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大阪で「たづがね」について語る会+書体デザインワークショップ

Monotype の日本語書体「たづがね角ゴシック」について語る会+書体デザインワークショップを5月20日(土)に大阪でおこないます。

Monotype からは、たづがね制作スタッフの山田和寛、土井遼太の二人とディレクターの私、つまりフルメンバーで開催します。

前半はたづがね制作の舞台裏の話です。後半は人数に制限がありますが欧文書体に合わせて和文書体をつくってみます。コンピュータを使わず紙にスケッチするワークショップなので、学生さんや初心者も大歓迎です!

詳細は こちら

参加申し込みは日から。同ページで行います。


# by type_director | 2017-04-27 12:43 | お知らせ | Comments(0)
東京シティエアターミナルで感じる、時の流れ

こないだ日本に行ったとき、新潟の北書店で「昭和の風景」しばりで本をまとめて買った数冊の本の中に、なぎら健壱さんの本が2冊ありました。なぎらさんが撮った写真に自分で文章を添えているんですが、すごく良いんです。

それに感化されて、新潟でも、その後あちこち移動している間も「昭和の風景」やその名残のようなものに目が行くようになってしまいました。もちろん文字がらみで。

これは東京の日本橋箱崎にある「T-CAT」とも呼ばれる東京シティエアターミナル。今回の日本国内の移動で利用しました。

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エスカレーター前に案内カウンターのようなものがあるけれど、使われていません。調べてみたら、1978年の成田空港の開業にあわせてその前の72年に開業とある。昔はここの3階で出国審査まですませてリムジンバスに乗ったそうですが、9/11以降はセキュリティ強化のため空港以外での出国審査が廃止されて、いまは単にバスターミナルとして機能しています。

その3階にあるこのサインの「出発ロビー」は、確かに出発には違いないけれど、外国への旅立ち限定じゃないから、そんなに思いっきり手を振る感じではなくなってきた。

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使われている欧文書体は、ITC Eras です。1980年代の私の憧れの書体のひとつ。かっこよかったなー。サインにこういう書体が使われているのもちょっと昭和っぽい。

このゴシック体の「更衣室」の字が昭和だなーと思って撮る。そして脇にまわってみると、なんだかやけに狭い更衣室だなと気がつきます。

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開業当時、ここには公衆電話が5台並んでいたと思われます。その後、公衆電話のスペースを改造して一部を更衣室にしたようです。狭いわけだ。ぜったいヒジとかぶつける。

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いまは3台のスペースも必要ないらしい。3つの「電話用」スペースのうち一番右は公衆電話ですが、左端は携帯電話の充電器でした。時代の流れを感じます。







# by type_director | 2017-04-26 04:17 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(2)
恩師 大町尚友先生

武蔵美時代の私の恩師、大町尚友先生が亡くなられたと聞きました。

何も知らなかった大学時代の私が、書体デザインが仕事になるんだということを現実味を持って考えることができたのは大町先生のおかげです。

大町先生の授業は、最初に目の錯覚の話から始まりました。どのような場合に錯覚が起こるのかををまず知り、その図を補正するように手で描き直すという内容でした。その面白さにぐいぐい引き込まれて、のちにとった大町先生のタイプフェイスデザインゼミでもいろんなことを教わりました。なので、私も書体デザインの話をするときは目の錯覚の話をします。

これは大町先生のつくった「マジック73」という書体です。

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錯覚のこともいろいろわかった上で、こういう面白いことも考えていらっしゃった。余裕のデザインです。

これについて、丸ゴシック体がベースになった理由とか、じっくりお話をうかがってみたかったのですが、早すぎました。合掌。



# by type_director | 2017-04-19 20:20 | Comments(0)
『Detail in Typography』日本語版

ずっと前から、これ日本語版になると良いのにな、と思っていた本がもうすぐ出ます。

ヨースト・ホフリ著『Detail in typography』

私がこの本のことを人から聞いて知ったときは、タイトルからの想像で、ぶ厚い本だろうと思っていましたが、初めて手に取って薄くて軽いことに驚きました。正直言って、これでタイポグラフィの細かいところまで本当に書かれているんだろうか、と半信半疑でした。

中を読むと、簡単な言葉で書かれていて理解できるからぐんぐん引き込まれて、しかも気がつくと細部の考えがわかっている。本当に自分はこの薄さのこの軽さの本を読んでいるのか、と途中で何度か疑ってしまう、とても不思議な感覚でした。あの Hochuli さんが一番大事なところをわかりやすく書くとこうなるんだ、と二回驚いたわけです。

翻訳はモノタイプの私のもとでの勤務経験がある山崎秀貴さんです。私も推薦文を寄せています。

発売は5月だそうです。


# by type_director | 2017-04-16 20:01 | お知らせ | Comments(1)
TypeTalks 第40回は「Monotypeの日本語書体たづがね角ゴシックができるまで」

第40回を迎える次回の TypeTalksは、Monotype日本語書体制作チームと私が登壇します。

たづがね角ゴシックの制作エピソードなどが掲載された『Typography11』刊行が5月上旬なので、その直後のタイミング。

10種類のウェイトが揃ったこの書体が、限られた時間とスタッフでどのように制作されたのかお話しします。質問も大歓迎です。

詳細と申し込みはこちら


# by type_director | 2017-04-12 08:19 | お知らせ | Comments(0)