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FIGURESKATE 05-06
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男子ショートプログラムが始まります
 とうとう男子シングルが始まります。
 
 僕は今、解説のために東京に来たばかりで、今日の解説のための準備をしている最中です。

 今日からフィギュアスケートに日本選手が登場します。準備は万全だと思いますが、大ちゃんを含め、日本選手に1つだけ不安要素があるといえば、代表選考のために、シーズン最初からいい成績を残す必要があり、調整が昨年の9月頃からピークを持ってきているという点です。一部のトップ選手が、この2月の時点に合わせて来る一方で、長い期間戦いを続けてきた日本選手は、もう一度調子のピークを作る必要があります。荒川選手と村主選手に関しては、その点に関しては問題ないでしょうね。
 2人には経験があり、最初から2月に合わせた戦いができていました。ただ、大ちゃんと安藤選手は、シーズンの最初からピークを持ってきているので、ちょっと心配な面もあります。また、代表に選ばれたことだけで満足していまい、自分では気がつかないところで気のゆるみが出たりするのも怖いですね。

 今回、大ちゃんは一番滑走ということで、気を引き締めて試合に臨めることでしょう。GPシリーズで好成績を残したおかげで名前も知られていますから、心配することはないでしょう。

 
# by style_figure | 2006-02-15 00:00 | フィギュア | Comments(2)
男子シングルに向けて
いよいよ男子シングルが始まります。

 男子シングルの本命、ロシアのプルシェンコ選手にとって、今回のオリンピックは、おそらく最後のオリンピックとなるでしょう。ソルトレーク後の4年間、途中ケガで滑られない時期もあり、前回よりは体力的にも落ちているかもしれません。それでもプルシェンコ選手が得た4年間の経験は大きいですね。オリンピックの雰囲気を知っていますし、それ以上に、前回大会で金メダルを狙っていながらヤグディン選手に負けた経験をあります。もし、他の選手が金メダルを狙いにいったら? それはどうなるか、実際に試合になってみないとわかりません。プルシェンコ選手は、ソルトレークでは金メダルを逃しましたが、その後も世界選手権で連覇をするなど、勝ち方を知っています。そして、スイスのランビエール選手もまた勝ち方を知っている選手の1人。金メダル争いを考えると、現世界王者と元世界王者であるこの2人の名前が挙がります。ただ、オリンピックに絶対はないんです。前回のソルトレークでは、サラ・ヒューズがいきなり金メダルをとってしまいました。金メダル争いをしている選手同士がプレッシャーなどでお互いミスをして、たまたま調子のいい選手が勝ってしまうこともあるんです。そういう点では、大ちゃんにも十分チャンスがあるでしょう。

 男子シングルで注目している点がもう1つあります。どれだけ4回転ジャンプを挑んでくる選手がいるかということです。ソルトレークでは多くの選手が取り入れましたが、ルールが変わった今回、4回転ジャンパーが減ってしまうのは残念に思います。リスクはありますが、やった方が見ている方にとってもおもしろいですよ。4回転を跳べる可能性があって、メダルを狙える人は、ぜひチャレンジしてもらいたいですね。
# by style_figure | 2006-02-13 10:15 | フィギュア | Comments(1)
トリノオリンピックが始まります
 みなさん、お久しぶりです。更新が遅くなりました。僕は、1月中旬から北海道・苫小牧で行われたインターハイ、国体、そして釧路で行われた全中大会にコーチとして参加していました。その間、一度だけ京都に戻りましたが、ほぼ半月の間、北海道にいました。実は、僕1人だけで全国大会に選手を連れて行くことは初めての経験でした。今まで選手の時は、自分の時間だけを考えていればよかったのですが、さすがにコーチとなると勝手が違いますね(笑)。国体に関しては人数が8人いたので、1人の演技が終わったと思ったら、また次の人という感じでした。能力のある子たちばかりなので、もうちょっと何かしてあげられれば、もう1つ順位が上げられたのでは? そんな反省点もありました。
 
 ようやく京都に戻って、普通の生活に戻りました。




今はこんな風に選手たちを教えています。




僕の教え子たち。みんな未来のオリンピック選手目指してがんばっています。





    










 試合を転戦している間に、オリンピックがとうとう今日、開幕を迎えることになりました。フィギュアスケートは、女子シングルの話題が多いようですが、やはり僕が注目しているのは男子シングルです。大ちゃんがメダルを獲ったら、おもしろいことになりそうですよね。本人も金メダルを狙うと言ってますし、教えている立場としては、「今後は大輔を目指して行けばいい」ということになるでしょう。今は、そんな期待を持って、トリノオリンピックの開幕を待っています。大会期間中、僕はTBSで男子シングルの解説を行います。大ちゃんの活躍、そしてブログともども楽しみにしてください。


おまけのシューズの写真です。
# by style_figure | 2006-02-11 00:42 | フィギュア | Comments(31)
トリノに向けて
 今日からコロラドで四大陸フィギュアスケート選手権が開かれます。その一方で、日本選手団は結団式を行い、すでにトリノへ向けて旅立った選手もいます。
 女子シングル代表の安藤美姫選手もそんな選手の1人です。安藤選手は、今シーズンに関してはなかなかいい結果を残せませんでした。オリンピックイヤーということで周囲が大きく騒ぎ出し、プレッシャーに押しつぶされた形で、彼女が思うような滑りができなかったのはとても残念だったでしょう。
 マスコミから毎回のように「4回転どうですか?」と聞かれ、彼女自身も強気なところがありますので、「やります」と答えることで、自分にプレッシャーをかけていったところがあると思います。
 今のルールになって、男子でも4回転にトライする人が少ないわけです。それがオリンピックがかかる中で跳ぶとなると、相当な勇気と精神力が必要になります。彼女が予想していなかったプレッシャーがどんどんかかっていったと思います。2年連続で優勝していた全日本で6位というのは、ケガがあったとはいえ彼女にとっては惨敗だったはずです。きっと彼女自身がいちばん悔しい思いをしていることでしょう。
 オリンピックまでの短い期間、周囲の雑音をシャットアウトして、彼女らしい演技を取り戻し、今シーズンの悔しさを一気にぶっ飛ばす事を期待しています。

 今回、実績では十分資格があるのに年齢制限でトリノ出場にならなかった浅田真央ちゃんですが、やはり4年後のバンクーバーまでにはいろいろなプレッシャーが出てくると思います。それが他の国からの予想外のものだったり、大人になって色々思うことが出てくるかもしれないし。この日本の宝を4年間つぶさないようにするためには、どうすればいいか?とても大事なことですね。

 荒川選手と村主選手は、それぞれオリンピックを経験しています。特に村主選手の滑りは、もう技術を超えた精神力で滑っていますので、プレッシャーに打ち勝つ術を熟知していることでしょう。村主選手は自分でもスケートの才能はまるでないと言っているんです。でも、これだけすごい実績を残した。彼女の場合、「努力し続ける」才能なんです。なんでそこまでやるんだというくらいがんばります。

  もちろん、そうした努力は荒川選手、安藤選手を含め、すべての選手に言えることです。いよいよその成果が、まもなくトリノで見られます。
# by style_figure | 2006-01-23 10:56 | フィギュア | Comments(2)
フィギュア代表選手へ。アドバイスするとすれば……。
みなさん、今年もよろしくお願いします。

 いよいよトリノオリンピックまであと少しですね。日本代表選手もすべて決まり、あとは本番を待つだけになりました。 
 振り返って、昨年の全日本女子で最終グループの選手のコーチを見てみると、村主章枝選手を指導している佐藤先生、浅田真央ちゃんを教えている山田先生など、日本にも素晴らしいコーチがいることがわかります。真央ちゃんのジャンプを見ると、本人の才能と努力はもちろんありますが、山田先生の指導の力も大きいと思います。
 僕が注目したコーチの1人に、織田君のコーチだったリー・バーケル先生がいます。織田君は、残念ながらオリンピック出場はなりませんでしたが、レベルの高い演技をしています。リー先生は世界2位のカナダのジェフリー・バトル選手のコーチでもあり、男子選手の育成がとてもすばらしいと思います。

 僕は昨年の全日本では、女子最終組の1つ前の組であるジュニア世代の選手のコーチとして参加しました。最終組はピリピリとした緊張感がありましたが、ジュニア世代の選手はオリンピック代表選考のプレッシャーもなく見慣れた選手同士で、ノンビリしたムードがありましたね。その中で、みないい演技をしていたと思います。

 こうした次の世代がどんどん出てきているのが、今の日本のフィギュアスケート界です。この選手たちが4年後、オリンピックを意識しても先輩たちのように自分たちのチカラを出せるように今のうちからしっかり準備しなければいけないと思います。
 
 この時期、代表選手たちは最終的な仕上げに入っているでしょう。今回の日本代表選手は皆、技術も精神力も超一流。世界レベルにあります。あえてアドバイスするとすれば……。僕の時は、選手村で有名人を見つけて、写真をお願いしまくって一人で盛り上がってました(笑)。ジャンプの原田さん、スピードスケートの岡崎さん、上村愛子さんなど…。
出場が目的で、メダルとは無縁だったとはいえ、多少はしゃぎすぎてあまり試合に集中していなかったなぁといまさら反省しています。
 
 今回出場するメンバーは、そんな心配はないでしょう。
ただ、大ちゃんは全日本の時、「SMAPだぁ、中居くんが来たー」と言ってはしゃいでいましたから、“とにかく自分に集中しよう!”ですね。
# by style_figure | 2006-01-15 23:55 | フィギュア | Comments(2)
史上最高の戦い
昨日、全日本選手権が終わりました。激しい優勝争いを演じた選手たちは男女ともレベルが高く、全日本史上最高の試合だったと思います。女子シングルで最終グループに登場した選手は、SP、フリーでも素晴らしい演技でした。オリンピックがかかっている選手には、出場にかける執念を感じました。中でも章枝ちゃんのフリーの演技にはこちらもウルっとくるものがありました。できるなら、この6人全員をオリンピックに行かせてあげたい。皆さんもそう思ったことでしょう。そして男子シングルは、大ちゃんが織田君を逆転して優勝しました。採点問題で織田君にとってはツライ結果になりましたが、ともに素晴らしい選手であることには間違いありません。
今回の採点で問題となったのは「3回転以上のジャンプは2回跳んでいいのは2種類まで」というルールがあります。
しかし織田くんはトウループ2回、ループ2回、ルッツ2回、と3種類跳んでしまいました。この場合3種類目に重複したルッツの点数が0になります。トリプルルッツの点数は6.0、その点数に後半に跳んだジャンプは1.1倍の点数があたえられ6.6。さらに彼の特徴でもあるジャンプの質でジャッジからプラスの評価があたえられていると思うので、7.0前後の点数をロスしました。これは今の高橋大輔を相手にしたらかなりの痛手です。さて、織田くんほどの一流選手がナゼこんな事をしてしまったかというと最初に跳んだ3アクセル+3トウループ+3ループのジャンプコンビネーション、 この3ループの回転が不十分で「2ループに判定される」と思ったのでしょう。回転が不十分といっても2回転半ぐらいはまわっていました。これは3回転からのダウングレードで2回転の点数しかもらえないうえに3回転にはトライした事になってしまいます。NHK杯とは違って、今回は織田くんの高い能力が裏目に出てしまった形です。

一方、大ちゃんは、最初の4回転を失敗し、中盤の3アクセルでも失敗。織田君が高い得点を出していたこともあり、ここで自分には勝ちがないと感じたかもしれません。それでも諦めずに死に物狂いで滑り続けてその後は最高とも言える演技でした。最後のストレートラインステップは観ていてトリハダがたちました。もし中盤の3アクセル失敗、負けが頭の中をよぎった時にあきらめていたら… おそらく織田くんの7.0前後の得点がカットされても逆転できなかったでしょう。今シーズンの高橋大輔は精神的にかなりタフになったと思います。

 これでオリンピック出場選手がすべて決まりました。非常に高いレベルの選手が揃い、トリノでもいい結果が出る事を期待できるのではないでしょうか。戦いはまだこれから続いていきます。
 

 
 
# by style_figure | 2005-12-26 10:00 | フィギュア | Comments(9)
いよいよグランプリファイナル
いよいよグランプリファイナルですね。

 NHK杯の女子シングルは、中野友加里選手が初優勝をしました。彼女が優勝したことについて、予想外だと思う方がいるかもしれません。でも、彼女は普段から練習をしっかりやっていたようですから、いい結果を残せるのも当然のことかもしれません。中野さんの特徴は、トリプルアクセルを跳べること。
ただ、こうした大技を跳ぶ事は、言ってみればギャンブルみたいなものなんです。彼女の場合、トリプルアクセルを決めたら上位に行く。跳べなかったら順位が落ちる。そんなイメージを持っていました。ところがNHK杯の中野選手は、フリースケーティングの最初のトリプルアクセルで転んだにもかかわらず、その他の部分で細かい技術を見せてくれました。それが優勝につながっていきました。
 中野さんがNHK杯で優勝したことで、トリノ枠がますますわからなくなってきました。世界的に評価されるとなると、やはり世界選手権2年連続メダリスト村主章枝選手と前世界チャンピオン荒川静香選手ではないでしょうか? NHK杯で見せた村主選手の演技は、それを感じさせる素晴らしいものだったと思います。 

 今回のGPファイナルには、浅田真央さんが出場します。彼女は年齢制限の問題で残念ながら五輪出場はできません。もしGPファイナルで優勝したら……。
やっぱり1番うまい選手をオリンピックで見たいですね。
 
  先日全日本ジュニア選手権が長野で開催されました。僕もコーチとして参加しました。それぞれの選手がそれぞれの特徴をいかして、とても面白い試合だったと思います。次の世代もしっかりと育っています。
# by style_figure | 2005-12-16 00:00 | フィギュア | Comments(6)
大ちゃんと織田君、戦いの行方
 いよいよグランプリファイナルが近づいて来ましたね。NHK杯に続いて、男子シングルでは、高橋大ちゃんと織田君の争いが見られます。グランプリシリーズのポイントはまったく同じ2人。

皆さんもどっちが強いのか?そんな気持ちで大会を見ていることでしょう。 

 織田君の有利な点は前回も書きましたが、技術の質が高く、いつでも安定した力が出せる事だと思います。それから彼は普通で考えたらできないようなスピンをやっているんですよ。例えばシットスピン、キャメルスピン以外の難しいバリエーションでチェンジエッジをする独特のスピンを持っています。僕もシャレでマネしてみたのですが10年練習してもできる気がしませんでした(笑)。あと織田君は自身のキャラクターもうまく生かしていますね。

 では大ちゃんの有利な点を挙げると、現時点で4回転を跳べるという事です。織田君も将来的にはできると思いますが、トリノ五輪選考までの期間で考えると時間がたりない気がします。大ちゃんの持っている4回転トウループは決まれば、9.0の得点がもらえます。これは個人的な気持ちですが、4回転の点数をもっとあげてもいいんじゃないかな? 採点方法が変わってから4回転をやってくる選手が極端に減ったという事は、リスクの割に点数が少ないって事でしょう?「ジャンプだけがスケートじゃない」と、よくいいますがジャンプだって立派なスケートの技術だと思います。それなりの評価をしてほしいなぁ。
 
 話がズレましたが、彼ら二人を観ているとトリノオリンピックはわからないけど、近いうちに世界チャンピオンになってくれそうな気がしてきます。 

 僕から2人にアドバイスがあるとすれば、グランプリファイナル、そして全日本まで健康でいること。風邪をひいたり、ちょっとでも喉が痛いというような事があっても、滑りは変わってしまうものです。「ジャンプが跳べる、うまくステップがふめる」と同じぐらい「健康」も大事な要素です。あとは周囲のお祭り騒ぎにまきこまれないでいつも冷静に。グランプリファイナル、まもなく開幕します。

コメントを寄せてくれた方、どうもありがとうございます。明日から長野で全日本ジュニア選手権が行われます。未来のメダリストたちの戦いにも注目してください。
# by style_figure | 2005-12-09 13:44 | フィギュア | Comments(3)
織田君と大ちゃん。勝敗を分けたものは?

コメントいただいた方、どうもありがとうございます。実はなかなかパソコンを使いなれていないのですが、今後もよろしくお願いします。

 昨日はNHK杯に行ってきました。男子シングルの結果はみなさんご存じの通り、織田信成君が優勝し、高橋大輔君が3位。これで2人ともGPファイナルに出場ですね。

 織田君は、フリースケーティング最初のトリプルアクセルで転んでしまったのにもかかわらず、高得点を出しましたよね。その理由として、トリプルアクセル以外に跳んだジャンプの質が高かったことがあげられるでしょうね。ジャンプを跳んだ後の流れも、プラス評価につながったと思います。

 例えば、最初のジャンプは、トリプルアクセルこそ失敗しましたが、次のジャンプをトリプルルッツ+トリプルトゥループ+ダブルループに変更して成功させ、いい流れを作りました。その後に見せたダブルアクセル+トリプルトゥループ、トリプルフリップもプラスの評価だったのではないでしょうか。フリップの高さも幅も流れも素晴らしいものがありました。トリプルフリップの点数は5.5ですが、それに1点以上の評価が加算されているでしょう。 一方、大ちゃんは、コンビネーションの時、第二ジャンプでトリプルにしようか、ダブルにしようかと迷いがあったみたいで、ステッピングアウト(バランスを崩して前向きに滑る動き)してしまったんです。トリプルアクセルの評価点は7.5ですが、それがマイナスの評価になってしまうと、場合によっては難度の低いジャンプより価値が下がってしまいます。

 今の採点だと、難易度の低いジャンプでプラスをもらっておけば、難易度の高いジャンプをひっくり返せる可能性があるわけです。 
織田君の場合、トリプルアクセル以外の要素が確実なんです。しかもここまではできるという最低ラインが高い。だからトリプルアクセルを失敗しても、結果が出せる。

NHK杯の結果は、新しいルールの採点の影響がもろに出た形です。
選手はジャンプ以外に、スピンもステップも気をつかわなければいけない。これで4分半を踊るのは大変ですよ。このルールだったら、僕は前半1分でヘタレちゃいますよ(笑)。

 それにしても、トリノ五輪代表レースは男子も女子もますますわからなくなってきました。本当にどうなるんでしょうね。

# by style_figure | 2005-12-05 10:00 | フィギュア | Comments(6)
NHK杯は男子シングルに注目!
 これからフィギュアスケートのブログを担当する田村岳斗です。

 現在僕は、太田由希奈選手のコーチでもある濱田美栄さんとともに、京都で、フィギュアスケートのコーチをしています。幅広い年齢層の選手と接しながら、選手時代の経験を伝えています。コーチになって痛感するのは、氷の上に立ってしまうと、選手には何もしてあげられないことですね。ただ、今の選手たちは自分でなんとかしようといくつものハードルを乗り越える頼もしさがあります。

 さて、今週末NHK杯が大阪で行われます。注目はやはり男子シングル。

 高橋大輔選手と織田信成選手が直接対決します。今シーズン、両選手とも表彰台に上がっているだけにこの対決は見物でしょう。ただ、お互いが意識しすぎて、本田武史選手の存在を忘れてしまうと、波乱が起きる可能性も。なんといっても、本田選手は一番勝ち方を知っている選手ですから。

 女子でも同じことが言えます。村主章枝選手はハートが強い選手で、本田選手同様に勝負どころで力を発揮するのでは? そんな期待を持って見ています。

 いずれにしろNHK杯に出場する選手にとっては、日本人がみなライバルという大会ですね。

 僕の時は全日本選手権の結果が五輪代表選考につながりましたが、今回のトリノ五輪代表選考は、いろいろな大会の結果が関わってきます。各大会に出場する選手は、すべて結果を残さなければいけません。それだけに選手が五輪本番までに疲れ切ってしまわないのか、ちょっと心配です。

 
# by style_figure | 2005-11-30 10:00 | フィギュア | Comments(9)
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