音楽評論家 平山雄一の『倶知安ね、食っちゃね』

プロフィール


音楽評論家平山雄一による【JUNK! JUNK! JUNK!
∞ 2010】の期待を語るブログ。



【*川西50数え唄大合唱*】
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年末にお楽しみはあるものの、年明けから始まった“ユニコーンの逆襲”もいよいよ大詰め。〔川西幸一50歳記念チョットオンチー栄光の50年〕ファイナルの大阪城ホール2日目に行ってきた。

1日目はリップスライムが大活躍ということで、バックステージの雰囲気は上々。ケータリングのたこ焼きの香りが漂っていて、まずはメンバーに挨拶に行く前に青海苔をかけてパクリ。現地スタッフが焼いてくれてるんだけど、さすがにいい味出してます。

肝心のかわにっさんは、朝4時まで打ち上がってたのに、「オハヨー!!」。爽やかなもんです。

生誕50年当日なので、開演前にスタッフ全員でお祝いの儀式。中にはSGGのドラマーてっちの姿も。
PUFFYの亜美ちゃんがケーキを捧げ、OTが抜くシャンパンのコルクを舞台監督のJ−MENがお尻でナイスキャッチの奇跡が起こって大拍手!!

本番も奇跡の連続。
スタミナに対する心配なんか関係なしで、助っ人ドラマー古田シータカとのバトルも、いつも以上の盛り上がり。
「7月からライヴやってきて、ついに50本。昨日から祝福の嵐で」と、かわにっさんが語りだす。この日もやっぱり「誰かが」が良かったな。PUFFYには珍しくストレートなメッセージを持つ曲を亜美由美が真剣に歌えば、かわにっさんもきりりと引き締まった表情でドカドカ叩く。少し痩せたかなあ。でも、すごくかっこいい。

Black Bordersもいつもに増してかっこいい。野田くんは今日もいっぱいいっぱいで、いいキャラ出し。「今度、リラックスしたBlack Bordersも見に来てください」というかわにっさんのコメントも笑えたのだった。

ゲストはBEAT CRUSADERS。芯の太いビートを中心に、メンバー間の楽器持ち替えありでバリエーション豊かなロック&ヒップホップを展開。音楽が大好きで、ライヴをメンバー自身がとても楽しんでいることがひしひしと伝わってくる。ある意味、ユニコーンに近いテイストが感じられ、そんなバンドが大阪まで駆けつけてくれたのが嬉しかった。
「俺たちを呼んだってことは、嫌がらせしろってことですよね」と叫んで、抱腹絶倒のパフォーマンス。もーまったく、ナイスな嫌がらせだぜ(笑)!
ちなみにビークルは深夜の打ち上げの途中で車を運転して帰京。ガッツあふれるバンドだった!!

Black Bordersの2回目のライヴもみんなで大合唱になって終了。

最後はもちろんユニコーーン!
OTがドラム席に座って、川西曲を立て続けに5曲。

「今日は元気ないんじゃないの?」とOT。

「それが、どーもないんだよ」とかわにっさんは平気な顔。

「それって、電球が切れる前みたいなんじゃないの(笑)」と再びOT。

てっしーが「ブルース」のイントロを何度も間違えて、OTが「リハじゃないんだから。EBIさんからひと言お願いします」。例によって甲高い声でEBIが「おめでとー!!」。ようやく始まった「ブルース」は、川西ボーカルの音程メロメロ。だが、メンバーがなんとかかわにっさんを助けて、意外と感激。ってか、やっぱり名曲だあ。

「PTA〜光のネットワーク〜」は、さらにボロボロ。リズムも歌詞もあやしくて、亀裂入りまくりの“廃墟ラップ”。だがだが、これもみんなで笑って助け合って、またまたいい味。

「みなさまには多大な迷惑をおかけしていることを深くお詫びします。今後、このようなことがないように、日々、気をつけていきたい。川西さんは、さすがにバテてます・・・って、川西さん、話聞いてんですか? だいぶ耳も遠くなりまして。もう少しシンバルを小さくしてもらいたいもんです。今日はもう川西さんの歌はないんで、安心してください」とOT。

ここから川西ドラムに交代して「ケダモノの嵐」。こんなこと言うのも変だけど、やっぱうまいじゃん、ユニコーン。「パープルピープル」も武道館のときよりグルーヴィーでいい感じ。つくづく最後まで進化をやめないバンドだな。

「HELLO」のエンディングでは、入魂のドラム。「WAO!」のエンディングはさらに感動のドラム・ソロ。しまいにはスティックを放棄して手のひらで叩く。オーディエンスもメンバーも、どんどん引き込まれていく。阿部が上気した顔で「50」コールを始めると、大阪城ホール全体にそれが広がる。圧巻の最後だった。
「おめでとう、川西幸一!」とOTがシャウトする。かわにっさんはニコニコだ。

アンコールの「半世紀少年」のイントロで川西&EBIラッパーズがポーズを決めると、そこから♪ハッピー・バースデー♪ソングに切り替わる。川西のバスドラムと同じサイズの26インチのケーキがステージに運び込まれる。PUFFYとBEAT CRUSADERSが“50”と書いたフラッグを振り回しながら入場。「半世紀少年」で盛り上がる盛り上がる。

出演者全員で、客席と一緒に三浦憲治カメラで記念撮影。

「イベントはこれで終わりですが、すべてが終わったわけじゃない。こんな素敵なみんなと素晴らしいスタッフと一緒に、ここにいれるのが嬉しいです。言葉はいらないと思います。ありがとう。“死ぬまで生きてこー!!!”」と叫ぶかわにっさん、かっこいいですぜ。

BGMで流れ始めた「川西50数え唄」を、最後まで大合唱するお客さんたち、あんたらもかっこええがな。

(写真はナイスキャッチしたJ−MENの手にある祝福の“お尻コルク”を確かめるかわにっさんジャスト50歳)
by emm_unicorn | 2009-10-22 18:43 | ユニコーンの今から昔から