マックからマックへ 2月16日
今年は年初から、ケーブルインターネット接続会社のアットネットホームの社長である廣瀬さんが、日本コロンビアのCEOへ転身された。そして先週金曜日にはアップルコンピュータの元社長である原田さんが、日本マクドナルドのCEOに就任されました。
廣瀬さんは、IBMからアスキー、セガと渡ってその後、当時(1999年)エキサイトとは何とも縁深い、アットホーム株式会社のCEOに就任された。1999年当時、米国西海岸のレッドウッドシティの一角ではポータルを運営するExcite IncとブロードバンドISPの@HOME Incはビルを隣り合わせにして「お隣さん」の会社でした。その2社が、1999年1月になんと合併してExcite@Homeと言う会社になりました。当時日本では、アットホーム社(その後アットネットホームヘ社名変更)もエキサイトも、日本でその2社の子会社としてそれぞれ運営をしていました。日本では我々は合併しませんでしたが、本社へ行けば「仲間」です。定期的に情報交換会をしながら、又、本社への「グチ」を言い合いながら、なんとかお互い頑張ってやってきました。
しかし2001年9月、 Excite@Home、つまり私達の親会社は会社更正法を申請して倒産しました。当時、廣瀬さんとは、アットホーム、エキサイトの日本法人をどうやって生き残らせる事ができるかについて、色々な話をしました。そして2社とも日本の既存株主(アットホーム社は住友商事とジュピターコミュニケーション、エキサイトは伊藤忠商事)の米国本社所有株とブランドの買取という形で生き残りを図る事ができました。廣瀬さんには色々な事を教えて頂きました。
アップルの原田さんは、十数年間ずっとアップルをリードされ、米国本社がライバルであるマイクロソフトの支援を得るなど大変な時期に、日本だけはシェアを維持され、日本でのアップルの強さを牽引された功労者です。又エキサイトがアップルのホームページをアップル・エキサイトという形で提携・運営させて頂いている関係で色々お世話になり、西武有楽町店でのウーマンエキサイトカフェ(日本で初めての女性向けインターネットカフェ)には最新のMacを提供して頂きました。
なにかと子供扱いされるこの業界のTOPがメジャー・カンパニーのCEOへ転身するということは、色々大きな意味があります。しかし大切なのは業界のスキルではなく、株主から求められるスキルを持っているかどうかです。特に今回の転身には外資系親会社という共通点がありました。2社の親会社が考えたであろう大切なスキルとは
1、親会社(株主)と正確にコミュニケーションを取る事ができる。本社の意図や方向を理解し、その上で日本独自のローカルな戦略を外人の本社へ理解させる能力がある。
ローカルなマーケットを無視して本社の指示を鵜呑みにしていると、日本ではどんなビジネスも成功しません。かといって本社の意図を無視して判断する事はできません。重要決定は社長が承認するのではなく、本社が承認するのです。このさじ加減(押し所と引き際)が本人の信用の形成と同時に一番重要な部分です。コロンビアは音楽業界という独特な業界。マクドナルドも藤田さんという絶大なリーダーが引っ張ってきた会社。米国から見ればよくわからないはず。まず理解したいはずだ。正確にウォッチしてレポートするには、他業界の人間の方がいい場合もある。そして何より改革しようとする本社には、白紙の人の方がやりやすい。
2、コンシューマ・マーケティングの経験と実績がある。
廣瀬さんはIBMでも広告宣伝の経験があり、セガでコンシューマビジネスも経験されている。そして原田さんはアップルという独特のポジショニング・ブランドの形成を経験されていて、コンシューマブランドマーケティングに強い。特に皆が知っている認知度の高いブランドの形成や販売キャンペーンに強いはず。
3、ITを利用した経営改革を行うことができる。
コロンビアとしては今後、米国ではすでに始まっている音楽のダウンロードサービスや、日本では「着うた」等の携帯コンテンツビジネスへの参入は重要課題であるが故、廣瀬さんのスキルはピッタリである。マクドナルドも営業戦略上、又コスト戦略上、ITの利用は企業の最重要課題の一つ。そこに原田さんのITの経験や業界での人脈は必ずマクドナルドで生きる。
上記の「選ぶ側が重要視するスキル」をお二人とも持ち合わされており、業界経験の無さを十分に補うのである。普通に分析しても驚く起用ではない。何よりお二人とも吃驚するほど若い!! 一回り以上年が若い私なんかより、バイタリティも行動力も十二分におありです。IT業界の大先輩のお二人がリアルビジネスのリーダーとして活躍されるのは、私たちにとっても大きな励みです。本当に嬉しく思います。
先輩!!! 頑張ってーーーーーー!!!!!
P.S. 今日のお昼はマックにしよっと。
山村幸広
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廣瀬さんは、IBMからアスキー、セガと渡ってその後、当時(1999年)エキサイトとは何とも縁深い、アットホーム株式会社のCEOに就任された。1999年当時、米国西海岸のレッドウッドシティの一角ではポータルを運営するExcite IncとブロードバンドISPの@HOME Incはビルを隣り合わせにして「お隣さん」の会社でした。その2社が、1999年1月になんと合併してExcite@Homeと言う会社になりました。当時日本では、アットホーム社(その後アットネットホームヘ社名変更)もエキサイトも、日本でその2社の子会社としてそれぞれ運営をしていました。日本では我々は合併しませんでしたが、本社へ行けば「仲間」です。定期的に情報交換会をしながら、又、本社への「グチ」を言い合いながら、なんとかお互い頑張ってやってきました。
しかし2001年9月、 Excite@Home、つまり私達の親会社は会社更正法を申請して倒産しました。当時、廣瀬さんとは、アットホーム、エキサイトの日本法人をどうやって生き残らせる事ができるかについて、色々な話をしました。そして2社とも日本の既存株主(アットホーム社は住友商事とジュピターコミュニケーション、エキサイトは伊藤忠商事)の米国本社所有株とブランドの買取という形で生き残りを図る事ができました。廣瀬さんには色々な事を教えて頂きました。
アップルの原田さんは、十数年間ずっとアップルをリードされ、米国本社がライバルであるマイクロソフトの支援を得るなど大変な時期に、日本だけはシェアを維持され、日本でのアップルの強さを牽引された功労者です。又エキサイトがアップルのホームページをアップル・エキサイトという形で提携・運営させて頂いている関係で色々お世話になり、西武有楽町店でのウーマンエキサイトカフェ(日本で初めての女性向けインターネットカフェ)には最新のMacを提供して頂きました。
なにかと子供扱いされるこの業界のTOPがメジャー・カンパニーのCEOへ転身するということは、色々大きな意味があります。しかし大切なのは業界のスキルではなく、株主から求められるスキルを持っているかどうかです。特に今回の転身には外資系親会社という共通点がありました。2社の親会社が考えたであろう大切なスキルとは
1、親会社(株主)と正確にコミュニケーションを取る事ができる。本社の意図や方向を理解し、その上で日本独自のローカルな戦略を外人の本社へ理解させる能力がある。
ローカルなマーケットを無視して本社の指示を鵜呑みにしていると、日本ではどんなビジネスも成功しません。かといって本社の意図を無視して判断する事はできません。重要決定は社長が承認するのではなく、本社が承認するのです。このさじ加減(押し所と引き際)が本人の信用の形成と同時に一番重要な部分です。コロンビアは音楽業界という独特な業界。マクドナルドも藤田さんという絶大なリーダーが引っ張ってきた会社。米国から見ればよくわからないはず。まず理解したいはずだ。正確にウォッチしてレポートするには、他業界の人間の方がいい場合もある。そして何より改革しようとする本社には、白紙の人の方がやりやすい。
2、コンシューマ・マーケティングの経験と実績がある。
廣瀬さんはIBMでも広告宣伝の経験があり、セガでコンシューマビジネスも経験されている。そして原田さんはアップルという独特のポジショニング・ブランドの形成を経験されていて、コンシューマブランドマーケティングに強い。特に皆が知っている認知度の高いブランドの形成や販売キャンペーンに強いはず。
3、ITを利用した経営改革を行うことができる。
コロンビアとしては今後、米国ではすでに始まっている音楽のダウンロードサービスや、日本では「着うた」等の携帯コンテンツビジネスへの参入は重要課題であるが故、廣瀬さんのスキルはピッタリである。マクドナルドも営業戦略上、又コスト戦略上、ITの利用は企業の最重要課題の一つ。そこに原田さんのITの経験や業界での人脈は必ずマクドナルドで生きる。
上記の「選ぶ側が重要視するスキル」をお二人とも持ち合わされており、業界経験の無さを十分に補うのである。普通に分析しても驚く起用ではない。何よりお二人とも吃驚するほど若い!! 一回り以上年が若い私なんかより、バイタリティも行動力も十二分におありです。IT業界の大先輩のお二人がリアルビジネスのリーダーとして活躍されるのは、私たちにとっても大きな励みです。本当に嬉しく思います。
先輩!!! 頑張ってーーーーーー!!!!!
P.S. 今日のお昼はマックにしよっと。
山村幸広
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by yamamura2004 | 2004-02-16 15:37 | Trackback(2)
