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InDesign を使った欧文組版についての連載
嘉瑞工房の高岡さんからの情報ですが、欧文組版についての面白い連載が始まってます。高岡さんも読んでるらしいから本格的だ。最初の記事のテーマが 「InDesignによる欧文組版の基本操作その1」だもん。 こちら です。

早くリンクしようと思っていたらすでに連載二回目になってました。著者のコンさんからは前に鋭い質問もいただいたし、昨年日本でお会いしました。このペースでこの内容で書いてるってすごいねー。
by type_director | 2011-05-27 19:56 | お知らせ | Comments(1)
大文字用ハイフンやダーシを持ったフォント
ブログ読者からいただいた質問にお答えします。
質問はこうです。ハイフンの高さは、ふつう、小文字の e o x など上下の飛び出しのない文字の真ん中くらいの位置です。でもそれだと、大文字だけで組んだときとか電話番号で数字の間に入れるときとか、こんなふうにハイフンが下がって見える。
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そういうときにハイフンを上下の中心に持っていって、こんなふうにしたいけど、いいの?というわけです。
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先に言っちゃいましょう。それは、すっごくオススメです。しないと間違いというわけではないですよ。でも、すると気がきいている。

ここからちょっと細かい解説。
ハイフン( - )
半角ダーシ( – )
全角ダーシ( — )
は、どれも横線ですが、長さが違って、使い道も違います。ハイフンとダーシについては以前書いた記事が こちら にありますので参考にしてください。全角ダーシは、言いかけて止めた言葉とかを表現するときに使います。日本語でも同じような使い道かな。

ダーシは、ハイフンと同じ高さにつくります。ハイフン、半角ダーシ、全角ダーシを図で見るとこんなふうです。
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それを大文字の間に入れるときには、大文字の上下中心に見えるくらいがいいと思います。
大文字用のハイフンやダーシを持ったフォントだってあるし。例えば、これは、 Palatino nova (パラティノ・ノバ)で InDesign を使って組みました。

それを全部まとめて大文字に変換したものが下。「大文字に変換」は、私の(ドイツ版)InDesign の場合のショートカットは command + shift + K です。

そうすると、ハイフンもダーシも大文字用になる。便利でしょ?
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上にシフトされる、ということでなく、大文字にあった高さにデザインされた別のハイフンとダーシが使われるわけです。こういうのを、「case sensitive」記号といいます。印刷や出版の用語で大文字は「uppercase」、小文字は「lowercase」と言って、金属活字ケースの配置からそういう名称になったらしいですが、要するにその「uppercase/lowercase」の違いに対応・反応するということです。

下の例は Palatino Sans (パラティノ・サンズ)で組みました。 Palatino nova と同様、ヘルマン・ツァップさんと私の共同作業です。
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下は「case sensitive」記号。
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他にも、Adobe Garamond Pro でもできました。そういう大文字用ハイフンやダーシを持っていないフォントを使いたい場合は、もちろん上にシフトさせればいいわけです。
by type_director | 2011-05-19 05:35 | Comments(6)
フランスパンの紙袋
スーパーマーケットのですけどね。長すぎてピント合ってませんが、「Mmmmmmmhhhhhhhh!」(数は適当)って書いてある。
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このフォントは、手がかりが少ないけど、たぶん Impact (インパクト)だと思う。

こちらは、別のお店できょう買ってきたもの。
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フォントは Spring (スプリング)。「Feinschmecker」はドイツ語でグルメのこと。
by type_director | 2011-05-17 22:12 | Comments(2)
かすれの段階が選べる大文字フォント
アメリカのカリグラファー、ジョン・スティーブンスが平筆で書いた文字を日本人デザイナー、立野竜一さんがデジタルフォント化。すごいコラボレーション。
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構想数年の Stevens Titling(スティーブンス・タイトリング)、やっと発売です。見本等は こちら
by type_director | 2011-05-09 18:10 | Comments(4)
1956年製シトロエンのカタログに使われたフォントは
Wolfsburg の自動車博物館で、車とそのカタログを同時に展示しているのがありました。

シトロエン。1956年製と書いてあります。
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カタログがすぐ下のガラスケースに展示してありました。
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エアロダイナミクスについての解説文は Times New Roman Italic (タイムズ・ニュー・ローマン・イタリック)のようですね。

「Times はイギリスの新聞で使われたからイギリスの書体」なんて思っている人、そんなことないよー。
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キャディラックの Sixty-Two Eldorado 。製造年控えるのを忘れた。1959年頃?
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テイルフィンがあるよ。
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コンバーチブルモデルのカタログ。見出しは手書きレタリングだと思う。この頃のスタイル。
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本文で使っているのは Cochin(コシャン)。エレガントですね。
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by type_director | 2011-05-08 08:11 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(0)
新フォント Akko デビュー!
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新しいフォント Akko (アッコ)です!
コンセプトやスケッチの画像などは こちら 、サンプル組版は こちら です。
Fonts.com にも別のサンプルがあるよ。 こちら
by type_director | 2011-05-02 12:55 | 小林章の欧文書体 | Comments(10)
第四回 TypeTalks は5月28日(土)に決定
第四回 TypeTalks は、2011年5月28日(土)18:00-20:00です。がらっと趣向を変えてドイツ製本マイスターの青木英一さんをお招きします。「デザイナーが知っておきたい製本の基礎知識:なぜ、本の背中を丸くするのか?」というテーマです。詳しくは こちら へ。製本について尋ねたいことがある方、質問大歓迎です!

この回は、たまたま私が出張で、ちょうどその時間は飛行機の中なんです。なので今までのような Skype での私の参加はありませんが、欧文フォントについての質問があれば、何らかの形でお答えしたいと思ってます。
by type_director | 2011-05-02 12:32 | お知らせ | Comments(0)
自動車の町 Wolfsburg で使われているフォントは
Volkswagen の工場の町として知られる Wolfsburg(ボルフスブルク)に行ってきました。Volkswagen は、ポスターなどを見ると分かるように、ずっと Futura (フツラ)のファミリーを使ってました。
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最近は、微妙なマイナーチェンジをしたかなり近いカスタムフォントを使っています。

これはサッカー場 Volkswagen Arena。これも Futura だと思う。
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Volkswagen 工場に隣接したテーマパーク、 Autostadt(アウトシュタット=自動車の町)は何を使っているか。これは子供が車の運転を習うミニ教習場。
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「自動車教習場」は Frutiger Condensed (フルティガー・コンデンスト)でした。
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会場の案内、催し物のパンフレット本文なども Frutiger ファミリー でまとまっています。見出しには Frutiger Light を使ってますね。
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屋外サインで使われているのも Frutiger です。
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by type_director | 2011-05-01 10:19 | Comments(0)
ITC Luna
フランクフルトの町を歩いていたら見つけた、自分のフォントの使用例。

これは、私のつくった ITC Luna (ルナ)です。東洋風エステティックサロンの看板。
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おととい、ショッピングセンター付近のピザ屋さんの評判を見ようとしたらたまたま出てきた レストラン評価のサイト で使われているのも Luna です。「Restaurant-Kritik」とか書いてある部分。

一週間に2回、自分のフォントの使用例に出くわすというのも珍しいので記事にしました。
by type_director | 2011-05-01 09:00 | 小林章の欧文書体 | Comments(2)