発達でこぼこ

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明日の私のラジオ番組「細川珠生のモーニングトーク」、
ゲストは、明星大学教授の高橋史朗先生です。

高橋先生は、教育をご専門としていますが、
中でも、発達障害に対する教育については、
施策として埼玉県で取り入れられるなど、
積極的な研究や活動をされています。

発達障害、つまり特別支援を必要とする児童の数は、
文部科学省の調査では
ここ10年以上、6~7%と発表されていますが、

他の団体等の調査では、軒並み15%前後という結果も出ています。

30人学級であれば、4、5人の児童は、
程度に差はありますが、
その要素を持っているかもしれないと考えると、

学校現場では
これまでの学級経営では抱えることのなかった問題に
対処していかなければならないのです。

まずは、「発達障害」というそのものへの、
公平な理解のためには、
すべての親が知識を持ち、認識することがとても重要です。

また保育士、幼稚園教諭、そして小学校教員への教育も、
当然のことながら必要です。

「発達障害」ではなく、「発達でこぼこ」と考えるべきという高橋先生は、

それをどのような仕組(制度)として導入されたのか、
埼玉県の例や先生のお考えをお聴きします。

明日、朝7時5分から、ラジオ日本で放送です。

福島第一原発を視察して

今週の月曜日、福島第一原子力発電所を視察してきました。

私は6年前、つまり震災前に、第二原発の方は視察に行っていましたが、
第一の方は初めてであり、また
震災後としても初めての視察でした。

現地の方々や何度か視察に入られている方々にとっては、
各号機の様子も、原発の敷地内も、ずいぶんと状況はよくなったという
感想をおもちでしたが、

初めて訪れる私にとっては、すべてが衝撃的であったのです。
また第二ではありましたが、
以前に原発施設に入ったときのことを思い出すと、
「雰囲気」の違いはあまりに歴然でした。

ただ、一番印象に残っていることは、
作業をする人たちの様子です。

汚染水漏れがあった、停電があったなど、
作業の不具合ばかりが報道されますが、

浅田真央選手ではないけれど、
だれもミスをしようと思ってやっているのではない
という言葉がぴったりのように、

とにかく、事故後の処理、廃炉に向けての
一つ一つの作業に、懸命に取り組んでいるということです。
それこそ、世界に例のない作業ですから、
専門の英知を集めても、なお手探りで進めるような
工程ばかりです。

原子炉を冷やし続けながら、汚染水を取り出し、
そこから放射性物質を除去し、
きれいな水はまた冷却に使用したりという一つの作業。

一方で、自然現象で発生する地下水を、原子炉に流れこなまよう、
途中でくみ上げる井戸を掘るという作業。

原子炉建屋のがれきを取り出すという作業。
それも高線量の建屋には人が入れないため、
重機を遠隔操作で動かすという作業。

核燃料をプールから取り出し、容器に密閉して運びだす作業。

がれきや、タンク置場確保のために伐採した樹木、
また年間160万枚に上るマスクや防護服、手袋などの
「廃棄物」の処理のための焼却炉の建設

などなど、相当量の作業を、現在は毎日4000人の作業員で
一斉に行っているのです。

放射性物質は目に見えないものであるだけに、
結果は、その作業工程を一つも間違えることなく、
正しく行うことでしか得られません。

となると、どれだけの神経を使うか、それだけでも
彼らの重圧は相当のものであると思います。

また、作業員の休憩場所も、ようやくもうすぐできるという状況で、
今までは、まさに「息つく暇もない」状況であったのです。


もちろん、だからと言って、ミスが許されるわけではありません。
15万人の避難者、1500人以上の震災関連死を考えると、
大きな責任があることも事実です。

しかし、一方で原発の処理、
同時に福島の復興に取り組む
東京電力、並びに多数の企業の方々は、
懸命に取り組んでいることを、
もっともっと多くに方が心に留める必要があると
実感しました。

震災・事故からもうすぐ三年。
バスの中からの視察であれば、
頑丈な防護服の着用はもう必要ありません。
ここまで線量を軽減できたのも、
現地で働くすべての方々の努力のたまものです。


またこの視察のリポートは、
他のメディアも使いながら、
発信して行きたいと思っています。

細川珠生 ブログ


by tamao-hosokawa