スナイプスの大運動会秋の種目別アクション3連発!と銘打ったイベントが、現在、銀座シネパトスでひそやかに始まっているのを
みなさんご存知でしょうか。
ウェズリー・スナイプス主演のアクションものを3本連続公開。
軍事アクション
『ザ・マークスマン』スパイアクション
『デトネーター』クライムアクション
『7セカンズ』こういう書き方をするといかにも名画座的な響きがありますが
全部れっきとした新作なんです。
・・・しかしそもそも
なぜウェズリー・スナイプスの新作が3本もたまってしまったのか。先日書いた
『バス男』 や
『40歳の童貞男』なんかにも言えることなんですが
アメリカでどんなに人気があっても日本ではヒットしづらい
つまり公開されにくいジャンルというのがあるんですね。
コメディ、ホラー、そしてブラック・ムービー。
ブラック・ムービーというのは読んで字のごとく、黒人が黒人のために作った映画。
スパイク・リーみたいに国際的な評価を受けている監督はまた別ですが
向こうでは超人気者のアイス・キューブの主演作なんかも
ほとんど日本の劇場にはかかりません。
さらに不利なことに、キャストの欄を見ますと
スナイプス意外のキャストは全部無名。
こういう映画の作り方はアクション・スターの王道で
古くはブロンソン、チャック・ノリス
最近ではスティーブン・セガールとか
ジャン・クロード・バンダムなんかもこんな感じですね。
ごんぶとセガールは日本にゆかりが深い人なので
沈黙沈黙また沈黙と、無理矢理な邦題をつけて公開されますが
スナイプスの日本での知名度とは、いったいどの程度のものでしょうか。
おそらくほとんどの人が
『ブレイド』以外の出演作は言えないのではないでしょうか。
かなり知ってても『ザ・ファン』『ホワイトハウスの陰謀』『デモリションマン』
くらいまでのもんでしょう。
個人的にはマイク・フィギス監督『ワン・ナイト・スタンド』での
騎乗位好きの妻にげんなりしている夫を演じてるスナイプスが好きなんですけどね。
・・・とゆー訳で、日本では微妙なライン上にいるスナイプス。
主演最新作がどんどん来るもんだから、配給会社の担当は頭が痛かったでしょう。
そこで半ばヤケクソ気味にサンフレッチェ方式を採用。
抱き合わせ商法的に3本合わせて公開という流れになったのだと想像します。
要するに
質より量。で、やっと映画の内容の話に入るんですが
今回一足先に試写で見たのは、10/14公開の『7セカンズ』。
前述のような事情を鑑みて、一切期待はしてませんでしたが
これが意外とイケるんですよ奥さん。スナイプスは元軍人の凄腕の泥棒。
完璧な計画で首尾よくカジノの収益金の強奪に成功、と思いきや
何者かの裏切りにより仲間は全員殺され、恋人も攫われてしまう・・・
といった実にありがちなストーリー。
どういう事情かは全然わからないんですが
この映画、オールルーマニアロケなんです。
悪役で向こうの俳優(たぶん)を多数使ってるんですが
これがねぇ、みんなひねくれたいい顔してんの。
特にラスボスのおっさんが、何の病気だかはわかんないんだけど
始終ぷるぷるぷるぷる震えているのが異常におかしい。
伏線がはまったところでは
毎回ちゃんとフラッシュバックの回想シーンを挿入するという
頭の悪い人でも安心の親切設計。
ここまで何にも考えなくていい映画って久しぶりに見た気がします。この映画見て、子供の頃の日曜洋画劇場を思い出しました。
監督の名前はもちろん、俳優の名前なんかも全然知らず
日曜の夜、ただぼーっと映画を見てたあの頃。
明日の学校のこともちょっと脳裏をよぎったりして
多少ブルーな感じも伴いながら
まったりと夜が更けていくあの感じ。
このユルさ、ちょっと癖になっちゃいそうです。
残りの2本もシネパトスに見に行こうかな・・・
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