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漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
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カテゴリ:アクション地獄
  • 『荒野のルチャ・ライダース 地底帝国を撃破せよ!』(1970・メキシコ)
    [ 2007-06-09 11:47 ]
  • 『ミル・マスカラスの幻の美女とチャンピオン』(1970・メキシコ)
    [ 2007-05-25 08:05 ]
  • 『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(2006・香港)
    [ 2007-04-19 20:56 ]
  • 『DOA : デッド・オア・アライブ』(2006年・米/独/英)
    [ 2007-01-30 06:08 ]
  • 『7セカンズ』(2005・米)
    [ 2006-09-19 23:59 ]
  • 『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006・米)
    [ 2006-09-18 23:52 ]
  • 『ワイルド・スピード』(2001・米)
    [ 2006-09-12 12:36 ]
  • 『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(2006年・米)
    [ 2006-08-08 15:40 ]
  • 『M:I:3』(2006年・アメリカ)
    [ 2006-07-24 22:57 ]
  • 『ウルトラヴァイオレット』(2006年・アメリカ)
    [ 2006-06-27 23:52 ]
『荒野のルチャ・ライダース 地底帝国を撃破せよ!』(1970・メキシコ)

お願いです

誰かデートめぐんでください

デートがしたいんです

映画とコーラとポップコーン

公園のベンチと午後の日差し

動物園と芝生とソフトクリーム

そんな極めてフツーの

平和なデートがしたいんです

誰か私と

デートデートデートデートデート



・・・はっ。
ぼーっと考え事してたら
内容が知らぬ間に口から漏れていた。

休日の朝のデニーズにはブラックホールが開いている。
独身者のみなさんは気をつけましょう。



さて、先週の幻の美女とチャンピオンの続編です。
しつこくてすいません。

前作に輪をかけてワンダホー

な内容になっております。


前回、悪の天才科学者マノ・ネグラの魔手から
世界を救ったルチャ・ライダース。
彼ら、どうやらこのポジションが気に入ったらしく
プロレス業のかたわら

副業として地球防衛軍を始めました。

今日も今日とて、メキシコを訪れた各界の著名人が
続々と誘拐にあうという怪事件が発生。
警視総監の要請で、事件解決に乗り出す我らがライダースなのです。


映画の冒頭、ライダースたちのプロレスの試合が映ります。
どうやら本物の観客を入れて撮ったドキュメンタリー映像のようで
盛り上がり方がハンパないです。
選手たちの試合っぷりも、さすがプロという感じで
めちゃめちゃ迫力あり。
普通の試合がこんなに面白いのに

なんでわざわざこんな

ヘボ映画を作るのか?

という疑問が頭をよぎりますが
あまり深く考えてはいけません。


さて、事件の捜査線上に浮かんだのは

奇怪なネズミ人間。

勘のいい方は気づかれたかもしれませんが
コレ・・・

着ぐるみ着せた小人です。

しかも“着ぐるみ”ってのは褒めすぎで
実際は

ただのネズミ色のジャージ上下。

「爆チュー問題」の衣装より金かかってません。

しかし2作続けて悪役が小人ってのは
どういうことなんでしょうか?
謎は深まるばかりなのですが
ま、メキシコは『エル・トポ』の国ですからな。


ネズミ人間たちを操っていたのは

思いっきりSMの女王様風

のボンデージ衣装を着た、地底帝国の女王。
人を見かけで判断してはいけません。
ちなみに彼女も手下の女たちも

全員ホットパンツ姿。

きっと地底ではホットパンツが大流行なんでしょう。


この映画最大の見所は
女王が分子転送装置を使ってネズミ人間を作りだすシーン。

まず、ネズミを3匹カプセルに閉じ込めます。
スイッチオン。
ぼふーん!と煙。
はい、ネズミ人間いっちょあがり。
コスプレさせられた小人が
寂しげな目をして機械から出てきます。


ひっ・・・


ひどすぎる・・・



物語の方は今回もなんだかんだ言って正義が勝ち
ルチャ・ライダースの投げやりな爆走シーンで幕を閉じます。



もしメキシコにルチャ・リブレを見に行くことがあったら
そのときは小人プロレスも必ずチェックしようと
心に決めたにしかわなのでした・・・







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by taku-nishikawa | 2007-06-09 11:47 | アクション地獄 | Trackback(3) | Comments(7)
『ミル・マスカラスの幻の美女とチャンピオン』(1970・メキシコ)

“ルチャ・ムービー”という言葉をご存知でしょうか。

メキシコでは『ナチョ・リブレ』のモデルとなったエル・サントを始め
ルチャドール(プロレスラー)を主人公とした映画が数多く撮られ
ひとつのジャンルになっているのです。
残念ながら日本ではなかなか触れる機会がないのですが
今日は数年前めでたくDVD化された
『ミル・マスカラス ビバ!ルチャシネマ×2』の中から
貴重なルチャ映画

『ミル・マスカラスの幻の美女とチャンピオン』

をレビューしてみましょう。


映画はいきなり、数人のマスクマンがバイクにまたがり
マントをなびかせ疾走するところから始まります。
もちろん上半身裸に下はタイツ姿。
転んだら肘をすりむきそうですが

そんなことは気にしないみたいです。

マスクにバイクときますと
ノリは思いっきり仮面ライダーなんですが
正直、見た目は

ショッカーそのものです。

驚くのは、彼らマスクマンが
日常においてもリングコスチュームのまんまで生活していること。

燃えるゴミを出すときも

コンビニに行くときも

マスクと裸です。

警察に通報されても文句は言えませんが、
彼らはメキシコではスーパースターなので大丈夫みたいです。


物語は、リングを追放された元悪役レスラー“マノ・ネグラ”が
マッド・サイエンティストとなり
悪の軍団を率いて人気マスクマンたちに復讐しようとするいうもの。
この軍団ってのが問題でして・・・

赤い覆面をかぶせた小人数人。

いわゆる“小人レスラー”と呼ばれる人たちです。
普通のレスラーと小人レスラーとが格闘するのって
見ようによっちゃ虐待じゃないの?
と思われるかもしれませんが、ご心配なく。
彼らはマノ・ネグラが開発した特殊な装置により

超人的なパワーを与えられているのです。

と言っても、小人がカプセルに入って煙がぼーんと出るだけで

見た目は一切変わりません

ので、説得力のないこと甚だしい。
小人と戦うマスクマンたちが
「うわー」とか「すごい力だ!」とか

むなしくセリフで言うだけです。

(しかしこのマノ・ネグラ
 元レスラーなのに一体どこでこんな科学力を・・・)。

こんな面倒くさいことをする前に
1人に一丁ずつマシンガンでも持たせた方が
よっぽど強力だと思うのですが
彼らは律儀に素手の肉弾戦を挑んでいきます。

悪には悪なりのプライドが

ということなのでしょうか。

途中で小人たちの超絶パワーが無力化。
本来の力関係に戻った後の戦いは正視に堪えません。
小人(このときは人形ですが)が大男に

20メートルくらいブン投げられます。

ま、なんだかんだありつつ最後には正義のマスクマンたちが大勝利。
人質になっていた美女たちをバイクのケツに乗せ
めでたく凱旋というウハウハな感じで映画は終わります。


・・・しかしひとつ問題が。
この映画の主人公は日本でも空中殺法で名を知られた

ミル・マスカラス(千の仮面)

ということになっているのですが
このレスラー、読んで字の如く
マスクをしょっちゅう取り替えるんですね。
私は正直、最後まで

どれがマスカラスなのか

わかりませんでした・・・。

どいつだ!?
どいつがマスカラスなんだぁぁぁ!!!






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by taku-nishikawa | 2007-05-25 08:05 | アクション地獄 | Trackback | Comments(4)
『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(2006・香港)

前にも書いたと思いますが
私、実を言いますと子供の頃ずっと

カンフー映画が苦手

だったんです。
ジャッキー・チェンの『酔拳・ドランクモンキー』に
師匠の爺さんが出てくるじゃないですか。

あいつの顔が生理的にダメ。

今から考えると愚かなんですけど
子供って、かっこいいものが好きじゃないですか。
ピカピカでギザギザでとんがってるもの。
ゲッターロボとかグレンダイザーとかガイキングとか。

あの爺さんの人をバカにしたような丸い赤鼻が

子供美学的に許せず

それが軽いトラウマになって
香港映画全般を敬遠しがちな大人に。

しかしそんな私の食わず嫌いを払拭してくれたのが

ドニー・イェン

なんですね。

人に薦められて見た
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』で
彼とジェット・リーが繰り広げる神の領域のカンフーを初体験した私は
あまりの衝撃にその場で

脱糞・脱毛・脱腸・脱税

の脱の字雨あられ。
しまいには

脱ダム宣言

まで飛び出す始末でした。
これ一発でドニーの大大大ファンになった私は
幼少時からのカンフーアレルギーを
見事克服することに成功したのです。

 
そんな私の恩人ドニーが主演のこの映画
香港で30年以上連載されている人気漫画の映像化らしいです。
日本で言えば『北斗の拳・実写版』みたいなもんですかね。
(アレはひどかった・・・)

今回もドニーの芸術的なカンフーは健在で
ファンとしてはたまらないんですが
ひとつ難を言うとすれば

髪形。

原作のキャラに合わせてるんでしょうが・・・


前髪長っ!


動くたびにばっさばっさ目にかぶさって
見てるこっちがイライラします。

やはりスポーツマンは坊主頭が一番!

高野連バンザイ!






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by taku-nishikawa | 2007-04-19 20:56 | アクション地獄 | Trackback(2) | Comments(2)
『DOA : デッド・オア・アライブ』(2006年・米/独/英)

2月10日公開の『DOA : デッド・オア・アライブ』
怖いもの見たさで試写に行って参りました。


どっかの島で異種格闘トーナメント。

この図式を最初に作ったのは
言うまでもなくブルース・リーの『燃えよドラゴン』な訳ですが
これは格闘ゲームのサブストーリーとしては
まことに都合のいい設定でありまして
やはり映画化された洋ゲー『モータル・コンバット』もまったく同じお話でした。
・・・つーか現実問題、この手の映画に

誰もストーリーなんか

期待しちゃいないんですわ。


カプコンの『ストリートファイター』が人気爆発
セガが『バーチャファイター』で3D革命を起こし
ゲームの世界にも異種格闘ブームが巻き起こってから
はや十数年・・・
格闘ゲームはもはや飽和状態に達し
大ヒット作はなかなか出にくい状況が続く中
テクモという弱小ゲームメーカーがすがりついたのは
大変原始的な発想でした。


いかにエロく


乳を揺らすか。


重力による乳揺れの軌道計算・・・
衝撃を受けた乳の変形シミュレーション・・・
殴られれば殴られるほどなぜか立つ乳首・・・
Xbox360のハイ・スペックの
実に3分の2は乳がらみの計算に充てられているという噂・・・
(いい加減な憶測に基づいております)

そんな小粋な乳ゲーム『デッド・オア・アライブ』ですが
何かの間違いで世界中で

700万本も売れてしまったらしく

このたびめでたく映画化とあいなった訳です。


さて、かように前置きを長く書きます時は
たいてい映画がつまらなかった時でして・・・

この映画の売り文句に


チャーリーズ・エンジェルよりセクシーで

HEROより過酷な戦い!!


っちゅーのがあるんですが


チャーリーズ・エンジェルより無駄にセクシーで

HEROより興行的に過酷な戦い!!


・・・という方が実情に近いでしょう。


主役は『シン・シティ』のサムライ・ガール、デヴォン青木
欧米で人気の出るアジア系の女の子というのは
こちら側から見ると、えてしてアレな感じのことが多いんですが
この娘もその例外ではありません。

天性の奇天烈フェイスに

ますます磨きがかかっております。


彼女が演じる“かすみ”は
忍者の末裔って設定なんですが
監督は今時珍しい
日本についての知識が「ゲイシャ」と「フジヤマ」以外ないってタイプらしく
すべて妄想のみによって構築された

美しすぎる国ニッポン

が画面上に展開し、日本人の観客に失笑というプレゼントを振りまきます。


さて、ケイン・コスギ。
あ、そうそう。出てるんですよ。
初のハリウッド進出だそうです。
これがね、ひどいと思うでしょ?

実は意外と見れちゃうんですよ。

いや、別にケインは普通に学芸会演技なんですけど
まわりがさらにひどいんでめっちゃ目立つんです。


やったね、ケイン!


とゆー訳で、ケインのファンの方は必見です!!!
(そんな奴会ったことないけど・・・)





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by taku-nishikawa | 2007-01-30 06:08 | アクション地獄 | Trackback(5) | Comments(0)
『7セカンズ』(2005・米)

スナイプスの大運動会

秋の種目別アクション3連発!

と銘打ったイベントが、現在、銀座シネパトスでひそやかに始まっているのを
みなさんご存知でしょうか。
ウェズリー・スナイプス主演のアクションものを3本連続公開。

軍事アクション『ザ・マークスマン』
スパイアクション『デトネーター』
クライムアクション『7セカンズ』

こういう書き方をするといかにも名画座的な響きがありますが
全部れっきとした新作なんです。
・・・しかしそもそも

なぜウェズリー・スナイプスの新作が

3本もたまってしまったのか。


先日書いた『バス男』 『40歳の童貞男』なんかにも言えることなんですが
アメリカでどんなに人気があっても日本ではヒットしづらい
つまり公開されにくいジャンルというのがあるんですね。
コメディ、ホラー、そしてブラック・ムービー。

ブラック・ムービーというのは読んで字のごとく、黒人が黒人のために作った映画。
スパイク・リーみたいに国際的な評価を受けている監督はまた別ですが
向こうでは超人気者のアイス・キューブの主演作なんかも
ほとんど日本の劇場にはかかりません。

さらに不利なことに、キャストの欄を見ますと
スナイプス意外のキャストは全部無名。
こういう映画の作り方はアクション・スターの王道で
古くはブロンソン、チャック・ノリス
最近ではスティーブン・セガールとか
ジャン・クロード・バンダムなんかもこんな感じですね。

ごんぶとセガールは日本にゆかりが深い人なので

沈黙沈黙また沈黙

と、無理矢理な邦題をつけて公開されますが
スナイプスの日本での知名度とは、いったいどの程度のものでしょうか。
おそらくほとんどの人が
『ブレイド』以外の出演作は言えないのではないでしょうか。
かなり知ってても『ザ・ファン』『ホワイトハウスの陰謀』『デモリションマン』
くらいまでのもんでしょう。

個人的にはマイク・フィギス監督『ワン・ナイト・スタンド』での

騎乗位好きの妻にげんなりしている夫

を演じてるスナイプスが好きなんですけどね。

・・・とゆー訳で、日本では微妙なライン上にいるスナイプス。
主演最新作がどんどん来るもんだから、配給会社の担当は頭が痛かったでしょう。
そこで半ばヤケクソ気味にサンフレッチェ方式を採用。
抱き合わせ商法的に3本合わせて公開という流れになったのだと想像します。
要するに


質より量。



で、やっと映画の内容の話に入るんですが
今回一足先に試写で見たのは、10/14公開の『7セカンズ』。
前述のような事情を鑑みて、一切期待はしてませんでしたが

これが意外とイケるんですよ奥さん。

スナイプスは元軍人の凄腕の泥棒。
完璧な計画で首尾よくカジノの収益金の強奪に成功、と思いきや
何者かの裏切りにより仲間は全員殺され、恋人も攫われてしまう・・・
といった実にありがちなストーリー。

どういう事情かは全然わからないんですが
この映画、オールルーマニアロケなんです。
悪役で向こうの俳優(たぶん)を多数使ってるんですが
これがねぇ、みんなひねくれたいい顔してんの。
特にラスボスのおっさんが、何の病気だかはわかんないんだけど

始終ぷるぷるぷるぷる震えている

のが異常におかしい。

伏線がはまったところでは
毎回ちゃんとフラッシュバックの回想シーンを挿入するという
頭の悪い人でも安心の親切設計。

ここまで何にも考えなくていい映画って

久しぶりに見た気がします。


この映画見て、子供の頃の日曜洋画劇場を思い出しました。
監督の名前はもちろん、俳優の名前なんかも全然知らず
日曜の夜、ただぼーっと映画を見てたあの頃。
明日の学校のこともちょっと脳裏をよぎったりして
多少ブルーな感じも伴いながら
まったりと夜が更けていくあの感じ。

このユルさ、ちょっと癖になっちゃいそうです。
残りの2本もシネパトスに見に行こうかな・・・





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by taku-nishikawa | 2006-09-19 23:59 | アクション地獄 | Trackback(4) | Comments(1)
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006・米)

私、それなりにこの映画楽しみにしてましてね・・・
ちゃんと1週間前に1作目と2作目のおさらいもして
満をを持して初日に劇場へ行ったのであります。
いや「楽しみにしてる」って言っても
前の晩に眠れないほど期待してたって意味じゃないですよ。
このシリーズ自体、そこそこ面白い、って程度ですし
まぁ、100点満点で60点くらい取ってくれれば御の字かなぁと
その程度のささやかな、謙虚極まりない期待。

で、見てみたらですね・・・

マークシートなのに

10点しか取れてねぇでやんの。

選択肢4つなんだから
確率から言って25%は当てろよ!
・・・とまぁ、そんな具合。

俳優の演技はまぁ普通だけど
ストーリーもまずい、脚本も頭悪い、演出もユルい、
肝心のドリフトもなーんかねぇ・・・
まぁここに関しては
先に異常に気合いの入った『イニシャルD』という映画を見ちゃってたんで
比べるのはちょっと可哀相かなという気もするんですが。


私がこの映画の何が一番気にくわなかったかとゆーと

主人公が車を壊しまくること。

そんなの映画では普通じゃんと思われるかもしれませんが
このワイルド・スピードというシリーズのミソは
一般人の車キチガイを描いているところなんです。
車の改造パーツ買うのに
払える当てもないのにバカ高いローン組んだり
コソ泥してもうけた金を全部つぎこんだり
言っちゃえば人生棒に振って、車にのめり込んでる人たち。
要するに彼らにとっては

命より車が大事なんですよ。

派手なカークラッシュは他の映画で散々見れるんだから
このシリーズは、そういう市井のカーマニア視線で作ってほしかったなぁと。

この映画の主人公も一応、貧乏高校生という設定なんですが
いとも簡単にスポンサーを見つけ
ぶつけて廃車にしてもすぐ次をぽんともらえる。

お前、一度でいいから

『capeta』を読め!!!

と言ってやりたい。
(『capeta』はF1レーサーを目指す少年を描いた曽田正人の漫画。
 読んでない人は確実に人生損してます)

今年の流行語大賞にはノミネートすらされないであろう
『ゲド戦記』の名セリフ風に言うと

車を大切にしない奴なんか


大嫌いだー!!!




えー、映画の本筋がそんななんで、何とか楽しめるのは

高校の給食に天ぷら懐石が出てくるとか

パトカーの最高速度が時速180キロだから
200キロでぶっ飛ばしてる車は最初から警察があきらめて

一切おとがめなしとか

そういう「間違った日本観」小ネタだけですね。

あと、カメオ出演の妻夫木クンですが

わずか10秒の出演時間で

きっちり場を寒くする

というミラクルを演じています・・・





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by taku-nishikawa | 2006-09-18 23:52 | アクション地獄 | Trackback(3) | Comments(2)
『ワイルド・スピード』(2001・米)

いろんな意味で楽しみ
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の公開を今週末に控え
一発、前作のおさらいをやっとこーかと。
とは言っても今回はキャスト総とっかえですし
お話も前作とは一切つながってないんですけどね。
もう1回見たかったんです。単純に。
この映画、意外と好きなんですよ。

お話はってぇと

連続強盗事件の犯人がストリートレーサーだという情報をつかんだ警察が
車キチガイのおとり捜査官を送り込む。
日本車改造マニアたちの世界で潜入捜査を続けるうちに
彼は有力な容疑者であるドミニクという男のカリスマ性に心酔してしまい
義務と友情の板挟みになり苦しむのであった・・・

といった感じ。
すでにピンと来た人もいるかもしれませんが
これ、ストリートレーサーという設定に入れ替わっているだけで
物語はキアヌ・リーブス主演のサーフィン映画『ハートブルー』の

モロパクリ。

いやー、ストーリーに著作権ってないんですね・・・知らなかったナー。

ただ、女性監督が男の世界をミョーに美化しすぎてて
どーにも鼻持ちならない映画だった『ハートブルー』より
娯楽に徹した『ワイルド・スピード』の方が私は好きなんですね。
最近『グエムル』のパクリ疑惑がちらほら話題になってますが
私にとっては

パクリかどうかより

面白いかどうかの方が大事。

オマージュとかリスペクトとかパロディとか引用とか
世には便利な言葉が溢れてますが、悪く言えば全部パクリの同義語です。
パクリはポップカルチャーの前提。
「斬新」とか「革新的」といったコピーの方が
逆にうさん臭く感じます。

さて、この『ワイルド・スピード』の最大の魅力は
何と言ってもストリートレースのカリスマ、ドミニクを演じる

ヴィン・ディーゼル

でしょう。
2000年の『ピッチブラック』で注目され
翌年のこの映画の大ヒットで、全米でブレイクしました。

100億円かけたカス映画『リディック』で
早くもハリウッドでの役目を終えてしまった感のある彼ですが
『ワイルド・スピード』のディーゼルは、まさに水を得た魚。

超超超超かっこええのです!

で、ディーゼルの彼女役で出てるのが、これまた私の大好物

ミシェル・ロドリゲス。

デビュー作『ガールファイト』で鍛えた右フックが炸裂しています。

このハリウッドいち柄の悪いカップルを見れただけで
映画館に行った甲斐があるというもの。


ついでに2作目についても軽く。
監督は交代、前述した私の大好きな2人は降板

典型的な腑抜け続編です。

見所はデヴォン青木の超絶ブスっぷりくらいでしょうか。
わざわざ見る価値はないと思います。


ちなみに、車というものに一切興味のない私。
1作目と2作目を見てたのに
3作目の舞台が日本だというニュースを聞いて初めて
この映画に出ていた車が全部日本車だったことを知りました・・・






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by taku-nishikawa | 2006-09-12 12:36 | アクション地獄 | Trackback(1) | Comments(2)
『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(2006年・米)

私、生まれついてのディズニーアレルギーなんです。

ディズニーのアニメって絵が過剰に動くでしょ。
すべてのキャラクターが表情、ジェスチャー、体の動きを総動員して
渾身の力で自己主張してくるあの感じ。

鬱陶しさのあまり体が痒くなります。

そんな私にとって、ディズニーランドは悪の総本山みたいなもんで
私から見ると、あの相も変わらぬ大盛況ぶりが
シンデレラ城のまわりに漂っているドス黒いオーラに惹かれて
大量の人間がゾンビのように自ら悪魔の顎へと入っていくという

地獄の情景に見えてくるんですな。

そんな訳で、30過ぎまで一度も行ったことのなかったディズニーランドなのですが
数年前に友人夫婦に一緒に行くべと誘われた際

戦う前にまず敵を知るべし

と自らを無理やり納得させ
ジェダイの騎士よろしく、
ダークフォースの中心へと殴り込みをかけたわけなのです。

で、にしかわが結局どうなったかと言いますと

こんな楽しい場所が

この世にあったのか・・・るーん

いともたやすくダークサイドへ堕ちました。
はい。
宗旨変えは早い方です。

数々のアトラクションの中で、特に気に入ったのが2つありまして
一つは「プーさんのハニーハント」。
こいつはヤヴァいですよぉー。
蜂蜜のオーバードーズで完全にイカれたプーさんの脳内を
『ミクロの決死圏』ばりに探検するのです。
ヤク中の人が見ている極彩色のファンキーな景色を追体験。
序盤で、眠りについたプーさんの体から
3Dの生霊がぽあ〜と抜け出る光景にいたく感動した私は
完全に躁状態に陥りそれからずっと絶叫しっぱなしでした。

で、もう一つのお気に入りが「カリブの海賊」。
どこにしびれたかを一言で表現しますと

海賊たちの徹底的な不潔さ。

明らかに生まれたときから磨いたことのない感じの汚い歯。
数ヶ月は洗ってないであろう脂っぽいフケだらけの頭。
ラム酒に泥酔して完全に充血した真っ赤な目。

つんとする体臭まで漂ってきそうなリアルな人形たちに
私はすっかりやられてしまいました。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』の1作目を楽しめたのは
この時の体験が大きく物を言っていると思います。

で、肝心の2作目『デッドマンズ・チェスト』ですが
汚なフェチのみなさん、安心して下さい。

今回も不衛生度全開!!!

地面に落ちた義眼に、唾をつけてはめ込む。
序盤で服についた豚の糞は、最後まで落ちない。
エイトフォー代わりにパプリカを使用。

観客席まで海賊の口臭が漂ってくること請け合いです。

あと私が気に入ったのは、愛のある土人描写。
『キングコング』よりも遙かに人間らしく阿呆らしい土人たちに
彼女の目も釘付けよ!

このシリーズ、金の亡者・ブラッカイマーが製作なのに
いつものあこぎな感じがあんまりしないのは何故かと言えば
一度完全に廃れた「海賊映画」というジャンルを復活させた功績と
遊園地のアトラクションが元ネタ、という
根幹の部分を流れる

圧倒的な子供だまし感。

やっぱ映画は子供をだましてなんぼでしょ。

うーん。楽しい。
3作目も行っちゃうわよ〜。




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by taku-nishikawa | 2006-08-08 15:40 | アクション地獄 | Trackback(2) | Comments(7)
『M:I:3』(2006年・アメリカ)

今世界で最も光り輝いているデブ

であるところのフィリップ・シーモア・ホフマンちゃん。
どんな悪役を演じるのか見たくて劇場に行って来ました。
アクション映画に箔をつけるために
渋い演技派を悪役に据えるってのはよくある手。
しかしこれが結構裏目に出ることが多いんですな。
『コン・エアー』の猛毒男・マルコヴィッチとか、痛かったですね・・・
で、今回のホフマンちゃんはかなりいい線行ってます。
「脳内爆弾」ってゆー

変態チックなアイテム

を選ぶところがいかにも陰湿デブって感じで萌えました。

さて、肝心の内容なんですけどね
これが悔しいことに、評判通りめちゃめちゃ面白いんですわ。
シークエンスのつなぎが絶妙で
『M:I:2』みたいに

前半1時間は寝てもOK

というようなことは一切なし。

普通、娯楽映画って
「危なかったけどギリギリ助かった」的な快感を軸に進んでいくじゃないですか。
この映画は逆で「ギリギリ助からなかった」とゆー不快感が連続するんですね。
そうやって観客をイライラさせて、ラストまで引っ張っていく。
監督はテレビ業界出身の人らしいですけど
これってまんま、今のアメリカ製ドラマの方法論なんですよね。
通常助かるところで助からなかったりするから
気になってチャンネルが変えられない。
私は『24』くらいしか見てないんですが
目が離せないという意味では、確かに映画以上の求心力があります。
さすがキレ者トム、最先端の演出法と莫大な予算の合わせ技で
完璧なジェットコースタームービーを作り上げた・・・と思うのですが・・・

どこかひっかかる。

オープニングからラストまで、完璧にレールが敷いてあって
観客に一切考える暇を与えず、一気に突っ走る。

要するに、隙がない。

これはひねくれ者の意見として聞いてほしいんですけど
なんかねぇ、私個人的には

映画ってちょっとどんくさいくらいが

ちょうどいいんじゃないか

と思うんです・・・

「ハリウッド映画は見た後何にも残らない」とよく言いますが
私はそうでもないと思うんです。
同じノンストップアクションでも、『ダイ・ハード』なら

ハゲのおっさんがランニング姿で死ぬほどがんばる姿

『ザ・ロック』なら

濡れそぼったハゲ河童が泣きながらがんばる姿

とかね、私の中には何かが残っている訳ですよ。
(別にハゲ好きなわけではありません)
うまく言えなくてもどかしいんですが
見た人が映画の中のキャラクターに直に触れた気になるには
どこかで‘客が感じる/考える時間’のようなものが必要なんじゃないかなぁ
と思うんです。
『M:I:3』にはそれがなかった。
だからどんなに「面白かったー!」と思っても
イーサン・ハントがどんな奴だったかって聞かれると
何にも印象が残ってないんですね。

・・・とまぁ、くそ真面目な世迷い言をぐだぐだと書いてきましたが
とりあえず滅法面白い映画には違いないので
みなさん、見て損はありませぬ。



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by taku-nishikawa | 2006-07-24 22:57 | アクション地獄 | Trackback | Comments(12)
『ウルトラヴァイオレット』(2006年・アメリカ)

朝イチで見たのでチケットぴあに寄れず、しぶしぶ1800円払って入場。
予告がかなり駄作臭放ってたもんで

500円くらいが相場なんじゃないの?

とこの時点では思ってました。
オープニングのアクションシーンでいきなりチャンバラが。
しかし・・・

血が一滴も出ない。

この時点でマイナス200円。
私の体内時価300円(TSUTAYA以下)の映画が始まりました。

で、見終わった後の私の評価はですね・・・


3000円だぴょん!


まー何と言ってもジョヴォヴィッチ。
アクション自体は

釈由美子に毛が生えた(絵的に想像すると怖い)

ようなもんなんですが
やっぱこの人は生まれついてのスターにしきの。
作品の欠点をすべて吸収して、倍返ししてくるようなオーラを放っています。
普通に歩いてるシーンだけで

これぞ映画って気にさせてくれちゃう。

逆に言うと、ジョヴォヴィッチが嫌いな人にはまったくダメな映画でしょうね。
それこそ300円でも高いと思うかもしれません。

ストーリー的には突っ込みどころ満載
とゆーかなんかもう、途中で突っ込む気力自体が失せてきます。
髪の毛の色がころころ変わるのはなんで?
ベルトが回転するのは仮面ライダーへのオマージュなの?
なんで主人公だけこんなに強いの?
吸血鬼の設定は何か意味あるの?

考えるだけ無駄。

監督のカート・ウィマーは
『リベリオン』で一部のマニアたちを狂気させた
‘ガンカタ’の創始者。
今回もあの無駄に派手なアクションは健在です。
この人、脚本家としてはかなりまともなのに
(『トーマス・クラウン・アフェアー』『リクルート』)
自分で撮る映画はバカ映画ばっかし。

完全な真性。素敵です。


※「オールシネマオンライン」でこの映画のタイトルを検索したら
 1991年に同名のテレビムービーがひっかかりました。これ、何なんでしょうか。
 情報持ってる方がいらっしゃったら、教えて下さい。




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by taku-nishikawa | 2006-06-27 23:52 | アクション地獄 | Trackback(4) | Comments(6)
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