炬燵とみかん
2015年 02月 25日
先週末、東京で、マークエステル画伯とお会いする機会をいただきました。
九州国立博物館で拝見した「日本神話展」を描いた方です。
そしてこんな素敵な絵もいただきました!
外交官として来日されてから45年。
「日本のどんなところに魅了されたのですか?」という私の質問に、
「初めて日本に来た時に、知人の家の炬燵でみかんを食べたこと、
これにすっかり惹かれてしまったんです。
みんなで体を寄せ合って、なんだかとても温かい気持ちになり・・」
と。
特に都会では、「炬燵でみかん」というスタイルは
ほとんど見られなくなりましたが、
かつてはどこの家庭でも見られた光景。
一つのテーブルに、家族が集まり、一緒に暖まりながら
みかんを食べ、同じテレビ番組を観る。
そう、日本の「原風景」の一つだったのかもしれませんね。
マークエステルさんが、
これから計画されていること、
作品のこと、
母国・フランスのことなどなど、
「古事記で勉強した」流暢な日本語で、
たくさんのお話をし、とても満足な午後のひと時でした。