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大分から福岡へやってきました。
とりあえず博多の市街で行き先を悩んでいると、jaVanにひとりの青年が近寄ってきました。 「これ、jaVanじゃないですか!」 なんと彼(キタジマ君)、昨日のキリンチャレンジカップ2006を観戦したというのです。腕には僕たちと同じく、観戦の証“勝ちリング”が! 「時間がなくてジャイアントジャージーにメッセージ書けなかったんですよ……。こんなところで会えるなんて本当に感激ですっ!」とキタジマ君。いや、もっと感激しているのはユースケとユキの方だよ。 しかもキタジマ君、今はワールドカップ観戦のためにパスポートを取りに行った帰りなのだとか。こりゃあもうメッセージ書いてもらうしかないでしょう! でも町中でジャイアントジャージーを広げるわけにはいきません。そこで我々が密かに(?)用意していたのが、2m四方のビッグジャージー。これにもメッセージを集めて、ジャイアントジャージーとともにドイツへと運びます。 と、そこに通りかかったのがナイジェリアからの留学生・ジムさん。「ナイジェリアはドイツに行けないから、その分も日本を応援するよ」と、キタジマ君に続いてメッセージを書いてくれました。 こりゃなんとも幸先のよい旅じゃないですか。でも僕はあることに気が付きました。 「お祓い」がまだなんです。 ドライバーのユースケに話すと「お、お祓いっすか?」。日本人たるもの、車を買ったらまずお祓いだろ。 するとガイドブックを読んでいたユキが「それなら太宰府天満宮でしょ!」。彼女が開いていたページを見ると、「太宰府名物・梅が枝餅」……。おい、目的はそっちじゃないのか? ユキの目的はともかく、お祓いを受けようということで意見は一致。かくして来た道を戻るかたちで、菅原道真公を祀る太宰府天満宮を目指しました。 太宰府到着は午後5時過ぎ。お祓い終わっちゃうよというのに、ユキは「先にこっち」と梅が枝餅屋さんへ……。仕方ないか。 境内に着くと、すでに参拝客の姿はまばらでしたが、お祓いは受け付けているとのこと。 ここでレポーターの僕としては、お祓いを受けるjaVanの姿をお伝えしたいところです。そこでアポなしにもかかわらず、神社の方へダメもとで「jaVanと彼らの様子をブログで伝えるため、撮影をしたいんですが……」と恐る恐るお願いすると、なんと快くOKが! 通常こうした撮影には事前の許可が必要だそうですが、我々の趣旨を理解してくださったのです。聞けば宮司さんをはじめ、天満宮の皆さんは大のサッカーファンとのこと。しかも対応してくださった権禰宜(ごんねぎ)の真木さんは、「共に戦うプロジェクト」のこともご存じでした。 すんなり“取材OK”になった我が一行。まずはユキが「御祈願申込書」に記入。 そして本殿でお祓い。 次にjaVanとビッグジャージーもお祓い。 さらに宮司さん(なんとご先祖様は道真公!)が多忙な中、わざわざ駐車場まできてくださり、ビッグジャージーにメッセージを書いてくれました。 これで旅の安全はOK! と思ったところで、真木さんが「実はですね……」。我々は何か道真公に失礼なことをしたのだろうか。一瞬不安がよぎりましたが……。 「私どもが実行委員会となり、隣にある九州国立博物館でワールドカップ期間中に『アジア代表日本』というイベントを行います。明日はそれに関連したワークショップの初日で、総合企画演出の日比野克彦さんがお越しになります。 サッカーファンがたくさん集まるでしょうから、お時間があれば境内でジャイアントジャージーを広げませんか? 日比野さんにも書いてもらえるよう、私たちからお願いしますから」。 日比野さんといえば、言わずと知れた世界のアーティスト、そして大のサッカーファンです。こりゃまた来るしかないでしょう! というわけで明日(4/1)の午前、我々は再び太宰府天満宮を訪れる予定です。由緒ある神社の境内でジャイアントジャージーを広げられるなんて、これはきっと御利益があるはず。 そして日比野さんから果たしてメッセージを書いてもらえるのか……。 次の更新でご報告します!
by tomonitatakau
| 2006-04-01 00:14
| 福岡
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