エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
嘉瑞工房と美篶堂のコラボレーション豆本
こないだ出張で日本に行って 嘉瑞工房 におじゃましたときにあずかってきた、嘉瑞工房と製本の美篶堂(みすずどう)のコラボレーションによる豆本。

これ、かなり小さくて驚く。


おととい、ツァップさんのお宅に同僚と一緒に行ってきたので、ツァップさんご夫妻にお渡ししてきました。お二人ともお元気でした。

この豆本は、嘉瑞工房の所有している書体の名前の名前の頭文字でABCを印刷したもの。「O、S、Zを見てください」といってお渡ししたら、とても喜んでました! 

O、S、Zどれも、ツァップさんのデザインした活字書体だからです。



このZの活字なんて、レアすぎ。
持っている人なんかほとんどいないよ。もちろんデジタル化なんてされてません。


嘉瑞工房のことをよく知らない人が、A、B、C… とめくっていって、「ふーん、日本の印刷屋さんにしちゃあ、けっこういろいろ揃えてますね」と思ったところで、Z にたどり着いて「なんじゃこりゃあ!」とビックリするところを想像してしまう。

この豆本は限定生産で、今ならまだ こちら の美篶堂ホームページから注文できるそうです。






# by type_director | 2012-05-13 19:06 | Comments(0)
カスタマイズ版 Akko がドイツの大手スーパーマーケットに(3)
ミルクつながりで。


ちょっと前から少しずつお知らせしている、私のフォント Akko (アッコ)カスタマイズ版がスーパーマーケットのチェーン店で使われ始めている件。

いよいよ広告や商品パッケージへの展開がうちの近所でも始まりました。Akko、Akko Rounded の両方使われています。

これは売り場で。Akko Rounded のほうです。H-Milch というのは常温で長期保存可能なミルクです。


右奥のはミルクを運ぶのと売り場で陳列するのと両方で使用している段ボール箱。買い物の時にもらってきました。


成分表示とか細かい部分も Akko で組まれています。


他にもいろいろ買ってきました。


これはジャム。商品の名前を示すいちばん目立つ部分は Akko ではないけど、既成のフォントにスケッチしたような斜めの細かい手書きの線を重ねている。ひと手間かけて、手作り感を出しています。


これはカマンベールチーズ。


これはレンズ豆のスープの缶詰。色遣いが新鮮です。イラストがカワイイっていうのは、たぶん、ドイツではこれまであんまりなかったアプローチです。







# by type_director | 2012-05-08 18:47 | Comments(0)
リットルの表示
いろんな牛乳のパッケージを見ていたら気づきました。Liter (リットル)の表示にいろいろあるもんです。

左は大文字のみ、右は大文字小文字。
まあ普通です。


省略して大文字 L だけ。


省略して小文字 l だけ。
きっと、「牛乳のパッケージで、数字の隣に縦棒があったらリットルしか考えられないだろ!」という自信があってそうしているような気がする。


日本だと筆記体風のループが入ったエルを使うことが多いんじゃないか。
ライノタイプの OpenType フォントにも、それいちおう入ってるんです。でも使われているの、見たことがないんですよねー。


(5月6日追記:そうか、日本では「1000ml」ですね! 教えてくれた marisophie さん、ありがとうございます!)



# by type_director | 2012-05-05 10:23 | Comments(3)
等幅の数字とプロポーショナル数字
今週始めに日本からドイツに帰るとき、羽田空港で撮りました。夜中1時の出発だったので空港内の照明は控えめでした。


ゲートの番号は110でした。たいていのフォントでは、等幅の数字(表組み用とも)がデフォルトの位置に入っています。

ここで使われているフォントは Frutiger (フルティガー)ですが、そのデフォルト数字をそのまま並べただけだと、1と1との間が空いてしまいます。


また、細かく見ると、「105–109」の半角ダーシの左側が狭すぎたり右側が広すぎたりします。
「表(ひょう)組み用」とも呼ばれるだけあって、いろんな数字が上下に並ぶ表などで使うときには、数字の左右や桁数が揃うので便利です。



でも、見た目に不自然でない、リズム感に乱れのない数字を使いたいことがあります。 Neue Frutiger (ノイエ・フルティガー)には、デフォルトの等幅数字の他に、プロポーショナル数字が用意されています。


プロポーショナル数字は、1の字幅は他と比べて狭くしてあるなど、文字のデザインにあった個別の字幅が設定されています。Adobe Illustrator や InDesign など、OpenType 機能の使えるアプリケーションで利用できます。


Neue Frutiger プロポーショナル数字では、1の字幅が狭い以外にも、0は幅が少したっぷりしていて他の数字と同じ幅に見えるとか、組み合わせによってはカーニングが設定してあるので、「74」のような組み合わせではアキを自動的に狭く調整してくれるなどの配慮もされています。

その Neue Frutiger のプロポーショナル数字で、ゲート表示パネルと同じ数字を使ってシミュレーションしてみました。

この例、上は Frutiger のデフォルトの等幅数字で、下は Neue Frutiger のプロポーショナル数字で組みました。上下の例とも、組んだ後にパネルと同じように全体の字間をトラッキングで均等に少し広げただけですが、プロポーショナル数字で組んだほうはかなり改善された印象になります。


最初の写真で気になった半角ダーシ前後のアキも、プロポーショナル数字では改善されています。5と半角ダーシの間はアキを増やす、半角ダーシと1との間はアキを減らすカーニングが設定されているので、ダーシが左に寄りすぎた感じはなくなりました。

もちろん、使用される大きさによって見え方が違うこともあります。看板のサイズではさらに微調整が必要になるかもしれません。「1の幅はもっと狭くても良いのでは?」というご意見もあるかも。でも、小さいサイズでは案外これくらいが良いんです。本やカタログ等で使うときにちょうど良いようにつくってあるんです。





# by type_director | 2012-04-28 22:01 | Comments(2)
TypeTalks 第10回は、「もっと知りたい!Webフォント」
サブタイトルは、「Webフォントの基礎が分かる“これまで”と、海外の最新事情から知る“これから”」です。私もスカイプで参加の予定です。

お問い合わせ、申込みは こちら







# by type_director | 2012-04-27 13:38 | お知らせ | Comments(0)