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国会議員のJRパスから選挙を考える

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国会議員のJR無料パスについて、調べてみました。

そう、国会議員の「特典」の一つ。本当にただなの?

私鉄やバス、地下鉄は?

そもそもどうして国会議員にこんな特典があるの?

などという素朴な疑問を抱える人も多いでしょう。

それでちょっと調べてみたのです。

通称「JR無料パス」と言われている特殊乗車券は、

「国会議員の歳費、旅費、及び手当に関する法律」(歳費法)の第10条に、

規定されています。
同条には、JRだけでなく特殊航空券についても規定があります。

簡単にいうと、
1、JR全線の乗車券・特急券・グリーン券が無料になる「特殊乗車券」
2、国内線に月8回、無料で搭乗できる「特殊航空券」
の2種類があり、
どちらかの選択か、
2の航空券を月6日にして、1のJR無料パスと両方を受け取るということも可能です。
但し、航空券の方は、選挙区が常識的に考えて飛行機で往復する場所にある議員に限られているので、例えば東京に選挙区がある議員は選択できません。
つまり、この無料パスの最大の目的は選挙区との往復のためです。

国会議員の無料分は、国会の予算、つまり私たちの税金から負担しています。
その額は、予算ベースで、JR・航空券合わせて、衆参合計約13億2000万円。
航空券代は、国会が実費精算しているので、実際に搭乗した回数によって、支払額は変わりますが、JRは乗車した距離や運賃を元にしているわけではありません。

驚くことに、「国鉄時代のパスの利用実績」をベースにし、人数分をJRに支払っているということ。年度途中で辞職などで議員数が変われば支払額も変わりますが、
年間で、約5億の予算を組んでいます(衆参合わせて)

え?旧国鉄時代の利用実績ですか?

と思わず聞き返してしまいました。

あれから何年経つのよ・・。民営化されたのは、昭和62年でしょ・・・。

政治に携わる仕事を長くしてきた私の父も、
国鉄がJRになった時に「パスは止めろ!」と強く主張したいたので、
国有鉄道であったから、以前は許されいたのかなと思っていました。

ところが調べてみると、
何とさかのぼること、明治22年にできた「議院法」という法律の、
大正14年の改正で、「無賃にて国有鉄道に乗車することを得」という規定が加えられていたのが最初。ただ、当時、どうしてこうなったのかは、
あまりに古い話で、当時のことを知っている人が見つからないのですが、
当時の交通事情はあまりも今と違うのではないでしょうか。

「議院法」は、戦後、「国会法」になりましたが、JRパスについては、
「歳費法」の中で引きつがれ、
国有鉄道が民営化されても引き継がれ、
しかし、なぜか国鉄時代の利用実績にあわせて、国会の予算の中から負担をしているということです。

その間、敗戦を経験し、国会の在り方も大きく変わりました。
議員の位置づけも変わり、
鉄道網も公共交通機関も大きく発展しました。
それでも、変わらずこの優遇措置があるということは、
国会議員の「既得権益」を手放したくない本心が丸見えです。

議員に対する優遇措置には、例えば東京の一等地に格安で議員宿舎を借りられるとか、使途を一切公表しなくていい「文書通信滞在交通費」が一人月額100万(しかも非課税)で支給されるとか、制度そもののや運用の仕方に改善の必要性が多々あるようなものが他にもいくつかあります。

私は、そもそも国会議員というのは、一般国民と同列に考える立場ではなく、
それ相応の待遇は必要だろうと思っています。
舛添さんの問題から公用車のこともよく取り上げられますが、
私は基本的に公用車は必要だと思っています。
細かい規定を作り過ぎて、結果仕事をするにの支障になるようでは意味がないと思っています。

問題は、「常識にのっとった使い方ができるのかどうか」
つまり、政治家として常識人であるという、人として信用が置けるかどうかということにかかっているのではないでしょうか。

様々な優遇措置も、特権も、それを与えても信用できる人物かどうかは、
主権者である、私達国民が決めるのです。
選挙とはそういうものです。
参院選の真っ直中、ぜひ、信用に値する人物を、選んでほしいと思っています。


ところで、ところで、
昨日、フジテレビの「バイキング」がこのことを取り上げていました。
出演していた政治評論家が、
「JRだけでなく、私鉄もバスも全部乗れる」と言っていたけれど、
それは民主党政権時代に廃止され、平成24年度からはJRだけです、と
私は国会への取材で確認しました。

パスの是非はあるとしても、間違った情報を流し、過大に批判するのは、
国会議員にとっても不名誉なことですね。

私達が正しく判断できるためにも、正しいことを伝えるメディアの役割は
重要です。


さあ、選挙!

参院選が始まり、原稿書きが立て込んでいます。

連載しているWoman excite の 「ママは政治一年生」にも

新しいコラムが掲載されました。

連載第6回
『18歳にも与えられた選挙権、候補者のどこを見て選べばいいの?」
http://woman.excite.co.jp/article/child/rid_E1466578715167/

読んでみてくださいね~。

母親の幸せって?

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選挙イヤーだからなのか、出張や原稿執筆が続いています。

私の出張は、地方での講演や取材を指します。

書いて、しゃべって、そのために調べものをしたり、人に会って話を聞いたり、

往復の乗り物の中でも、寸暇を惜しまず、頭をまとめています。

お仕事たくさんさせていただいて、有難い限りです。

仕事で遅くなる時の子供への「置手紙」は欠かさず、

テスト期間の今は、努めて子供の心に寄り添うようにしていますが、

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こんなときだからこそ、毎日普通に、家にいてあげたいと思うこともあります。

でも、最近、特に思うんです。

どんな毎日でも、毎日毎日がある、ということがどれだけ幸せなことなのかということを。

どんな毎日でも、子供の成長を見守れる、

それが母親にとって、どんなことにも勝る幸せであるということを。

そんな毎日が送れていることを、

本当に、本当に感謝しなければいけないと思っています。

いずれ(近いうちに?)は、子供にとって私は、

「ウザい」存在になること間違いなしだとしても、

ずっとずっと、見守っていくつもりです。

18歳選挙権

レギュラー執筆者の一人を務めている

産経新聞の教育面コラム「解答乱麻」、

今日掲載されています。

『主権者教育の基本は家庭に』

です。

今月22日から始まる参院選では、

選挙権年齢が18歳以上となります。

学校(高校)でも、「主権者教育」を行うことになっていますが、

家庭の責任こそ、大きいのです。

ぜひ、読んでみてくださいね!



消費税増税延期と参院選

「ウーマンエキサイト」で連載中の『ママは政治一年生』、

連載第5回


「増税延期後の参院選、私たちは候補者の何を見ればいい?」


掲載されました!

消費税増税の意味や、なぜ延期したのか、

また参院選で何を考えればいいのかなどを

分かりやすく書いています!

ぜひ読んでください。

細川珠生 ブログ


by tamao-hosokawa