TRICERATOPS/Shake Your Hip!! (2008年2月20日発売)
01. Warp
02. Believe The Light
03. Groove Walk
04. if
05. ハートのショップ
06. Jewel
07. 水溜まりの向こう
08. Touch Me
09. Smoke
10. トランスフォーマー
11. Raspberry
12. Rock Music/Medley
13. Fever
14. 僕らの一歩
クリスマス・プレゼントって言うにはなんですが、ジャケットと曲目を発表しまーす!こんな感じです。実際は紙ジャケになるよ。見開きジャケットです。だからLPレコードのCD版って感じ。開くとツアー中に撮ったライブ写真やオフショットのコラージュになってる(これは手に入れてからのお楽しみって事で)。紙質もコーティングされたテカテカの質感になるよ。分かるでしょ?その感じ(笑)
このジャケットのデザインはツアーロゴとしても使ってたもので、FJDの藤田さんに担当してもらったもの。藤田さんはこの間のベスト盤の時も、ジャケット及びブックレットの中のデザインをシルクスクリーンで刷ってくれたんだけど、(あれはシルクスクリーンで刷ったものを写真に撮ったものなんだ)もっと分かり易く言うと、”2020””Fly Away”そして”Dawm World”のジャケットの絵を描いてくれた人。デザイナーでありながら絵も描ける、最近じゃ減ってきてしまったタイプの人。俺の大好きなデザイナーさんなのです。
でね、今回のライブ盤に関しては不思議な話があって、知ってる人も多いと思うけど、現在俺達はレコード会社移籍の狭間で、いわゆる今現在はレコード会社に所属してない。6年間お世話になったビクターとはベスト盤で契約が終わってる。だから今回のツアーでライブ録音するなんて発想はなかったんだ。そんな中、ツアーに相応しいロゴマークを!って事で藤田さんにデザインをお願いした。グッズやステージの垂れ幕にも使いたかったからね。それで藤田さんとアイデアを出し合って行くうちに、この女の子のとShake Your Hip!!の文字のロゴが完成した。このデザインを俺はすっごい気に入って、あぁ、ツアー期間だけで終わらせるのはもったいないなぁ・・・出来ればツアー終わってからも使いたい・・・例えば・・・なんて考えてるうちに漠然と「CDショップに並べばカッコいい!」と思った。「CDショップってことはライブ盤か」とも思った。レコード会社無いのに、ライブ盤として、そのデザインがCDショップに売られてる状態をはっきりイメージした。
そしたら!数日後ビクターのディレクター(ビクターのサイトのブログの人ね!)から事務所に連絡があって、単発契約で今回のツアーのライブ盤を出したいとの話。俺はビックリしたよ。ある意味ビックリしなかったかもしれない。もうイメージしてたからね(笑)まぁ単なる偶然かもしれない。だけど、俺は藤田さんのデザインを見て強くイメージした事が何らかのパワーとなって働いた気がしてならないよ。だからね、もちろんビクターの方達には感謝なんだけど、このライブ盤の実現は藤田さんのおかげだと思ってるよ。藤田さん、ありがとう!!
曲目はどう?パッと見、満足してくれたかなぁ?(笑)時間内に収めるのはなかなか大変だったよ。これだけ先に言っておこうかな。ツアーに来てくれた人は覚えてると思うけど、一曲目のWarpが始まる前、俺達はSEと共に登場して、そのSEに被るようにJamセッションを始めるんだ。その演奏が盛り上がって、ピークに発すると決めのフレーズ(Led Zeppelin)からWarpになだれ込むっていうパターンだったんだけど、編集作業の最後、どうしてもあと3分カットしなきゃならなかった。もうこれ以上曲は削りたくない。どうしよう・・・って悩んだ結果、思い切ってこのオープニングのセッションを削りました。つまり、みんなの歓声の中、俺達がステージに登場する。いきなり俺のギターリフが響いてWarpがスタートする!っていう風にした。これがさぁ、カッコいいんだよ(笑)苦肉の策だったとはいえ、結果シンプルでいいオープニングになったと思うよ。あのセッションを楽しみにしてくれてた人は済まない!一応、報告でした。
ではみなさん、素敵なクリスマスを!!
和田 唱