山村幸広の一日、一グラム

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「龍吟」 その2 11月29日
 写真家の宮澤正明先生から、「誕生日のお祝いをしてやろう。」と声をかけて頂き、「龍吟」でご馳走になった。

 確かにこの店は美味しい。主人の料理に対する情熱、アイデア、熱意、時間のかけ方が料理を通じて伝わってくる。その1でも書いたが、2回目の訪問であらためて感じた。

 「奇をてらう。」その辺の料理人が同じような事をやればこういわれるのであろう。しかしながらこちらの料理は、和食の命であるダシがちゃんとひかれているし、食材、味共に素晴らしいものがある。味にケチをつける所がない。そして一つ一つの皿にこめられたアイデア、ワクワク感、サプライズそしてユニークさは今、東京一の和食なのであろう。

 写真の「甘鯛」の料理も、皿に魚の絵が描かれている。これが実は味噌とイカスミで作ったソースなのである。この皿に描かれたソースで頂くのである。後の写真の、デザート「リンゴ飴」は皿の横にQRコードがスタンプされていて、QRコードからアクセスすると主人からの来店の感謝とメッセージを読むことができる。

 メインのステーキ肉の「肉じゃが」は本当に美味しかったなあ。ステーキ肉(フィレと思いますが)に「肉じゃが」のダシで5時間煮込んで、タマネギを添えた料理。「肉じゃが」は家庭で作り、それが一番美味しい料理。それを料理屋でしかできない形で「肉じゃが」を表現された。本当に美味しい逸品でした。私は大好きです。

 料理の事を24時間考えて、そして常にお客さんを楽しませよう、驚かせよう、おいしいものを食べてもらおうという主人の情熱が伝わる。本当に料理が好きなんだろう。このレストランはNYやパリにだしたら大変な事になるんだろうなあ。特にNYで受けるだろう。しかしパリでフランス人を唸らしてほしい。まあ、世界で常に招かれ料理を披露しているご主人であるから、もう評価は世界的なんであろうが。素晴らしいお店である。

 王道の美味しさを貫く、「京味」さん。そしてそれを新たな視点で展開する「井雪」。そして全く新しい和食の世界観を形成する「龍吟」さん。「龍吟」の名にふさわしい料理である。

 山村幸広

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  • by yamamura2004 | 2007-11-29 13:06 | Trackback
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