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『新作アクション3連発!スナイプスの大運動会』完全燃焼。
『ザ・マークスマン』 完全爆破。 俺が戦う
第一弾 9月16日(土)公開
『デトネーター』 完全実行。 俺が守る
第二弾 9月30日(土)公開
完全燃焼。 怒濤の公開!!
新作アクション3連発!!
『スナイプスの大運動会』
銀座シネパトスほか全国順次ロードショー
新作アクション3連発!!
『7セカンズ』 完全強奪。俺が狙う
第三弾 10月14日(土)公開
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連載・スナイプスアクションを真面目に語る
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カテゴリ:スナイプスアクション( 11 )
【連載最終回】まだまだあるぞ! ウェズリー・スナイプス出演作品

バイクのスピード違反などで何度も捕まったりする不良、今流行りのチョイワルよりも実はワルかもしれないウェズリー・スナイプスの出演したアクション作品はまだまだある。

「ブレイド」シリーズの脚本家で「ブレイド3」を監督したデヴィッド・S・ゴイヤー監督の「ZigZag」(02)。実は「ブレイド3」の前に撮った作品でゴイヤーの監督デビュー作である。ジョン・レグイザモ共演の「ZigZag」はドラマの要素も強く15歳の少年の更生物語でもある。スナイプスは主人公の少年の父親を演じる。最新作でアメリカでは10月中旬にDVDがリリースされる「Hard Luck」(06)は「ニュージャック・シティ」(91)以来のマリオ・ヴァン・ピープルズ監督作品への出演で「パルプ・フィクション」のように3つの話しが交錯すると言われている。今年の作品は、もう1本あって、それがジェイソン・ステイサムとダブル主演とも言える「カオス」(06)である。「ユージュアル・サスペクツ」も思わせる迷宮的なアクションで11月始めに日本でも公開予定だ。また、現在製作中の作品にはスナイプスがガンマンを演じる「Gallowwalker」(07)がある。スナイプス演じる尼僧の息子で謎のガンマンが、ゾンビと闘う西部劇と言われている異色の作品だ。

久し振りの伝記ドラマの大作への出演も控えている。来年公開の「Toussaint 」(07)で、18世紀のハイチ革命の契機になった反乱を起こした奴隷のリーダーのトゥーサン夫妻を描いた作品である。「ホテル・ルワンダ」(04)に引き続き、実在の人物をドン・チードルが主演のトゥーサンを演じ、妻役はアンジェラ・バセットである。他にもモス・デフなど今のアメリカ映画で活躍する、多くのアフロ・アメリカン俳優が出ていて、その中にスナイプスも入っているのだ。このことからも、スナイプスが現在の映画界からも認められていることが、よく分かる。監督もアフロ・アメリカンの代表的な俳優で「リーサル・ウェポン」シリーズで知られるダニー・グローバーである。

ただ、今後も男気アクションへの出演をスナイプスは続けているので安心してほしい。「Chasing the Dragon」(06)ではFBIエージェントを、「The Shooter」(07)では元CIAエージェントを演じていることからも、おそらく、今回の「スナイプスの大運動会」のような男気アクションへも出演し続けることだろう。だから、男気アクションは面白いし、これからも永遠に不滅なのだ!

(わたなべりんたろう)

「デトネーター」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
「7セカンズ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
by wesley_snipes | 2006-10-06 11:00 | スナイプスアクション
【連載第九回】ウェズリー・スナイプスの出世作『ブレイド』!


ウェズリー・スナイプスの出世作といえば、シリーズ化されて第3作まで作られた「ブレイド」(98)である。最近は「Blade:The Series」のタイトルでテレビシリーズにもなり、ラッパーのスティッキフィンガズが主演で、雑誌の表紙にもなっている(実は、このテレビシリーズの主演へのオファーをスナイプスが断ったことは、ファンとしては残念だったかもしれない)。それまでもアクション映画に出ていたが、このマーヴ・ウォルフマンとジーン・コーランのアメコミを原作とした、不死身の肉体と人間の魂を持つダークヒーローの活躍を描いたアクションは、そのスタイリッシュな映像の魅力もあって大人気になった。主人公のサングラスに黒コートや映像が、大ヒット作の「マトリックス」にも影響を与えたといわれる「ブレイド」を監督したのは、「デスマシーン」(94)で注目されたスティーブ・ノリントンだ。

人間とヴァンパイアの混血として生まれたブレイドは、人間を脅かすヴァンパイアを抹殺するヴァンパイアハンター。自身の呪うべき運命に復讐するかのように、人類征服をもくろむヴァンパイアと彼らを撲滅しようとするブレイドの本格的な戦いが始まる―――
このストーリーはロシア版「マトリックス」(99)シリーズまたは「ロード・オブ・ザ・リング」と言われた「ナイト・ウォッチ」(05)シリーズの世界観とも似ている。
そのような先駆的魅力に溢れた作品だが、当時語られたことは「バットマン」シリーズとホラー映画をミックスさせ、香港映画のカンフーを取り入れたということだった。同じくアメコミ原作で、今やカルト映画のブランドン・リーの「ザ・クロウ」(96)のように、ケレン味たっぷりにCGを多用したのも多くの人を魅きつけた。そのため、他のヴァンパイア物、例えば、当時人気があったテレビシリースの「バフィー / ザ・ヴァンパイア・キラー」などとは迫力が違う。ちなみに「ブレイド」の始めのタイトルは「Blade, the Vampire Slayer」であったことからも「バフィー/ ザ・バンパイア・キラー」を意識していたことが分かる。
主人公のブレイドの特徴といえば、昼夜問わずかけている真っ黒なサングラスに革のスーツ。さらに銀製の日本刀と銀の弾丸のつまった銃で身を固めて、ヴァンパイアをなぎ倒していくのだが、まれにサングラスをはずす際、目元がキュートなのはスナイプスならではのご愛嬌だ(笑)。
その他、日本でも人気のあったポルノ女優のトレイシー・ローズが出演しているのも一部で話題に。2作目では後に「ヘルボーイ」(04)を撮る鬼才ギレルモ・デル・トロ、3作目は「ブレイド」シリーズの脚本家デヴィッド・S・ゴイヤーが監督し、作品ごとに違うテイストになっていることも魅力なのだろう。

(わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-09-29 15:25 | スナイプスアクション
【連載第八回】10月14日公開『7セカンズ』


10月14日から公開される「7セカンズ」はスナイプス版「ルパン3世」または「オーシャンズ12」とも言えるクライム・アクションだ。ストーリーは、プロの強盗団は偶然にもゴッホの名画を持ち逃げしてしまったことで、絵を追ってきたロシアンマフィアに仲間をさらわれる。仲間を奪還するために、犯罪のプロ同士の激しい抗争が勃発する!

ザ・マークスマン」に出てくるテロリスト役の俳優が、全く違う印象の演技を披露しているので、見つけてみるのもよいだろう。
今作のサイモン・フェローズ監督は、撮影も担当している珍しいタイプの監督で、カメラワークに独特の冴えが感じられるのも特徴だ。監督が撮影も担当するのは傑作アクションの「破壊!」(73)や「カプリコン・ワン」(77)、最近では「サウンド・オブ・サンダー」(04)で知られるピーター・ハイアムズ監督ぐらいだ。そういう意味で、サイモン・フェローズの今後の作品に注目するのも、男気アクションのファンとしてはよいだろう(前回に書いたように「ジャン=クロード・ヴァン・ダム/ザ・コマンダー」(05)の監督もサイモン・フェローズである)。冒頭のアフロアメリカンのスナイプスと白人女性とのインターレイシャル(異人種間)のベッドシーンは、同じく白人がヒロインの「デトネイター」では見ることが出来なかったので必見だ。なお、今作のヒロインのタムジン・アウズウェイトは、来年アメリカで公開のウッディ・アレン監督作品にも出ている注目株だ。

どれも1時間35分前後の上映時間なのが素晴らしい。 ジョン・カーペンター監督も言っていたことだが、人がスクリーンを見ていられる上映時間の限界が90分前後なのである。そういうところまで計算されているのが男気アクションの奥ゆかしさ(?)なのである!

(わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-09-22 20:38 | スナイプスアクション
【連載第七回】遂に公開! 「ザ・マークスマン」&「デトネーター」


今週末から上映が始まる3作品について、ここでは触れていこう。3作品ともマーシャアルアーツのたしなみもあるスナイプスの派手なアクションとカーチェイス及び爆発シーンが楽しめる、このジャンルの逸品ばかりだ。

まず、9月16日から公開される「ザ・マークスマン」は、スナイプス版「ザ・ロック」とも言えるミリタリー・アクションだ。ストーリーは、ロシアの核兵器工場が、チェチェンの反乱軍に占拠され、アメリカ特殊部隊に命じられた任務は、仕掛けられたミサイルが発射する前に工場を奪還し、核破壊を回避することだった。世界平和を守るための、軍の威信をかけた戦いが今始まる!

多くの映画ファンにとって、ジェームズ・キャメロン監督の傑作「エイリアン2」(86)のゴーマン伍長役が印象に残っているウィリアム・ホープが出演。ホープは、海外でも評価の高い名バイブレイヤーだ。スナイプスが今作で披露するスカイダイビングのシーンは、既にジョン・バダム監督の「ドロップ・ゾーン」(94)に主演したときに見せているので、ファンならニヤリとするシーンだ。ミサイルの阻止をするために主人公が奔走するのは、ニコラス・ケイジとショーン・コネリーが共演し、マイケル・ベイ監督の出世作となったアクション映画の傑作「ザ・ロック」(96)を想起させる。ダイアローグ・シーンが男気(&お色気)アクションを生涯撮り続けるフレッド・オーレン・レイの「Active Stealth」(99)を想起させることもマニアックなことだが気付く人もいることだろう。

9月30日から公開される「デトネーター」は、スナイプス版「ミッション・インポッシブル」とも言えるスパイ・アクションだ。ストーリーは、核兵器の密輸組織を壊滅させるために、CIA捜査官が単身でポーランドに送り込まれる。核爆弾を手に入れるための資金3000万ドルの隠し場所を知る美しいロシア人女性を連れ出し、無事に任務を終えるはずだったが・・・・・。錯綜する情報、迫り来る危機、誰が敵か味方か分からない状況で無事に任務を遂行することができるのか?

デトネーター」の冒頭、ポーランドに入国後すぐに取調べを受けて、おかまのような仕草で相手を油断させるシーンがある。スナイプスが、おかま役を演じた「3人のエンジェル」(95)を意識したシーンで、スナイプス・ファンなら思わず笑ってしまうだろう。今作にも「ザ・マークスマン」に引き続き、「エイリアン2」のウィリアム・ホープが出演している。ヒロインの、見事な美貌とスタイルのシルヴィア・コロカは「ヴァン・ヘルシング」(04)などに出演している注目株で、インターネットで検索すると多くのファンがいることが分かる女優だ。監督がチョウ・ユンファ主演の傑作「風の輝く朝に」(84)やジュード・ロウ主演の「クロコダイルの涙」(98)など、幅広い作風でさまざまな国で作品を撮っている、香港の異才であるレオン・ポーチなのも注目だ。

(わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-09-15 20:08 | スナイプスアクション
【連載第六回】男たちの映画スター第三世代


男気アクションの第三世代は現在活躍中のウェズリー・スナイプス、スティーブン・セガールとジャン=クロード・ヴァン・ダムだ。
(ドルフ・ラングレンなどは2.5世代と言えるかもしれない。

スティーブン・セガールは007映画の一つである「ネバーセイ・ネバーアゲイン」(83)のマーシャルアーツ指導などを経て、ブレイク前のシャロン・ストーンが脇で出演している「刑事ニコ/法の死角」(88)でデビュー。「ハード・トゥ・キル」(90)、「死の標的」(90) を経て、「沈黙の戦艦」(92)の大ヒットでアクション・スターの地位を確立する。この代表作より、日本独自の「沈黙」シリーズが生まれることになる。「極太」のコピーで知られるCMや日本ロケをした近作「イントゥ・ザ・サン」(05)を観ても分かるように、日本語を大阪弁で流暢に話す。これは17歳で来日し、柔道、剣道、合気道に空手の修行をし、東京に道場を開くほどの経験からによるものだ(なお、「イントゥ・ザ・サン」を含めてセガール・ファンには前置詞シリーズ(above、to、forなどが一語目に付く)と呼ばれる作品群がある)。新作「Prince of Pistols」(07)では以前から手掛けていた脚本だけでなく、「沈黙の要塞」(94)以来の監督も行う。しかもギタリストであるセガールが敬愛するB.B.キングやヒューバート・サムリンの二人のギタリストなども出演する意欲作のようだ。「セックス・シンボルやアクション俳優としてよりも、偉大な脚本家や俳優として名を残したい」と語っているほどなので、まだまだセガールの夢は大きいのだ。

一方、ジャン・クロード・ヴァン・ダムはベルギーのブリュッセル出身で、80年にヨーロッパ空手選手権でミドル級チャンピオンとなったことから、映画界に進出。チャック・ノリスの「地獄のヒーロー」(84)でのスタントや、シュワルツェネッガー主演の「プレデター」(87)のプレデターのスタントで参加した後、「ブラッド・スポーツ」(87)で初主演を飾り、アルバート・ピュン監督の「サイボーグ」(89)(続編の「サイボーグ2」(93)の主演はアンジェリナ・ジョリー)は男気アクションの影にこの人ありのメナハム・ゴーランの製作である。その後、ジョン・ウーのハリウッドデビュー作「ハード・ターゲット」(93)、リンゴ・ラムの「マキシマム・リスク」(96)、ツイ・ハーク監督の「ダブルチーム」(97)、「ノックオフ」(98)など、多くの香港映画出身の監督のアメリカデビュー作に主演する。現在、「クエスト」(96)に続く、監督二作目の「Kumite」(07)を製作中である(タイトルは空手や柔道の「組み手」からだろう)。
セガール、ヴァン・ダムに続いて、我らがウェズリー・スナイプスにも是非、監督に挑戦してもらいたいものだ。なお、日本最新作の「ジャン=クロード・ヴァン・ダム/ザ・コマンダー」(05)の監督は、今回公開の「7セカンズ」(05)と同じくサイモン・フェローズである。このように多くの人脈がつながっているのも、男気アクション映画の特徴である。

次回では、我らがウェズリー・スナイプスの今回公開される三作品の詳細や出世作「ブレイド」などに触れることにしよう。

(わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-09-08 15:30 | スナイプスアクション
【連載第五回】男たちの映画スター第二世代:チャック・ノリス


先月末の7/28に「チャック・ノリス in 地獄の銃弾」(05) が久々に日本でもリリースされて健在ぶりを示したチャック・ノリス。男気映画スターの第二世代として紹介しょう。

親友だったブルース・リーの「ドラゴンへの道」(72)と「燃えよドラゴン」 (73)に出演したことで、多くの人に認知されたチャック・ノリスだが、実際に格闘技界で経歴を積んだ人物だった。朝鮮で空手など様々な格闘技を身につけたアメリカに帰国後に、アメリカに戻り空手で68年から74年の間に6回も世界ミドル級のチャンピオンとなっている。その間に開校した空手スクールの生徒でもあったスティーブ・マックィーンの勧めで俳優になる。
チャック・ノリスの名前を有名にしたのは「地獄のヒーロー」(84)こと「MISSING IN ACTION」シリーズである。ベトナムの行方不明の兵士のことを指す「MISSING IN ACTION」の救出を描く、このシリーズは「ランボー」の亜流と思われていたが、チャック・ノリス自らスタント・シーンを演じる迫力あるアクションで大人気になり(85年にはスタントマン・オブ・ジ・イヤー賞を受賞)、「チャック・ノリスの地獄のヒーロー2」(85)、「ブラドック/地獄のヒーロー3」(88)、「ザ・ファントム/地獄のヒーロー4」(88)と次々と続編が作られた。他にも「デルタ・フォース」シリーズを「デルタ・フォース」(85)、「デルタ・フォース2」 (90)、「デルタ・フォース3」(91) 90年代は「テキサス・レンジャー」シリーズを製作と多くのシリーズに出演し、男気映画の代表的なスターになり、00年には日本でも伝記本「地上最後のアメリカン・ヒーロー―チャック・ノリスの伝説と生涯」が翻訳されるほどであった。
このチャック・ノリスの活躍の裏にいて、チャールズ・ブロンソンの「DEATH WISH」シリーズも製作していたのがメナハム・ゴーランである。このイスラエル生まれの映画製作者は、青春映画で童貞喪失映画の「グローイング・アップ」シリーズをヒットさせると、映画会社キャノン・グループを立ち上げる。ジョン・カサヴェテスの「ラヴ・ストリームス」(83)なども作っていたが、多くは上記の男気アクション映画であり、シルヴェスター・スタローンの男気溢れる腕相撲映画「オーバー・ザ・トップ」(87)や「デルタ・フォース」(85)では監督もしているほどだ。男気映画の影にはメナハム・ゴーランありだ。

なお、チャック・ノリスの弟のアーロンは監督で「ブラドック/地獄のヒーロー3」や「デルタフォース2」(90)などを監督、そしてチャック・ノリスの長男のマイクがアクション俳優、次男のエリックがスタントマン及び監督と一家で男気アクション映画を作り続けている。
今のウェズリー・スナイプスの映画は現代の東欧やロシアが舞台だが、チャック・ノリスの時代はベトナムや南米が舞台だった(アンディ・シダリス監督の「ピカソ・トリガー」シリーズはハワイなどで80年代らしいバブルの雰囲気があった)。男気アクション映画は時代を反映する鏡の要素も持っているのだ。次回は、いよいよ我らがウェズリー・スナイプスの世代を取り上げる。

(わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-09-01 22:22 | スナイプスアクション
【連載第四回】男たちの映画スター第一世代:チャールズ・ブロンソン


男気溢れるアクション映画(以下、「男気アクション」)に出演を続けるウェズリー・スナイプスと同じような位置にいるアクション・スターはスティーブン・セガールジャン・クロード・ヴァン・ダムだろう。彼らの前の世代がチャック・ノリスロバート・ギンティであり、その前の世代がチャールズ・ブロンソンである。男気アクションの第一世代がチャールズ・ブロンソン、第二世代がチャック・ノリスやロバート・ギンティ、第三世代がウェズリー・スナイプスと同じような位置にいるアクション・スターはスティーブン・セガールとジャン・クロード・ヴァン・ダムなのである。

今でもビデオ屋で高回転率を誇り、浅草の映画館で公開すれば、今でもジャッキー・チェンの映画よりも集客力がある、これらの男気スターたち。第一世代のチャールズ・ブロンソンは高校卒業後に炭坑夫など様々な職に就き、エキストラを経て「荒野の七人」(60)、「大脱走」(63)でスターの地位を築いた。70年代の名作「狼よさらば」(74)の続編の「ロサンゼルス」(82)に出たあたりから男気アクションの道を邁進するようになっていく。「狼よさらば」は娘をレイプされたことから社会悪に立ち上がる男を描いた社会派の要素もある作品だったが、原題のこの「DEATH WISH」がシリーズ化されるにつれて、単に街のチンピラを殺すだけの娯楽アクションになっていく。3作目はタイトルも「スーパー・マグナム」(85)と勇ましいが、実は珍銃ウィルディを操るブロンソンも見物である(ここまでの監督は「メカニック」(72)以来の盟友マイケル・ウィナーが務める)。この後、「バトルガンM-16」(89)「DEATH WISH/キング・オブ・リベンジ」(93)と続く。次に74歳にして、新しく男気アクションの「FAMILY OF COPS」シリーズを始めるのだから、素晴らしい(テレビムービーながら、監督が「ランボー」のテッド・コッチェフを起用。警察一家が街のダニを駆逐していく)。未公開の95年の1作目に続き、テレビムービーながら「COP/コップ」(96)、「キング・オブ・コップ」(98:DVD時のタイトルは「マグナム・コップ」)の三作があり、「キング・オブ・コップ」を遺作にチャールズ・ブロンソンは03年に亡くなっている。男気アクションに身も心も捧げたのである。しかも、「DEATH WISH」シリーズの主人公がポール・カージイで「FAMILY OF COPS」シリーズの主人公はポール・フェインと名前のポールが一緒なのも、ファンのことをよく分かっている証拠だ。
この男気魂にうたれて、みうらじゅん氏と田口トモロヲ氏が90年代半ばに「ブロンソンズ」を結成したのも分かるというものだ。
ウェズリー・スナイプスの祖父にあたる世代のチャールズ・ブロンソンの男気映画も機会があったら、是非見てほしい。

(わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-08-25 20:50 | スナイプスアクション
【連載第三回】 ウェズリー・スナイプス、その栄光の軌跡!(3)


若者に人気の「MTVムービー・アワード」で92年に「ニュー・ジャック・シティ」で 悪役賞、93年に「ハード・プレイ」でコンビ賞及びキス・シーン賞、94年に「デモリションマン」で悪役賞、99年に「ブレイド」で格闘シーン賞を受賞しているように、90年代から、ウェズリー・スナイプスはアクションスターとしての地位を固めた。
斬新なホラー・アクションとしてヒットした「ブレイド」(98)は三部作になり、アカデミー賞受賞映画「逃亡者」(93)の番外編ともいえる続編「追跡者」(98)でもトミー・リー・ジョーンズの相手役を堂々と演じる。
製作にも乗り出し、今や、そのボンクラぶりがカルト映画になっているマーク・ウォールバーグ主演の「ビッグ・ヒット」(98)をジョン・ウーと共に製作、主演作の「アート オブ ウォー」(00)では製作総指揮も行う。ただ、「アート オブ ウォー」は話しに凝り過ぎたのか、監督に演出力が足りなかったのか、話しの全体像が分かりにくいのが惜しい。ただ、今回公開される3本と同じく、話し云々でなく、スナイプス映画の素晴らしいところは、どんな壮大な陰謀劇で話しは分かりにくかろうが、スナイプスが一撃で人を殺し(しかもほとんど傷を負わない!)、悪は最後には倒れることである。これこそが男が求める映画であり、全世界の男がスナイプス映画を観続ける、大きな理由なのである。近年は「アート・オブ・アクション/マーシャル・アーツ・フィルムの変還」(02・V)にも出演している。このドキュメンタリーは、ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、 スティーヴン・セガール、ブルース・リー(もちろん、アーカイブ映像)、ツイ・ハーク、ジョン・ウー、ブルース・ウィリス 、シルヴェスター・スタローン、そしてトム・クルーズと並んでスナイプスが出てきて、マーシャル・アーツのことを語るのだから、プライベートでマーシャル・アーツの修練を怠らないスナイプスも感無量だったろう。機会があれば、是非見てほしい作品だ!

ドラマ俳優としての可能性もあった!
スナイプスの出演作品歴で見逃してほしくないのが「ジャングル・フィーバー」 (91)と「ワン・ナイト・スタンド」(97)である。脇役だった「モ’・ベター・ブルース」 (90)に続く、1年後のスパイク・リー監督の「ジャングル・フィーバー」では堂々の主演で、アフロアメリカンと白人の人種を超えた恋愛を描いている。スパイク・リー監督はディンゼル・ワシントンと組むことが多いが、スナイプスの演技力も評価していて、スナイプスもディンゼル・ワシントンのようになる可能性があったということである。なお、今作でのジャンキー役で絶賛され、カンヌ国際映画祭の助演男優賞を受賞したサミュエル・L・ジャクソンはスターの道を歩み出す。「ワン・ナイト・スタンド」は「リービング・ラスべガス」(95)でニコラス・ケイジにアカデミー賞主演男優賞をもたらしたマイク・フィギスが次に撮った恋愛ドラマである。ここでのスナイプスはHIVに感染した親友を見舞いに行った病院で、ワン・ナイト・スタンド(一夜限り)の愛を交わした女性(ナスターシャ・キンスキー)と再会する。「ジャングル・フィーバー」に引き続きの人種を超えた恋愛を扱った作品で、マイク・フィギスが期待した演技をスナイプスは十分に披露する。このようにスナイプスには演技派俳優になる道もあったのである。ただ、スナイプスはアクションスターの道を選んでくれた。
だから、今回、日本でも「ザ・マークスマン」、「デトネイター」、「7セカンズ」の3本が公開されるのだから、ありがたいばかりだ!
スナイプスにあったら、「男たちが喜ぶ映画に出る道を選んでくれてありがとう!」とねぎらいの言葉をかけようと思っているほどだ!
(わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-08-18 11:20 | スナイプスアクション
【連載第二回】 ウェズリー・スナイプス、その栄光の軌跡!(2)


「ウォーターダンス」(91)の後にスナイプスのアクション映画としての第一作「パッセンジャー57」 (92)が公開される。エリザベス・ハーレイが脇役のテロリスト役で色っぽいスチュワーデス姿を披露していることでも知られる「パッセンジャー57」は、その後に「エグゼクティブ・デシジョン」(96)や「エア・フォース・ワン」(97)も製作されるが、当時としては早すぎる飛行機内のアクション映画でもあった。ここでのウェズリー・スナイプスは世界トップクラスのテロ対策の専門家を演じ、乗った飛行機がテロリストを護送中のためにテロリストたちにハイジャックされたことから、闘わざるをえなくなる。大ヒットしただけでなく、その秀逸な出来から、その後のアクション映画の流れを変えた「ダイ・ハード」(88)のように巻き込まれ型のアクション映画だが、スナイプスらしいのはテロ対策の専門家ながら論理的な博士のような人物なだけでなく、実際に闘うことができることだ。後半は飛行機内から舞台が変わり、地上で遊園地などを舞台にアクションシーンが展開され、その後にアクションスターとして大活躍することになるスナイプスの萌芽を見ることが出来る。

アクションスターとして快進撃!
この後は、大物スターとの共演作が増える。「ライジング・サン」(93)ではショーン・コネリー、「デモリションマン」(93)ではシルヴェスター・スタローン、「ザ・ファン」(96)ではロバート・デ・ニーロなどである。 新進のアクションスターを大物と共演させて、新味を出そうとしたのだろう。上記の作品はアクション映画ばかりではないが、90年代半ばまでには、バスケットの上手さも見せた「ハード・プレイ」(92)は原題が「White Men Can’t Jamp」というのがスナイプスの重要性をも際立たせているし(よほどウマがあったのか「ハード・プレイ」に引き続き、ウディ・ハレルソンとは「マネートレイン」 (95)でも再共演)、共に犯罪映画の要素がある同年の2本の「ボイリング・ポイント」(93)、「シュガー・ヒル」(93) では寡黙な演技も披露、「ハートブルー」(91)の秀逸なスカイダイビングのシーンの影響からか「ターミナル・ベロシティ」(94)と共にスカイダイビングをメインに扱ったアクション映画「ドロップ・ゾーン」(94)などがある。
異色ながら、スナイプスの出演作の中で重要なのが「3人のエンジェル」(95)である。前年に絶賛されたドラッグクイーン(服装倒錯者、いわゆる女装した男性)の3人のロードムービーの「プリシラ」(94)のハリウッド版で、パトリック・スウェイジ、ジョン・レグイザモと共にスナイプスはムキムキのドラッグクイーン姿を披露している。スナイプスの大運動会第二弾作品である『デトネイター』の冒頭で、おかま言葉で妙になよなよして敵の注意をそらすのは、明らかに「3人のエンジェル」からの引用であると思われる。「ブレイド2」のインタビュー時に
「みんなこの映画の話題を避けるんだ・・」
と悲しそうに語っていたスナイプスだが、本人はお気に入りなのかもしれない(笑)。

(わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-08-11 13:12 | スナイプスアクション
【連載第一回】 ウェズリー・スナイプス、その栄光の軌跡!(1)
「ザ・マークスマン」、「デトネイター」、「7セカンズ」の3本が連続公開されることで、男たちの心を熱くさせて止まないウェズリー・スナイプス。ここでは、まずウェズリー・スナイプスの軌跡を振り返ってみよう。



演劇青年だった
1962年7月31 日、フロリダ州のオーランド に生まれた。やがて、ニューヨークのサウス・ブロンクスで育つ。ストリートでダンスも踊っていたが、高校時代から友人と劇団を結成するほどの演劇青年でもあった(当時はミュージカル俳優を目指していたという)。ニューヨーク州立大学し進学して演劇を専攻し、卒業後は念願のブロードウェイの舞台に立つ。映画化作品も話題の「特捜刑事マイアミ・バイス」などのテレビドラマにゲスト出演しながら(「特捜刑事マイアミ・バイス」はブレイク前のブルース・ウィリスがドメスティック・ヴァイオレンスの男で出たり、ジュリア・ロバーツが出演したりしていた)、ゴールディ・ホ-ン主演の「ワイルドキャッツ」(85)のアメリカン・フットボールのメンバーの脇役で映画デビューを果たす。その2年後にスナイプスにとって、転機が訪れる。

マイケル・ジャクソンの「BAD」が転機に
スコセッシは映画化困難だった念願の企画の「最後の誘惑」の資金稼ぎも含めて演出を引き受けたのかもしれないが、当時のマイケルの人気及びPVの威力は凄まじく、ヒット作「メジャーリーグ」 (89)、スパイク・リー監督の「モ’・ベター・ブルース」 (90)、「キング・オブ・ニューヨーク」(90)などのメインキャストを経て、映画でのスナイプスの重要作である「ニュー・ジャック・シティ」(91)に出演のチャンスが来る。

映画の転機は「ニュー・ジャック・シティ」
この映画でスナイプスが演じた悪役は、主役で監督のマリオ・ヴァン・ピープルズを食ってしまうほどで、ポスターでも主役陣の何倍も大きく映っているほどだ。当時大流行していたブラック・ミュージックのニュー・ジャック・スィングをサントラだけでなく、タイトルにもフィーチャーした「ニュー・ジャック・シティ」は興奮した若いアフロアメリカンが映画館内で発砲したこともあって、大ヒットしたのだ。今でも大人気の今作は2枚組のスペシャル版DVDが近年になって発売されるほどである。映画の内容は、こちらも今やラッパーなどのお気に入りのカルト映画になっている「スカーフェイス」のアフロアメリカン版とも言える内容で、キレたら何をするか分からないドラッグ・ディーラーのボスをスナイプスは演じたのだ。
NWAなどのギャングスタ・ラップの人気も定着したころでもあったので、そのイメージもあって、スナイプスは現代の悪のヒーローのアイコンになったのである。ただ、スナイプスの賢いところは、同年に「ウォーターダンス」(91)にも出ていることだ。車椅子の若者たちの恋と苦悩を描き、多くの映画祭で絶賛されたインディペンデント映画で、車椅子の若者の役を学生時代に舞台で培った演技力で見事に演じきっているのである!

(文:わたなべりんたろう)
by wesley_snipes | 2006-08-04 14:19 | スナイプスアクション
 
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