山尾氏に関するコメント



衆議院議員・山尾志桜里氏の、神奈川新聞でのインタビュー記事と、騒動になった弁護士・倉持鱗太郎氏を、自身の政策顧問に起用することについて、

夕刊フジにコメントを求められ、昨日掲載されました。

この記事には、私がコメントした一部しか掲載されていませんが、

掲載されなかったコメントに加え、

この件について、私の考えを記します。

神奈川新聞を読むからには、

女性だからこそターゲットにされた、「むき出しの好奇心」の犠牲者?としての、

山尾氏の「口惜しさ」が表現されています。

そのこと自体は、直感として理解できるものです。

女性だから注目される。それは日本だけでなく、例えば

トランプ米大統領の長女・イバンカさんとて同じ。

でも悪いことばかりではなく、いいこともあるのです。

だから「うまくやっていく」ことも大切。

ただ、女性がターゲットになるということは、

やはり男社会を象徴していることだとも思うのです。

子育てほったらかしで、政治家をやっている人、政治家ではなくとも

一般男性だって、子育てに主体的に関わることをせず、

飲み会だ、打ち合わせだ、と自由にスケジュールが立てられるのに、

女性は、常に「子供のこと」と調整しながら日々の予定を立てなければならないのです。

子供がいるにの、夜に出歩いて、朝帰りで、いいのか。

と、私も思います。少なくとも、私は朝帰りなんてしないし、

夜の会食も、まずは夫の予定を聞いて、夫が大丈夫であって初めて実現します。

でも、子供がいるのに・・・を少なくとも男性には批判されたくない、と

言う心境は、私にはとても理解できます。

女性だからこその、社会での生きにくさは、男性社会というそのものが変わっていない限り、とても感じることです。

だから、山尾氏の気持ち、共感できる部分もあります。

誰かがそこを突破する努力をしないと、男中心の社会は永遠に変わらない、とも思います。

一方、いいこともあるのです。

自分の取り組み方、気持ちの持ち方で、プラスマイナスゼロ、

いえ、ほんの少しでもプラスにすることができたら、

子供を持つ身としては、万々歳かなと思っています。

何より、子供を持つ女性にとって、大事なのは子供であり、

自分が母親であるということです。

それにもかかわらず、社会で働かせてもらえているのなら、

そのこと自体に感謝したい。

男女は根本的に違うのですから、生き方としては絶対に平等にはならないと理解し、

女性なりの社会での生き方を模索していくことに、

私は努力したいと思っています。

ただ、不倫は、夫婦の問題であるかもしれませんが、

公人の場合は、当事者だけでなく、

その家族、親戚、友人・知人など、

影響が及ぶ範囲があまりに大きいので、

「個人の(プライベートな)問題」とは考えない方が良いと思います。

傷つける相手が多すぎるし、その傷もとても大きい。

それを考えたら、許されるべきことではないと、私は考えます。





<< 希望の党の戦略 消費税の議論 >>

細川珠生 ブログ


by tamao-hosokawa

Copyright © bizki Inc. All rights reserved.