
『涙そうそう』の予告、みなさんご覧になりましたか?
長澤まさみが兄役の妻夫木聡のことを次のように呼んでおります。
「にぃにぃ」
聞いた瞬間、一瞬にして全身の血液が沸騰。
にぃにぃ・・・にぃにぃ・・・にぃにぃ・・・にぃにぃ・・・にぃにぃ・・・にぃにぃ・・・にぃにぃ・・・私は『タッチ』の時もわざわざ劇場に行って
瀕死の重傷を負った経験があるのですが
過去のことはすべて忘れました。
前にいかなる障害(ex. あだち充/もこみち)が立ちはだかろうが
私と長澤まさみの間を裂くことはなんぴとたりともできません!とゆー訳で『ラフ』公開2日目に特攻かけてきました。
劇場の隣の席に座っていたのは
見たところ小学生の女の子二人組。
「昨日24時間テレビのドラマ見た?」
「見た見た。亀梨くんかわいそうだったねぇ〜泣いちゃった」
「私、何とか我慢した」
「なんで?」
「私って泣くと、次の日ずっと目が一重になっちゃうの」
どーでもええわ!と心の中で子供相手に鬼のような突っ込みを入れつつ上映開始。
最初の30分ぐらいは辛かったですね・・・
なんつーか、すべてが古くさい。
設定は現代のはずなのに
ウォークマンは出てくるし、携帯は一台も出てこないし
昭和の匂いのする寒いギャグが延々と続く。
80年代で時間が止まったあだち充の脳内そのままの世界観がスクリーンに展開していきます。
長澤まさみの水着シーン以外は、ほとんど意識を失ってました。
あ、ちなみに意外と巨乳ですね、彼女。
(あやや等と同じく、ファンにとってこの点はあまり重要ではない)
この痛々しいスパイラルが終わったのは
意外なことにノーマークもこみち君の演技がきっかけでした。
お前のことなんか、大っ嫌いだ・・・と長澤まさみに向かい、目に涙をためて言う彼。
このとき私の脳裏を横切ったのは
デビュー当時の雛形あきこの姿です。
あの頃『めちゃイケ』は私の大フェイバリット番組だったのですが
事務所の力かなんだか知らないが、突然レギュラーになったのが彼女。
これがまぁ、ひどい。
簡単に言うと
人間らしさのかけらもない女。いや、性格が悪いとかそういうことじゃなくって
なかなか素の自分が出せない人っているじゃないですか。
何聞かれても、当たり障りのない返事しかせず
笑っても怒っても、ことごとく作った顔しかできない人。
当時の雛形がまさにそれで
この番組が大好きだった私はそれこそ怒り心頭でした。
そんな人間失格女がある日
劇的に変わったシーンがあったのです。
ナイナイ岡村が、優等生キャラの雛形にちょっかいを出します。
ここまでは普通だったのですが、これが異常にしつこい。
思うに岡村の中にも、彼女に対するフラストレーションが溜まっていたのでは・・・
その嫌がらせがテレビ的にもぎりぎりに達しようかとしていたその瞬間
雛形がキレました。素の全力ビンタが岡村の顔面に。
このシーンを見て、私は思わず泣きそうになりました。
ああ、こいつも人間だったんだ・・・こういう人形じみたキャラクターの人が
殻を破って生の姿を見せる。
こんなにドラマチックな瞬間が人生の中にいくつあることか。
・・・で話を戻しますと(いや例が長いねどーにも)
そのセリフを言ったもこみち君が
私には本気ビンタの雛形のように見えたのです。
もこみち萌え。そうやっていったんもこみち君目線になってみると
この映画、急に機能し始めました。
映画としては、何のひねりもない
可もなく不可もなしといった、ただのアイドル映画ですが
何かいいもん見たなぁ、と思いながら
あたたかい気持とともに劇場を出ました。
それにしても、もこみち君の体は凄いですね。
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