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高岡重蔵氏の思い出(2)映画館の文字
先日亡くなった高岡重蔵先生が若い頃に観たという映画を、いま片っ端から観ています。フレッド・アステア主演の『イースター・パレード』など、たいていはアメリカの映画。白黒の作品も多い。

観ているうちに、最初のタイトル部分だけでなく町のシーンなどで看板や標識が出るたびに「この文字を見てドキドキしたんだろうな」などと想像してしまいます。映画のなかで出てくる町の様子もそうだけど、ほんの一瞬しか映らないレストランの名前、ショップウインドウの文字、ネオンサインや八百屋の看板などを、憧れを持って見ていたんだろうな。ビデオやDVDなどない時代、劇場に行って、その一瞬を目に焼き付けるしかなかった。

こないだアメリカのボストンに行ったときに、ホテルの近くに映画館があったので、映画『Dunkirk』観てきました。ドイツで一回観ているのですが、英語版でもう一度と思って時間をつくって行きました。
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外観は近代的なビルだけど、映画館の部分は歴史のある建物らしく、たぶん昔のままにしてあるんでしょう。アメリカなのに「THEATRE」と英国式綴りになっている。

中に入ると、昔からある書体 Della Robbia を使っていて良い雰囲気。「Della Robbia」はいま一般的にこう呼ばれているけど、うちの本棚にある1915年の Stephenson, Blake & Co. 鋳造所の見本帳では Westminster Old Style となっているし、他にも確か Cantoria とも呼ばれていた…こういう話を重蔵先生とすると止まらなかった。重蔵先生の頭の中の引き出しには、そういう話が無尽蔵に入っていました。
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まあ、Aの裏返しはご愛敬ということで。

やっぱり映画館の文字はこうでなくちゃ。







by type_director | 2017-09-24 20:23 | Comments(0)
高岡重蔵氏の思い出

私の大事な先生であり常に憧れと尊敬の対象であった高岡重蔵氏が9月15日に永眠されました。


6年前に書いたブログ記事にリンクします。

重蔵先生の亡くなられる前日の晩、重蔵氏のこの本を読み返していました。


それに続いてちょっとした思い出話も書いたんだった。こちら








by type_director | 2017-09-18 13:12 | Comments(0)
9月のイベントふたつ

さあ9月。お知らせが二つあります。

まず、いま代官山蔦屋で タイポグラフィ本50フェア 開催中です。9月30日までです。

9月30日(土)、「佐藤敬之輔 再考 明日のタイポグラフィを考える」 に登壇します。「明日のタイポグラフィを語る」というテーマで、葛西薫さん、鳥海修さん、藤田重信さんといっしょに話します。







by type_director | 2017-09-04 16:52 | お知らせ | Comments(0)