「くれない族」からの脱却

小泉内閣の文部科学大臣で、現在、パナソニック教育財団理事長の遠山敦子さんと
対談してきました。

遠山さんは、文部省の女性上級職国家公務員第一号として入省後、文化庁長官を最後に退官されるまでの34年間、数々の「女性初」のポストを歴任。退官後は、トルコ大使、国立西洋美術館長などを務められた後、小泉内閣で文部科学大臣に就任されました。

大臣時代には、「学びのすすめ」という大臣アピールを公表。
これは、いわゆる「ゆとり教育からの脱却」の方向性を打ち出すものでした。
大臣就任の翌年に始まった「ゆとり教育」。それを就任直後に「軌道修正」する
意見表明。

そしてこれが、平成23年度から新学習指導要領によって授業時数1割増の「脱ゆとり」が
始まったことにつながるのです。つまり、遠山大臣なくして、「脱ゆとり」もなしだったわけです。

「脱却」ということで、もう一つ。
遠山さんのご著書「来し方の記」の中での述べられていますが、
「くれない族」からの脱却をされた、とか。

これだけのキャリアを積みながら、一児の母として、育児と仕事との両立に悩むとき、
「どうして、(周囲は)何も『してくれないの』?」「なぜ、わかって『くれないの』?」ではなく、

自分は人に何を「してあげられるか」

ということに発想を転換したら、とても楽になったということ。

遠山さんと私とでは、あまりにも能力にもキャリアにも差がありますが、
育児と仕事の両立に悩む「仕事人」としては、素敵な大先輩から
大きなヒントをもらったような気がします。

赤線を引いて

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ここ1か月に読んだ本です。
1か月で5冊は、そう多いペースではありませんが、今の私の日常では精いっぱいの量。

読む本の大半は仕事にかかわるもので、なかなか好きな小説が読めませんが、
どんなジャンルの本を、どんな目的で読むとして、本は絶対に読んだ方がいいと思っています。

明日の私のラジオ番組の950回目の放送では、作家の曽野綾子さんがゲストですが、
「成熟した人間」になるにも、「まず本を読むこと」とおっしゃっていました。
そして「赤線を引く」と。

私も以前から、本であれ、資料であれ、新聞であれ、赤線を引きながら読むクセがありましたが、それは父が読み終わった新聞にいつも赤線が引いてあって、
仕事を始めた当初、その赤い部分だけを必死に読んでいたという経験から、
私もそのクセがついたのだと思います。

ちなみに今は、元文部科学大臣の遠山敦子さんの自叙伝「来し方の記」と
押谷由夫氏、貝塚茂樹氏他4名の共著による「道徳の時代がきた!」
の2冊を読んでいます。

細川珠生 ブログ


by tamao-hosokawa