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日本は丸ゴシックの宝庫(2)・鉄道編
鉄道関係にけっこう丸ゴシックが多いです。しかも、たいていが「オジ書き」です。

これは昔からそうみたいです。新潟県の新津にある鉄道資料館で。
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新潟だけじゃないよ。銚子電鉄、外川駅。数年前に撮ったんだけど、まだ残っているといいなー。
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車輛に書かれている文字。この「形」とか、どうだ。
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「積」とか「員」の貝の字の最後の2画が極端に短くなる。
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これは東京の地下鉄。
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こういうのを、看板書きの上林さんと板倉さんは「インベーダー」って言ってました。

旧国鉄時代の車輛とか、丸ゴシック満載でたまんないです。寝台車に乗っても、あちこち見てばかりで寝られない。もちろん、静かに動き回り、シャッター音のしない設定で撮ります。フラッシュなんてもってのほか。
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これは、看板の上林さんに「クリオネみたいやなー」って言われてました。
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by type_director | 2013-05-27 21:27 | 日本の丸ゴシック体 | Comments(3)
シャッターの文字・カッティングシートの文字・消える手書き文字
一つ前の記事の看板屋さん二人といっしょに歩いているときに、シャッターにカッティングシートの文字を貼るときはよく考えないと悲惨なことになる、という実例を見ながら教えていただきました。

平面と同じ要領で出した文字をシャッターのデコボコ面に貼るだけだと、字のプロポーションが崩れたり、入り込んだ部分のせいで極端に細くなる線ができてしまっておかしなことになる、というのはもちろんです。
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でも、それ以外に、カッティングシートの文字を貼った場合、書き換える(貼り替える)ときにものすごい大変なことになるということも説明していただきました。最初に、それまでのをはがす作業だけで一手間らしいです。これは見た目のバランスとかと違って、作業をやったことのある人でないとわかりません。

カッティングシートも、耐用年数というのがあるみたいで、これは大阪でなく新潟ですが、どう見ても複雑骨折 複合骨折になってますね−。
複雑骨折の件は下に追記)
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いっぽう、手書きの文字がなくなっていくことも。関東地方ですが、「京成酒々井駅」の駅名標が、今年の一月まではあったのに、今回確認しようと思ったら取り外されていました。
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ディテールがわかって、よかったんですけどね。
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新しく取り付けられるときは、どういうものになるんでしょうか。


6月14日追記:
読者の方からの非公開コメントがあって、ウィキペディアの このページ で調べたら、こういう状態のを「複雑骨折」と言うのは間違っていました。「複合骨折」「重複骨折」という言い方が正しかったみたいです。この場合は細かく離断しているので、「粉砕骨折」と言ってもいいのかもしれません。またひとつ勉強になりました。ちっとも知りませんでした。ご指摘くださった方、有り難うございます。
by type_director | 2013-05-25 22:23 | 日本の丸ゴシック体 | Comments(1)
日本は丸ゴシックの宝庫・看板屋さん実演
5月12日に、大阪で対談とワークショップをしてきました。テーマは、「日本ではなぜこんなに丸ゴシック体が多いのか?」です。まだいろいろ調査中ですが、当日、私がどんな写真を見せていたのか、どんなことをしゃべっていたのか、 こちら こちら からチラっと見ることができます。

私は前座みたいなもんで、主役は、じつはプロの看板屋さんお二人、上林さんと板倉さんでした。去年の10月に取材に行ってからぜったいお願いしようと構想を温めていて、今回やっと大勢の前でお二人との対談と、お二人による看板書き実演ができたんです。

そのとき、看板屋さんが、昔の看板屋さんの字によく見られる古い感じのする字の形を「オジ書き」と言っていました。おじいさんの書き方、というような意味らしいですが、大阪は「オジ書き」の宝庫でした。

新大阪駅南口の「屋外消火栓」の「消」のつくりの部分、頭の毛3本が集中するところがイイ感じです。
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そのとなりの「ホース格納箱」の明朝体もイイです。カタカナを明朝体の漢字の書法で書いているのがたまらないです。
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押しボタン式信号です。
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「オジ書き」の特徴と思われるユルイ角度のハネが「用」に見られます。また、ひらがなの「し」に点のついたのは、最近ほとんど見ないんですが、大阪では現役でしたねー。

そして、押しボタンの写真右上に写っている、高架の桁下高さ注意の看板、真正面に立ってみる。「下」の字の点の短さとか「制限」のバランスとかイイです。
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カッティングシートやインクジェットの普及で、画一的で個性のない看板が増える中、看板屋さん達は、昔はちょっとバカにして笑っていたこの「オジ書き」をときどき上手く取り入れるんだそうです。

私の準備不足による当日のハプニングをものともせず、涼しい顔で場を盛り上げ、実演をこなしてくださった上林さんと板倉さんはさすがプロ。お二人の味のある文章、 こちら こちら 、そして板倉さんによる補足説明も こちら にあがってます。
by type_director | 2013-05-25 21:27 | 日本の丸ゴシック体 | Comments(0)
『TYPOGRAPHY03』そろそろ店頭に
日本にいた先週、『TYPOGRAPHY03』の見本誌をゲットしてきました。
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日本ではそろそろ店頭に並ぶ頃か?

Typecache さんの記事濃すぎー。注意して読まないとたぶん鼻血が出ると思う。

5月18日は、その Typecache さんと私のトークです。 これ 。私はなんとか足を引っ張る方向でがんばります。
by type_director | 2013-05-07 12:39 | お知らせ | Comments(1)
フルティガーさん、地元の文化功労賞を受賞
おととい5月3日はスイス、アルプスのふもとまで日帰り出張でした。トゥーン湖のほとり、シュピーツです。
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アドリアン・フルティガーさんが、地元の文化功労賞を受賞されたので、授賞式に出席してスピーチしてきました。スピーチは10分、車での移動は往復で9時間ですが、老人ホームにいらっしゃるフルティガーさんの代わりのスピーチなので、謹んでお受けしました。

スピーチというか正確にはフルティガーさんの功績をたたえるプレゼンテーションで、デザイナーでない人たちに向けて、書体 Frutiger がいかに画期的で読みやすい書体であるかを解説しました。

遠くからでも斜めからでも読みやすい Frutiger は地元スイスだけでなくニューヨークでも東京でも日常的に使われています。そういう使用例の写真を見せて、フルティガーさんのお仕事が受賞にふさわしいものであるというお話をしました。

これはそのなかのいくつかのコマです。
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18時に授賞式が終わってホッとしたのもつかの間、地元のラジオ局にインタビューされて、質問をされたけど、頭の中がまっ白になっちゃってドイツ語で答えることができない。たぶん日本語でも言えなかったと思うけど。ちょっと待ってください!といってカンペ制作。そのカンペもラジオ局の人に添削してもらい、どうにかそれらしいことを言いました。

そのインタビューがあったので、そこで食べたのはチーズ一切れでした。いっしょに出席した社長の運転でノンストップでアウトバーンを 220 km/h 走行。社長と打ち合わせの合間にも、インタビューとかでとっさに気のきいたことがすらすら言えないのを反省。やっぱり新潟県の男はこれだからダメだ、と感じる。ドイツの家に戻ったのは11時すぎで、何も食べないで寝ました。

主催者からは、地元のチョコレートをいただきました。一個あたりがデカイ。顔の形のチョコレートはだいたい縦方向の大きさ 70mm です。そういえば、顔の形のチョコレートはこれまで食べたことがなかった気がする。

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by type_director | 2013-05-05 08:42 | Comments(1)