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漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
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カテゴリ:奇人変人地獄
  • 『パフューム ある人殺しの物語』(2006年・独)
    [ 2007-02-03 23:35 ]
  • 『ウェルカム・ドールハウス』(1997・米)
    [ 2006-11-11 21:33 ]
  • 『カポーティ』(2005・米)
    [ 2006-10-03 22:36 ]
  • 『盲獣』(1969・大映)
    [ 2006-09-28 23:55 ]
  • 『バス男』(2004・米)
    [ 2006-09-07 13:03 ]
  • 『ドッグ・デイズ』(2001年・オーストリア)
    [ 2006-05-17 19:35 ]
  • 『アメリカン・サイコ』(2000年・アメリカ)
    [ 2006-02-15 04:55 ]
  • 『フィッツカラルド』(1982年・西ドイツ)
    [ 2006-01-13 21:44 ]
『パフューム ある人殺しの物語』(2006年・独)

きゃー!!!

すんごい映画を

見てしまいましたー!!!


公開は3月3日とまだ1ヶ月も先。
こーゆーのは公開間近になってから紹介するのが
このブログのセオリーなのですが
今回に限っては
この興奮が去ってしまわないうちに
一筆したためておきたいと思います。


舞台は中世フランス。
超人的な嗅覚を持った孤児の少年が
成長して“究極の香水”を作りあげるまでの
様々な冒険を綴った奇妙な一代記。
原作は1985年にドイツで出版され
全世界で1500万部を売り切ったベストセラーです。


監督は『ラン・ローラ・ラン』『ヘヴン』のトム・ティクヴァ。
主演は『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』で
キース・リチャーズをやっていたベン・ウィショー。
共演は新人のレイチェル・ハード=ウッドに
ダスティ・ホフマン、アラン・リックマンという2人のベテラン。
渋いナレーションはジョン・ハートが担当しています。

プロデューサーが『薔薇の名前』と同じ人で
作品の重厚さを見ると、なるほどという感じなのですが
異能者を主人公にしているところとか
どちらかというとマジックリアリズム寄りの語り口などからして
私は『ブリキの太鼓』を思い出しながら見ていました。
ま、素直に白状しちゃえば

こんな映画、見たことない

ってのが本音なんですけど…。


映画は総合芸術であるとよく言われます。
演劇、音楽、美術、物語、舞踊など
様々な要素を含んでいるからです。
要するに映画では

何でもできてしまう。

これは当然映画の“強み”なのですが
同時に、逆の考え方も存在します。

「映画というのは、観客が見た瞬間に完成するんだ」

と誰かが言ってましたが
小説だろうが漫画だろうが、ほんとうに重要なのは

観客自らに想像させる

という部分なんですね。
当然のことですが
文字や絵というのは物理的に限られたことしか表現できず
観客が想像でその隙間を補填することによって
初めて作品が作品として成立する訳です。

今「補填」という言葉を使いましたが
実際のところ、最終的にイニシアティブを持つのは
その「補填された部分」の方。
人間の想像力には限りがないので
作者の頭から外に出て、物理的に存在してしまった“作品”よりも
観客の脳の中にある“想像”の方が強力なんです。

で、映画というジャンルを見直してみると
小説や漫画に比べて、“観客が想像できる幅”ってのが
極端に狭いことに気付きます。
先ほど書いたように「何でもできちゃう」のが映画なので
頭で補填する必要が少ないのです。


…で、ここでやっと本題に戻れるのですが
“万能”であるはずの映画にも描けない
手付かずの分野が丸ごと残っていました。
それは

香り・匂い・臭い。

当たり前のことですが
これは画面には映りませんからね。
(昔、入場券にウンコの臭い紙つけた映画もありましたが…)


映像、美術、音楽、演技…
すべての“映画的な力”を結集して

映画ではできないこと

を表現してやる。
観客の脳内に“究極の香水”をぶちまけてやる。

この映画にはそんな気合が隅々まで満ち満ちており
まったくもって刺激的と言うほかない2時間30分。


終盤には「トンデモ映画的展開」も待っており
最終的には好みの分かれそうな映画ですが
にしかわ的には

ここ数年来で最高の映画的興奮

でした。
まだ2月頭ですが、早くも今年のベストワン候補でありますー!









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by taku-nishikawa | 2007-02-03 23:35 | 奇人変人地獄 | Trackback(1) | Comments(5)
『ウェルカム・ドールハウス』(1997・米)

『ハピネス』『ストーリーテリング』など

ダメ人間を描き続けること

を自らの宿命とする
米インディーズ界の孤高の作家、トッド・ソロンズ。
そんな彼のデビュー作にして最高傑作が、この『ウェルカム・ドールハウス』。

主人公のドーンはハイスクールの7年生(ってことは13歳でいいの?)。
「ブス」「レズ」と皆に馬鹿にされ、学校では常にいじめの的。
両親も妹ばかりを可愛がり、ドーンの味方は一人もいない。
そんなある日、いじめの首謀者の少年から
「今日の放課後、お前を犯してやる」と予告されたドーン。
果たして彼女の運命やいかに。

・・・という映画なんですけれども
まず最初に言っておかなければならないのが

この映画に一切救いはない

ということ。
ドーンの物語は不幸から始まり、不幸に終わります。
こういう言い方をすると、めちゃめちゃ暗い話のように思えますが
そうなっていないところがこの映画の凄いところ。
『ウェルカム・ドールハウス』は
そんじょそこらの不幸話とは一線を画しているのです。

孤独なドーンを支えているものは何かというと


激しい怒り。


ドーンは他人から疎外されるたびに
もの凄いぶっちょう面でずんずん歩く。
(この時必ずバックにロック調の「ドーンの怒りのテーマ」が流れます)

実際、彼女はいたいけな被害者ではなく
人として当然な、残酷な面も持つキャラクターとして描かれています。
嫉妬のあまり妹のぬいぐるみを引き裂いたり
自分を慕ってくる年下の少年をオカマ呼ばわりして致命的に傷つけたり。
どうしようもない女ったらしのにーちゃんに恋焦がれるところもムカつく。


不思議なんですが
ひたすら痛々しいだけの話なのに
私はこの映画を見るたびに、元気になります。

自分でも気づかないうちに
ドーンの怒りのエネルギーに共振して

怒れ!!

もっと怒れ!!!

とブラウン管の前で叫んでいる私。

マイナスの力を極限まで圧縮
それを爆発させてプラスの力にする。
こんな映画、他に知りません。


いじめ問題が盛んに議論されている昨今ですが

この映画に解決への糸口が

隠されているのかもしれません。

なんちゃって。

この子が成長したら
『モンスター』のシャリーズ・セロンみたいになるかも
なんて思ってたりしたんですが
ソロンズ最新作の『おわらない物語/アビバの場合』の冒頭で
「ドーンは自殺した」というエピソードが出てきちゃうんですね。
うーん、監督は何が言いたかったのかなぁ・・・

私の映画人生のベストキャラクターランキングで
ベスト5以内には常にランクインし続けているドーン。

いまだ彼女への興味は尽きませぬ。






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by taku-nishikawa | 2006-11-11 21:33 | 奇人変人地獄 | Trackback(5) | Comments(2)
『カポーティ』(2005・米)

いやぁ、面白かったー!

1959年、カンザス州の田舎町で起こった一家4人惨殺事件を描き
世界中でベストセラーになったノンフィクションノベル『冷血』。
今まで一切知られていなかったこの小説ができるまでの舞台裏と
作者トルーマン・カポーティの奇人変人ぶりを描いたこの映画。

全編を通して地味で抑制の利いた描写に徹しつつも
取材する側(カポーティ)とされる側(犯人)の間の
ビミョーな関係が次第に解き明かされていく様が

めちゃめちゃサスペンスフル。

オスカーを取ったフィリップ・シーモア・ホフマンの演技ばかりが
クローズアップされがちな本作ですが
デビュー作というのが信じられないベネット・ミラーの演出力と
安易な解釈を排し、映像にすべてを語らせようとする
ダン・ファターマンの緻密な脚本も絶賛されてしかるべきだと思います。

これを見た日は、前夜の睡眠不足に加え
朝から3本劇場をはしごして疲れ切っていたのですが
見ていて眠くなるどころか
あまりの面白さに、見た後異常に元気になっちゃって

イタリアンをバカ食いしてしまいました。


最後にひとつ。
この映画を見た後は、絶対『冷血』が読みたくなります。
(一応文学部卒だけど『ティファニー』しか読んだことなかった私)

未読の人、悪いこと言わないから
先に買っときましょう。

帰り道本屋に寄って

売り切れだったりすると地獄だよ〜

(今日やっと買いました・・・)




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by taku-nishikawa | 2006-10-03 22:36 | 奇人変人地獄 | Trackback(5) | Comments(16)
『盲獣』(1969・大映)

ちょっと都心に出る用があったので
ついでに渋谷円山町(ラブホ街)に去年できた
シネマヴェーラ渋谷に初めて行ってみました。

渋谷には中学生の頃からもう20年以上映画を見に通っていますが
いまだにこの街で落ち着く場所が見つけられず
いつも劇場から出ると駅へ直行、帰路につくのがルーティーン。
そういう意味では、渋谷に名画座ができたというのは
私にとってちょっとした事件であります。
入ってみると、きったないおじいさんとか、学生服姿の高校生なんかがいて
いわゆる渋谷のミニシアターの客層とは一線を画しています。
BUNKAMURAに群がるエセインテリおばちゃんたちの姿も一切なく
場内での飲食も可と、なかなか居心地の良い空間でした。

さて、ここシネマヴェーラでは今月ずっと

妄執、異形の人々

という特集をやってました。
『恐怖奇形人間』とか『マタンゴ』とか『吸血鬼ゴケミドロ』といった
アッチ系の作品ばかり25本を日替わり上映。
私ももっと早く行きたかったんですが、スケジュールが合わず
終了1日前にしてやっと念願叶ったという訳です。

今日上映していたのは『怪談 蚊喰鳥』(1961)と『盲獣』(1969)。
『怪談 蚊喰鳥(かくいどり・コウモリの異称)』も
中田康子の艶っぽい悪女っぷりが心にしみる、大変面白い映画だったのですが
今日はめちゃめちゃ衝撃だった『盲獣』について書きたいと思います。


原作はもちろん江戸川乱歩。
石井輝男の遺作『盲獣vs一寸法師』も記憶に新しいところですが
この映画を監督したのは

モダニズムの巨匠・増村保造。

お恥ずかしい話ですが、私、今回が増村保造初体験です。

ファッションモデルのアキ(緑魔子)は、彼女を崇拝する盲目の男・道夫(船越英二)に誘拐され、女体をかたどった異様な彫刻のあるアトリエに監禁される。彼女の体をモデルに彫刻を作ろうとする道夫。やがて道夫の母親を巻き込んだ奇妙な三角関係に発展し、アキを殺害しようとした母親は、逆に道夫に殺される。残った2人は外界から隔絶された空間でサドマゾ異常性欲の世界へ没入してゆく・・・

とゆー、まぁ

これ以上ないってほど濃い映画でやんした。

まず凄いのが、アキが監禁されるアトリエのセット。
壁っていう壁から、目、耳、鼻、口、手、足、乳房といった
人体のパーツが飛び出していて
フロアの中央には

巨大な女体のオブジェが横たわっています。

確かアルモドバルの『バッド・エデュケーション』で
男が巨大なハリボテのヴァギナに入っていくシーンがありましたが、あんな感じ。
主人公2人が追いかけっこしたり、乳繰り合ったりするのも
全部この女体の上な訳です。

子供の頭くらいある乳首をつかみながら

「ぼ、僕の芸術をバカにするなー!」と叫ぶ船越英二に爆笑。

後半、特に理由もなく、アキまでもが視力を失っていき
暗闇の中、触覚だけを頼りにまさぐりあう二人。

これがもの凄くいいらしい。

私は「目隠しプレイ」ってのは未体験ですが
この映画見て、ちょっと試してみたくなりました・・・


全編ほとんど密室劇と言ってよく、登場人物も3人だけなのですが
終止もの凄い迫力に押されっぱなしで、退屈する暇なんか一切ありません。
増村保造、初体験で

超ハマりました!


・・・とゆーことで、来月、新文芸座でやる

日本映画検証7 大映映画の鬼才・増村保造

って特集上映に行ってみたいのですが
全28作、どれを見たらいいのかずぶの素人の私には全然わかりません・・・
どなたか詳しい方、オススメの作品とかあったら教えていただけませんか。
とりあえず『でんきくらげ』『しびれくらげ』の2本だては
タイトルが素敵なので行こうと思ってます。




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by taku-nishikawa | 2006-09-28 23:55 | 奇人変人地獄 | Trackback(4) | Comments(16)
『バス男』(2004・米)

制作費400万円あまりのインディーズ作品ながら
全米で40億円以上の大ヒットとなった、この『バス男』。
「洋画のコメディは当たらない」という業界の常識に乗っ取って
日本では劇場未公開、ビデオスルーのみという扱いです。
そういう経緯もあったせいか、未公開作にしては異例の大人気。
web上には熱烈なファンがたくさんいて、私も噂を聞いて見てみました。


この『バス男』という邦題、言うまでもなく『電車男』に対する便乗なんですが
主人公のナポレオン・ダイナマイト(本名)は、オタクっていうより

ブキミちゃんです。

アイダホ州在住で
ガリガリの体に天パー、メガネ。口は常に半開き。
挙動不審で苛められっ子の高校生。

ナポレオン君には32歳の兄キがいるのですが
これが鉄壁の引きこもり&ニート。
1日中パソコンに向かってチャットばっかりやってます。

そんなナポレオン君に初めてお友達ができます。

虚ろな目をしたメキシコ人、ペドロ君です。

中世の戦士みたいなヅラをかぶったマイノリティー。
唯一の自慢は、ハイスクールでただ一人、髭を生やしていること。

そんな学校一痛いコンビに、唯一心を開いてくれる女の子が

デブのデブ。

いや、この子名前が「Deb」なんですよ。で、ぽっちゃり系。
はい。もちろん

どんぴしゃ私好みです。


映画の前半は彼らの痛々しい日常をユル〜く描きつつ流れていき
後半になって、急速に物語が展開し始めます。

なんと、ペドロ君が無謀にも生徒会長選挙に立候補。
対立候補の女の子(学校一の人気者)の人形をバットでタコ殴りして
お目玉を食らっちゃったりします。
そしてクライマックス、敗色濃厚の立会演説会で
我らがナポレオン君がある特技を披露して・・・

という感じのお話。


まーこれが面白い。



『ウェルカム・トゥ・ドールハウス』とか『ゴーストワールド』の系列に属する

ダメ人間讃歌映画

なんですが、MTV製作というのもあって、色あいが明るいんですね。


普通の爽やかじゃ爽やかになれない

という私のような負け組君たちには
格好の癒し系青春映画と言えましょう。

劇中に出てくる

「お前にもきっといつか

 ベイビーが現れるさ・・・」

というセリフを信じたい人
ビデオ屋で映画選びに迷った時には


とりあえずこれ


借りてみましょう。





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by taku-nishikawa | 2006-09-07 13:03 | 奇人変人地獄 | Trackback(2) | Comments(11)
『ドッグ・デイズ』(2001年・オーストリア)

ここ10年くらい
毎日朝起きるとまず自殺について30分みっちり考える鬱な私なんですが
ちょうどそのテンションが最悪のときに
知り合いのA君(10歳年下・男)から連絡が。
「にしかわさん、『海猿』見に行きませんか?」と映画のお誘いです。
『海猿』、結構面白そうだよなぁ、と思いつつ

どーにも健康的すぎて

ついていける気がしない。

でもせっかく誘ってくれたのに断るのもなんだと思い
何か他に今のテンションでも見れそうな映画がないかなーと
探していて見つけたのがこの映画、『ドッグ・デイズ』。


 猛暑にやられ、当たり前の日常がやみくもなカオスと化していく人々を
 観察した異様な群像劇

 (『ぴあ』の紹介文より抜粋)

 私はこの映画の監督ほど地獄を直視していない
 (ヴェルナー・ヘルツォーク)

 過激な表現を含みますので、18歳以下の入場を禁じます
 (映倫)

            
なんだかお仲間のにおいがします。

これなら何とか見れそう〜!
とゆー訳で私の独断で映画を選び
渋谷のイメージフォーラムへ行って来ました。

感想を詩的に表現するとしたら

「体中の粘膜という粘膜を、2時間ずっと
 紙ヤスリ(粗目)で擦り続けられるような映画」


簡単に言うと

登場人物が全員がキ○ガイ。

この映画の中では、すべての感情が一方通行で
一切報われることがありません。
もし地獄が存在するとしたら、こういう形をしていると思います。

また、このテーマに加えて観客の気を滅入らせるのが
これでもか!としつこく出てくる

オッサンのチ○ポ。

人間の肉体ってこんなに醜いものだったのか・・・
乱交パーティのシーンがあるのですが、まさに地獄絵図。
しかも修正はいっさいありません。

映倫は何をやってるのでしょうか?

お願いだからボカシ入れてくれ〜
生まれて初めてこんなことを祈りました。

骨の髄までとことん腐りきった映画でしたが
これが私のどん底テンションにぴったりはまり
何だか久しぶりに故郷へ帰ってきたような安堵感を覚えました。

最後にA君、
素直な君をこっちの道へ引っ張り込んじゃってごめんなさい。

帰り道のあなたの、うつろな目

が忘れられません・・・



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by taku-nishikawa | 2006-05-17 19:35 | 奇人変人地獄 | Trackback(2) | Comments(4)
『アメリカン・サイコ』(2000年・アメリカ)

最近かなりテンパってますにしかわです。

近所のオバちゃん殺して

ミンチにして下水に流す夢

を3晩連続で見まして・・・これはちょっとヤバいかなと。
一発バーチャルガス抜きしといた方が良かろうと
血のいっぱい出そうな『アメリカン・サイコ』を見てみました。

全然知らなかったんですけど
この映画って不条理コメディだったんですね。

『悪魔のいけにえ』のビデオをバックに
エクササイズに励むクリスチャン・ベールの生活が

『遊星からの物体X』見ながら

カレーを作る自分

に重なって見えたりして。

チョイ役ですがクロエ・セヴィニーがやっぱりかわいい。
彼女が殺されなくてほっとしました。
映画はこの点においてのみ良心的で
あとはひたすら罪もない女子が惨殺されるのを見て笑うだけ。

スカッと爽やか。

このようにして平和な日常が保たれているのです・・・


ブログランキング。
↓今井メロのラップだけを1時間見せ続ける特番を組んでくれ。


by taku-nishikawa | 2006-02-15 04:55 | 奇人変人地獄 | Trackback(2) | Comments(6)
『フィッツカラルド』(1982年・西ドイツ)

良心的な映画が2晩続き、すっかり傷も癒えましたので

マイスィートホーム変態村

へ帰って参りましたにしかわでございます。

この『フィッツカラルド』は
私の人生ベスト5に入る強烈な作品。
「いい映画」なんつー陳腐な誉め言葉で括れるような
甘っちょろいものではありません。

ヤバい〜コレちょーヤバい〜(例の節で)

19世紀末のペルー、アマゾン河
ジャングルの奥地にオペラハウスを建てようとした一人の男の
夢と冒険、狂気と絶望を余すところなく描ききった
一大スペクタクルなのでございます。

主人公を演じるはクラウス・キンスキー。
「怪優」という言葉はこの人のために。
監督はヴェルナー・ヘルツォーク。
「鬼才」という言葉が世界一似合う男。

キチガイvsキチガイのガチンコバトル

さー今ゴングが鳴ったぁ!

まぁ結果は映画を見てもらうしかないのですが

狂った人間の魅力

をここまで引き出した映画を、私は他に知りません。
クラウディア・カルディナーレが主人公にベタ惚れするのも
さもありなん納得納得なのであります。


ブログランキング〜
↓たまには押してみませんか兄さん。


by taku-nishikawa | 2006-01-13 21:44 | 奇人変人地獄 | Trackback | Comments(2)
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