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「デザイン書編集者のしごと」展
東京からの更新です。きょう、ちょっと時間があったので、日本に来たときはよく立ち寄る美篶堂(みすずどう)さんにおじゃましました。私の本の出版の企画から関わってくれた宮後さんの 「デザイン書編集者のしごと」展 が開催されています。25日まで。

私は、宮後さんの「私の本のプロデュースをしている側面」しか知らないので、彼女の仕事の幅広さにびっくり。いろんなことを知らないと、つとまらないんだろうなー。

私の本『欧文書体』『欧文書体2』が会場の真ん中に平積みになっています。そのうち5冊ずつに、サインしてきましたよ。ちょっと高く売れるのかな? お店では、ツァップさんとフルティガーさんに日本からひとこと書くために絵はがきを買いました。

美篶堂さんは御茶の水駅から徒歩数分です。
サイン本ほしい人、急いで。
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by type_director | 2009-10-23 20:22 | Comments(3)
ライノタイプの簡易ブース
10月9日に行ってきたデュッセルドルフのコンファレンスで。

これは開催直後のライノタイプの簡易ブース。さっそく学生さんたちがカタログをもらいに集まり始めました。この流れるような美しい文字は Hamada (ハマダ)です。イギリスの左利き女性カリグラファ−、ゲイナー・ゴフェさんと私の共同作業で誕生しました。線がしなやかで生き生きしているので、大きく使ってもきれいです。人目を引くけどうるさくない。

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きょうから日本出張です。日本では予定が立て込んでいて、しばらく更新できないかもしれません。
by type_director | 2009-10-15 07:28 | Comments(4)
アウトバーンで
ドイツのアウトバーンを走っていて、最近気づいたこと。工事で道幅減少になっているところで、普通の道路工事や速度制限のサインの他に、こういう顔のマークが出てくる。前にも一回見た。数年前はこんなの見たことなかったし、そんなにしょっちゅう見かけるわけじゃないけど、ここみたいに道幅減少の区間が長いと出すのかな。
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「geschafft」は「終わった!」とか「できた!」という意味の言葉です。

よく考えると、日本では工事をしている人が謝っている絵があって、「ご迷惑をおかけして...」という言葉が添えてあるのが普通ですよね。
この顔は誰の顔なんだろう。
by type_director | 2009-10-13 06:05 | Comments(6)
DIN か? 「これ誰」からの挑戦状
同じ「デザインの現場オフィシャルブログ」の姉妹サイト「これ、誰がデザインしたの?」から質問が届きました。立て続けにふたつ。

この記事 で写真になっていたのは、 DIN Next Rounded Bold (ディン・ネクスト・ラウンデッド・ボールド)ではないか、私の判断は? ということなんですが、あれは VAG Rounded (ブイ・エー・ジー・ラウンデッド)です。「VAG」は Volkswagen AG つまりフォルクスワーゲン社のこと。幅の広い H、末広がりの M などが決め手です。

続いて この記事 で「CURRY」と書いてあるのこそ DIN Next Rounded Bold ではないか、ということなんですが、うーん...近いけど違う。

下のは DIN Next Rounded Bold で二通り組んでみました。
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DIN Next シリーズでは、デフォルトで入っている大文字 C は開きぎみ(上)、オルタネートで入っている方は閉じぎみ(下)です。「CURRY」の C はその閉じ気味の方よりも閉じているし字幅が U と比べて広い、Rの頭が小さい、U の下の曲線部分がたっぷりしていない、Y の3本の線の交点が高い、というのが理由です。

バンザーイ...なしよ。です。古いか。

DIN Next のデザイナーとしては、早く使用例に出くわすといいな。もうすぐ出張する日本で見るのが早いか、ヨーロッパか。
by type_director | 2009-10-07 21:28 | Comments(4)
書くときの数字と印刷用の数字(2)1と7
このテーマの 一回目 を書いたのはちょうど半年前でした。そのときにこの写真を載せてこんなことを書いていました。「ドイツだと、1の左上のくちばしが非常に長かったり、そうすると7にどんどん近づくからか、7に横棒を入れたりします。(中略)ちなみにこのジャムはフランス製です。フランスでもこのデザインの数字なのか、ちょっと気になります。」
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フランスに行ったときにちゃんと撮っておきました。おんなじでした。
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他の食品のパッケージも。ただ、この7が圧倒的に多いかというとそうでもない。書き文字でなくこういうサンセリフ体で7に横棒を入れたのが珍しかったので撮りました。
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また、ドイツでつい最近こんなところで横棒入り7が見つかったのもちょっと驚いた。冷凍食品です。
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9月28日のベルン出張の前に、フランクフルト中央駅で列車に乗る前に気づいたのがこの化粧品屋さんの値札「11.95」の「1」の形。こういう風に書く1は多い。
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晴れたベルンの街を何気なく歩いていたら、日陰の石畳のなかでこの「17」だけがボーッと浮き上がっていました。よく見たら、隣の建物の窓ガラスに反射した光がここに当たっていたんですが。「撮ってくれ、ブログに載せてくれ」と言っているみたいで。
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by type_director | 2009-10-03 22:55 | Comments(4)
ベルン・味のある文字
ベルンに行ってました。ベルンの街は歴史的な建物が多くて、建物も面白いけど、古い商店のレタリング(建物に直接描かれているものが多いので看板とは呼べない)も実に味があって面白いんです。とりあえず並べてみましょう。

これはアンティークの家具とかを置いてある Mäder Wohnkunst。
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水道とセメント工事って書いてある。
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このカフェは味のあるサンセリフ体です。ときどきうちの会社のサポートセンターを通じて「この書体は何?」っていう質問を受けますが、看板とか墓石とかの写真があったりします。そういうのは職人さんの手から生まれるもので、ぴったりの書体が見つからない場合がほとんどです。当然、ここで紹介しているものも。
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同じカフェの黒板がこうなっている。「Alte Post」ってことは、昔は郵便局だったのか? 左の黄色いのは郵便のシンボル、ホルンです。
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階段に刻んである「1810」は年号か。だとしたら下の段と100年の差が? 周りに公園の管理人らしい人がいたら聞こうと思ったけど見つからなかった。1の字に味がある。
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朝市のチーズも味がある。試食して、 Bergkäse は前から好きで、ここのもおいしかったので Bergkäse と Gruyere を買いました。代金を払った後で、「写真を撮っても良いですか」と店のおばさんに許可をもらって撮りました。文字にもチーズにも、飾らないけど深い味わいがある。
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奥のグリュエールにばかり目がいってて、あとで気がついたのが、手前に置いてあったこのカビで覆われたでかいの。かなり大きくて、私ひとりじゃ抱えられないんじゃないかな。
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店の人に聞いたら、2年ものの Emmenthaler だそうで、これもその場で試食させてもらった。ふだん食べてたスーパーマーケットの Emmenthaler と全然違う! 一切れを包んでもらって、代金を払おうとしたら「いいのよ」っていわれた。私が最初に試食しているときにアメリカ人観光客らしい人が黙って脇からバチバチ写真を撮っていて、私も撮られたのであまり良い気持ちはしなかったけど、私はちゃんとチーズ屋のおばさんにことわったから印象が良くなったのかな。「ありがとう、良い一日を!」と言ってまたベルンの街を歩きました。また今度この屋台に来よう。
by type_director | 2009-10-01 03:44 | Comments(4)