山村幸広の一日、一グラム

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上海・北京 2泊3日 その1 上海編 7月1日
 中国にいってきた。もう何回になるだろう。この2年間はこの国でのビジネスを夢見て通い続けている。もう一つの隣国の韓国ではこの1年間で色々なビジネスの展開ができた。現在、世界のビジネスマンの出張先は米国から中国にシフトしている。小生も昔は米国へ死ぬほどいった。米国全土を何回訪問したかわからない。しかし今は年に1,2度ラスベガスへいくくらいである。今は中国に足しげく通う。随分楽である。時差がない、3時間のフライト。沖縄にいくくらいの感覚である。世界中のビジネスマンが中国へ通っている。よってビジネスの成功確率は1%以下である。ほとんどの企業はお勉強中に壁にはばまれて終わる。それでもその1%の成功確率に賭ける価値があるし勝たなければならない。

 月曜日の朝、7時起床。7:50分に車を出して成田へ。NH919(ANA)9:50分発の飛行機に乗り込み上海へ。満員の機内。中国を物語っている。米国便でこんなに乗ってるのはワシントン便ぐらいではないか。定刻の11:55分着。イミグレを通過したのは12:20分。車では、13:30のアポイントに間に合いそうもない。パートナー兼通訳の提案で世界最速のリニアモーターカーで市内に向う。時速計は430キロを示す。結構ゆれるが7分間でダウンタウンの近くまでいく。しかし車内はガラガラである。地元の人は高いから乗らないそうである。料金は50元(約700円)である。そこから車だと橋を越えるのに時間がかかるので地下鉄に乗り込む。ダウンタウンの中心の訪問先にぎりぎり13:30に滑り込む。その後、数社訪問しホテルへチェックイン上海のホテルはフォーシーズンホテル。こちらの支配人のピーター・ウエーバー氏は自分が率先垂範して客のサービスに努める。この人の人柄がホテル全体に染み渡っている。ダウンタウンの中心に位置していて立地条件がビジネスに合っている。そしてご存知の通りパーフェクトなサービスと落ち着いた部屋。最近のイタリアンモダンに傾きすぎるインテリアに一考をうながす気品ある室内。今日の夕食はこのホテルの中華ダイニング。このレストランがあるからこのホテルに泊まるともいえる。いつも頼む品は、フカヒレのチキンスープ煮とあわびソースと蛸のチャーハン。フカヒレはかなり上物をチキンスープで煮込んであり、このチキンとフカヒレの味が混ざり合ったスープがなんとも言えない美味しさである。これを紅乙女18年ものという「紹興酒」。中国で女の子が生まれたときに酒を甕にいれて庭に埋める。そして娘が18歳になった時に大人になったお祝いにその酒を掘りだして飲むことからこの酒のネーミングになったそうだ。確かに味わいは乙女のようなすがすがしい、かろやかな味わいである。そしてシメはこのあわびソースのチャーハン。チャーハンはパサパサに仕上げなければいけないという定説を全く打ち砕くこのねっとりしたチャーハン。とっても美味しいし今までに味わった事のない深い味わいである。「このチャーハンはパサパサじゃないが美味しいですね。」と総料理長のYUEN氏に聞いてみた。「このチャーハンはアワビソースがポイント。この味をいかすにはこの風合いがピッタリだと自分は思っている。」と香港出身の彼は言い切った。上海の中華が旨いのは間違いなく香港のシェフが多いからである。
 
 その後少し、散歩をした。あるおばあさんがコップを小生の目の前に差し出した。反射的に10元コインをいれた。何人もの他の物乞いの人が集まってきてしまった。払いよけるように逃げる。逃げた先に4歳ぐらいの男の子が手を小生に差し出した。たまらなくなって札を一枚握らせた。すどうりできなかった。その子が笑顔で走り去るのを見ていたその瞬間に10人ぐらいに囲まれた。警備員らしき人と小生の中国人のパートナーが必死で追っ払いタクシーに滑り込む。少し複雑な心境であった。車内でパートナーの彼が、「中国政府はあのような人たちにお金を上げるのを止めるように指導しています。」元政府のキャリアだった彼らしい言い方。その裏にははずかしい思いがあったのであろう。小生は言った。「日本にもたくさんいるよ。」「俺はどの国にいってもできるだけお金をあげるようにしているんだ。日本でもそうだ。それには深い感情や思いなんか無いんだよ。」彼は黙っていた。その後シャワーを浴びながらふと思い出し後悔をした。20元札だと思って彼にあげたのは5元札であった。おばあさんにあげたコインは10元コインだった。20元札をあげたかった。次の日彼にその事を言ったら彼は言った。「十分ですよ。飯が2回食べられます。」少しほっとした。

 次の日、放送作家であり食通友人の小山薫堂さんと合流して、南翔饅頭店へ。もうここに何度きたであろうか? ご存知の通り、世界の人々に愛されている「ショーロンポー」。上海にきてここによらずに帰る訳にはいかない。この店は一階から3階まであるが全く同じ物に4つの値段がついている。1階より2階、2階より3階と値段が高くなるのである。1階はいつも行列で1時間待ちは当たり前。しかし1番上の3階は並ばずに入れる。値段は倍以上違う。何度もいうが全く同じショーロンポーである。六本木ヒルズへ出店したせいか日本語のメニューが置いてあった。色々あるが毎回、豚肉入りショーロンポーと野菜のスープを注文する。皆さんにアドバイスさせて頂くが多数種類が用意されているショーロンポーであるが1番安いこの豚肉いりが1番旨い。旨すぎる。小生はこれだけを何籠も頂く。このショーロンポーを黒酢としょうがにつけて頂く。この旨さは一体なんだろう。いつもどうり舌を火傷しながらスープを味わう。そして野菜スープ。これが本格的中華料理店もびっくりの旨さである。金華ハムと干し貝柱をベースに衣笠だけと青菜のシンプルなスープ。素晴らしい。とっても上品な味のシャンタンスープである。衣笠だけ、金華ハム等の高級食材を使っているにもかかわらずこのスープも数品あるスープの中で一番旨い絶品である。後、お店のご主人といってもマダムであるが面白いものをもってきたので頂いた。なんといっていいのだろうか? 肉まんにストローが突き刺して出て来た「肉まんスープ。」肉まんの皮で包まれたあのショーロンポーの中に詰まった肉汁スープが入ってでてきた。それをストローで吸う。「旨い、しかし熱い。」またまた舌を火傷。ストローが熱くてもてないよこれは。おそるべし中国。国内線用の旧空港の近くで、少し時間が空いたので足マッサージ。1時間で900円。(時間がないので30分しかできなかったが。)中国の、10代の女性のライフスタイルなんかを聞きながらマッサージを受ける。とても丁寧で良い。みんな明るくて性格が良い。この人達の一ヶ月の給料は600元くらいだそうだ。およそ9000円である。

 その後空港へ。なんと予定していた15:00の南方航空が機体不良でキャンセル。パートナーの強引な交渉で、中国国際航空の14:30発に滑り込む。こうゆう場合、中国語の人がいると強い。英語じゃ絶対に乗れなかったであろう。乗った瞬間に熟睡。2時間後、北京空港にタッチダウン。目がさめた。ダウンタウンへ8人乗りのバンで向かう。

 長くなったので北京編は次週、更新させて頂く。あの「れいかさい」へ言ってきたので報告させて頂く。

山村幸広
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  • イズムエキストラ 「中国・上海〜近代建築とアンティークをめぐる旅行」
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  • by yamamura2004 | 2004-07-02 17:53 | Trackback(1)
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    Tracked from はらぺこ天使のお散歩日記 at 2005-04-26 01:30
    タイトル : ☆好吃上海②☆
    「お昼は小龍包を食べにいきましょう」現地の友達は言った。よく聞くと『南翔饅頭店』という上海一美味しいと言われる人気店とのこと。(美味しいと評判のため行列するのも上海一)「中国名小吃」など数々の栄誉に輝いてきた小龍包の老舗。1日に出る小龍包は2000食というからびっくり!実はharapekoが知らないうちに彼は部下に指示してharapekoにどうしてもその小龍包を食べさせたいともう2時間前から店に並ばせていると言う。harapekoは何も知らずに観光してた。人を喜ばせることが大好きだという友達。そして昨......more
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