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ホテルチェーン B&B の使っているフォント
最近ドイツで増えつつある、新しいホテルチェーン B&B Hotels。うちから車で10分のところにもあります。去年の暮れに家族でニュルンベルクに旅行したときに利用したのも、このホテルチェーンのひとつでした。
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他のホテルチェーンと比べてちょっと割安です。しかも清潔感がある。ドイツのホテルはどれも清潔だと思うけど、ここのチェーンは建物も新しいからよけいにそう感じる。宿泊のシステムも新しくて、部屋のカギやカードはない。チェックインのときに6桁の番号を渡されて、「チェックアウトは必要ありませんよ」と言われます。宿泊の期間中はその数字を入力してドアのロックを解除して、部屋に入れるんです。ちなみに、ホテルは「B&B」ですが、実際の料金設定は朝食込みの値段ではありません。

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このホテルが使っている書体、なんとなく DIN (ディン)みたいだなーと思っていたらそうじゃなくて、 ITC Conduit でした。
数字に独特のクセがある。かわいらしさとか高級感とかファンシーなところがない。「機能だけで、ムダをそぎ落としてますよ」感が伝わってきます。
by type_director | 2011-02-22 00:08 | Comments(4)
マクドナルドが使っているフォントは
このところ、家で書き物とかいろいろあって、土曜日曜と2日間まるまる家にいて外出とかしていない週末が続いたけど、こないだの日曜日にお昼を食べに次男とかみさんといっしょにマックに行きました。
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そういえば、マックってだいぶ前から Akzidenz Grotesk (アクツィデンツ・グロテスク)使ってるよなー、と思いました。飾らない、どこにでもある、決して高級そうなハッタリ感のないフォント。
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横棒の長さが2種類あることに気付きましたか? 「Mo.–Sa.」の部分は「月曜から土曜まで」の「から」の意味で半角ダーシを使ってます。ハイフンよりも長めです。 『フォントのふしぎ』でも書きましたが、日本だと「〜」を使うようなことろ。「Mo.」とかのピリオドは省略の印。

その下、「sonn- & feiertags」の横棒は短いですね。ハイフンです。これは、「sonntags & feiertags」の「tags」の繰り返しを避けるために「sonn-」から次の「feiertags」の後半の「tags」につなげる役割です。こういうときはハイフンです。ちなみに、ここは「日曜と祝日に」という意味。小文字で始まっているのは、副詞的な使い方だからだと思う。ドイツ語は名詞は大文字で始まります。

日本語でも「祝日」「祭日」をつなげて「祝祭日」って言いますよね。「祝日祭日」ってやると、くどい感じに見える。それと似てる。

うまいたとえを見つけたな、って一瞬思ったんですが、日本語では日曜は「曜」、祭日は「日」で終わるから、「sonn- & feiertags」はその方式で直訳しても、あんまり鮮やかに縮まった感じがしない。「日曜祭日」じゃあフツーだし。
by type_director | 2011-02-16 20:08 | Comments(15)
TypeTalks3回目・ウェブ上の欧文組版 後編
11月にスタートした、タイポグラフィ初心者も気楽に参加できるイベント、TypeTalks(タイプ・トークス)。その3回目がいよいよ3月12日に! ウェブデザイナー、ヤマダコウスケさんと『欧文組版』の高岡昌生さんとのからみで、「Webデザイン上の欧文タイポグラフィ・後編」です。

私は Skype で参加の予定。事前に質問を募集して、必要ならばここドイツから実例の映像をお見せして質問に答えます!

詳細とお申し込みは こちら
by type_director | 2011-02-14 12:52 | お知らせ | Comments(0)
ライノタイプの新しい書体見本帳
やっぱり書体見本はパラパラめくりたいっていう人に。
ライノタイプの新しい書体見本帳ができました。正確に言うと、ライノタイプ、モノタイプ、ITC の OpenType フォントが収録されています。

日本の代理店エス・ディー・ジーが こちら で予約受付を始めました。

重さ約1.9キロ。ズッシリきます。白の紙製ダストジャケットをとると、こんなにシックです。
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中はこんな感じ。
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数に限りがあるようなので、お申し込みはお早めに。
by type_director | 2011-02-10 15:54 | お知らせ | Comments(2)
US とか PhD の表記
こないだ、『The Chicago Manual of Style』第十六版を買いました。通称「シカゴ・マニュアル」とかって呼ばれてると思うけど、アメリカのシカゴ大学出版局の組版ルールです。写真の上、緑色のは前から持っていた1956年発行の第十一版、下のが今回買った第十六版。

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最近のは持ってなかったけど、友だちでプロの翻訳者のTさんから、けっこう大きな変更があったと聞いたので確かめようと思って買いました。

たとえば、学術博士のことを省略形で「Ph.D.」と表記していたのが、ちょっと前からシカゴが推奨する表記は「PhD」になっているらしいんです。見てみたら実際そうなっていた。上が第十一版の「Ph.D.」、下が第十六版の「PhD」です。
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もっと大きなところでは、アメリカ合衆国のことを形容詞的に扱うときに以前は「U.S.」としていたけれども、第十六版からは全面的に「US」を勧めています。

もちろん、これは推奨ということであって、これまでそうしてたのをゼッタイ書き改めろとかいうものでなく、以前の表記と揃えるという理由で「U.S.」とするのはアリです。

これもTさんから教えてもらったんですが、『The Chicago Manual of Style』 第一版(1906年)がカラーで見られるサイトがあります。 こちら です。123ページから後は常備書体の見本になっています。私の持っている第十一版も、うしろ3分の1以上は書体見本。昔の「シカゴ・マニュアル」って、そういう「出版局の備え付け」感があった。
by type_director | 2011-02-05 07:24 | Comments(4)