今日、不意に妻がボクが昔に作った曲がなぜか頭の中でずーっと鳴っている。と言います。
どんな曲?と歌ってもらうとそれはボクが21歳の時に作ったクリスマスソングでした。
実はその曲には特別な思い出がありまして・・・
当時、まだ今ほどDTMというものが普及していなくて自宅で多重録音をしているミュージシャンは少なかった頃、ボクはテニスとかウィンドサーフィン(実際は主にファミスタ)の音楽とは全く無関係のサークルに在籍していたんですが、その傍ら時々デモテープを作っては友人に聞かせて反応を楽しむというマニアックなことをしていました。
で大学3年の時そのサークルの部長さんから「俺の知り合いにレコード会社の人がいるから紹介してやろうか」といわれまして
ものすごい狭い世界で「曲が作れてすごいね~」とか言われて調子に乗っていたボクは二つ返事で自信満々その方に会いに行きました。
で、特別プロになりたいとかそんな考えはまったく無くただ会社見学にでも行くような気分で
後日某レコード会社に行きまして
初めて入るレコード会社に興味津々でキョロキョロしてるボクの元に現れた人は
妙にダンディーで!年の頃40代後半から50代前半。
なんか忙しそうっていうか・・・偉い人のオーラが出まくってる感じで(笑)
ボクの曲を一曲聞いていきなりムッとした表情で
「君ね~いまどきこの程度の曲作る人間はゴロゴロいるから・・・君がプロになろうと思ったら本気でやって10年かかるよ・・・じゃ!!」
と言葉すくなに立ち去ってしまいました。
「・・・・・・・・・・。」
「いいじゃん、どーせプロになんかなるつもりなんかねーし!」と強がって見せる自分と
理屈抜きに悔しくて悔しくて堪らない自分の葛藤を繰り返したあの日の帰りの電車の記憶は今でも鮮明におぼえています。
言うまでもなくその時に聞いてもらった曲がそのクリスマスソングでした。
実際はその4年後に作家としてのデビュー作が世の中に出ることになるんですが
あの日の悔しさがボクをこの世界に導いたことはまちがいありません。
今振り返ってみるとその方に言われた10年後というのは
「future」が発売になった年なんですね~
あの日に言われたことはやっぱり正しかったんですね~
そんな切ない思い出のある曲ですが今でもAメロは気に入っているんで
そのうち手直しして形にしてみようかなぁ~
なんてね!