音楽評論家 平山雄一の『倶知安ね、食っちゃね』

プロフィール


音楽評論家平山雄一による【JUNK! JUNK! JUNK!
∞ 2010】の期待を語るブログ。



【脱力知らずの5人】昔キャラ
e0171532_3323044.jpg

注文限定生産の『Hi-Ho!』のオマケについてる“UNICORN Hi-Ho! tvk SESSIONS”も、かなりのレアアイテムだ。

80年代バンドブームの強力助っ人ライブ番組「LIVE TOMATO」は、地上波テレビ局が追っかけきれないスピードで拡大していたバンドシーンを、徹底的に応援してたUHF局(懐かしい響きじゃ)のtvkから発信されていた。
tvk=テレビ神奈川は小さなステーションだが、ロックへの愛情は筋金入り。なんてったって70年代からロック番組を放送してたってくらい。ザ・モッズも佐野元春くんも、ここを拠点としていた。ロック番組なんて誰も見向きもしないと言われていたけど、どっこい、音楽好きの誰からも愛され続けていたのだった。

当時のバンドブームを引っ張っていたのは主に雑誌とラジオで、テレビで頑張ってたのは「LIVE TOMATO」など、ほんのわずか。だからダビングを繰り返したエアチェック・ビデオを大事に見ていたユニ・ファンもかなりいたんじゃないかな。
昔キャラ雄一はこの番組の企画・キャスティングをやりつつ、インタビュアーも担当。きっついことばっか聞く“ヒール”として、バンドマンから恐れられていたもんだぜ!
一方でNHK FMの『サウンド・ストリート』のDJもやってたので、これはと思う新人バンドを独断と偏見でたくさん紹介していたのだった。(ちなみに『サウンド・ストリート』のオープニング・ジングルはスライダーズに作ってもらった。ゼイタクでしょ、えっへん)。

さてHi-Ho!のレア映像だが、特に最初のブロック、イベント「PATiPATi TOMATO」のユニのパフォーマンスが萌え萌えだ。
読んで字のごとく雑誌PATiPATiと「LIVE TOMATO」の共同イベントで、シチュエーションは中型野外スペースの読売ランド・イースト。 トリの“アップビート”の前という大抜擢の出演順に加えて、降り出した雨が強くなる一方というプレッシャーがかかる。だが、それを跳ね返していく5人の勇姿が見ものだ。

まだ加入したばかりの阿部くん、曲を追うごとに不敵なツラ構えになっていくOT。

川から海へ出て行く酒、じゃなかった鮭のような、一人前のバンドマンに変わっていくスリリングな瞬間が収められている。
ってか、オーディエンスが雨に打たれてへこたれていく様子を出演前の楽屋で知ったメンバーが、ガッチガチに緊張していくのを昔キャラ雄一は見てたから、よけいにビハインドの状況を突破していくユニに目を見張ったもんだ。


“脱力”なんて言葉をまだ知らない5人の姿を、「ふるえるもん宝」 の電池でも交換しながら見ておくれ。

PS 沖縄完全レポートはDVD発売に合わせて6/17にhttp://musicmall.excite.co.jp/でアップする予定。お楽しみに。
(写真は、ツアー関連大試験が終わってホッとするスタッフの面々)
by emm_unicorn | 2009-06-12 03:32 | ユニコーンの今から昔から