俺の十代。椿屋の前身のバンドはそれでした。
プライマルの新作がかなりグラムっぽくて、
なんか高ぶってきたからT-REXのDVDみたら
やっぱしカッコいい。
心のひだをベロベロ舐められるかんじ。
15の時聴いた「メタル・グルー」は本当に刺激的だった。
イントロでいきなり、
いびつな形の爆弾が爆発して
沢山のリボンや星がこころの中に飛び散るみたいだった。
最近のロックは情報量が多すぎて
27歳の俺にはちとキツい。
何者が何を歌いたいのか、なんだかよくわからない。
リスナーとして。個人的に。
グラムは沢山の虚飾を施してあるものの、
いたってシンプルに聴こえる。
ただただカッコいい。
余計なもんばかりのようで
余計なもんがない。
その人間の光と影がありありと
浮き彫りになるので
かなりキャッチーである。
70年代以降日本のロックは
グラム・ロックの影響を多大に受けている。
ジュリーやヒデキみたいなヒーローも。
80年代を制圧したビートロックもニューウェーブも
そのほとんどは
グラム・ロックから派生し、それが根底にある。
90年代もしかり。イエローモンキーもそうです。
田島貴男氏も俺にとってはグラマラス。
「踊る太陽」なんて完全にグラム・ロックだった。
しかし、ここ最近すっかり見かけないグラム的ロック・・
洋楽ではそんな匂いのバンドをちょこちょこ見受ける。
やっぱ根強いのかしらん。
衣装を着て、メイクをして、
ロックという魔法を「身にまとう」ような
そのわかりやすさが大好きだ。
僕らはウルトラマンや仮面ライダーにはなれないけど
もしかしたらロック・スターにはなれるかも・・
しかも女の子にモテモテで・・
そんなしょうもない男子のヒーロー変身願望を体現する
「ロック・スター」
いや〜夢がある。
現実はそう甘くないですが・・(笑)
デヴィッド・ボウイが、
ロック史上もっとも大きな影響を与えたアーティストだと言われるのも
かなり納得できる。
そして俺がグラム・ロックを素晴らしいと思うのは
その輝きの向こうに
人間としてのどうしようもない孤独や悲しみが
滲んでしまっているからだ。
そのリアルさが堪らなく胸を打つ。
人はいつでも穴だらけで
絶えずそれを隠したり埋めたりしながら
生きてるんだって事を痛感する。
次のアルバムにはグラムの要素も加えたいなあ。
ってかもともと椿屋にグラムは入ってるんです。
メンバーのキャラ立ちも含めて(笑)
只今アルバムに向けての楽曲制作中ですが、期待出ると思うよ〜。
華やか。
写真はunited bambooのポストイットなんだけど、
これめっちゃいいよ。使いやすいし枚数がかなりある。
ディスプレイの周りに貼りまくってます。
by tsubakiyablog
| 2008-08-15 18:01