界の貿易港として、英国の勢いと共に成長した香港。この街の匂い、雰囲気、マネー、料理。パワフルである。
まだまだ香港は健在である。
山村幸広
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久しぶりにいい映画を飛行機の中で見た。映画の紹介文からは、多分、お涙頂戴映画かなあと思っていた。しかし中身は全然違うものであった。監督が描く世界はシュールでありながら現実的で、そして感動的であった。短編は除いては初監督の作品で、最高のデビューを果たしたこの若手監督の世界感は、諄くなく自然な感動をもたらす。本作は実話である。であるから母親が感情的になったり家庭がぎくしゃくしていたりと、当たり前の姿が描かれているのだが、とてもさらっとしている。「ここで泣いてください!!」という演出がされていないのである。主人公の演技力と笑顔が素晴らしい。
主人公のチョウオンは自閉症でコミュニケーションがとれない。精神年齢は5歳。彼の将来を誰よりも心配しているのは、もちろん母親であった。母親の願いは「息子が自分より一日早く死ぬこと。」母はとても彼を一人にできないと考えていた。チョウオンが7歳の時、動物園で、言うことをまったく聞かない(理解できない)息子の姿に絶望を感じて、思わず、自分では育てていく自信がないと考える。そしてじたんだを踏んで、わがままを言う息子のいつも握り締めている手を離す。すると息子は動物園で迷子になった。そして主人公は雨の中でうずくまっている時に発見される。その時、彼は人生で最大の恐ろしさを感じていた。母は「二度と息子の手を離さない。」と心に決める。
チョウオンは母親の言うことに逆らわない。確実に教えを守る。母親の薦めでマラソンをはじめる。母はマラソンが彼にとって、よい事だと思っている。母は彼に尋ねる。「マラソンは好き?」「好きだ。」彼は答える。そしてマラソンの練習を続ける。マラソンのコーチを引き受けた男は危険を指摘する。「走ることは分かっていても、ペース配分ができない。苦しくても走り続ける。心臓が破れるかもしれない。」
ある日、彼はいつもの不可解は行動で母の怒りをかう。母親は叱り続ける。すると息子は17年前の出来事を初めて話し出した。「お母さんは、逆らったら僕の手を離した。動物園で。」息子は、ずっと覚えていた。そして息子は、「母に従わないと手を離される。」と思っていた。そして母を否定することをしなくなっていた。
母は泣き続ける。自分が17年間、彼を押さえつけていた。彼がNOを言わないのは障害の所為ではなく、自分の所為だったのだと。彼の自由を自分の愛情という名のもとで奪っていたと悔やむ。そして母はマラソンを止めさせる。自分が押しつけていたマラソンを。
マラソン大会の日。彼は人生で初めて自分で行動する。なんと初めて一人でバスに乗りマラソン会場へ向かう。母親は慌てて、マラソン会場へ向かう。スタート地点で彼を見つける。そして手を引いて彼を連れ戻そうとする。「チョウオン、走らなくてもいいの。お家で好きなジャージャー麺を食べましょう。」そう言って手を引っ張る。そして息子は初めて母の言いつけに反抗する。母が握る手を離したのだ。そしてスタートを切る。走り出す。彼は走りたかったのだ。彼は自分の意思で走りたかったのだ。彼は走るのが好きだったのである。それはマラソンだけではない。人生も、自分の意思で走り出したのだ。彼の生まれて初めての42.195キロが始まった。人生の42.195キロも。
これを書きながら、小生は涙ぐんでいる。
山村幸広
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エキサイト検索 >“チョウオン マラソン”
エキサイト検索 >“チョン・ユンチョル 初監督”
主人公のチョウオンは自閉症でコミュニケーションがとれない。精神年齢は5歳。彼の将来を誰よりも心配しているのは、もちろん母親であった。母親の願いは「息子が自分より一日早く死ぬこと。」母はとても彼を一人にできないと考えていた。チョウオンが7歳の時、動物園で、言うことをまったく聞かない(理解できない)息子の姿に絶望を感じて、思わず、自分では育てていく自信がないと考える。そしてじたんだを踏んで、わがままを言う息子のいつも握り締めている手を離す。すると息子は動物園で迷子になった。そして主人公は雨の中でうずくまっている時に発見される。その時、彼は人生で最大の恐ろしさを感じていた。母は「二度と息子の手を離さない。」と心に決める。
チョウオンは母親の言うことに逆らわない。確実に教えを守る。母親の薦めでマラソンをはじめる。母はマラソンが彼にとって、よい事だと思っている。母は彼に尋ねる。「マラソンは好き?」「好きだ。」彼は答える。そしてマラソンの練習を続ける。マラソンのコーチを引き受けた男は危険を指摘する。「走ることは分かっていても、ペース配分ができない。苦しくても走り続ける。心臓が破れるかもしれない。」
ある日、彼はいつもの不可解は行動で母の怒りをかう。母親は叱り続ける。すると息子は17年前の出来事を初めて話し出した。「お母さんは、逆らったら僕の手を離した。動物園で。」息子は、ずっと覚えていた。そして息子は、「母に従わないと手を離される。」と思っていた。そして母を否定することをしなくなっていた。
母は泣き続ける。自分が17年間、彼を押さえつけていた。彼がNOを言わないのは障害の所為ではなく、自分の所為だったのだと。彼の自由を自分の愛情という名のもとで奪っていたと悔やむ。そして母はマラソンを止めさせる。自分が押しつけていたマラソンを。
マラソン大会の日。彼は人生で初めて自分で行動する。なんと初めて一人でバスに乗りマラソン会場へ向かう。母親は慌てて、マラソン会場へ向かう。スタート地点で彼を見つける。そして手を引いて彼を連れ戻そうとする。「チョウオン、走らなくてもいいの。お家で好きなジャージャー麺を食べましょう。」そう言って手を引っ張る。そして息子は初めて母の言いつけに反抗する。母が握る手を離したのだ。そしてスタートを切る。走り出す。彼は走りたかったのだ。彼は自分の意思で走りたかったのだ。彼は走るのが好きだったのである。それはマラソンだけではない。人生も、自分の意思で走り出したのだ。彼の生まれて初めての42.195キロが始まった。人生の42.195キロも。
これを書きながら、小生は涙ぐんでいる。
山村幸広
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小笹鮨の店主、佐々木茂樹がこの石川県某所の鰤(ブリ)を使いだして、いや正確に言えば使えるようになって2年目になる。それまで彼はほとんど鰤を使わなかった。しまあじなんぞも、よくて年に一回か二回食べられれば、よい方であった。しかしその時のしまあじや鰤はもう絶品であった。しかし昨年、この石川県は某所の鰤を始めて食べた時、はっきり言って“唸った”。「なんじゃこれは。なんだこの鰤は!」と。それほど迄に今までの鰤とは明らかに違う鰤であった。もちろんそれまでは氷見などのブランド品も食べてきたし、彼も使ってきた。しかしその鰤は全く違うものであった。はりとツヤが全く違う。この2センチの鰤の切り身が立つんですから。関西の鯛のように。
鰤の食べ方であるが、小生はなんと言っても塩焼きが好きである。もしくはこちらのように、さっとあぶって頂く。これが最高である。鰤大根などもあるが、それは大根のための鰤であるので、そうであればこんなによい鰤はいらないのであろう。照り焼きもよいのであろうが、美味しい鰤はもったいないですよね。
こちらの鰤は切り身をさっと炙る。そして黒七味とわけぎを軽くふって大根おろしが添えられる。これが本当に、本当に旨い!!!!!!!!!!。すばらしい。張りといい、味わいといい。変な脂っこさが全くない。噛めば噛むほど深い味わいが広がる。そしていやな脂ではなく美味しい、なんともいえない脂分が口に広がる。
何が違うのであろうか? もちろんその海の餌、海流などもあろうが、やはり捕った後の処理が決定的に違うのであろう。
佐々木茂樹はこの鰤の為に石川県を歩いて、そして実際に頼み込んで、この鰤を分けてもらえるようになった。「とりあえず、言ってみるもんですねえ。」と本人は言っていたが、なんとかしたい、と言う思いが相手を動かしたのであろう。人間、心はルールを越えて通じるもんである。
この時期の小笹さんは、もちろん大間のまぐろ、橘のうに、さばの焼きおにぎり(さばの押し寿司を炙ったものを、小生が勝手にそう呼んでいる。)青森の鯛、そしてこの鰤と、一番美味しい季節である。口福である。
山村幸広
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エキサイトが考える出版ビジネスがようやく形になって登場させていただきました。エキサイトニュースの中で実は最も人気がありユニークな「世界びっくりニュース」と「エキサイト コネタ」を本にしました。そして同じグループ会社であります、ファミリーマートの本として展開いたします。この本は、ファミリーマートでしか買えません。全国のファミリーマートの棚にこの本が並びました。一冊、なんと600円と言う低価格。まずは12月1日より「世界びっくりニュース」が発売。そして「エキサイト コネタ」が12月下旬に発売いたします。今後、月に一冊ペースを目標に出版ビジネスを展開してまいります。私のブログを、「食べ物」「旅行」「仕事」にわけて本にするとか、オチネタブログ(エキサイトの広報、編集部で公開にクレームがついたブログで、実はかなり面白いんですが)集なんかもだしてみようかなと思っております。または、「行ってはいけない東京のレストランガイド」とか。。。。
実はエキサイトの編集スタッフは紙媒体(雑誌等)の出身者が多いんです。仕事を見ていると、なんか、水をえた魚のように、慣れた仕事を活き活きとこなしております。ですから、まあいえばプロの仕事ですのでご安心を。私が読んで、面白くないものは店頭にはおきませんので。
第一弾の世界びっくりニュースの「びっくり人間!」はいいですよ。写真も多数掲載されていて、なかなか面白くできあがっております。マイケルジャクソンからシャラポアまで万国えりぬき珍事件・怪人物大集合です。
メディアを“賑わせなかった”珍事件ファイル最新版!
是非一冊、ご購入をお願い申し上げます。
山村幸広
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